保険 アリコ Moon of Samurai

ワールドトリガー 第170話 「玉狛第2㉓」 

 ジャンプ本誌からスクエアへの移籍連載開始第一話の冒頭は太一がベイルアウトするシーンではじまりました。

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 遊真のスコーピオンをケツに刺されるところは割愛されたか(ぉ
 それはさておき先制点をゲットし、かつ鈴鳴の電源オンオフ作戦を封じられたことで、すこし玉狛第二が有利になりました。その玉狛のエースふたりは一階で合流し、ヒュースのエスクードが地面からせりあがる勢いを利用してモールの吹抜けを大ジャンプし、ひといきに六階にまであがって鈴鳴と影浦隊との衝突の場にわりこんできました。

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 着地点がよかったので遊真とヒュースは一番の難敵で、できれば自チームで落したい影浦隊を鈴鳴第一とはさみうちできる位置をしめました。しかしもちろん鈴鳴が玉狛のために動いてくれるはずもなく、むしろ玉狛が影浦隊から点をとりたいことを見こし、玉狛がしかけたところを漁父の利ねらいで動こうというハラです。

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 階下ではオサム、ユズル、奥寺と小荒井が、それぞれの相手の居場所がわからないのでそれぞれ隠密中。オサムは遊真らとの合流をねらい、ユズルはいちばん危険な状況なのでじっとうごかず、東隊のふたりはユズルをはさみうちで倒すことをもくろみます。
 一対一で戦えるならノータイムでつっこんでこられるくらいに弱いオサムだけれど、フリーにさせたり暗躍させたりしたらなかなかめんどうなのでうかつな行動はできないと警戒されるくらいにはくせものであると評価されているわけです。ああウザメガネ。
 それはさておき玉狛のダブルエースは影浦隊から点をとるべく動きました。

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 ヒュースのエスクード大量造成により壁をつくり、影浦とゾエさん、そして鈴鳴第一ともきりはなして二対一のかたちにもちこんだのです。つーかエスクードってこんなにいっぺんに出せるのか……もちろんこれはヒュースのブーストされたトリオン量のおかげなのでしょう。こんな戦法はほかのボーダー隊員にはできそうもありません。千佳ちゃんなら楽勝だろうけれど、自分の視界がふさがれるエスクードを連発するくらいならシールドのほうが勝手がいいし、だいたい壁をつくってしまっては自分が逃げられなくなるわけで、一発撃ったら移動するのが鉄則の狙撃手にとってはエスクードの壁なんてメリットはほとんどありません。
 ヒュースのトリオン量が尋常でないことの描写、つづく。

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 実況の結束ちゃんが仕事をわすれて絶句するほどに大きなヒュースのアステロイドでした。いつもニヤニヤ笑いを顔にはりつけている犬飼も真顔で驚歎しています。とくに犬飼のばあい、千佳ちゃんが入隊するまではボーダーでトップのトリオン量の持主の二宮のアステロイドを見なれているはずで、それでも本気でおどろいているところにヒュースのトリオン量がケタはすれのものであることが表現されています。
 ところでアステロイドは通常トリオン量がそのまま大きさに直結するから、使用者がどれほどのトリオンの持主であるかを視覚的に表現するためによくつかわれるイメージがあります。典型的なのが大規模侵攻戦での出水と千佳ちゃん(のトリオンをつかったオサム)。
 しかしトリオンがデカければ勝てるわけでないのがワートリで、ヒュースもアステロイドをひとまずは目くらましにつかい、遊真との連携攻撃をしかけます。それを読んでしのぎきり、かつ遊真の左腕一本をブッタ斬ってしまう影浦でした。どうかしてるよコイツ。そして影浦よりも強い風間さんとか太刀川さんとかにいたっては、黒トリガーを使わないかぎりピンでは絶対に勝てないんじゃないか。

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 二対一でも勝つのがむつかしいなら三対一で戦えばいいじゃない、ということでヒュースはアステロイドを時間差で発射し、影浦の不意をつくことに成功しました。トリオンの操作が得意だとクローニンにいっていたのは伊達ではありません。
 両足をけずられたものの急所はしっかりガードした影浦もさすがというべきだけれど、深傷ではあり機動力も封じられ、もはや打つ手なし。とここで次回へつづく。一挙二話掲載で一話ぶんのページ数がともに二十ページ前後というのは、葦原先生がまだ月刊誌のペースになれていないのか、それとも今月号の話のネームが完成したころにスクエアへの移籍がきまったのか。



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キン肉マン 第268話 死の二者択一!!の巻 

 パイレートマンはキン肉マンの渾身の一撃をうけとめることができてしまったために火事場のクソ力への期待がもろくもくずれさり、その反動からキン肉マンへの態度を一変させ、タックルから一本腕で相手をつりあげてマットにたたきつけ、暴言を連発します。

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「このポンコツが――っ!
 フン、さっきまではオメガを救える力を持つ者と信じ、礼を尽くして応対してやっていたが、もはやお前にその力のないことはよくわかった。
 さんざん我らの期待を煽り振り回しおって! 全宇宙を股にかけたこのクソ詐欺師がぁ――――っ!」


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「お前は嘘の希望の光を掲げて、我らをさんざんたぶらかした。
 その罪に降伏などという甘い許しの道があると思うな、お前に用意してやる選択肢はこのふた――つ!
 リングの上で血まみれとなって死ぬか!?」

「グフッ……」
「下の海に叩き落とされて死ぬかのふたつにひとつだ――っ」
「ガハァ~~ッ」
「さあ選べ! どういう死に方をしたい!? お前の選んだ好きな方法で望んだ通りに殺してやるわーっ!」


 これまでつみあげてきた読者の好感度をみずからブチ壊しにかかるかのようなパイレートマンの豹変ぶりです。しかしキャラ崩潰したかといわれたらそうでもなく、根っこの部分はかわっていないというべきでしょう。六鎗客にオメガの民を救う使命があるとか神殺しの目標があるとか、やむにやまれぬ動機があるにせよ、実際にやったことといえば地球にいきなりやってきてマグネット・パワーを強奪するために若手超人や二線級の超人らを虐殺したことであり、オメガの民とはなんのかかわりもない地球の住人にとってパイレートマンらがやったことは悪行以外のなにものでもありません。これまで武人っぽさがカッコよくみえたパイレートマンもべつの一面を露悪的に描写すればこうもなろうという感じです。
 つーかウソの希望でオメガの民をたぶらかしたって、まえにでてきたシルクハットにヒゲのあやしさ大爆発超人こそがそうののしられるべきではなかろうか……もしかしたらあやつこそがサタンのまわし者なのかもしれません。

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(この男、呪いの言葉を吐き散らし、私を殺さんばかりの苛烈な勢いでこれでもかと攻め立ててきているが、その根元にある感情は怒りではない……
 哀しみだ!?
 この男、私を攻め立てていながら心の中で泣いている。
 その慟哭の声が……私には聞こえる。私の心にはっきり響いて聞こえてくる!
 今の私の無力さが……この男の心をここまで追い詰めてしまったのだ!)


 手前勝手な言いぐさをさんざんならべたてられ、かつボテくりまわされているさなかだというのに、それが相手の哀しみと絶望の裏返しゆえの言動であることをくみとってしまうキン肉マン。お人好しにもほどがあります。しかしそれこそがキン肉マン。心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ。
 しかしキン肉マンの同情心をパイレートマンは一顧だにせず相手を場外へとほうりすてました。そしてパイレートマンがリングの下をみおろしたさきには。

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「負けられない……この闘い何があろうとも絶対に私が負けるわけにはいかんのだ……」
「この男……! なぜ超人なのに空を飛ばんのだ




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トニカクカワイイ 第41話 

 第41話「う!た!げ!の!と!き!だ――――!!!!」

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 有栖川家のゴミクズ親父がのこしたものをさぐっていたらたこ焼きプレートがみつかったのでナサは司に有栖川姉妹をくわえてたこ焼きパーティーをひらくことにしました。妹の要ちゃんはすんなり承諾したけれど姉の綾さんのことが気がかりで、それというのも綾さんからすれば長いこと片想いをしていたナサをポッと出の司にかっさらわれたわけだからで、司のことをどう思っているのか心配なのでした。
 で、綾さん本人は失恋の傷をいつまでも引きずってはいないけれど司ちゃんがナサの奥さんにふさわしいかどうか見きわめるとひとりでもりあがりました。ジメジメした展開にならないのは結構な話です。まあアホの子の残念美人らしく一人相撲で勝手に翻弄されるんですけどね!

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「え? あ……来てくれるの?」
「イエス!! オフロード!!」
「オフコースな」


 いや、うん、綾さんがアホの子であることは重々承知していたけれどここまで劇甚にアホの子だったとは思わなかったよ……

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 たこ焼きパーティーで司がみんなにふるまった料理のひとつにイタリアの庶民料理がありました。ふつうならなんということもないところなのだけれど、司はどうやら千年以上生きていそうなので、この料理も本やネットでしらべてつくったのではなく実際にイタリアで学んだものである可能性があります。だったらさすがは年の功



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今週のジャンプ一コマレビュー 2018年52号 

・『鬼滅の刃』

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 眠ってもいないのに唐突なシリアスモードの善逸です。いつもこうなら、とはいわないけれどもうすこし頻繁にマジメになればいいのに。
 善逸がこうなった理由はいまのところかたられていません。その過去から察するに、善逸の育手だったじいさんか、あるいは兄弟子になにか不幸があったのでしょうか。
 ところで善逸の兄弟子は回想シーンで首に勾玉をかけていました。そして前回の岩柱の昔語りに出てきた裏切者の少年もまたおなじ首飾りをしていて、両者は同一人物ではないかという考察をネットでみました。よく気がつくものです。その記憶力と注意力がうらやましい。

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 不死川兄、好物はおはぎ。そのことを炭治郎に曝露されたおかげで命のやりとりにまで発展しそうな雰囲気が全部だいなしにされました。炭治郎のペースにはまると当人の意志にかかわりなくほんわかムードにまきこまれます。とはいえ序盤では影響がなかったり無視されたりが多かったので炭治郎は剣技だけでなく長男菌も成長しているのでしょう。

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 鬼舞辻無惨、みずから鬼殺隊の頭領のもとへと出むく! 非常にカッコいいシーンなのにあのキングオブ臆病の無惨さまが敵地のド真ん中へやってくるというシチュエーションが不自然すぎて、いろいろ疑ってかかってしまいます。この画像の無惨さまは影武者だとか。


・『HUNTER×HUNTER』

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 はい休載。


・『呪術廻戦』

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 藤堂が虎杖を(一方的な好意から)強くしてやろうという見開きページがそこはかとなくハンタのキメラアント篇っぽい。ハンタはあのころもセリフが多かったけれど漫画としてはちゃんとエンターテイメントしていたのに、いまではもはや以下略。


・『THE COMIQ』

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 高橋和希先生の短期集中読切りも今週号のジャンプで最終回です。最高にあやしすぎる漫画家がそのまんま犯人じゃないかと不安でヒヤヒヤしていたもののさすがにそんなことはありませんでした。真犯人の初登場が最終回というのは本格推理を期待していた人には不満がのこる結末だろうけれど漫画としておもしろかったので個人的にはなんの問題もありません。
 全体的に密度が高く内容もしっかりして起承転結もうまくきまった良作でした。これにケチをつけるのはかなりむつかしいはずです。この漫画みたいに功成り名遂げたベテランがじゅうぶんな用意をした短期集中読切りをもっと発表してくれたら最高なんだけどなあ。


・『火ノ丸相撲』

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 久世の親友の狩谷はけっこう大学生活をエンジョイして相撲部の人間関係も良好のようです。もとダチ高のユーマとも仲がいいとのこと。
 漫画の進学イベントは旧来の人間関係が一新され、かつての敵と味方とがいっしょになったり、逆に仲間同士が敵対関係になったりして、そこが醍醐味のひとつです。『アイシールド21』の最終回もメインキャラが大学にすすんで、それまでの敵味方がみんなシャッフルされたチームになったものだから、いろいろ妄想がはかどったものです。『火ノ丸相撲』も『アイシールド21』もそこらへんがちゃんと描かれていたらよかったのに。




ワールドトリガー 第169話 「玉狛第2㉒」 

 ジャンプ掲載最終話となる今回は鈴鳴第一の回想シーンではじまりました。来馬隊長いわく新しい作戦が必要とのことで、それは前回の試合で新陣形を使用したのに勝てなかったのがきいていました。なおその試合のメンツは鈴鳴第一のほかは、二宮隊と影浦隊と東隊です。まえに玉狛第二をコテンパンにのした連中じゃないですかやだー!
 それはさておき新しい作戦ときいて別役太一が提案した策はといえば。

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 よそのオペレーターを暗殺することでした。こ、このくされ外道~!
 しかしヒカリちゃん、キミも女の子なんだからマンモスマンが蛍石を食うときみたいなことは言わないほうがいいよ。ウメーウメー。

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 影浦隊のふたりは戦いの場をファミレスにうつしました。この障害物の多い場所なら影浦の変幻自在のマンティスがいかせるし、来馬隊長の二丁銃攻撃を封じられるという計算で、実際に影浦隊のペースになりました。
 そこへ来馬隊長の指示とともに太一がモールの電源をオフにしました。

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 まわりが暗闇につつまれ、影浦はほんの一瞬油断したけれどサイドエフェクトのおかげで村上先輩の攻撃を察知し、難をのがれられました。ちなみに鈴鳴第一の三人には暗視の視覚支援が入っているのでふだんとおなじ戦いが可能です。なので影浦隊もすぐさま対応して自分らにも視覚支援をほどこし、これで戦局はイーブンにもどったかにみえたものの、本物の悪の第二の魔の手が影浦隊をおそいます。

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 今度は太一がモール内の電源をオンにし、視覚支援をいれたままの影浦は目がくらみ、そこを村上先輩につかれて深傷を負いました。特殊部隊とかとの戦闘で暗闇のなか相手が暗視ゴーグルをつかって優位に戦いをすすめていたところ味方が閃光弾を使用して相手の目をつぶしたというパターンですねコレ。
 なお鈴鳴第一は電源オンと同時に視覚支援を解除されたのでふだんどおりの動きができたのです。影浦隊もおくれて暗視を消したものの、電源のスイッチは太一がにぎっているわけで影浦隊は後手後手にまわることを余儀なくされます。ユズルが分電盤を破壊しようと狙撃したけれど太一のエスクードにはばまれます。
 かくして戦いの主導権を鈴鳴第一がにぎったかに見えましたが。

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 ゾエさんがファミレスの照明を破壊してまわりを闇にしました。これなら電源をオンにしようがオフにしようが暗いままです。デブ男総身に知恵が回りかねということばはゾエさんにはあてはまりません。
 さて影浦とゾエさんとしてはいったんひいて体勢をたてなおしたいところだけれど、モール内の戦闘では鈴鳴第一が有利であり、といってモールのそとへとびだせば他チームの狙撃手がこわい。
 しかし実は東隊の隊長の東さんはすでにユズルとおなじくモール内に侵入していました。そこでなにをしていたかというと。

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 東さんはリンゴを万引きしていました(ぉ
 いやホントはじめて今回のワートリを読んだときにはリンゴと勘違いしたんですよ。間のぬけた話はこのへんにしておいてマジメにやります。
 東さんはポケモンボールで遊んでいました(ぉ

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 ユズルは前回ラストで「次で仕留める」とかスカしたことを考えていたのにオサムは生きのびていました。仕掛けのおかげで逃げられた、というのから察するに、ユズルが影浦とおなじタイミングで目がくらんだためにオサムが逃げる隙ができたのでしょう。そこらへんの描写がキングクリムゾンのスタンド攻撃よろしくすっとばされたのは残念です。ページ数がたりなかったのかな。
 それと忘れてはならないのが栞ちゃんのすばやいサポート。このあいだはうっかりでオサムが窮地にたたされたけれどこれで名誉恢復です。それにオサムが窮地にたたされるのはいつものことだし。

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 太一はオペレーターからの指示でその場をにげだそうとしたところをエスクードにはさまれて身動きがとれなくなりました。エスクードの使い手はヒュースです。クローニンにエスクードのトリガーをつかえるようにたのんだときはとりまる先輩をひきあいにだしていたけれど、このたびの使用方法をみるかぎりでは迅にエスクードでとじこめられたことを根にもってもいそうです。来るべき迅との再戦のおりにはエスクード拘束がえしをおみまいしてやろうと考えているのではないかしらん。

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 太一のケツ、そして玉狛第二のダブルエースが出てくる場面が今回の、そしてジャンプ掲載最終話のラストシーンでした。というわけでスクエア移籍第一話は太一がケツの穴に遊真のスコーピオンでブッさされてベイルアウトするシーンからはじまるんだなアッー! いやだよそんな移籍第一話。







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