保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー

今週のジャンプ一コマレビュー 2009年42号 

 新連載第二弾は葦原大介先生の『賢い犬リリエンタール』。ほぼ一年前に読み切りとしてジャンプに掲載されたのが連載に昇格しました。俺は以前に葦原先生の『ROOM303』を絶賛したのでリリエンタールで路線転換したのがスッゲェ残念でした。気分は『この世は金と知恵』の邪道っぷりが好きだったのに『疑探偵TRAP』で王道を歩まれたときの亜城木夢叶ファン。
 さて今回の第一話を読んだ感想は、いい意味で裏切られた感じでした。登場人物は前作のものを踏襲しているけれど世界観はむしろ『ROOM303』寄り。前作の感動押しつけ気味のストーリーでなくなっていたのも好感触でした。次回を早く読みたいと思わせるほどの力はまだないけれど、こういう不思議な漫画が掲載されているとジャンプという雑誌の幅が広くなるし後進にも他の漫画にはない影響を及ぼせるでしょうからぜひとも長く連載してほしい。

 『トリコ』はバトルもなければメシも食わずの世界設定説明会。それなのに文句のつけようがないほどに面白かったのはこの作品の完成度を表しています。
 が。

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 前にも言ったけどたけし自重しろ。あと左のボンチューも。右の校長、は髪型が違うから別人か。

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 ゾンゲ様復活ッ!
 ゾンゲ様復活ッ!
 ゾンゲ様復活ッ!


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 でもグルメIDのカードを持っていないどころか存在そのものを知らないのでした。

 ちなみにグルメIDとはIGO加盟国の国民の個人データのこと。要するにゾンゲ様はIGO未加盟の国の出身なのでしょう。そういえば読み切り版の小松はスラム地区の出身で美食屋になるのが夢だったので、彼にとってゾンゲ様は理想像といえます。なんてイヤな理想像なんだ。

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 捕獲レベル15の怪鳥ゲロルドが普通に屋台でケバブにされて売られてました。ホント第一話でガララワニごときを捕獲するためにトリコを投入したのはなんだったのでしょう。鶏を割くに牛刀を用いるってレベルじゃねーぞ!

 『ぬらりひょんの孫』では何か知りませんが羽衣狐の百鬼夜行の中に俺が混ざってセリフを吐いていました。あれ、俺いつのまに次元の壁を越えられるようになったんだっけ?

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「ぬいて下さい羽衣狐様」

 おれがいるよ。ここにいるよ。




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今週のジャンプ一コマレビュー 2009年41号 

 秋の新連載ラッシュの第一弾は藍本松先生の『保健室の死神』。藍本先生は二年前の第三回金未来杯に『MUDDY』というファンタジー漫画を描いて好評を博し、その翌年に同名の漫画の連載を始めて速攻で打ちきられた経験を持つ人です。
 第一話はまだ海のものとも山のものともつきません。それでも前作『MUDDY』に漂っていた偽善臭さが地を掃っていたのはよかった。しかし連載が続けばいやでもバトル方向にシフトしなければならないでしょうに死神が戦うのでは『BLEACH』とかぶるので工夫を要しそうです。二回連続の十週打ち切りを回避できるかどうか。

 『ONE PIECE』では白ひげ海賊団vs海軍本部・王下七武海の戦いがまだクライマックスに至っていないというのに早くも主人公たちが参戦しました。尾田先生とは思えないほどに展開が早い。

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 正直ルフィたちの出る幕なんてないと思っていたのに、この見開きで180度転換しました。戦力的には過度の期待はできないけれど台風の目として戦局に影響を及ぼしそうです。「それでもルフィなら……ルフィならきっと何とかしてくれる……」と作中で語らせるのではなく読者に思わせることができるのが尾田先生のすごいところ。ジャンプの看板作家は伊達じゃない。

 『バクマン』では前回に続いて各所で物議を醸しそうな発言が飛び出しました。

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「『少年ジャンプ』の作品にも女の子のファンはたくさんいる。それは悪い事じゃない。
 しかしあくまでも“少年マンガ”に魅了された女の子ファン、結果なんだ。女の子の人気を取ろうと始まる漫画はないしそんな事はさせない。
 面白い“少年マンガ”を作る。それがジャンプ作家の仕事だ」


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「ウチが女の子に人気があるのは結果だから! 神に誓って!」

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「今回は男の子読者に媚びて露出度を高くしてみた。さあ私を褒めろ」

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「腐人気だと? そんなものはクソ喰らえ。ウンコだけに」


 『トリコ』では美食會のメンバーたちが顔を見せました。

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 キャプ画像で一番手前にいるクロマド料理長のコック帽がやったら高いのは必ずしも漫画的誇張というだけではなくて実際に料理人は地位が重くなればなるほどコック帽も高くなっていくのです。リーガルロイヤルホテルの管理職のコック帽の高さは四十センチに達するそうな。もっともクロマド料理長のは一メートルくらいありそうですけど。

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 あー、小松が店を休むのやっぱり部下たちに迷惑かけてたんだ。それでも小松がトリコに同行するのを許されるのはトリコとのパイプ役としての役割をホテル側が期待しているからでしょうか。四天王のうちの三人に加えて第一ビオトープ所長と個人的なコネがあるというのは結構なメリットがあるのでしょう。単純に金銭的なことをいうだけでもトリコは一食でホテルの食料庫の底が見えるくらいに食ってくれますし。
 あとたけし出てくんな。

 『ぬらりひょんの孫』。羽衣狐の畏れがとどまるところを知らないッ!

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 羽衣狐がセーラー服を着るシーンに三ページが費やされました。椎橋先生は読者がなにを期待しているのかをしっかり理解しています。しかし上のキャプ画像を見たチビッ子たちの少なくない数が黒ストへのフェティシズムに目覚めたことは想像に難くありません。

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「数えきれない霊薬・金石を精密なバランスで配合し、特殊な呪術を施して煮込むこと七日七晩!
 血液や尿からは決して検出されず、なおかつ陽力の効果も数倍……
 これが……長年にわたる研究の結果たどりついた……俺の究極の陰陽術!!
 ドーピングコンソメ即神剤だ……
 ……さぁ諸君、俺が羽衣狐を倒すのを止められるかな……?」


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 次のページでやられました。

 さてここで羽衣狐の尻尾に注目。スカートを持ち上げているので物理的な存在だと知れます。そしてごんぶとなので根本の方もそれなりの太さがあると考えられます。というわけでスカートの中では尻尾が邪魔なので黒スト半脱ぎ状態に違いない。同様の理由でぱんつはけてないに違いない。お……おそろしい……羽衣狐がおそろしい……!
 あと俺の頭の悪さもおそろしい。




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今週のジャンプ一コマレビュー 2009年40号 

 『To LOVEる』が最終回を迎えました。前回リトはララも好きだけどそれ以上に春菜のことが好きだと自覚して、今回そのことをララに伝えたら一夫多妻制がオッケーな流れになった上に春菜への告白にも失敗と、いつものように何の結論も出ずにゆるいハーレム状態のままで幕を閉じたのでした。らしいといえばらしい終り方です。気分はネバーエンディングストーリー。

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 矢吹&長谷両先生、三年以上の長期連載お疲れ様でした。

 『バクマン』では現在連載中のいくつかの漫画に喧嘩を売るようなことをシュージンが言ってのけました。

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「俺無理にバトルさせたくない」
「! ……」
「まだ24話しか描いてないけどTRAPに……キャラに愛着できてきて……
 ここで無理矢理バトルって自分達が創ってきたキャラ壊す事になるっていうのかな……」


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「耳が痛いよ……」

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「あ〜聞こえんな!!」

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「いやウチとこアレじゃね? 長期連載に成功したのはたまにシリアスバトルの中編が入るからというよりは真選組とかが出て来たことで腐人気に支えられるようになったからじゃね? どっちにしろ俺には関係のない話なんだけどねド畜生ォォォォ!」


 『ぬらりひょんの孫』。お前は次に「あ〜羽衣狐に生き肝吸われてぇ〜」という!

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 あ〜羽衣狐に生き肝吸われてぇ〜……ハッ!

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変態兄貴「せっかくだから俺は妹の胸に顔を埋めて死ぬぜ!」





今週のジャンプ一コマレビュー 2009年39号 

 『To LOVEる』の連載が終了することが確定しました。ここ数回で恐ろしいくらい露骨に巻き展開になっていたので人気低迷のための打ち切りのように思えますが『めだかボックス』は掲載順から推し量るに苦戦している模様ですし『あねどきっ』は連載が始まったばかりで海のものとも山のものともつかないので『To LOVEる』が終るとジャンプのお色気枠がひどく不安なものになることを考えると矢吹・長谷両先生が自発的に幕を引こうとしたためなのかも知れません。あと矢吹先生は私生活が大変らしいし。

 『ONE PIECE』の大将の最後の一人、赤犬の能力は溶岩を操るものでした。悪魔の実の名前はさしずめマグマグの実か。

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 しかしこのところのワンピは大ゴマと見開きの連続だというのにまったく飽きません。これが凡百の漫画だったらすぐに鼻についてわずらわしく感じられるところです。ホント神がかってるな。

 『トリコ』で伝説の食材GODについて過去話で語られました。その正体については謎のままでしたがとにかくスゴイ食材であることは十二分にわかります。なにせ世界に平和をもたらしてしまったのですから。

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 各国の首脳は美食神アカシアに献上されたGODを食って感動し、そして自分の感動を他者にも伝えていくことで連鎖的にGODの輪が広がり、結果として世界大戦が終りを告げました。しかし戦争中なのに素性の知れない旅人の謎の料理をちゃんと食べる各国の首脳はどいつもこいつもお人好しというか危機管理がなっていないというか。ところでGODの正体が実はアニメ版『ミスター味っ子』の最後の料理みたいなのだったらやだなぁ。

 『めだかボックス』でジョジョネタが出ました。

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 そんだけ。うわ俺この漫画のこと本気で嫌ってんだ!




今週のジャンプ一コマレビュー 2009年37・38合併号 

 『ONE PIECE』では白ひげ海賊団vs海軍本部・王下七武海の総力戦の火蓋が切って落されました。“世界を滅ぼす力を持っている”白ひげはいうに及ばず、彼の麾下の隊長たちもまた七武海クラスの実力を持っているように見受けられました。

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 “グラグラの実”の能力で白ひげが起した津波を青キジが氷結させました。これで足場の心配はなくなったので能力者たちの実力が十全に発揮されることになりました。その代償としてジンベエさんの活躍の目が完全に塞がれました。ケタ外れの実力者揃いの中でルフィたちがいったいどれほどの働きができるのか疑問だったところへさらにマイナス要素が降ってわいたわけなので彼らが戦場に到着しても何ができるというのでしょうか。

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 世界最強の剣士ミホークの斬撃を真っ向から受け止めたのは白ひげ海賊団の三番隊隊長“ダイヤモンド”ジョズ! 通称の通りダイヤモンドの硬度に体を変えられるのでしょう。ちなみにダイヤは火に弱いのでエースと喧嘩したらジョズさんの負けが五秒で確定します。
 しかしミホークってダイヤは斬れないのか。ちょっと株が下がった感じですが、これも伏線の一つでしょう。ゾロの最終目標が世界一の剣豪になること、すなわちミホークに勝つことです。なので鉄を斬れるようになったことでスパスパの実のダズに勝利したときのように、ミホークには無理なダイヤ斬りを会得することでミホークを超えたことを視覚的にアピールするつもりなのだと俺はにらんでいます。
 ……こんなこと書いてて次回あっさりミホークがジョズさんをぶった斬ったらどうしよう。実際ミホークも「推し量るだけだ」って言ってますし。

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 青い炎を身にまとい、黄猿の一撃を防いだのはマルコ! さすがは一番隊隊長、新選組だと沖田総司ポジションです。ジョジョ第五部のペッシがダイエットに成功したみたいな顔してるくせに。あと能力がエースのものと微妙に被っているのはいいのか。

 『ぬらりひょんの孫』が能力バトルものになりました。OSRバトルならぬ畏れバトルの説明が『NARUTO』の属性に匹敵する後づけ設定に思えて仕方がない。おまけに畏れが意味不明ながらも懇切丁寧に説明されてかえっておそろしくも何ともならなくなりました。どーせ今後のバトル展開への布石として編集部が指示したのでしょうがくだらんことをするものです。彼らは妖怪が正体不明の存在だからこそ恐ろしくもあり魅力的でもあるということをちっとも分っていない。

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 鎌鼬のイタクが鎌に畏を集中させるシーンを見てテニプリの百錬自得の極みを思い出してしまったのはここだけの秘密です。

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 なんか知りませんがアマノジャクが昼は男に夜は女になる設定のようです。アマノジャクが天逆毎あるいは天探女の零落したものという伝承や、瓜子姫を殺すなり木に吊すなりした後ですり替って爺さん婆さんをだましたという話から創案したものか。ところでアマノジャクって『遠野物語』に出て来ましたっけ。

 『黒子のバスケ』では黒子が堂々と反則カマしていました。

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審判「ピー。パンチングによるバイオレーション。相手ボール」


 バスケでボールをこぶしで叩くのは駄目だそうです。しかし影が薄いのをいいことにルールを踏みにじる所業を平然と行うとは、主人公のくせになかなかズッコイやつです。



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