保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー

今週のジャンプ一コマレビュー 2018年24号 

・『紅葉の棋節』

hitokoma_2018_24_01.jpg

 ちかごろの将棋ブームを編集部があてこんだのか将棋漫画の新連載がはじまりました。題材が題材なので『ものの歩』を思い出すのだけれど、それは題材だけでなく、主人公の性格が陰鬱で重苦しくて、見ているこちらの気分まで沈むようなキャラクターであるところまでにかよっています。あと主人公の兄が夭折していたり、そのことを他校の連中がコケにしたり、主人公がなかなか棋士として芽がでないことをまわりがよってたかってバカにしたりと、とにかくスカッとしない展開の目白押し。とはいえ主人公は兄貴をバカにしたヤツを頭突きで黙らせたようにやるときはやるところがあるし、とりあえず今回ラストでカラをひとつやぶったようなので、次回からはもうちょっと痛快な話になることが期待できそうです。

hitokoma_2018_24_02.jpg

 ヒロインは主人公よりみっつ年上の十六歳で、史上初の女性プロ棋士にして六段。うーむ、盛ってきましたねえ。漫画にも史上初とあるように、これまで女がプロ棋士になったためしはないのに、それが十六歳で六段……藤井聡太六段と同レベルじゃねーか! こういう現実にはありえないような設定を堂々とやってのけられるのが漫画のいいところです。
 ところでヒロインのファンタジーじみた設定は、おそらく天才美少女棋士を主人公の師匠にしたいという作者のねらいのあらわれなのでしょう。これをもうちょっと現実にちかよせるなら、史上初の女性プロ棋士だけれど鳴かず飛ばずで四段のまま三十路一歩手前くらいになるのだろうけれど、これだとインパクトが弱いし師匠としての格もダダ落ちだし、あとおねショタはニッチ属性であって広汎な支持は得られないだろうから、リアリティが犠牲になるのを承知のうえで現行の設定をおしとおしたのは正解だと思います。
 ところでおねショタの件だけれど、やっぱり『ライジングインパクト』は異端ですねえ。主人公とヒロインの年の差なんと十二歳!

hitokoma_2018_24_03.jpg

 あんまり好きになれないキャラと、どうでもいいキャラと、虫酸が走るクズで構成される登場人物のなかでヒロインの銀姫こと市原銀杏は掃きだめに鶴のような輝きをはなっています。いまどきの女子高生なのに風呂場で「GET WILD」を歌うようなセンスのよさもさることながら、性格がカラッとして自信にあふれて天衣無縫で、見ていてこっちまで元気になりそうなところが実に好みです。
 あと、まわりから不当に貶められる主人公をただひとり高く評価してくれるのもストライク。御都合主義と言わば言え。萌え豚乙と笑わば笑え。百万回くりかえされるテンプレートであってもいいものはいいのです。
 『ジガ -ZIGA-』の不思議ヒロインにもこういうポジションを期待していたのになあ。


・『鬼滅の刃』

hitokoma_2018_24_04.jpg

hitokoma_2018_24_05.jpg


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2018_24_06.jpg

 九月場所初日、火ノ丸の相手は大典太光世です。高校時代にふたりがぶつかったのは野試合だけで、インターハイでは大典太がチヒロにやぶれ、そのあとすぐに火ノ丸が角界入りし、大典太が幕内にはいろうかという矢先に火ノ丸がケガで長期休場と、実はこれまで公の場で戦ったことのないふたりでした。

hitokoma_2018_24_07.jpg

 ちっちぇー! 大典太とならんだら自分が小さく見えるからと大典太をすわらせて撮影させた刃皇ちっちぇー! でも無敵の大横綱。人格と実力は関係ないね、蜻蛉切もそうだけど。

hitokoma_2018_24_08.jpg

 プライベートではなかよしの火ノ丸と大典太。歴史好きという共通の趣味がふたりをむすびつけるのでしょう。ふたりがはじめて衝突したのは慶次のコスプレをしたにーちゃんとどちらが相撲をとるかという見ようによってははなはだしょーもないものでしたし。

hitokoma_2018_24_09.jpg

 大典太に雷神という新しい肩書がつき、それと聯動してこの漫画特有の強者の目から飛び出る謎エフェクトが黒い墨みたいなものから雷光へとかわりました。これ以降、キャラの属性にふさわしい演出にかわるとすれば、水の如しの冴ノ山は涙みたいな水が目からドバーッと出るのかな(ぉ


・『ジガ -ZIGA-』

hitokoma_2018_24_10.jpg

 新世紀エレンゲリオン! ジガが自我をとりもどしたよ、Hahaha!
 お約束の展開ではあり、いずれこうなるだろうと予測してはいたけれど、思っていた以上に描かれるのがはやかった。掲載順もだいぶ下のほうだし、すでに打切り宣告されているのですかね。とにかく毎回毎回おおきなイベントをおこして読者の興味をひきつけようとがんばっている姿勢が好ましいので、できるだけ長続きしてほしいのだけれど、どうなることか。


・『アクタージュ』

hitokoma_2018_24_11.jpg

 『ジガ -ZIGA-』よりもさらに赤信号が強烈に光り輝くこの漫画、とうとう『ROBOT×LASERBEAM』のしたにすべりこんで実質ドベとなりました。ロボは藤巻先生に固定ファンがいるようだし単行本もそれなりに売れているので、なんだかんだで一年以上も連載がつづいているけれど、この漫画にはそういう有利な条件がさらさらないので危険性は段ちがいです。
 とはいえ俺はこの漫画、主人公にもヤミさんもどきにも感情移入できない、どころか連載初期の嫌悪感をいまだにひきずっているので、よしんば打切られたとしても『ジガ -ZIGA-』のばあいほどには残念がらないだろうなあ。ジャンプ漫画はキャラ人気とスタートダッシュがマジ大事。



火ノ丸相撲 20 (ジャンプコミックス)
火ノ丸相撲 20 (ジャンプコミックス)川田

集英社 2018-05-02
売り上げランキング : 1928

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
火ノ丸相撲 19 (ジャンプコミックス) 火ノ丸相撲 18 (ジャンプコミックス) 食戟のソーマ 29 (ジャンプコミックス) ブラッククローバー 16 (ジャンプコミックス) ROBOT×LASERBEAM 5 (ジャンプコミックス) 火ノ丸相撲 17 (ジャンプコミックス) ぼくたちは勉強ができない 6 (ジャンプコミックス) 青春兵器ナンバーワン 7 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 11 (ジャンプコミックス) 食戟のソーマ L'etoile―エトワール― 6 (ジャンプコミックス)




今週のジャンプ一コマレビュー 2018年23号 

・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2018_23_01.jpg

 連載四周年突破記念の巻頭カラーです。おまけにアニメ化もひかえているし、相撲という不利な題材でよくここまで健闘したものです。まことにめでたい。
 カラーの見開きは横綱刃皇と、その打倒に闘志を燃やす力士たちという構図です。奥のほうの顔が見えなかったり本篇未登場だったりする力士もまた刃皇の首をねらって今後でてくるのでしょう。
 そんななか蜻蛉切だけはうしろをむいていました。まあ蜻蛉切は刃皇に勝つことをもとめていないから不自然ではないのだけれど、まえもにたような構図だったので、もしかしたら花相撲で火ノ丸に敗北を喫したのがきっかけで形相が一変してしまったのをかくしているのかもしれません。
 そして連載四年にしてようやく人気投票が開催されました。抽籤で二名様にフンドシ姿の火ノ丸の等身大抱き枕が当籤します! どんな判断だ。

hitokoma_2018_23_02.jpg

 え? いきなり大ゴマのアップで出てきて、だれコイツ? と首をかしげて、兵頭というのを見つけてようやくチヒロのバカ兄貴だとわかりました。漫画のキャラって髪型が一変するとホントだれがだれだかわからなくなります。
 ところで兵頭あらため大般若の番付は東前頭四枚目。国宝未満としてはなかなかの出世です。バカがひかえめになったのかな

hitokoma_2018_23_03.jpg

 刃皇がまたなんかヘンなことはじめたぞ。複数の人格がテーブルをかこんでの脳内会議。最近の漫画ではうまるとかかぐや様とかがよくやっていたけれど俺が最初に思い出したのはマサルさんの秘技マサル会議でした。

hitokoma_2018_23_04.jpg

 テレビ画面のインタビュアーや火ノ丸のうしろどたまが困惑していて、しかもコマがちいさいものだから、流し読みしたときマジで刃皇が分裂して周囲を混乱のウズにたたきこんだのかと勘違いしました。もちろんそんなことは常識的に考えてありえないし、この漫画は気とかオーラとかの超常現象が当然のように出てくるバトル漫画ではないのに刃皇だけはなにをやってもおかしくないというキャラとしての異様な格があります。


・『ONE PIECE』

hitokoma_2018_23_05.jpg

 ルフィの懸賞金が一ケタあがって十五億に達しました。新聞記事では五番目の海の皇帝とまでもちあげられました。まあ純粋な実力でいえばせいぜい四皇プラス一というところでしょう。しかし世間的に注目度の高い事件をおこしたり、部下が多かったり、大物との血縁やコネがあったりと、政府にとっての将来性をもふくめた危険度のバロメータとしてなら十五億という数字もけっして過当ではありません。
 実際ワンピの懸賞金制度はドラゴンボールの戦闘力みたいな単純な腕っぷしだけに依存するのではない、キャラの総合的な格づけの指標であり、また世界政府がきめるものなのでガチガチに客観的な数字でもなく、自由度の高い設定も可能という、漫画的な意味でなかなかすぐれたシステムです。なのになぜ道力なんぞを導入した……


・『ぼくたちは勉強ができない』

hitokoma_2018_23_06.jpg

 人気投票結果発表、桐須先生がまさかの一位。俺も先生派だけれど、主人公よりずっと年上の教師がトップを獲得するとは、さすがに思いもよりませんでした。
 同学年トリオは文乃、うるか、理珠の順です。平たい胸族大勝利。文乃は登場時にはずいぶん不人気だったのに挽回したなあ。うるかのほうが上位につけると思っていました。そして理珠には胸の大きさが戦力の決定的差でないことを教えられたぜ!
 なお本篇は人気投票一位を記念しての桐須先生メイン回で、桐須先生による模擬面接という名の圧迫面接でした。しかしどうせ桐須先生が担当するなら圧迫祭りが開催されたほうがよかったのう。

hitokoma_2018_23_07.jpg

 桐須先生からの威圧感からのがれるため、いつものジャージ姿をイメージしようとしたら脳内コスプレ祭りが開催されました。しまいにはいっぺんも目にしたことのないチャイナ服や修道服までイメージしてしまいます。圧迫祭りではないけれどこれはこれで最高によし。そしてやはり成幸はムッツリメガネです。伊達にメガネはかけてないぜ!


・『鬼滅の刃』

hitokoma_2018_23_08.jpg

 記憶のなかの霞柱はズタボロの重傷でふせっていました。いまでは外傷こそ完治したものの過去の記憶がごっそり失われたようです。こいつの浮世ばなれした性格はそれまでの人生の経験がなくなったからのようだし、剣をにぎって二ヶ月で柱になったというのは、記憶をうしなうまえの下積みがあってのことと思われます。

hitokoma_2018_23_09.jpg

 いっぽう炭治郎は唐突に顔だけ悪人化、というかバトルジャンキーみたいになっています。炭治郎の性格を思えば敵が分裂すればするほど弱くなるというのを見ぬいた喜びによるものだけとは考えにくく、上弦の鬼に喜の文字がきざまれているので、その攻撃をあびつづけたために炭治郎まで喜の感情に支配されつつあるとみるべきでしょうか。一見したところ戦いは炭治郎の優位にすすんでいるけれど、それが実は相手のペースにはまっているとすれば、まだまだ安心できません。


・『リカのじかん』

hitokoma_2018_23_10.jpg

 連載には実力不足の新人の、笑いどころが見つからない読切りがまた掲載されたか、と思って流し読みして、最後にもくじを見てみたら『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』の仲間りょう先生が描いたものだと知ってビックリして、もういっぺん読みかえしたけれどやっぱり笑いどころが見つかりませんでした。
 この人の漫画って当たり外れの差が大きい。いや単に俺の好みにあわないというだけかもしれんが。


・『ジガ -ZIGA-』

hitokoma_2018_23_11.jpg

 きた! 不思議ヒロインきた! これで勝つる!

hitokoma_2018_23_12.jpg

 ち、違う! こは俺の期待していた不思議ヒロインではあらぬ!
 はじめての出番がエヴァ第一話の綾波の幻影みたいに謎めいた登場で、世界の秘密を知っていそうな立ち位置で、コウのことを特別に見ているようだったから、コウが世界のすべてから憎まれるようになってもこの子だけはコウをかばってくれるだろうかとあわい期待をいだいていたのに、実際にはジガの同類とおぼしき怪鳥をよびだし、化物ヅラで人間を皆殺しにするようお願いしました。結果的にコウの立場をさらに悪くしてんじゃねーか!
 このままではコウの寿命がストレスでマッハなんだが・・



火ノ丸相撲 20 (ジャンプコミックス)
火ノ丸相撲 20 (ジャンプコミックス)川田

集英社 2018-05-02
売り上げランキング : 894

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
火ノ丸相撲 19 (ジャンプコミックス) ブラッククローバー 16 (ジャンプコミックス) 食戟のソーマ 29 (ジャンプコミックス) ROBOT×LASERBEAM 5 (ジャンプコミックス) 火ノ丸相撲 18 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 11 (ジャンプコミックス) ぼくたちは勉強ができない 6 (ジャンプコミックス) アクタージュ act-age 1 (ジャンプコミックス) 青春兵器ナンバーワン 7 (ジャンプコミックス) BORUTO―ボルト― 5 ―NARUTO NEXT GENERATIONS― (ジャンプコミックス)




今週のジャンプ一コマレビュー 2018年21・22号 

・『ONE PIECE』

hitokoma_2018_21_22_01.jpg

 世界よ、これが妹萌えだ! との尾田先生のおたけびが聞えてきそうなほどにブリュレの妹力が尋常ではありません。傷つき倒れた兄をかいがいしく介抱し、兄の秘密を知りながらもだまっていて、兄の気持をみんな理解している。できの悪い妹キャラだと養殖のつくりものという印象がキツイのだけれどブリュレにそんな感じはいっさいありません。枝とかババアとかいう見てくれが気にならないくらいに完璧な妹です。

hitokoma_2018_21_22_02.jpg

 カタクリとブリュレのやりとりもいい。まっこう勝負で自分をうちまかしたルフィが逃げのびたときいてにやりとするカタクリと、ルフィに対してのみならずそんなカタクリにも不満なブリュレ。おたがい素の自分をすなおにさらけだしています。家族仲いいなあ。


・『Dr.STONE』

hitokoma_2018_21_22_03.jpg

 千空が雲母の層に足を一歩ふみいれて大穴に落ちそうになったところをマグマがつきとばそうとし、かえってマグマの足場がくずれました。千空は渾身の力でマグマをひきあげようとするものの貧弱なボウヤの悲しさで現状維持がせいいっぱい。クロムに千空をつきおとそうとしたと言われてマグマはあえて憎まれ口をたたきます。それはもちろん千空を巻添えにせず自分ひとりで落ちるつもりだったからでしょう。妹力MAXのババアといいツンデレのゴリマッチョといい、今週号のジャンプではギャップ萌えが流行のようです。
 ところでマグマはタングステン採掘のために洞窟へむかうさいゲンになにか耳打ちされたのだけれど「司がいなくなれば司帝国はキミのものだから今のところは千空ちゃんに協力したほうがいいよ~」とでもささやかれたのでしょうか。


・『鬼滅の刃』

hitokoma_2018_21_22_04.jpg

 玄弥の銃が分裂上弦二匹に致命傷をおわせた、ように見えるのはフリですね。わかります。炭治郎によれば日輪刀とおなじにおいがするそうなので銃身か弾丸、あるいはそのどちらもが猩猩緋の砂鉄や礦石でできているのでしょう。なみの鬼なら一撃でしとめられていたはずなのに、相手がわるかったな玄弥。

hitokoma_2018_21_22_05.jpg

 玄弥が上弦の槍につらぬかれて死んだ、ように見えるのもフリですね。わかります。これで玄弥が吸血鬼のハーフか、すくなくとも超人的な治癒力の持主であることがほぼ確定しました。きっと玄弥はこのさきめったなことでは死なないからといって『無限の住人』の万次さんみたいにことあるごとにズタボロにされるんだろうなあ。

hitokoma_2018_21_22_06.jpg

 炭治郎は分裂上弦・喜に左足をつかまれて空中高くつれさられ、おまけに超音波攻撃をまともにくらって地面に落ちました。しかし窮地はつづき、切りおとした鬼の足から頭がはえてふたたび超音波攻撃をしかけようとしてきます。鬼そのものはさすがに喜怒哀楽の四匹で打止めのようだけれど、そいつら一匹一匹からはまた傷口からプラナリアみたいに分身がうまれるのでしょう。「どうやって戦えばいいんだ!」と恋次みたいなことをさけびたくなるくらいの絶望的な戦力差。これが上弦の鬼との戦いです。


・『BUILD KING』

hitokoma_2018_21_22_07.jpg

 島袋光年先生、『トリコ』終了から一年余の沈黙をやぶり再始動! 『ちんぎり』? いえ、知らない子ですね……
 このたびの読切りのテーマはカラーの表紙にも書かれているとおりに“住”です。『トリコ』の“食”につづいてのことなので、さらにこのつぎの漫画は“衣”ですね。それ何年後の話だよ……それまでは『キルラキル』を観て待つことにいたします。

hitokoma_2018_21_22_08.jpg

 主人公の名はクギタウロス、略してクギ。最初のハデなアクションも馬鹿デカい釘をうつところでした。おまけに鬼太郎よろしく髪の毛をぬくと針みたいに硬くなり、それを飛道具にしたり釘にして家を建てたりします。トリコの必殺技も釘パンチだったし、しまぶーの釘へのこだわりはいったいどこからきているんだ。
 漫画のテーマが住なのでクギは当然ながら大工で、おもに動物の巣をつくっています。もちろんしまぶーの漫画の主人公なので超人的な戦闘能力の持主でもあり、そのふたつの要素があいまって戦闘中に家を建ててしまいます。『サムライうさぎ』……風雲七菜城……うっ、頭が……

hitokoma_2018_21_22_09.jpg

 おお、なつかしのフグ鯨。しかしクギの食いかたが豪快すぎる。

hitokoma_2018_21_22_10.jpg

 クギの相棒にして伝説の生ける建築ツーバイフォー。そのバトルモードはオモチャっぽく、微妙にダサく、それらを加味した上で非常にカッコいい。俺は子どものころ粘土細工が好きだったのだけれど、もしそのころにこの読切りを読んでいたら絶対にツーバイフォーの粘土細工を何度も何度もこしらえていたはずです。
 総評。キャラはみんな立っているし、建築とバトルという異次元の融合をみごとにはたして不自然のない世界観を確立しているし、話はこびもスムーズで一気呵成に読み通せるし、読んでいてゲップがでるほどにアイデアがもりだくさんだし、今週号のジャンプでまちがいなくベストの漫画でした。来週号から連載がはじまっても私は一向にかまわんッッ


・『呪術廻戦』

hitokoma_2018_21_22_11.jpg

 両面宿儺の技が呪術の名にふさわしい迫力とまがまがしさです。特級の呪いといっても『幽☆遊☆白書』のS級妖怪なみにピンからキリまで強さのはばがあるようで、あっさり勝利。そして虎杖が自分と入れかわるのに苦労していると気づくやいなや心臓をぬきだして虎杖の命を人質にとり、ダメ押しに宿儺の指をとりこんでパワーアップ。このあと伏黒を殺すつもりです。『NARUTO』の九尾や『ARMS』のジャバウォックとちがって、ぜんぜん主人公となれあおうとしません。


・『ブラッククローバー』

hitokoma_2018_21_22_12.jpg

 ユノ、あっさり復活。エルフの魂が転生しても肉体が記憶をとどめているという伏線はあったし、ライバルキャラが敵のいいようにあやつられるのは格落ちになるというメタ的な事情があるのもわかるけれど、特に主人公が努力したり活躍したりすることなく問題が解決したので、これまでの緊張感が肩すかし的にゆるんだ印象があります。


・『ジガ -ZIGA-』

hitokoma_2018_21_22_13.jpg

 この物語は、怪物がどうやって倒されようとするかという物語。宇宙へ旅立てばいいんじゃないかな? 太陽を克服した究極生命体だろうと、異伝確率二百五十億分の一の異能生存体だろうと、宇宙空間ではどうにもならないわけだから。いやジガがフリーザや魔人ブウみたいに宇宙空間でも生存可能だというのなら打つ手なしだけど。


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2018_21_22_14.jpg

 火ノ丸は西前頭三枚目に出世し、つぎの九月場所では大関や横綱ともぶつかる立場となりました。刃皇と対戦する最低条件はクリアされたわけです。ところで火ノ丸の背景に描かれた強豪のうち蜻蛉切だけうしろをむいて顔が見えないのは、火ノ丸がまだ根にもっているからですね。

hitokoma_2018_21_22_15.jpg

 火ノ丸はレイナのあぶなっかしい運転で母の墓前にあたらしい番付表をささげ、ついでに母方の祖父母の家によってそのままふたりで泊ることにしました。当然というべきか奥手というべきかヘタレというべきか、おなじへやに寝床を用意されたのに火ノ丸はレイナに指一本ふれずに眠ってしまいます。
 しかしそれよりもつぎの日に朝帰りのレイナをむかえるユーマの顔が目にうかぶようだ……



トリコ 43 (ジャンプコミックス)
トリコ 43 (ジャンプコミックス)島袋 光年

集英社 2016-12-31
売り上げランキング : 30984

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
トリコ 42 (ジャンプコミックス) トリコ 41 (ジャンプコミックス) トリコ 40 (ジャンプコミックス) トリコ 39 (ジャンプコミックス) トリコ 38 (ジャンプコミックス) トリコ 37 (ジャンプコミックス) トリコ 36 (ジャンプコミックス) トリコ 35 (ジャンプコミックス) トリコ 34 (ジャンプコミックス) トリコ 33 (ジャンプコミックス)




今週のジャンプ一コマレビュー 2018年20号 

・『Dr.STONE』

hitokoma_2018_20_01.jpg

 一周年突破記念の表紙です。最初期の設定ではダブル主人公のハズだった体力バカと、ヒロインのハズだった女の子が見あたらないような……いや稲垣先生も大樹と杠のあつかいに頭をなやませてるんじゃないかな。千空のパートナー役にはすでにクロムがいるし、ヒロイン枠はコハクでうまっているし、あとたぶん大樹と杠が早々に舞台から退場したのは単純に不人気だったからだろうし。人気があったら司帝国のスパイとして出番があるはずなので。

hitokoma_2018_20_02.jpg

 レアメタルのタングステンを手にいれた! 箱根は鉱物資源の宝庫やでぇ。
 どういう経緯でこうなったのかというと、真空管のフィラメントが竹では強度がたりず、手づまりになったところで熱に強いタングステンがみつかったというのです。御都合主義といえばそのとおり。しかしこれまで千空らはトライアンドエラーをくりかえし、いよいよどうしようもなくなったところでひとかけらの希望がみつかったわけで、そもそも量がぜんぜんたりないのでこのあと採掘に出かける必要があります。そもそもいっさいの御都合主義を排したフィクションなんてありはしないし、あったところでクソつまらんことは確実です。


・『鬼滅の刃』

hitokoma_2018_20_03.jpg

 半天狗という名前のわりにぜんぜん天狗っぽくなかった上弦の肆が霞柱に首を斬られたら二匹の鬼に分裂しました。こんどは錫杖やらヤツデのうちわやらの小道具のおかげでちゃんと天狗っぽい。なお怒っているほうが積怒とよばれ、笑っているほうが可楽とよばれているので、喜怒哀楽であと二匹ふえそうです。
 ところで半天狗が初登場のシーンで割りきれぬ数字がおそろしいとかいっていたけど、それって割りきれなかったら分裂できないからってことですかね。

hitokoma_2018_20_04.jpg

 鬼殺隊入隊の最終試験のあとではあれほど刀にこだわっていたのに、いざ戦うとなるとためらいなく飛道具をつかう玄弥でした。ソードオフショットガンをかまえるさまがいかにもヴァンパイアハンターっぽい。


・『ぼくたちは勉強ができない』

hitokoma_2018_20_05.jpg

 英語のスピーキングの練習でテンパってハイテンションなボディランゲージをまじえつつルー大柴よりも日本語率の高い英語をかましてしまううるかかわいい。略してうるかわいい。

hitokoma_2018_20_06.jpg

 Languageをよりにもよって下着lingerieと聞きまちがえて先ほどとは別のベクトルでテンパるうるかかわいい。略してうるかわいい。
 ところで助兵衛のことをエッチというのは純粋な英語ではなく、変態(Hentai)の頭文字のHからきている和製英語なので、英語のスピーキングの練習でもちいるのは不適当なことばなのだけれど、成幸もうるかも混乱していて気がつかないのでした。


・『鈍球!』

hitokoma_2018_20_07.jpg

 卓球漫画の読切りです。二足歩行で人間そのものの生活をおくる動物がスポーツをするというのが独創的で、あと動物の特殊能力をプレイに活用していたのはよかった。しかし主人公ががんばり屋でうまく結果が出せずにピーコラ泣くというのはすでに食傷しているのでやめてほしかった。

hitokoma_2018_20_08.jpg

 この世界では火ノ丸は牛、ゴリはゴリ、烏野はカラスでテニプリは猫。まんまのもあり、イメージ依存のもあり。


・『ジガ -ZIGA-』

hitokoma_2018_20_09.jpg

 巨大生物ジガの正体は主人公でした。第一話を読みかえすと主人公とジガがいっしょにいるシーンがなかったので話に矛盾はないし、主人公が無意識にとはいえ街を破壊し住人を殺し、あまつさえヒロインや母親さえその手にかけたという重すぎる十字架を背負うというのは近年まれにみるヘヴィな展開であり、ほめるところがたくさんあるというのに、主人公が巨大な怪物に変身するという一点だけで『進撃の巨人』を聯想せざるを得ません。偉大なる先駆者は後輩にとって巨大な壁です。


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2018_20_10.jpg

 見合い。結婚を望む男女が第三者を介して面会する事。
 無駄に真面目な解説と、バックに雷光をせおってマジビックリする火ノ丸とのコラボレーションによるシリアスな笑いでした。

hitokoma_2018_20_11.jpg

 グダグダなラブコメ漫画の主人公みたいに場の雰囲気にながされることなく恋人のレイナをちゃんと親方に紹介する火ノ丸でした。あと初登場時の目つきも性格も悪かったころとは見違えるくらいにレイナかわいい。それとつぶらな瞳の親方もキモかわいい。

hitokoma_2018_20_12.jpg

 恋人として火ノ丸を幸せにするにはどうしたらいいかとたずねたら結婚とか子づくりとかのド直球のこたえがかえってきたでござるの巻。守るものができたら意志をつらぬくのをやめるだろうというのはひとつの見識です。しかしたとえばかの西行法師は出家するとき衣のすそにとりすがる愛児を縁側から蹴倒して家を捨てたというし、ほんとうに男がやりぬくときめたのなら家族だろうがなんだろうがとめられないばあいもあるわけで、さてレイナや火ノ丸Jr.は火ノ丸のストッパーになれるかどうか。


・『BOZEBEATS』

hitokoma_2018_20_13.jpg

「今度こそ見つけた…両親の仇!!」

 ご愛読ありがとうございました。平野先生の次回作にご期待下さい。
 そんな感じの最後のページだけ有名な打切り漫画のラストを彷彿とさせる終りかたでした。でもこっちは“次回作にご期待下さい”の文がないので、もしかして平野先生って一作きりでバイバイジャンプ? だとしたらひでぇよ編集部。
 さて総括にうつります。第一話の新人ばなれした絵のクオリティには度肝をぬかれたけれど、回をかさねるにつれてどんどん雑になり、ラストページの主人公の顔はだいぶヘンな感じです。この点について平野先生を責めるつもりはありません。週間連載は激務であり、第一話のクオリティを維持しつづけるのはどだい無茶な話なのです。そしてもしこの漫画に絵のほかにも売りがあったならあるいは十四話打切りという無惨な最期も回避できたかもしれないけれどそれについてはお察しください。
 ともあれ平野先生おつかれさまでした。次回作は作画専門でトライすることを期待します。……次回作あるよね編集部?



鬼滅の刃 10 (ジャンプコミックス)
鬼滅の刃 10 (ジャンプコミックス)吾峠 呼世晴

集英社 2018-03-02
売り上げランキング : 7591

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 8 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 7 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 6 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 5 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 4 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 3 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 2 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス) ブラッククローバー 15 (ジャンプコミックス)




今週のジャンプ一コマレビュー 2018年19号 

・『ブラッククローバー』

hitokoma_2018_19_01.jpg

 ただでさえエルフは一騎当千の強者ばかりなのに、くわえて五対一の多勢に無勢という圧倒的に不利な状況で、まるで勝ち筋が見えないのにアネゴレオンがちっともくじけないところが非常に男らしい。いや実際アネゴレオンはこの漫画の男どものだれよりも男らしい。
 しかしいくら戦意旺盛であっても絶望的な戦力差であることは否定できません。なのでここは少年漫画黄金の燃えシチュエーション、助っ人の登場ですよ。アネゴの弟のフエゴレオンさんが満を持しての復活ですよ。アネゴとフエゴでダブルヴァーミリオンだ! 役立たずのほうの弟はポイーで(ぉ


・『ゆらぎ荘の幽奈さん』

hitokoma_2018_19_02.jpg

 エロの呪いのかかったゲームがはじまり、ヒロイン衆がみんな水着とシャツとホットパンツに強制的に着がえさせられました。その露出度の高さと背景の澄みわたる青空のおかげでとても爽涼感のある見開きになっています。拡大コピーしてポスターにしてもいいくらい。カラーってすばらしい。
 なおエロの呪いというか祝福がかかっているのはこの漫画自体なのだけれどそれは今にはじまったことではありません。

hitokoma_2018_19_03.jpg

 ゲームの優勝賞品が惚れ薬だときき、それをだれにもわたすまいと闘志を燃やす幽奈でした。スタイルがいいので面積のせまい水着やホットパンツがにあっています。ぜんぜん幽霊らしくないのだけれどそれもまた今にはじまったことではありません。


・『鬼滅の刃』

hitokoma_2018_19_04.jpg

 | ', i l  /  l   イ,、-‐ーー‐--、::::,、-‐ー-、l !::i;::::::::::';::::::::::::::::::l l:::::::::` ‐、
 | ', l イ//  l/ r'/ /-''"´ ̄ ̄ヽ `,-''"´``‐、 ヽl';::::::::::';ヽ/:::::ノ ノ::::::::::::';::::\
 |  ',!     l/ /::::/::::::/::::::::::l l:l      lヽ、二ニニニニニニ、-'´:';:::::::::::::';:::::::
ヽ!          /、:/:::::;イ::_,、-'´ノ:l し u    l:!';:l ';::::/:l', ';::::::l';::::::';:::::::::::::';::::::
   ___l___   /、`二//-‐''"´::l|::l       l! ';!u ';/:::l ', ';::::::l ';:::::i::::::l:::::::';:::::
   ノ l Jヽ   レ/::/ /:イ:\/l:l l::l   u   !. l / ';:::l ', ';:::::l. ';::::l::::::l::::::::i::::
    ノヌ     レ  /:l l:::::lヽ|l l:l し      !/  ';:l,、-‐、::::l ';::::l:::::l:::::::::l:::
    / ヽ、_      /::l l:::::l  l\l      ヽ-'  / ';!-ー 、';::ト、';::::l:::::l:::::::::l::
   ム ヒ       /::::l/l::::lニ‐-、``        / /;;;;;;;;;;;;;ヽ!   i::::l::::l:::::::::::l:
   月 ヒ      /i::/  l::l;;;;;ヽ \             i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l   l::l::::l:::::::::::::
   ノ l ヽヽノ    /:::l/:l /;;l:!;;;;;;;;;',               ';;;;;;;;;;;;;;;;;ノ    l:l:::l:::::::::::::
      ̄ ̄    /::::;ィ::l. l;;;;!;;;;;;;;;;;l            `‐--‐'´.....:::::::::!l:イ:::::::::::::
   __|_ ヽヽ   /イ//l::l ヽ、;;;;;;;ノ....      し   :::::::::::::::::::::ヽ /!リ l::::::::::::::
    | ー      /::::l';!::::::::::::::::::::  u               ', i ノ l:::::::::::::::
    | ヽー     /イ';::l          ’         し u.  i l  l:::::::::::::::
     |       /';:';:!,.イ   し    入               l l U l::::::::;':::::
     |      /,、-'´/ し      /  ヽ、   u    し ,' ,'  l::::/:;':::::::
     |        /l し     _,.ノ     `フ"       ,' ,'  ,ィ::/:;'::::::::
     |       /::::::ヽ       ヽ    /     し ,' ,' / l::/:;'::::::::::
     |      /::::::::::::`‐、 し      ',  /    u   ,、-'´  l,、-''"´ ̄
     |      ``‐-、._::::::::::` ‐ 、     ',/       , -'´`'´ ,-'´
     |      _,、-‐'"´';:::::::::イ:l';:::` ‐ 、._____,、-‐'"´  u /     し
   | | | |    \ l::/ l::::::/リ ';:::::lリ:::::l';:::l l:l:::::l\  u /
   | | | |      \/  l:::/ ノ  ';::/ ';::::l l::l リ l::l l::/ヽ /   し
   .・. ・ ・. ・     ヽ \ リ    レ  ヽ! り  レノ  `y



hitokoma_2018_19_05.jpg

 よんでもないのにへやにあがりこまれてせんべい食われて、勝手に友だちと見なされて、下の名前で呼ばれるようになってと、すでに三割くらい長男時空に侵蝕されかけの不死川玄弥でした。初登場時の研ぎすぎたナイフみたいな雰囲気を必死こいて維持しようとしても炭治郎にはカエルのツラに小便なので、この里から出るころには玄弥もかまぼこ隊の一員になっている可能性が大です。
 ところで玄弥は温泉につかっていたときにぬけた歯がもうはえていました。あれが乳歯ってことはないだろうから、玄弥は人間を超越した再生能力の持主というわけで、あるいは『吸血殲鬼ヴェドゴニア』のモーラみたいに吸血鬼と人間の混血児ダンピールでしょうか。でも玄弥は兄貴と仲がわるそうだし、なにより男だしで、ぜんぜんうれしくないモーラだな!

hitokoma_2018_19_06.jpg

 じ、十傑集上弦の鬼が一度にふたりも!?
 鬼舞辻にその所在をつきとめられないよう細心の注意をはらっているはずなのにあっさり侵入をゆるしてしまいました。しかしこれはおそらく里の落度ではなく、実際これまで何百年にもわたってしっぽをつかまれてこなかったのだから、ここは上弦の鬼どもの調査能力をほめるべきでしょう。どっちもキモイし弱っちそうだけど。どっちもキモイし弱っちそうだけど!


・『いにしえの滅び紋』

hitokoma_2018_19_07.jpg

 『ぬらりひょんの孫』の作者、というか雪女と羽衣狐の生みの親として知られる椎橋寛先生の新作読切りです。前作『ILLEGAL RARE』で西洋モンスターを題材にして挑戦してダメだったのにこりたのか、ぬら孫回帰の現代妖怪ものです。正確には妖怪ではなく紋章が野生化して人に仇なすようになったもので、主人公とヒロインはそれを封印する立場にあります。
 全体的に連載のためのプロト読切りという印象で、世界設定の御披露目としては過不足のないものだったけれど、もう一声ほしいという感じでした。特に主人公もヒロインもいまいちキャラが弱いのが残念で、『ILLEGAL RARE』のアクセルのインパクトの強さもなければサッカーの読切りのヒロインのかわいさもなく、三条陸先生とコンビをくんだときの読切りの疑似おねショタカップルみたいな魅力もなし。椎橋先生はさすがにベテランなので、このまま連載できるだけのポテンシャルはあると思うけれど、実際に連載に昇格してもこのままだと短期打切りをまぬかれるのはむつかしいでしょう。
 しかし全体のおもしろさにつながらないとはいえ気にいったポイントもいくつかあって、たとえば主人公の一族が頭数は多いのに役立たずばかりで総じてヒロインに対して腰が低いというダメっぷりがいかにも没落した旧家らしくて妙にツボにはいりました。あとヒロインの式神が無駄にブサイクなところとか。

hitokoma_2018_19_08.jpg

 ところで爪をビンにためるのは『占い』のためですね。『絶好調!! だれもぼくを止めることはできない……』ユダヤ商人は『太陽の黒点』の動きで商売の好景気、不景気を見るらしいが吉良吉影は以下略。


・『ぼくたちは勉強ができない』

hitokoma_2018_19_09.jpg

 筒井先生! カサがこわれるくらいに強烈な風がふきあがったというのにどうして文乃のスカートがめくれあがらないんですか! 文乃のスカートは鋼鉄製かなんかだとでもいいたいんですか! 筒井先生はリアリティということばを広辞苑で三万回ひきやがれチクショオーッ!


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2018_19_10.jpg

 相撲の取口こそ王道そのものなのに力士としていくつもの顔をもつ刃皇に対して童子切は公開セクハラをかまして自分にとって有利な顔である憤懣の相をひきあてました。阿修羅面、怒り!

hitokoma_2018_19_11.jpg

 刃皇はアシュラマンであるだけでなくあしゅら男爵でもあったでござる。阿修羅面、怒りと冷血の融合!



アシュラマン(六騎士バージョン)
アシュラマン(六騎士バージョン)



少年ジャンプ ワールドトリガー 斉木楠雄のψ難 ハヤテのごとく! 銀の匙
  • seo
Wizardry Ring
[ Back ][ Random ][ List ][ Next ]
ブログパーツ