皇国の守護者 第25話
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剣牙虎・千早の襲撃を凌ぐバルクホルン。新城は軍刀でバルクホルンの馬の腹を刺す。そのままバルクホルンの左足をつかんで引き摺り倒し、蹴り上げる。軍刀を抜くと、腹から流血する軍馬はバルクホルンの左腕を踏み砕いて逃亡。
若殿の窮地を救おうと駆けつけたロボフ軍曹に千早が吠え掛かる。恐怖に顔を歪ませたロボフを新城は脅威の対象から外し、新たな敵を求めて獅子哮する。
「殺す!
まだ殺す!」
が、すでに敵は後退していた。損害は二十以上。敵の倍を超える。冷静さを取り戻した新城は後退を命令、部隊は森へ入った。降伏したときの敵との交渉の具にするため、新城はバルクホルンを捕虜にし、手当てをさせる。
森での行軍中にも重傷の兵は落伍していく。稼いだ距離はわずか二里、失われた数は二十八名。丘陵地帯に雪濠を築いたが、戦闘可能人数は三十一名、剣牙虎は二頭。帝国軍に完全に包囲され、銃兵も増強された。しかし新城はなお抗戦する。もはや弾数よりも敵兵の方が多くなった現状でさえ自棄に陥らず、最善と考えられる方策を積み重ねることで戦い抜こうとする。
四面から聞こえるのは楚歌ならぬ皆殺しの合唱。帝国公用語は理解できずとも、大まかな意味は誰にも知れる。その窮地に、ついに大隊主力を率いたカミンスキィは到着した。新城は命じられた時刻まで戦闘を続ける事ができるか。
今月号の進行は、原作に換算すると五ページ弱。が、まるで腹が立たないのはそれだけ丁寧に描かれているためであろう。
- [2006/07/22 19:52]
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