保険 アリコ Moon of Samurai マクロスFRONTIER 第21話 「蒼のエーテル」

マクロスFRONTIER 第21話 「蒼のエーテル」 

 レオン杉田(そろそろちゃんと三島と呼んでやれ)は前回の序盤で大統領を暗殺しようとして惨めな失敗に終わったもののラッキーが発動したおかげで結果的には成功に終わり、バトルフロンティア内の最高位の文官という立場を利用して臨時に大統領の権限を引き継ぐことが出来ました。

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「さあ、僕のターンだ」

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「覚悟しろよ、この蟲野郎!
 ドロー! モンスターカード!
 ドロー! モンスターカード!
 ドロー! モンスターカード!」

「もうやめて! とっくにバジュラのライフはゼロよ!」

 バジュラが本当に蟲野郎なのは一体どうしたものか。

 さてクランはゼントラン化し、重武装に身を包んでバジュラの群れを一匹残らず消し炭に変えようと奮戦します。ミシェルの犠牲を乗り越えたクランには鬼気迫るものがありました。

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 精神面だけじゃなくて単純に顔が。作監の個性が露出しすぎたせいで無惨なまでにオッサン化してしまったクランに合掌。
 ともあれクランの獅子奮迅の働きのおかげでバジュラの包囲網にほころびが生まれ、その隙を突いてアルトたちはアイランド3へと避難しました。しかしそれはルカの立案によるバジュラ殲滅作戦の布石だったのです。臨時大統領レオンのゴーサインが出てフォールド爆弾が使用されることになりました。

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「リトルガール。
 半径50kmの空間を切り取って食い尽くす、LAIが開発したフォールド爆弾です」


 フロンティアに居住する全ての日系人に対して喧嘩を売っているようなネーミングは何とかならんかったんでしょうか。
周知のように、広島に投下された原爆のコードネームはリトルボーイです。
 爆弾が極悪なら作戦も極悪。宇宙空間において半径50kmの球体などケシ粒の大きさでしかありません。なので船団にとって価値の低いアイランド3にバジュラを誘き寄せてもろともに消滅させてやろうという作戦です。ちなみにオトリはランカの歌です。ナナセの親友を危険な目に合わせる作戦を立案できるあたり、ルカもいい根性しています。胸の大きさの差が戦力の決定的差だと固く信じているのでしょう。冗談です。人間の生存を賭けた全面戦争だと理解して完全に腹をくくったルカはアルトやランカよりもずっと大人ということなのです。ナナセのおっぱいに発情しているだけの色欲ショタ坊は卒業しました。ほっぺの桃色ペイントが消えているのは伊達ではないのだよ。

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 ランカは選択肢が一つしかないので心が沈みながらもみんなのために歌うと言い、アルトには本当に言って欲しい言葉をかけてもらえず、半ば捨て鉢に開き直り、おかげで耳障りはいいけど無茶な慰めを言うブレラに心が傾きましたとさ。アルトの鈍さは犯罪的なのを通り越してガチで犯罪です。
 その後はランカアタックでバジュラを誘き寄せ、アイランド3をパージしてフォールド爆弾でバジュラ退治に成功しました。もちろんランカが巻き添えになっては話が終わってしまうのでフロンティアの切り札が失われてしまうのでアルトが救出しました。
 戦闘後はレオンの胡散臭さ炸裂スピーチが流れながら悲しみに堪える各キャラの姿が描かれました。

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 ナナセの意識はまだ戻らないものの、重傷の末に死亡という最悪のパターンは免れています。それなのにナナセの席に花が飾られているのはひどいイジメだ。(実はミシェルの席なのかも)
 一方クランはミシェルのコクピットに座り込み、ミシェルのヘルメットを抱きしめて静かに泣きます。ヘルメットの中にはゼントラン状態でも幼かったクランの写真が貼られていました。ミシェルにとってのクランとは常に幼女バージョンであることが察せられる一葉でした。
 フロンティア市民の士気を維持するため、そして自分の支持率をアップさせるためにレオンはランカに歌うように依頼します。

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「だが断る。
 このランカ・リーが最も好きな事のひとつは自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ……」


 もちろんセリフは違いますが内容としては似たようなものなのでこのままでGO!
 大事な人を傷つけられ、奪われたルカ&クランはバジュラを根絶やしにする覚悟は完了していますが、ランカはそこまで決心が付いていません。歌手志望だった第一話からほとんど成長せずに平凡な十五歳の少女のままでここまで来てしまったせいで、フロンティアの命運が自分の双肩に掛かっているという状況が理解できずに感情的な振る舞いしか出来ないのです。最近ランカの人気が右肩下がりなのはその辺りに理由があるのかも。
 さてランカは午前三時にアルトを例の公園に呼び付けて不自然にハイテンションに深夜デートを楽しみます。

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 頬を染めながら表情をコロコロ変えるランカの可愛さには結構クるものがあります。しかし彼女の幸せそうな姿をフロンティア市民が目撃したら殴りたくなるんじゃないでしょうか。ある人は友達を、ある人は恋人を、ある人は親類を喪ったというのに、希望の歌姫は犠牲者の追悼式を自分勝手にボイコットした挙げ句に男と逢い引きかよ! という感情が腹の底に渦巻いていてもおかしくはありません。誰が悪いというわけでもないのに……いやグレイスは悪いか。それどころか諸悪の根元か。

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 アイくん脱皮。おかげでバジュラ(小)に成長してすっかり可愛くなくなりました。この四つ足のビグザムみたいな姿を最初に見ていたら、あるいはアイくん第一形態がこのミニサイズまんまだったら、ランカも一目で気味悪がってそばに近寄らせなくて、今ごろは面倒事に発展していなかったでしょうに。
 ランカはアルトに一緒に行こうと勧誘しますがいや、そのりくつはおかしい。ランカがバジュラに何らかのシンパシーを抱いているのは解るものの、その理由はさっぱり説明されていません。それ以前にアルトやランカの同胞は虫じゃなくて人でしょうに。故郷を捨てて虫の世界に行ってどうする。というかオズマ兄ちゃんのこと忘れてるのか? オトコがいれば兄は用済みなのか?
 というわけでツッコミどころ満載のランカの勧誘でした。まずは自分の気持ちを相手が理解できるように言葉を選んで説明しましょうね。コミュニケーションは大切です。

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「本当に……アルト君と行きたかった。
 ずっと、一緒にいたかったよ!
 アルト君。……さよなら。大好きでした!」


 ランカは自分の言いたい事だけ言って後先考えず残された人間の事も考えず意味不明な衝動の赴くままにブレラをアッシーにして去っていきました。ランカは涙を流すし感動的なBGMは流れるしで制作陣が視聴者に向かって泣け泣け叫んでいるのは解るのですが全く感動できませんでした。
 ランカの真意、あるいは監督の意図はもしかしたら『風の谷のナウシカ』みたいに人間と蟲、ひいては自然との共生を目指しているのかも知れません。しかしそれだとこれまでバジュラに大事な人たちを殺されてきたマクロスフロンティア市民は収まりがつかないでしょう。反論として、マクロスシリーズでは宇宙人と戦っても後には手を取り合って共に歩んできたではないかという意見もありますが、ゼントラーディみたいな知的生命体と違って今回は下等生物(主観)ですから。
 ランカが人とバジュラとの間の仲介者となれるかどうかが全てのカギとなりそうです。……ランカの精神面にモノスゲェ不安が残るのが頭の痛いところ。



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コメント

吉野脚本ではこの手の心情の機微を表現するのがかなり下手だというのは、
最初から覚悟してましたけどね。
昔からこの手の今ひとつ足りない感じのする脚本ばかり書くんだよなあ。

ところで、アイ君は初期形態でもキモいと思ってましたが(特に触手w)。
ランカは目が腐っているのかと・・・。

The Weak Will Perish.

>ランカは目が腐っているのかと・・・。
ランカの美的センスが人類と異なっているのかも。w

そうか!ランカの携帯はその伏線だったんだ!(違

>ゼントラーディみたいな知的生命体と違って今回は下等生物(主観)ですから。
主観の相違ですね。

単体で恒星間航行を実現し、フォールド断層もものともしない。生身の戦闘力で最新型バルキリーを凌駕し、反応弾の直撃にも耐えるように進化。生命体としてのポテンシャルは、生体強化されたゼントラーディでさえも比べ物になりません。

ある意味では究極の生命体と言っても過言ではないでしょう。

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