今週のジャンプ一コマレビュー 2008年39号
バクマン第二話。サイコーとシュージンの中二病まるだしの会話が激烈にアイタタタで、在りし日の自分の姿を強制的に見せつけられている気分がして甘酸っぱい感情が心を浸しました。ちなみにその酸っぱさは濃硫酸レベル。骨まで溶けるぜヒャッハー!
中二病患者二人はテストをフケて保健室へエスケープ、そのまま教室に戻らずに屋上で時間を潰しました。彼らはクラスメイトたちが馬鹿に見えて仕方がないそうです。そしてお互い同じ考えと知って「こいつ頭いいな」と思うのでした。部屋の片隅で頭を抱えてゴロゴロ転がっていいですか?
さて原作担当志望のシュージンは福沢諭吉について一知半解の知識をひけらかしていました。
「俺、一万円札好きだけど福沢諭吉嫌いでさ。
“天は人の上に人をつくらず人の下に人をつくらず”なんて本に書いちゃって。
「だったらいいのにね」ってちゃんとつけろって思う」
<俺の本ちゃんと読めよ
『学問のすすめ』開巻劈頭の一文は、正確には
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。
です。“と言えり”がポイントです。シュージンが小賢しく語っていた「天は人の上に云々」は伝聞なのです。ちなみに本当の原作者はアメリカ合衆国第三代大統領トマス・ジェファソン。1776年に起草した独立宣言の前文に書いています。余談ですがミスター一万円札は独立宣言を漢文調に翻訳しています。
さてフクちゃんは独立宣言の一文を引用した後で話を始めます。人が平等だというのは嘘である。頭の良い奴にアホな奴、金持ちに貧乏人、エリート戦士に下級戦士、雲泥の差があるではないか。何故かというと理由は明々白々で、学問の有無多寡の差が戦力の決定的差なのである。だからゆっきゅんは読者に学問をすすめるのであった。この辺について詳しく知りたい方は「テッサ先生の補習授業」を参照されたし。
つまり『学問のすすめ』はエセ平等主義を否定するところから始まるのです。誰ですか、著作のたった一冊、しかも最初の一文さえ読まずに勝手に嫌い宣言している学年トップ(という設定)のキャラは?
『NARUTO』。八尾の八本目の刀の正体は、刀は刀でもラリアッ刀でした。正確には雷犂熱刀。民明テイストが強烈に漂うネーミングです。そしてサスケはギャグじゃなくてマジでラリアットを喰らって重傷を負いました。
注:『NARUTO』は忍者漫画です。
- [2008/09/03 00:59]
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