今週のジャンプ一コマレビュー 2008年25号
叶恭弘先生の『エム×ゼロ』が九十九回の連載を全うし、最終回を迎えました。あと一週やっていたらキリよく100話だったのが残念というか、ちょっと面白いというか。
本命の愛花でも対抗馬の観月でもなく、まさかの大穴ルーシーEND。でも最終回の時点で大賀の秘密(実は魔法が使えず、結果的に周囲を騙している)を知っていて、しかも大賀の欠点とかを全部ひっくるめて愛していたのはルーシーだけだったので、ストーリーの流れ的には自然に感じられました。当初想定していたラストを迎えるために強引に話のテンポを進めていたら愛花とくっついていた可能性もありますが、人外ロリ最強伝説が幕を開けたことを素直に喜びましょう。や、開幕してすぐに閉幕したわけなんですけどね。ところでデモベの新作っていつごろ出るんでしょ。
ラストは綺麗に纏まったものの、物足りない気分が強いので本誌や赤マルで後日譚的な読み切りを単行本一冊分くらい描いてもらいたいものです。とにかく叶先生、二年間の連載お疲れ様でした。
終わりがあれば始まりがあり、アンケート結果が振るわない漫画がトコロテンのように雑誌から追い出されることで新連載が掲載されます。ということで島袋光年先生の『トリコ』が始まりました。作者ご本人の落花狼藉についてはネットですぐに検索できるし、木田康昭先生の『喧嘩商売』で散々ネタにされているのでパスします。
主人公のトリコが成長したボンチューにしか見えないのは御愛敬。
それはそれとして、作品のジャンルは料理漫画ではなく食材探しの冒険漫画とでも分類すべきものです。ぶっちゃけ『HUNTER×HUNTER』の美食ハンター一代記と言ったところ。肝腎の内容はというと、今どき珍しいくらい真っ正直に少年漫画していて、なおかつちゃんと面白く仕上がっていました。特に主人公が頼りがいのあるマッチョの巨漢というのは久しぶりです。島袋先生は黄金期のジャンプを読んで育った世代のDNAを脈々と受け継ぐ漫画家ではあるのです。
一方、主人公が軟弱で頼りなくて喧嘩に弱そうで特に努力しているわけでもないのに後から後から女が寄ってくる二十一世紀的ナンパ漫画ではイヴがトランス能力を使ってツインテールで眼鏡無しのティアーユ博士に変身しました。
なんぱだっていいじゃないか。きょにうだもの。
なお『To LOVEる』は今回でちょうど第100話。『エム×ゼロ』とは一週違いで連載を始めた漫画なのです。しかし、片や打ち切り、こなたアニメ化。エロスは偉大ということですかね。愛染明王の御加護ですかね。
『ぬらりひょんの孫』では雪女がいつものように可愛くて、カナちゃんがいつものようにしっとマスク予備軍していました。
世界は滞りなく運行しています。
さて清十字怪奇探偵団はゴールデンウィークを使って妖怪修行に出かけました。そして電車の中で清継くんお手製の妖怪トランプで遊んで妖怪の知識を身に着けていました。やってることはインディアンポーカーですけど。
ちなみに雪女のカードの絵だけ逆さまなのは、第一話でリクオに逆さ吊りにされたからです。たぶん。
こんな所は必要以上に細かい椎橋先生。性格なのか、絵も細かく描き込みすぎてゴチャゴチャしていてちょっと見辛いのが難点です。
- [2008/05/19 23:00]
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コメント
まさか島袋先生が戻ってくるとは思いませんでした
なんだかんだいって世紀末リーダー伝たけしは大好きだったので応援してます
さて、次の打ち切りサバイバルレースはどうなることやら…
ぶっちゃけトリコってモンハンのパクリっぽくないっすかね?
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