機神咆吼デモンベイン 第5話
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ことあるごとに画面から目を背けてしまった前回や前々回とは違い、今回は括目して見よ的な出来栄えでした。
満月の下の鬼械神サイクラノーシュ、そして遙か下方の怪しげな地下神殿の暗がりから舞台は始まります。デザインはマヤ文明のティカル遺跡のピラミッドに激似。その頂上で見知らぬ金髪ねーちゃんが魚介類に食われます。や、言葉通りの意味で。メソアメリカ文化の遺跡での出来事らしく生贄にされたらしい。
ブラックアウト後に表示されたサブタイトルは原作と同じ「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」。出典はH.P.ラヴクラフトの著作「インスマスを覆う影(THE SHDOW OVER INNSMOUTH)」でしょう。こちらもデモンベインと同様に港町インスマウスの怪事件を主軸に据えた短編です。なお斬魔大聖だと「THE SHDOW OVER INSMOUTH」と、Nが一つ抜けていました。PS2版では訂正されていましたから、深い意味はなく、ただの誤植だったのでしょう。
デモンベイン世界のインスマウスは国内でも有数のリゾート地なので水着乱舞。
そりゃ九郎の鼻の下も伸びるってモンですよ。勃起したロボ?
ドクターウェストの出番が思いっきり端折られていたのは残念でしたが。あとアル、すでにダンセイニ召喚済み。
しかしそれはそれとして、覇道家の依頼で調査に訪れたというのに九郎はまるで仕事しようとしない。そんな姿勢だから本業が探偵だったことを忘れられるんだよ。姫さんにヘッポコホームズ呼ばわりされるのも仕方がない。あ、そういやアニメだと姫さんの酒乱による落花狼藉は省略されてたな。
宴会場でもテンションは下がりません。ゲームよりもサービスが効いています。
右下のは別の意味でのサービスカットですが。これはこれで似合っていますが、PS2版みたくもっと突き抜けた絵でよかったのでは?
お約束の混浴イベント。ベッタベタすぎるぜハラショー。だがそれがいい。
今までのアルの所有者たち(アズラッドとか)は、あくまでも術者と魔道書というドライな関係を築いていました。しかし九郎だけは単なる武器・道具としてアルを扱ったりはしません。原作だと戦友という言葉に思い当たってアルは無邪気に喜ぶのですが、アニメだと段階を一つ素っ飛ばしてなにやらいい雰囲気に。そして予定調和のごとく姫さん+ライカさんの乱入。ゲームの姫さんルートでの女の戦いも勃発しそうです。
今回は本気で作画のレベルが高い。
翌日、本来の目的である怪事件の調査を始めます。九郎と違ってちゃんと仕事をしていた執事さんの調査によれば、沖合いの孤島が怪しいそうです。そこで蒸気船で航海に乗り出すのですが、姫さんは二日酔いだしライカさんは着いてくるしで緊張感が無さ過ぎます。銀河鉄道999の車掌さんのコスプレをした敵が船を爆破させますが、ノリはほとんどギャグです。シリアスへの移行が死ぬほどヘボ。ちょっと褒めたと思ったらすぐこれだ。
一行と離れ離れになり、アルと二人きりになった九郎は冒頭の遺跡に入ります。そこで赤紫の霧を吸った九郎は心の底に封印されていたペドフィリア魂を解き放ちます。



アルを押し倒し/唇を奪い/胸を揉みしだき/脚を触り倒します。
さすが深夜枠。ここまでやりますか。仕舞いには水着越しでは飽き足らず、生乳へと指を這わせます。
アルはアルで、キスされた時点で目を瞑ってしまいます。受け入れ態勢万全カモンベイビーマイダーリン状態だったのですが、さすがに身体をまさぐられると我に返って九郎の股間を蹴り上げます。使い物にならなくなったらアルも困るのでは? これを教訓に九郎は愚地独歩に弟子入りしてコツカケを伝授されます。嘘です。
しかし今週のハヤテといい、貧乳に触るのが流行っているのか? いいぞもっとやれ。
その後、縛られていた姫さんたちを九郎と執事さんが救出します。バルザイの偃月刀の投擲一発で深きものどもは九郎たちに尻込みします。例によって動きが少なく退屈ですが、作画は崩壊していないのでデッドラインはギリギリ踏みとどまっています。そして今回の事件の黒幕にしてアンチクロスの一員が登場します。鬱陶しいセリフ廻しを好む、見るからにエセ紳士な男の名前はウェスパシ、アヌス。
え? 途中で区切るな? だって名前が長くて息継ぎが必要だし、なんかホモ臭いし。もー(前略)アヌスでいーじゃん。
さて(前略)アヌスはオッドアイのロリ魔道書、ルルイエ異本に命じて水神ダゴンを召喚させます。九郎とアルはデモンベインを操縦して戦いますが形勢は不利。アクションは……とりあえずこれまでと較べたら少しはマシなレベルでしょう。
そこにエンネアが手助けしてアルの断片、クトゥグアとイタクァの力を取り戻します。話のテンポが駆け足なのであんまり有り難味が感じられない。いっそのこと、ページの回収はバッサリ省略したほうが良かったのでは。
さておき、デモンベインは右手から炎の魔力を、左手から氷の魔力を開放。極大消滅呪文メドローアでダゴンを粉砕します。
アーカムシティへの帰りの船にて。私服姿のアルに狂おしく萌え。
「昨日は悪かった……。変な霧にやられて、お前に……」
「言うなっ! 妾はもう忘れたっ!」
「でもさ、こういう事はハッキリさせとかないとな……。
お前も……一応、女の子だし……」
アルは女の子扱いされて思わず顔を綻ばせますが、表情を引き締めて
「……そ、そうか……。よし! ならば、謝罪の言葉を聞いてやろう」
とあくまで傲岸不遜。しかし頬は紅潮したままです。ツンデレ万歳。
九郎はそんなアルの乙女心に気づかず、
「悪かった……。あれは事故だ。俺がしたくてしたわけじゃない。させてくれると言ってもしない。する気もない! 全くない!
これっぽっちもない!!」
と爽やかな笑顔で自爆。アルの魔力を喰らって海に放り出されます。これぞ王道。
バトルシーンの動きの少なさに目を瞑れば、原作ファンも充分に満足できるレベルでした。ぜひ以後も今回のレベルを維持・発展させていってほしいものです。
- [2006/06/30 17:38]
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