ハヤテのごとく! 第145話
幸せだったなら、孤独よりしみる。第145話「Distance〜近くても」幸せだったなら……
今回のサブタイトルの元ネタは、候補が多すぎて絞りきれません。エヴァ劇場版のテーマソングを歌ったシンガーソングライターのCDなのか、人気があったパチスロの主題歌の一つなのか、はたまた某エロ漫画家なのか。たぶん最後のではないと自分でも思いますが詳しいことは不明です。
先週、一話分を丸々使って前フリに徹したヒナハム爆弾。それこそハヤテとナギの間に横たわっている不発弾に次ぐ破壊力と殺傷力を秘めています。しかしヒナギクはその責任感と義務感から語らざるを得ません。その結果がデウス・エクス・マキナ的な都合のいいハッピーエンドに終わるか、それとも友情も恋情も破産してしまう悲劇に終わるかは想像の埒外にあります。それでもヒナギクは一つの決着に向けて口を開きます。
それはそれとして、時間軸を遡っての愛沢邸では咲夜パパが黄金聖闘士カミュ師匠も裸足で逃げ出す絶対零度の凍気を繰り出しました。
エターナルフォースブリザード。相手は死ぬ。
そんな絶技の使い手のパパさんも子供たち三人に掛かっては形無し、咲夜のツッコミ気質はこうやって練磨されたのかと感慨深くなるほどの鉄拳制裁を長女から頂戴しました。そんなドメスティックバイオレンス交じりの家族団欒にナギは少し当てられ、その場を離れます。
そして前回のハヤテと咲夜の会話の続きが再スタート。もし両親が戻って来てやり直さないかと提案されたらどうするかと咲夜に訊かれたハヤテは「二度目はないんですよ、二度目は」とにべもなく可能性を否定します。つまり一度はあったことだし、その時にハヤテはトラウマになるような羽目に陥ったとも推測できます。未だ語られていない過去話に不幸属性を集中させることで当面はギャグ調を維持する算段なのかもしれませんがそれだと終末のカタストロフィは悲惨なことになりそうです。ただでさえ色々と爆弾を抱えていることだし。
ハヤテの関心は両親よりもむしろ年の離れた兄に注がれていました。何者でしょうか。現時点では情報量が不足しているので推理のしようもないのでこの件は保留でしょう。
それよりも咲夜。ここしばらくメインヒロインたちを食ってしまうほどに萌えとフェロモンを振りまいている愛沢咲夜嬢です。兄、という単語を聞いて何を連想したのか、ハヤテの顔を直視できずに頬を染めます。
咲夜が赤面した理由は次のページで明らかに!
ななななな何というコペルニクス的転換!
自分たちが生活している大地を中心に宇宙が回転しているのではなく、大地の方が太陽を軸に移動していたのだと知った時と同レベルの驚愕を咲夜嬢はたった一コマで表現した! 姉属性を保有し、手の掛かる弟妹とそれに順ずる年下たちの世話を焼いているキャラでありながら、いや、だからこそ年上の頼りになる男性に憧れる妹属性へと反転するという妙技!
――なんだ、これは。
なんなのだ、これは――! 何故――何故ムネのトキメキが収まらない!? こんなたわけた話があるものか……! アレはメインヒロインでもなければつるぺたにゃう〜んでもないというのに、何故、ただお兄ちゃんと呼ばれただけで私が滅びねばならんのだ――!?
ついうっかり秘密の性癖を漏らしてしまった一人ムツゴロウ王国ネロ造くんの絶叫をよそに萌え死ぬ俺。ひゃっほう。
しかし正面打撃力においては比類なき破壊力を誇る軍艦ハヤテ丸は万年金欠病のおかげで追撃能力は無に等しいのでこれ以上は攻め切れませんでした。咲夜の好感度も宙ぶらりんのままストップ。結局、いなくなったナギについての話題に移りました。そんな手の掛かる金髪ツインテールお嬢さまは月の光に導かれて執事と巡りあいます。
ナギは相沢家を見て、自分の家族について思いを馳せていたのでした。ハヤテはナギとの絆の強さを信じているので、自分やマリアさんも家族みたいに一緒にいるとフォローします。しかしナギは現状の幸せが永遠に続くとは信じられないのでした。その不安は過去の苦い思い出に裏打ちされています。
現在までに提示された情報から推理すれば、ナギが言及しているのは番外編で過去のミコノス島にタイムスリップしたハヤテでしょうか。
しかしナギが語るところの男の一人称はオレ。
キャラクターの呼称に関しては異様にこだわる畑先生のことですからハヤテを指している可能性は激減します。やはりナギの元執事の姫神か?
そんな謎の男に加え、幼い頃に死別した母親を持つナギはマリアさんもやがては誰かを好きになって自分から離れていくのだろうと考えてしまいます。いや、職場結婚という手段もあるわけなんですけどね(候補はさておき)。そして美食倶楽部の海原家三美人のように主に横幅が成長すると。
マリアさんがこんなんなったらハヤテの百年の恋も一ピコ秒で冷めるわいっ!
そんな激しくイヤな未来予想図はさておき、寂寥感に囚われるナギを励ますためにハヤテは無い知恵を絞りますが脳裏に浮かんでくるのは絞りカスばかり。しかしそれでは駄目なのです。主人に仕える執事としてだけではなく、小さな女の子に近しい年上の男の子としてもハヤテにはナギを元気付ける義務と責任があるのです。
そしてついにハヤテが思い至った結論とは!
ギャグに逃げることでした。つかえねー! FF4の変名プレイのギルバート並につかえねー!
それでも結局のところ、ナギは年に似合わず寛容な主人なのでハヤテを流血させるだけで許してやります。そしてツンデレ発動。
最終的にはハヤテに甘いのはやはり惚れた弱みか。
何にせよ三千院家の主従の問題はひとまず解決しました。しかし一方でハヤヒナハムの三角関係は今まさに激変を迎えようとしています。ヒナギクはいったい何を語ったのか、そして三人の関係はどこへ向かって進んで行くのか?
まるで進んでいません。話が。
もう一週間、悶々とした思いを抱えながら次回へ続く!
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- [2007/09/26 23:33]
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