マイナー漫画ナツ100・レビューその10
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091.『妄想戦士ヤマモト』小野寺浩二,ヤングキングOURS,少年画報社
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あらすじ:妄想オタ野郎の山本一番星は救いようがないほどの妄想戦士である。そんな彼を軸として、一般人をよそおっていたオタク、フィギュア萌え、めがねっ娘教団の教祖たちが妄念の限りを尽くす。
レビュー:萌え漫画ではなく萌えレビュー漫画。その身を燃え盛るパッションに任せすぎていて将来が心配になる漢どもが血涙を流しながら萌えについて語り倒す。邪魔する奴も蹴り倒す。
ひとこと:「イカロスだ!! 男はみんな地に墜ちるとわかっていながら太陽を目指してしまう悲しきイカロスなのだ!!」
092.『土竜の唄』高橋のぼる,週刊ヤングサンデー,小学館
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あらすじ:署内一の問題児・菊川玲二は交番勤務のしがない巡査だが、署長に極秘任務を与えられる。それは広域暴力団の組長を逮捕するための証拠を挙げるため、潜入捜査官(モグラ)になることだった。
レビュー:主人公がいつも絶体絶命のピンチに陥り、度胸と機転でクリアするというパターンの積み重ね。しかし絵にクセがある上にリアクションがド派手なのでギャグにしか見えない。ありえない逆転が目白押しなので少し方向性が違った意味で面白い。
ひとこと:作者の談によれば「男の美学や生きざまを描いている男魂バトルロマン」らしい。
093.『もっけ』熊倉隆敏,月刊アフタヌーン,講談社
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あらすじ:拝み屋の血筋に生まれた姉妹は、常人とは違う力を持っていた。姉は勿怪(もっけ、もののけ)を見ることができ、妹は勿怪に憑かれやすい体質だった。
レビュー:バトルアクションとは真逆の方向を進む伝奇漫画。物の怪に対しては力尽くで祓うのではなく、拝んで去ってもらう。昔の日本人が抱いていた、怪異に対する畏れと親しみがほのぼのと描写されている。お勧めの一品。
ひとこと:アニメ化されるからもうマイナーとは言えないかな。
094.『八神くんの家庭の事情』楠桂,週刊少年サンデー増刊,小学館
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あらすじ:八神裕司は平凡な高校生。しかし彼の母親は中学生に見えるほどに若作りだった。無防備に近づいてくる母親を前に、裕司は自分が重度のマザコンであることを自覚してしまう。
レビュー:実の母親に恋してしまった少年を巡るギャグ漫画。登場人物の半数はアブノーマルな恋愛願望を抱いている。作者は女性なのに下ネタがやたらと多い。しかもそれが思春期男子には異様に共感できる内容に仕上がっている。
ひとこと:TVドラマは黒歴史。
095.『(有)椎名百貨店』椎名高志,週刊少年サンデー増刊,小学館
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あらすじ:『GS美神』の椎名高志先生が贈る短編集。毎回違ったジャンルの漫画(中には短期連載もあり)を基本ギャグとして描いていく。
レビュー:これだけの密度とアイデアの短編が週刊少年サンデー増刊で月産されていたのが脅威である。この中から連載作品に昇格した漫画もある。
ひとこと:この漫画家は短編の方が向いているのでは?
096.『夜刀の神つかい』原作:奥瀬サキ/作画:志水アキ,月刊コミックBIRZ,幻冬舎
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あらすじ:夜刀の神と呼ばれた吸血鬼が二百年の時を経て蘇った。その首魁である砌に恋人と右腕を奪われた日向夕介は夜刀の神たちに立ち向かっていく。
レビュー:伝奇バトルアクション漫画。絶望の極みでなお抗い続ける主人公と言うのは『ベルセルク』を思い出すが、絵や展開やキャラの性格のせいかそれほど絶望感は漂ってこない。それだけに比較級的な意味で読みやすい。
ひとこと:現在最終章を連載中。
097.『余の名はズシオ』木村太彦, 月刊少年エース,角川書店
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あらすじ:主人公のズシオはバカ王子である。第一話にして国を家臣に簒奪され、両親は弑逆され姉とは離れ離れになった。国を取り戻すため、ズシオのバカな旅が始まる。
レビュー:ノンストップハイテンション電波ダダ漏れギャグ漫画。他に付け加えるべき言葉が見つからない。
ひとこと:『瀬戸の花嫁』はアニメ化されたのでこちら。
098.『ラブやん』田丸浩史,月刊アフタヌーン,講談社
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あらすじ:ロリでオタでプー。三つ揃えば致命傷の欠点を完備したダメ男のカズフサのもとに天使のラブやんが降臨する。その目的はカズフサの恋を成就させるためだったはずだが、そのうちラブやんもダメ人間まっしぐら生活を送るようになる。
レビュー:正真正銘のダメ漫画。主人公がもうどうしようもなくダメのダメダメ。そしてそんなダメ人間にちょっとでもシンパシーを感じてしまう読者もダメ。そんなダメスパイラルに降下していくのが楽しい。破滅の果実は甘い。
ひとこと:メディアミックス全スルー漫画。されても困るが。
099.『浪漫倶楽部』天野こずえ,月刊少年ガンガン,スクウェア・エニックス
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あらすじ:夢ヶ丘中学校の周囲は昔から不思議な出来事が多く伝えられていた。二年生の少年・火鳥泉行は不可視の存在を見抜く力があり、裏山の岩の精霊コロンと出会う。
レビュー:天野こずえ先生の初連載作品。作者らしいほのぼのしたタッチとストーリーはこの時期から健在である。一話完結の感動系のエピソードが多い。
ひとこと:『ARIA』はアニメ化されたのでこちら。
100.『わたるがぴゅん!』なかいま強,月刊少年ジャンプ,集英社
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あらすじ:元気と悪知恵が有り余った中学生の与那覇わたるは沖縄からの転校生。最初は遊び感覚で混じっていた野球部にも後に正式に入部し、勝利の牽引役となっていく。
レビュー:ギャグとキャラが光りすぎてストーリーの面白さがくすんでしまう困った野球漫画。野次馬からのツッコミは『デトロイト・メタル・シティ』のDMC信者のセリフよりも笑える。
ひとこと:二十年以上の連載期間を掛けて球児の一夏を描いた。
- [2007/09/11 23:51]
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月刊少年ジャンプ『月刊少年ジャンプ』(げっかん しょうねんジャンプ)は、集英社が1970年から2007年まで発行していた月刊少年漫画|少年漫画雑誌。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History
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