皇国の守護者 第32話
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新城たちに俘虜としての立場から解放される時が近づいていた。彼らは帝国が用意した馬車に揺られつつ、自分たちが戦い、戦友たちが散り、そしてなお守りきることがかなわなかった祖国の一部を目に焼き付ける。
人にはそれぞれ戦場があり、地獄がある。新城たち皇国軍人たちは北領で戦い、そして敗れた。しかしその地に住まうかつての皇国衆民、今では帝国臣民は、これからが本当の戦いだと知っている。だからこそ彼らは自らをそのような境遇に落ち込ませた新城たちに石や汚物とともに悪罵を投げつける。敗残兵、と。
戦場を生き延びた兵士たちに対し同胞は、特に民間人は往々にして冷淡である。そしてまた皮肉なことに、同胞よりも敵軍から敬意を懐かれる場合も多い。新城たち敵兵だけではなく剣牙虎二頭もまた点呼を取った帝国の名もなき俘虜担当将校や、実際に干戈を交えたバルクホルン大尉やロボフ軍曹はその典型だった。
「……武功についてはまったく確信を持てず、こう言うのはこれ以上ない偽善なのかも知れないが。名誉ある敵がどこにいるのか、それについては誰にでも教えられる。僕はそう信じている」
「わたしも同意見だ。新城大尉」
新城とバルクホルン、仕える国家を違える二人の軍人はお互いに対する満腔の尊敬を込めて敬礼を交わした。
そして新城たちは笹島が手配した第一次便船“畝浜”に乗艦し、水軍将校から北領失陥以来初めての同胞からの温かい言葉を受けた。
「……お疲れさまでした! お帰りなさい」
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- [2007/07/31 23:54]
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コメント
あは、あはははははははははははははははははははははははは!!!!
皇国の守護者がねぇ・・・
打ち切り・・・打ち切りだって・・・
あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!
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