保険 アリコ Moon of Samurai ダーリン・イン・ザ・フランキス 第14話 「罪と告白」

ダーリン・イン・ザ・フランキス 第14話 「罪と告白」 

 観ているこちらが口から砂糖を吐きそうなダダ甘ラブラブ展開を期待していたのにフタをあけてみたら昼ドラもまっさおのドロドロな人間関係が描かれたでござるの巻。ゼロツーはまだ幸せになれないのかよ……!

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 前回のラストシーンからアバンがはじまり、さあこれからヒロとゼロツーとのあいだのとまった時間がうごきだすぞと思っていたら、案に相違してイチゴがわってはいってゼロツーをコクピットからたたきだしました。イチゴはこのあとも大活躍します、昼ドラ的な意味で。

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 ゼロツーに首をしめられた件でヒロは病室に救急搬送されます。ナナとハチのセリフによればこれ以上ゼロツーと乗るのは無理とのこと。で、そのゼロツーは熱にうかされたような顔でふらつきながらもヒロと話をすればどうにかなるとか細い希望にすがりながらヒロのもとへゆこうとし、またもやイチゴに妨碍されました。そこでイチゴはナナとハチから盗聞きした話、このままだとヒロは竜化して人間ではなくなってしまうことを十三部隊のメンバーのまえで曝露し、ゼロツーの他人とうちとけようとしない態度もてつだって、ゼロツーと十三部隊との関係は決定的に破綻しました。しかしこのあとヒロには絶対にあわせないとイチゴにいわれてゼロツーがひきさがったのは、やっぱり内心では自分が悪いと自覚していたのでしょう。

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 ヒーローは死なない。
 というわけでヒロは当然のことながら生きていました。おとなしくしていればすぐに戻れるとフトシは言うけれど、それが事実なのか、それともナナやハチのつくり話なのかはまだわかりません。
 そしてイチゴが十三部隊全員を代表してゼロツーからヒロを守ると宣言しました。ここでヒロがゼロツーを擁護しなかったのは、そりゃイチゴらの気持を尊重したからでもあるのだろうけれど、視聴者としては煮えきらない感じをうけてしまいます。前回を観たせいもあり、ヒロには何があってもゼロツーのことを救ってくれるヒーローであってほしい。

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 みんなが病室からたちさるときにヒロはミツルをよびとめてミツルがかつてエリクシル注射をうけるまえに約束したことを話題にします。それをきいたミツルは内心はどうあれヒロに対してクールな態度をくずしません。しかし憎まれ口をたたきつつもヒロのことを心配するあたり、ヒロが約束を思い出したことは決して無駄ではなかったようです。
 このあとミツルがココロと廊下で顔をでくわして「あれ、何かいいことでもあったの?」ときかれるような展開でもあったらよかったのだけれど脚本家もフトシへの屍体蹴りを自重したか

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 ゼロツーと逃避行してつれもどされた日からヒロの適正値はさがりつづけ、とうとうフランクスに乗れないまでになってしまいました。その原因はゼロツーの血をなめたことだとヒロは見当をつけます。うーむ、このアニメの謎ってわざわざひっぱるまでもないものもけっこうありますね。

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 つぎの作戦はこれまでで最大の規模になると通達され、それでもイチゴは十三部隊を代表してゼロツーといっしょに戦うことを拒否し、それがうけいれられないばあいは出撃そのものに参加しないと宣言しました。子どもたちが戦闘をボイコットするなんてダリフラ世界からすれば驚天動地の叛逆じゃないかな。これだけでもゼロツーはだいぶこたえるのに、大人たちのほうからもゼロツーはナインズに帰還することを命令されます。そしてゼロツーのみならずヒロのほうにも見はりがつき、ゼロツーは孤独にさいなまれながら爪をかむことしかできません。ゼロツーには同情するけれどだいたい自業自得だからなあ。イチゴを責める気にはなれません。

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 イチゴがヒロの病室をたずねてきて、ふたりきりのイチャコラシーン……と思っているのはたぶんイチゴひとりです。リンゴをむくのがぶきっちょで皮を果肉ごと落してしまうシーンは今回唯一の癒しであり萌えポイント。そしてお約束のナイフで指切りイベントでイチゴはヒロに絆創膏をはってもらって御満悦です。でもさイチゴ、ヒロはかつて赤鬼の姿のゼロツーが青い血を流したのにためらいなく傷口をなめたんだよ。
 今回のイチゴは過去最高にイヤな女ポジションなのに、どうしても責める気になれない理由のひとつは、結局ヒロの心はゼロツーが独占していてイチゴのはいる隙間がひとかけらもないことを痛切なまでに理解しているからです。ヒロに絆創膏をはってもらうくらいで喜んでいる時点でイチゴはキツイ言いかたをしたらピエロなんですよね。俺なんぞに哀れをもよおされてもイチゴはうれしくもなんともないだろうし、むしろ侮辱されたと感じて腹を立てるかも知れないけれど、それでも同情せざるをえません。

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 ゼロツーはイチゴらに拒絶されたことが予想以上にこたえていて、それを自分が人間ではないからだと考え、人間になるために叫竜を殺しつづけなければならないと心をあらたにするのだけれど、そのためにゼロツーはなによりも大切なヒロを殺しかけたわけで、堂堂めぐりのはてにゼロツーは自重も自責もかなぐりすててヒロに会いにゆきました。
 ところでゼロツーが叫竜を殺せば人間にちかづけるというのは十中八九APEのジジイのガセネタなのだろうけれど、実際にゼロツーは赤鬼から人間の姿になりかわっているわけで、それはおそらく叫竜を殺すのではなくパートナーのステイメンの命をすいとることで(あと自分の体の黄血球をステイメンにおしつけて相手の血を自分にとりこむのもあるか?)ゼロツーの叫竜の血がうすまっているのかもしれません。そしてゼロツーは内心そのことに気がついているのでは。
 閑話休題。イチゴはやっぱりゼロツーがヒロにあうことを拒否したけれど、ゼロツーの必死さに同情したゴローの提案で、十三部隊のみんなといっしょならゼロツーがヒロとあうことをみとめたけれど、ここでヒロが最悪のタイミングで往年の行動力を発揮してゼロツーにあいにいったため病室はもぬけのからで、ヒロといれちがいになったゼロツーは心のバランスが完全に崩潰しました。
 そしてヒロはゼロツーが十三部隊のみんなに暴力をふるうところを目撃します。

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「これでわかった? もう二度とボクの邪魔をしない……」
「ゼロツー!」


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「ダーリン……」
「なにをやってるんだ……」
「やっとあえた……ダーリン……ボク、ダーリンと話したいことがあるんだ……」


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「イチゴ! だいじょうぶ、イチゴ!? イチゴ!」
「ヒロ……逃げて……!」


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「なんでこんなことを!」
「なんで……?
 ダーリン、いってたよね。なんでも話してほしいって。だけどこいつらがずっと邪魔をしてたんだ。だから……」

「そんな……」
「いっぱい、いっぱい話をしよ? きっと、いまからでもとりもどす……」


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「ゼロツー!
 いまのきみはバケモノだ。人間じゃない」


                、_ヽ、、_,,y
               -‐ヾ;;;;;ヾツ;;;;;彡_,
              ヽ彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''<,_        _______
             `゙シ;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;ッ;;;;;ヾ;;;;;;;;ラ.      /
              彡;;;;;;リッヾ`ソリiiヾ、;;;;;彡     |
             ノミ;;;;/´-゙'。、ノ ノ-。、iヾミ、     i  ないない
              リi;;;ミ. `ー '  _`ー' iミ、,   ー='、
              ノ彡ヽ    -' u .!`       |  それはない
            __ノ''゙゙´\J ,-‐、・ ./\__      |
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二二=====── |  〈..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::ノ\::::....
  )vナ ( ヽ、_ノ`'ヲ‐'' ) ::::::::::::::::_,,,./:::''     / ヽ`''':::::..
  ヽ〈 〉:::::     /、  |:::,,::--‐'´ i /      ノ  /´ヽ::::::


 ヒロはそんなこと言わない。というよりも言ってほしくなかった。たしかにゼロツーが人間になりたいと切望するあまり、赤鬼の姿だったころよりも心が人間らしくなくなったことは否定できない事実であり、ゼロツーの外見ではなく内面が好きになったヒロとしては自分勝手な理窟で仲間に暴力をふるうゼロツーをゆるしがたい気持になるのもわからなくはないけれど、ゼロツーにとってバケモノよばわりされるのは最大のタブーであり、それをヒロの口からきかされることがゼロツーにはいちばんつらいことだということは、ゼロツーの過去を垣間見たヒロにだけは理解してほしかったことであり、要するにゼロツーを叱るのはいいにしてももうちょっとことばをえらんでもらいたかった。

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 すべてに絶望したゼロツーは命令どおりにナインズに帰還するためミストルティンをあとにします。ヒロから贈られた手鏡をのこし、最後にヒロと顔をあわせながらも一顧だにせず去ってゆきました。
 ヒロはゼロツーをおいかけようとしてイチゴにうしろからだきとめられます。

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 ところでどうでもいいことだけれど上の画像ってケンタウロスに見えません?

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 イチゴの決死でけなげで強引なキス。それとは対照的にヒロがぜんぜん心をうごかしていないようなのがイチゴの不憫さをきわただせています。

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 いっぽうゼロツーにはフランクス博士によってよりどりみどりの逆ハーレムが用意されていました(ぉ
 そのメンツが十三部隊とかとくらべると老けた印象があるのは、あえてそういうえらびかたをしたのかもしれません。どうもダリフラ世界の子どもは寿命そのものがみじかそうなので、こいつらはのこり時間がみじかいからゼロツーの供物になっても惜しくはないと判断されたのでしょうか。だとしたらフランクス博士はやはりマッドサイエンティストです。

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「あたし、模擬戦でのヒロとのキス、後悔してない。あたしはずっと、ヒロといっしょにいたい! 今度は絶対、ヒロと乗れるようになるから!
 あたし、ヒロのためならなんだってできる。ほんとだよ。だって、あたし、ずっとヒロが、ヒロがあたしのすべてだった!
 あたし、ちいさいころからずっと、ずっとずっと、ヒロだけを見てきた。あたし、……ヒロが好きなの!」


 というわけで背後でゴローが聞いていることにも気づかすにイチゴはヒロに告白しました。
 ところで今回のイチゴの一連の行動をみて、こないだ『コードギアス』を見返したことも手つだって本放映中のスザクのことを思い出しました。スザクは主人公ルルーシュの親友でありながらおたがいそれと知らずに敵味方にわかれて戦うことになり、しかも身体能力もパイロットとしての伎倆もピカ一のためにルルーシュのまえに何度も何度もたちふさがっては邪魔をしつづけ、おまけにうがった見かたをすれば自分の手をよごさない偽善者とうけとれなくもない言動のため、一部の視聴者からは徹底的にきらわれ、ついにはウザクなどという蔑称をたてまつられるにいたったわけなのだけれど、スザクにはスザクの過去があり動機があり正義があるので、いちがいにスザクを悪くいう意見には左袒できません。どうやら今回のイチゴは各所で不評のようだけれど、それはスザクがきらわれるのと相通ずるものがあるのではないかと思います。
 ところでギアスは展開の振り幅が極端でインパクトがありすぎるシーンも多いせいでシリアスをつきぬけて一種のギャグになってしまうパターンもあり、観ているほうも「ウザクひでぇ! ひでぇウザクだ!」とネタにしたりキャハキャハ笑い飛ばしたりすることも可能だったけれど、ダリフラのほうはストーリーが深刻なうえに淡泊だから、どうもそういう楽しみかたがむつかしい。
 まあ俺がイチゴの肩ももちたがるのはこれまでさんざん書いたようにイチゴが約束された敗北の青であるという同情心に由来するところが大きいわけで、これで万が一最終回にゼロツーが死んでイチゴがぬけぬけとヒロをゲットしていたら扇なみにキライになることは確実だけどな!

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 で、ヒロはイチゴにキスされてものごっつい迷惑そうな顔になり、イチゴの体当たりの告白をうけても上の空でゼロツーの輸送機を目で追うばかりでした。いやさ、こんなヒロを見たうえでなおイチゴを嫌いになるなんて俺にゃ無理です。



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コメント

イチゴの態度はゼロツーの悪い意味でブレ無かった結果が招いてる訳で
それを勘定せず各所でイチゴが叩かれてるのは
話なんてどうでもいいんだなあとしか

イチゴにも任務に私情を混ぜる狡さが女受け悪かったりするんだろうか

甘い展開を期待して心待ちにしていたのにこれは予想外でしたねぇ…。

病室を出たミツルが顔を緩ませて……という描写が欲しかったというのは激しく同意。

ヒロでさえ、ゼロツーに利用されていただけなんだって思ってしまっている所もあるのだから、イチゴが完全に利用していると思ってしまうのは仕方ないよね
実際にヒロがかつてのダーリンって気づかなければ、あのまま吸い尽くしていたのでしょうし

イチゴ海外だとめっちゃ嫌われたみたいだね

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