保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2018年12号

今週のジャンプ一コマレビュー 2018年12号 

・『鬼滅の刃』

hitokoma_2018_12_01.jpg

上弦の伍……変態

hitokoma_2018_12_02.jpg

上弦の肆……変態

hitokoma_2018_12_03.jpg

上弦の弐……ド変態

hitokoma_2018_12_04.jpg

上弦の壱……たぶん冨岡さんみたいなコミュ症の嫌われ者

hitokoma_2018_12_05.jpg

無惨さま……臆病でビビリで恐がりでチキンで作中の活躍といえば腹立ちまぎれに部下どもをつぎつぎと理不尽なパワハラ惨殺してきたことだけと救いようがないうえにこのたび変化が嫌いとかぬかすくせに自分はマイケルになったり女になったりショタになったりと変化しまくる自覚なき二枚舌であることが判明したジャンプ史上ぶっちぎり一位の小物ラスボス

 上司や同僚がこんなのしかいないのだから猗窩座がことあるごとに鬼殺隊の柱を鬼に勧誘する気もわかるというものです。


・『斉木楠雄のψ難』

hitokoma_2018_12_06.jpg

 作中最大の懸案事項であった火山噴火の沮止にとうとう成功し、ラストシーンでは斉木が超能力者であることがクラスメイトに露見したかのようなヒキで終り、次回はセンターカラー&大増26ページで、麻生先生のツイートは不吉な文章で……いかん、マジで来週号で最終回になるかもしれぬ。


・『ブラッククローバー』

hitokoma_2018_12_07.jpg

 ラスボスでありながら小物感がヒドイという点にかけては無惨さまの足もとくらいにはおよびそうなリヒトくんが魔法帝を殺害するという大金星をあげました。王国全土の国民を人質にとった結果というのがいかにも小物らしい。やってることは木の葉崩しのどさくさまぎれに三代目火影をその手にかけた大蛇丸みたいなものなのに、あれよりずっとショボいのは、まあ魔法帝との純粋な実力差ゆえでしょう。魔法の腕前においても、人としての貫禄においても。
 でも正直なところこの場にかけつけてきたヤミさんの怒りのパワーアップのまえに惨敗を喫しそうな印象が否めません。よくて命からがら逃げることに成功するくらいでしょう。どこまでいっても貫目のたりないリヒトくんでした。


・『破格の家賃』

hitokoma_2018_12_08.jpg

 手塚賞準入選の読切りです。作者一流の世界観を構築できているし、絵は古い感じだけれど作風にマッチしているし、白い背景がめだつのは手抜きではなく演出だとわかるし、ストーリーはうまくまとまっているし、ラストも安易なハッピーエンドではないのにこれ以外ないというおさまりぐあいだったしで、非常に完成度の高い読切りでした。あえて難をあげるなら読切りとして過不足なく完結しているために、この作者が連載を勝ちとっても長続きするイメージがわかないところだけれど、それはこの読切り一本に作者が全力投球していることのあらわれであり、連載に色気を見せるような話づくりをしていないのには好感が持てます。
 もしこのレベルの一話完結漫画が『死神くん』や『アウターゾーン』みたいな形式で連載されるとしたら毎週月曜日のたのしみがひとつふえることでしょう。


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2018_12_09.jpg

 蜻蛉切、土俵にあがるまでは小関部長をほかの力士とおなじように見くだしていたけれど、いざぶつかってみて部長の強さを体で感じとると、態度を一変させて友好的になりました。これまでとは印象がかわりすぎて、読んでいて気分がわるくなるレベルです。
 蜻蛉切の言いぶんでは、才能があって正しく努力している奴には自分はやさしく、才能がないのにムダな努力をするヤツに時間をとられるのが嫌いだとのこと。俗っぽいいいかたをすれば効率厨です。
 自分の青い目のせいで苦労してきたとか、師匠か兄弟弟子かの影響で大相撲に悪い意味で染まってしまったとか、蜻蛉切がこうなってしまったのにもなにかわけがあるらしいことは語られたけれど、だからといって他者を見くだしていい理由にはならないし、ましてや稽古相手のヒザを壊す大義名分にするには絶対に不可能です。


・『フルドラハーツ』

hitokoma_2018_12_10.jpg

 ジャンプの短期打切り漫画の歴史にまた一ページがきざまれました。『フルドライブ』と『ゴーレムハーツ』は同期に新連載がはじまり、どちらもすぐにドベ常連となり、結果として前者は全十五話、後者は全十六話という微妙に中途ハンパな短期期間で打切りとなりました。
 両者の敗因について私見をのべると、どちらも主人公のキャラクターが残念でした。『フルドライブ』の主人公は「おまえ結局どういうヤツなの?」という疑問が頭をはなれないような男で、ものに動じない性格なのか実は熱いハートの持主なのか、はたまたスカしているだけのいけすかない野郎なのか、俺は最後まで把握できませんでした。エイリアンというか人のカタチをした何かというか、とにかくこいつの心理はなにかにつけて悪い意味で予想外のものだったことが多く、理解の埒外にあったうえに生理的にうけつけませんでした。それなのにこの漫画は主人公を中心にして描かれて、わりと人気をよべそうだったヒロインははやいうちから出番がなくなったので、共感できないヤツが活躍したところで読者にはそっぽをむかれるよねというのが打切りを知ったときのすなおな感想です。
 いっぽう『ゴーレムハーツ』のほうは、無知で無思慮で無邪気というジャンプ主人公の一典型もいうべき性格で、その点ではわかりやすかったけれど、作者が無知と無思慮を言いわけにして主人公に好き勝手放題させ、しかもそのことで大人にちゃんと叱られることなく、むしろ甘やかされるケースが多かったのにフラストレーションがたまりました。しかも主人公を善導すべき立場のヒゲオヤジが主人公以上にアレで、ほかにもゴーレムのデザインがダサくてワンパターンなところとか、王道のようでいて実はただ陳腐なだけの世界観とか、穴の多さなら『フルドライブ』よりもはるかに上でした。
 最後のコマにはどちらにも「次回作にご期待下さい!!」とあるものの、正直なところ『フルドライブ』の小野先生にはまだ可能性がのこっていそうだけれど『ゴーレムハーツ』の大須賀先生のほうは、第二の連載はちょっとむつかしいなじゃないんですかね。



斉木楠雄のΨ難 24 (ジャンプコミックスDIGITAL)
斉木楠雄のΨ難 24 (ジャンプコミックスDIGITAL)麻生周一

集英社 2018-01-04
売り上げランキング : 1172

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
斉木楠雄のΨ難 23 (ジャンプコミックスDIGITAL) 斉木楠雄のΨ難 22 (ジャンプコミックスDIGITAL) 斉木楠雄のΨ難 21 (ジャンプコミックスDIGITAL) 斉木楠雄のΨ難 20 (ジャンプコミックスDIGITAL) 斉木楠雄のΨ難 19 (ジャンプコミックスDIGITAL) 斉木楠雄のΨ難 18 (ジャンプコミックスDIGITAL) 斉木楠雄のΨ難 17 (ジャンプコミックスDIGITAL) 斉木楠雄のΨ難 16 (ジャンプコミックスDIGITAL) 斉木楠雄のΨ難 15 (ジャンプコミックスDIGITAL) 斉木楠雄のΨ難 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)




コメント

ダブル打ち切りにはワロタ

斉木も終了確定で銀魂も今年には終わるだろうし、青春も畳みに入ってるし
夏頃には誌面がガラッと変わってそうだな

ゴーレムハーツの奴は悪い事言わんからコロコロ行け

フルドラとゴーレムの全話数が逆っすよ
フルドラ一週先に始まったし

ブログ主の指摘するゴーレムの欠点はヒロアカにも当てはまっている気がする
その欠点を補って余りある長所があるようには見えないので、あの漫画がヒットしているのは謎だ

無惨さまは理不尽なパワハラなんてしてませんよ?
相手の心読めるから部下の本心即見抜いて会話挟まず処理やってるだけです

今回の上弦と比較すれば明白ですが下弦はやる気も覚悟もないクズばかり
その上取り柄の能力にすら期待されなくなったらそりゃリストラされますって

その一方でやる気だけはある響凱さんは下弦から外すだけで済ませたり
妓夫太郎に対しても調子が良かったときは妹を甘やかしてくれたり
死んだときもどうでも良いと言いながら「ああすりゃ良かったのに」と惜しんだりと
使えそうな部下に対しては(不甲斐ない態度取らない限り)結構優しいです

ブラクロのラスボスはリヒトくんじゃなくて"あの方"では?

ソーマの中村くんも無惨やリヒトくんに負けず劣らずな小物ラスボスだと思うんだ

丁は偶数じゃなかったっけ?

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://samuraimoon.blog67.fc2.com/tb.php/2845-6e05458f

少年ジャンプ ワールドトリガー 斉木楠雄のψ難 ハヤテのごとく! 銀の匙
  • seo
Wizardry Ring
[ Back ][ Random ][ List ][ Next ]
ブログパーツ