保険 アリコ Moon of Samurai ダーリン・イン・ザ・フランキス 第05話 「キミの棘、ボクのしるし」

ダーリン・イン・ザ・フランキス 第05話 「キミの棘、ボクのしるし」 

 これまでの楽天性というか、深刻な雰囲気になってもなんだかんだ力技でハッピーエンドへみちびかれるであろうという安心感がなくなった……

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 ヒロらのいる第十三都市と、第二十六都市のとキッシングがおこなわれました。キッシングはKISSINGであり、都市と都市とがドッキングして燃料のうけわたしをおこなうことをさします。唾液の交換か
 さて第二十六都市の子どもらはヒロらにくらべるとすこし大人びていました。キッシングの式典に参加した大人どもはやっぱりいつものように顔をかくしていて、ずいぶん無責任な演説で子どもらの戦意を昂揚させるのでした。
 なお第十三都市の名はセラスス、第二十六都市のはクリサンセマムといい、それぞれ桜、菊をさします。このアニメの世界観で桜をもちだされると特攻兵器桜花が思い出されてしようがありません。血の花が咲いて散るのか……?

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 やけにヌルヌル動く着衣シーンののちゴローが寝坊のヒロを起そうとしたらヒロは脂汗をながして高熱を出していました。ヒロは着替えをおえて顔を洗うとゴローに調子がすごくいいと言うのだけれど、それは本心からか、相手を心配させないための方便か。それはこのあとにわかります。

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 前回の戦いの殊勲者だとイチゴにほめられても、あのとき勝てたのはみんながいたからだと言う。つぎがあったらチームとしていっしょに戦わせてほしいとあくまで低姿勢。ゾロメにつっかかられても、足手まといにならないようがんばると謙虚なまま。ヒロは優等生のうえにイヤミがぜんぜんありません。ちょっと非人間的で不自然なくらいです。悪いやつでは断じてないのだけれど。

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 襟がおれているのをなおそうとイチゴはヒロの首もとにふれ、予想外に大きなリアクションでとびのかれてしょぼんとしつつも、すぐに気をとりなおし幼なじみポジションを最大限に活かしていい雰囲気づくりに邁進します。あっ(察し)

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 この雰囲気ならゼロツーがでてくるだろうなと思っていたら案の定ゼロツーがでてきてヘンな笑いがでてしまいました。なにか口にふくんでいたら噴出必至。あぶないところでした。しかし世界がよってたかってイチゴをいじめにかかっているように見えるぜ!

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 あーん×2
 バカップルふた組。誘爆して爆発しろ! といいたいくらいのおだやかな空気は、やがて冗談のひとつも飛ばせないような重く張りつめたものへと変ってゆくのであった……

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 ゼロツーはヒロといっしょにミストルティンを探訪デートし、あまつさえヒロとおなじへやに住むといいだしました。……も、もうちょっとだから! 桃色空気がふきとばされるのはもうちょっとあとだから!

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 人間関係がきしみをあげています。イチゴとゴローはパートナーなのに心の奥ではすれちがい、ミツルは死病フラグをたてながらココロにつらくあたり、ゼロツーとイチゴはお察しください。
 そしてヒロがみんなに見せていたのはやはり空元気で、ミツルなどよりもよほど体調がわるそうで、ふと鏡にうつったさきに見えたのは、蜘蛛の巣にからめとられて身動きのとれない蝶と、それを捕食するために音もたてずにちかづく蜘蛛でした。露骨なまでの隠喩です。

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 第二十六都市の子どもたち。ヒロらよりも年長らしい外見にたがわず経験も豊富で、あと親切です。しかしそれほど好感はもてません。お行儀がいいというか、人間味にとぼしいというか、精気にとぼしい連中です。
 ところで大人になれた子どもがいるのかという質問に対し、ワカメをノリで固めたような髪型の先輩は、そういう話はきいたことがないとこたえました。大人どもの無謀な命令のせいで子どもらが戦死してしまったのか、はたまた大人どもの指示で子どもらは一定以上の年齢に達すると絶命するよう遺伝子がプログラムされているのか。このアニメの大人どもは悪い方面にかぎるなら無限の信頼感にみちあふれています。

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 ヒロの容態は予想よりもはるかにひどく、左胸には青い臓器とでもいうべき奇怪な肉塊がへばりついていました。ヒロがイチゴに襟もとをさわられて過剰な反応をしめしたのもこれが原因なのでしょう。ナナとハチの会話によれば生きているのがふしぎなくらいに黄血球の数値が高く、ゼロツーのパートナーの候補生にくらべると逆の反応とのことでした。しかしヒロはつぎもゼロツーといっしょにストレリチアに乗るつもりで、ナナとハチも心底はおなじで、それをゴローはどうすることもできないのでした。
 そして作戦説明。

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 キッシングによる燃料うけわたしにひかれて叫竜がおしよせてくるそうです。敵の数は百から百五十で、今後ますますふえるらしい。敵の正面に防衛ラインをひいて二十六部隊が前衛、十三部隊がバックアップをつとめることになったのだけれど背後をついてくださいといわんばかりの布陣だなオイ!

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 上からの許可がおりてヒロはゼロツーといっしょにストレリチアに乗ることになりました。ものがたりを不吉な方向へもってゆくことにかけては仕事熱心だな大人どもは!
 さて二十六部隊のリーダー格の人物はストレリチアとともに戦うと知らされて驚愕し、ブリーフィングルームにあらわれたゼロツーに怒りとおびえがないまぜになった顔をして、二年まえの共同戦線でゼロツーの勝手な行動のためにかれらが戦場で孤立し、当の本人はパートナーをうしなったと声を荒らげました。人形じみた感じの強い二十六部隊の面々だけれど仲間意識や恐怖心はちゃんとあるようです。

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 「弱い奴が死ぬ。それだけのことでしょ」とにべもないゼロツーにつめよろうとする二十六部隊リーダー格のまえにヒロはたちふさがり、ゼロツーのことは自分がコントロールすると宣言します。第四話までだったらヒロのセリフにも「よくいった、爆発しろ!」と揶揄できたのに、あの青い腫瘍をみせられたあとでは、ゼロツーの「弱い奴が死ぬ」のなかにヒロも入っているように聞えて、とても安閑と観ていられません。

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 みんなのまえでは明るく威勢よくふるまいながらも、ベッドのなかでは苦悶するヒロのうめきを聞いていられず、ゴローが外へでると、その目にうつったのは森のなかへはいってゆくイチゴとゼロツーの姿でした。

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「あなた、ヒロを利用するつもり?」
「ダーリンはボクのものだ」
「死んじゃうかもしれないんだよ」
「そうだよ。死んだらそれまでさ」


 女の戦い。そしてゼロツーのヒロへの思いはゾッとするほどに身勝手なものでした。そんなゼロツーにイチゴは平手打ちをくらわせます。

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 人でなし、人間じゃないとイチゴになじられてゼロツーは瞳とツノを赤く光らせ、叫竜の血をひく者というマージナルな立ち位置をあきらかにします。そしてイチゴとゴローは大人どもに隠蔽されてきた、恋や嫉妬といった激しい感情に身をゆすぶられるのでした。
 夜があけて、雨がやんで。

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「ボクたちがはじめてあったのは、ここだった」
「ゼロツーに出あって、俺はここにいる。フランクスに乗ることができるんだ」
「そう。ボクだけがダーリンのパートナー。
 ダーリンはもう知ってるんだよね。ボクと三回以上乗れたパートナーはひとりもいなかった」

「うん」
「痛いでしょう。苦しいでしょう。でも、とってもキレイ。
 どうする? おりるならいまのうちだよ?」

「俺は、乗るよ」


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 ヒロの変らぬ意志を真正面からうけとめて、ゼロツーは無邪気に、そして恐ろしく笑い、はしゃぎます。
 ゼロツーの本心はいったいどんなものなのか。弱い奴が死ぬ、死んだらそれまでというのはべつにウソではないでしょう。三度目のジンクスがうわさされるのは、それだけパートナーを死なせてきた過去のせいだろうから、数多くの死に接してきたがゆえの達観であり、それをヒロにまでふくめるのは、あるいは過剰な期待はすまいという防衛心理のあらわれなのかもしれません。次回ほんとうにヒロが死んでしまったら「あーあ、死んじゃったか。ざーんねん」くらいの感想でしょうか。
 いっぽうヒロのことを特別に思っていることもまた事実のはずです。これまでパートナーのことをダーリンとよんだことはなさそうだし、自分とのりたがるパイロットはいくらでもいるそうなので、これまでヒロに執着してきたのはやはりほかのパラサイトとはちがう何かを感じとったからなのでしょう。
 で、そのヒロとほかのパラサイトとのちがいは劇中ナナとハチとの会話にでてきたように、ゼロツーと乗ったときの身体的反応が正反対であることです。これまでのゼロツーのパートナーは老化現象がおこりました。これをゼロツーがパートナーの力をすいとっているものと解釈すると、その逆となればゼロツーの力をパートナーがすいとることになります。ということはヒロの青い腫瘍はゼロツーの叫竜の血に由来するものと考えられます。ゼロツーがほんとうにヒロにもとめているものは、自分とおなじ叫竜の血を引く者になることなのかもしれません。

 次回、叫竜との熾烈な戦いが終り、ヒロの生死があやぶまれるなか、ストレリチアからヒロの元気な声がきこえてくる。安堵する十三部隊。しかしストレリチアのコクピットからあらわれたのは、叫竜の血に適合して異形の鬼へと変貌したヒロの姿であった。ゼロツーの高らかな笑い声とイチゴの悲痛なさけびが、叫竜の無数の屍のうえにこだまする――
 こんな展開になるかどうかはわからないけれど次回もイチゴがつらい思いをするだろうことに俺は花京院の魂を賭けるぜ!



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  • [2018/02/14 21:06]
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