シグルイ 第42景「双眸」
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この一刀にて魔を断たん!!
流れ星を受け切った藤木の小刀一閃!! 復讐鬼の執念ここに潰えしか――!?
前者は扉絵の、後者は最初のページのアオリ文です。ここで魔だの鬼だのと呼ばれているのはもちろん伊良子なわけなのですが、藤木たち虎眼流陣営の方がよっぽど人としての道を踏み外している気がするのはなぜ? まぁ伊良子もたいがい人外やってるわけですが、ヘタレなおかげでシグルイ世界では珍しく人間臭いキャラとして認知されています。
さて前回のラストで動脈を切り裂かれたかと思われたヘタレ伊良子ですが、ヘタレ精神を試合前に発揮していたおかげで命拾いしました。事前に衣服の内に鎖帷子を編みこんでいたために浅手で済んだのです。前回のラストで大流血している点についてはスルーかい。
動脈バラリズン!
伊良子清玄が斬られた!
そう見えたのはいずれもチャンピオンREDの読者のみで(ry
「“晦まし”だと。山口先生め(ry
そう(ry
それはさておき。検分役の孕石備前守は伊良子の武装を当然の事として士道不覚悟を適用しようとはしません。仇討ちもまた煎じ詰めれば殺し合いに過ぎず、自らの命を拾うための努力は卑怯でもなんでもないのでしょう。変に奇麗事を言い出さないのがポイント高し。
もっともそれはそれとして孕石備前守は藤木びいきなので彼へのフォローも忘れません。
「当道者の刃ごときを恐れるようでは当家武芸師範役は務まらぬとの腹積もりじゃ」
何か知らんが雪千代君の表情がやたらと胡乱げです。
(えー? そんなものー? つっか“当道者の刃ごとき”ってヒデェんじゃないですか親父殿。つっか隣に控えている当道者のボス賎機検校に睨まれても俺は知りませんよー)
とか心の中で思っている顔です。実際、あなたの藤木びいきはよく解っていますから虎眼先生さえへつらいの笑みを浮かべた大物に対しては歯に衣着せておきましょうよ。
視点を仇討ちに戻します。藤木は左腕の手首を伊良子に握られた膠着状態を打破するため、伊良子の膝の裏を踵落としで急襲。一方、伊良子は柄頭にまで埋まった刀身を振りぬき、藤木の喉元を襲います。しかしとっさに仰け反ったおかげで皮一枚を斬られただけで済みました。これで再び二人の距離は開き、またも仕切り直しになりました。
そして伊良子はついに本領発揮。それは凡そ一切の流派に、聞いたことも見たこともない奇怪な構えであった。その刹那、藤木の脳裏には無明逆流れの犠牲者である涼之介と虎眼先生の顔が蘇る!

同じく無明逆流れの犠牲者の宗像進八郎も丸子彦兵衛も山崎ちゅぱ右衛門も思い出されないのが寂しい。だいたい藤木は涼之介とは内弟子連中の中では時間的に一番つきあいが浅いはずなのに……三重がいなかったら藤木もちゅっぱちゅぱぱぱして可能性が浮上してきました。ホント虎子の間は地獄だぜ! フゥハハハーハァー
しかし虎眼流もまた無明逆流れ対策は万全。第37景で編み出した下段封じの秘策を使用します。
いつの間にか簾牙なんて名前が付いていました。やっぱり命名者は牛股師範ですか? もうちょっと別な方向に努力を傾けた方がいいと思います。
そしてついに二つの秘太刀は交錯する!!
藤木が伊良子の間合いに入った瞬間、横薙ぎと下段の閃きは同時に放たれる!
神速の二撃はともに敵手を惨殺するにたる速度を秘めていたが、藤木は小刀で、伊良子は状態を傾がせることでやりすごす!
両者はついに奥の手を出しつくし、なお相手を殺しきるには到らなかった!
この勝負の決着やいかに!? 待て次号!
| シグルイ 7 (7) | |
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- [2007/01/23 23:58]
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