保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2017年45号

今週のジャンプ一コマレビュー 2017年45号 

・『トマトイプーのリコピン』

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 『いぬまるだしっ』の大石浩二先生の新作漫画です。まえに読切りとして掲載されたのが連載に昇格しました。読切りはメルヘンチックでかわいらしい動物キャラが下ネタを連発したりゲス根性をかいまみせたりして見かけと言動のギャップのはげしいギャグ漫画で、正直イラッとくるところもいくつかありました。それが今回の連載版だとたまこ先生ポジションの女子高生がツッコミをやってくれたのでずいぶんマイルドになっていてストレスフリーに読めました。その子は最後にファンシー世界キュートピアから人間世界へと帰ってしまったけれど、どうか第二話以降も出てきてくれますように。


・『すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!番外編 原哲夫×荒木飛呂彦レジェンドトークショーに行ってきました!』

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 先月の八日におこなわれた原哲夫、荒木飛呂彦両先生の対談を漫画化したものです。とはいえ内容がもりだくさんなのに四ページという圧倒的物量不足なので描かれた部分はほんのすこしで、本篇はジャンププラスのほうを読んでいただくほかありません。

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 で、本篇がこちら。荒木先生って原先生よりも年上なんですね。ジョジョの印象がつよいし初連載もおそいし何よりぜんぜん老けないのでどうしても年下のイメージがあります。


・『Dr.STONE』

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 硫酸の泉には地形のせいで硫化水素がたまっていて、その対策にガスマスクをつくるものの万全にはほど遠く、もし自分が死んだばあいにも科学の芽をのこすため、千空はクロムに留守番をいいつけ、そして自分のもつ科学知識のすべてを伝授することにしました。またもや千空死ぬ死ぬ詐欺か……しかし我ながら根に持つ男だ。
 もちろん万が一のことを考えるのは重要です。この漫画にはゲームの用語や演出がよくでてくるものの、世界そのものは現実なので、アトリエシリーズみたいにヴィラント山に採取にでかけて死に戻り、という技もつかえずセーブポイントもありません。千空が自分のいなくなったばあいクロムに後事を托するのは極めて妥当な判断です。まあ最低でも司帝国を打倒するまでは死なないんでしょうがね!
 あとメタ的な意味をもちだすまでもなく冷静な目で見れば命の値段がいちばん高いのが千空なのはあきらかなのだからクロムではなく千空が留守番したほうが合理的ではあるのですがね。硫酸採取には千空でなければならない理由があるのでしょうか。


・『火ノ丸相撲』

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 マゲを結った天王寺をまえに悪役の浪人みたいだと書いたけれど、今回の回想シーンでは髪の毛がほつれているため、首から上だけだと生活苦の貧乏浪人みたいに見えます。川田先生はいまごろ天王寺のクマを濃く黒くしすぎたのを後悔していらっしゃるのかも知れない……
 しかし桐仁、学生時代は選手と監督を兼任していたくせに、知識量で格上のライバルに劣るとは情けない。しかもその対象は自分の親友兼ライバルだというのに。そのメガネは飾りか。
 『火ノ丸相撲』は『彼岸島』とはちがってメガネをかけているだけでは“見ての通り頭の良い奴だ”という扱いをしてもらえない厳しい漫画です。

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 レイナはやっぱり火ノ丸の故障を目のまえで見てしまったのがトラウマになっていました。しかしユーマ、ガタイがよくなったな……空手の黒帯なのでもともと体格にはめぐまれていたけれど、いまでは肉がついて力士の体になった感じです。まあこの漫画のことなのでソップ形ですが。

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 火ノ丸、張手のみをもって桐仁の時間制限そのものを粉砕する!
 ひさびさに鬼の形相の火ノ丸です。相撲が好きで相撲を楽しむ火ノ丸もいいけれど、この漫画でいちばんインパクトがあったのは火ノ丸の対沙田戦の「何を笑っていやがる」の場面だったので、あのころの対戦相手を殺しかねない勢いの火ノ丸を見られて満足です。


・『鬼滅の刃』

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 煉獄パパ、なんかあっさり心を入れかえていました。煉獄さんの遺言がよほど心にひびいたのでしょう。子どもにひどいしうちをした過去があり、そこから改心したという点ではジョジョ七部のジョニィの父親とおなじだけれど、あちらほどには手のひらをかえした感じがしないのは、具体的な虐待描写がほとんどなかったからでしょう。それに煉獄さんはジョニィほど父親の冷たさにショックを受けていなかったし。

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 鬼舞辻無惨の細胞にきざまれた、旭日の耳かざりの剣士の記憶。耳かざりだけでなく額のアザも炭治郎はうけついでいました。炭治郎のアザは生れつきのものではなく、弟をかばったときにできたヤケドのあとで、さらに最終選別のときに傷をおって今のかたちになったといっているけれど、これは偶然というよりは宿命によって操作された結果のように思えます。メタ的にいってもただの偶然でしたってことはないだろうし。


・『食戟のソーマ』

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 えーざん先輩、なんのひねりもなくタクミの料理を妨碍する食材を使用する。いやまあ俺もこうなるだろうとレビューに書きましたよ。でもちょっとくらいはひねりを入れるというか盲点をついてくれるものとほんのすこし期待していました。その結果がこれだよ!
 結局のところ料理漫画はすでに開拓されつくしていて、ワルモノ描写をするにもそれはすべて既出で手アカのついたものなのかもしれません。単行本も売れているしアンケートも好調らしいので『ミスター味っ子』や『鉄鍋のジャン!』そのほかの料理漫画の古典および傑作を読んだことのない子どもらには人気があるのでしょう。


・『ぼくたちは勉強ができない』

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 メイドコスプレの桐須先生……だと……?

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 実はドジっ子メイドの桐須先生……だと……? 実はもなにも桐須先生はもともとドジだけど

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「パーフェクト!」
「ドジっ子メイドかくあるべし……!」


 あれおかしいぞ、俺はいつのまに次元の壁を突破して分身の術をつかってハゲマッチョにメタモルフォーゼしたんだ……?


・『青春兵器ナンバーワン』

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 新キャラはエージのことを兄とよぶ血のつながりのない十三歳の天才女の子!
 しかし幼女が出てきたことによろこぶよりも連載一周年が目前のタイミングでなおテコ入れキャラを投入するこの漫画のことが心配になるのはでっかいお世話だろうか……

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 「失敗作」”No.2”身体能力に限り”No.1”と匹敵する力を持つと言われるが安全面を重視した結果外部電源と接続している時しか活動できず兵器としては何の使い道もない。モサリーナ最大の失敗作。
 さらに今は内蔵バッテリーに変更したため全力を出すと10秒しか活動ができない、と……

 これはひどい。事実であるのがなおひどい。

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 次号、迫る連載一周年に胸をときめかせる長谷川智広先生。だがそこで編集長が……!?

 この漫画はたまに本篇よりもアオリ文やウソ予告のほうがおもしろいからこまります。



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コメント

青春兵器ナンバーワンもそろそろ打ち切りかな、新連載3作もあるんだしヤバそう

ジャンはそれを主人公がやってたからな
どうしても劣化未満に感じてしまう

しかし、エーザン小物演出には
劣化ネタがよく似合うと思うw

勉強が素晴らしい
揺らぎファンには悪いけど、乳丸出しとか苦手だからこのくらいがちょうど良く燃える

そういえば桐仁はメガネなのに学校の成績は悪い設定だったな……。
※4
お前それうるかちゃんの前でも同じこと言えんの?

ゆらぎ今週サーヴィスシーン無しでもやってのけたし

>冷静な目で見れば命の値段がいちばん高いのが千空なのはあきらかなのだからクロムではなく千空が留守番したほうが合理的ではあるのですがね。硫酸採取には千空でなければならない理由があるのでしょうか。

今週のドクターストーンは硫化水素のヤバさを分かりやすく伝え、その対策にガスマスクを作るという展開に胸を躍らされましたが、この点については私も同じことを思いました。
私の考えでは、千空自らが採取に向かうのは、そもそも酸を扱うのすら初めてのクロムよりは成功率が高く、不測の事態にも対応できるから。
またクロムが残るのは、今週でも科学は受け継いでいってなんぼと言っていますし、よそ者でまだ村の大多数に信用されていない千空よりは住人であるクロムの方が長い目で見ると適任であるから。
といったような理由が思いつきました。

こう読者が好意的な解釈ができるのも漫画が面白いからこそなんですよね。つまらなければちょっとしたことでも論ってボロクソに叩かれたりしますし。

青春よりも寧ろ磯部の方が終わりそうに見えたのは俺だけ?

※1
リコピンは巻頭のページ数からして通常10ページ未満のショートなので磯部との入れ替わり、そして残りの通常枠についてはハンタの枠が空いたままなので、恐らく今期は4巻完結が決まっているマリーの1outだけになると思われます

磯部はまだまだ終わらんでしょ

って調べたらマジで終わりそうなのか、こんなに色んなところとコラボするほど売れたのにひでぇや

磯部は、何気に江戸の風俗を学べるから好きだったのにな。
巻末ギャグ枠で、これからも頑張って欲しい。

今の人気でガチ打ち切りは無いでしょ
たぶん最強ジャンプに移籍とかじゃないの

打ち切り確定か…さらば磯兵衛

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