保険 アリコ Moon of Samurai 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第45話 「これが最後なら」

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第45話 「これが最後なら」 

g-tekketsu_45_01.jpg

「鉄華団が走りつづけた道のはてが、あがりが見えてんだ。アリアンロッドのラスタル・エリオンって野郎をやれば、俺たちの未来はかわる!」
「わかってるよ!」
「切った張ったの世界はこれで最後だ。そっからさきは、女だろうがカネだろうが、思うがままだ!」
「いねえしいらねえ!」


 昭弘のセリフに同情の念を禁じえません。
 そしてオルガのハッパのかけかたには一抹の悲哀を感じます。火星の王とかあがりとか、鉄華団をひっぱってゆくための目標をかかげながらも、その実体を説明するだけのことばをオルガはもちあわせていないし、そもそも具体的な理解もできていません。だから女だのカネだのとオルガにふさわしからぬ卑近なシロモノを持ちだしてくるしかなかったのです。

g-tekketsu_45_02.jpg

 ラスタルにバルバトスをとめるよう直々にたのまれたジュリエッタは格上の三日月を相手に善戦します。マクギリス陣営は鉄華団がいちばんマシな戦力で革命軍は練度がひくく、おまけにほかの部隊はあてになりません。対するラスタルはただでさえ圧倒的に優位であるのにダメ押しの策をもちいてきました。

g-tekketsu_45_03.jpg

 革命軍にスパイをまぎれこませてわざと自軍に禁止兵器のダインスレイヴをうちこませ、それを口実にあらかじめ用意しておいたダインスレイヴの大量投入によって戦局をさらに優位にもってゆきました。なおスパイは口封じのために自決させるという手のこみようです。目的は手段を正当化するというマキャベリズムのお手本みたいなやりかたで、ここまで堂々と卑劣かつ効果的なことをやられては腹が立つよりも感心するほかありません。

g-tekketsu_45_04.jpg

 ダインスレイヴの一斉射撃で革命軍は全戦力の半数が壊滅し、鉄華団もシノが被弾してホタルビは火器管制が機能不全におちいりました。
 しかし誘導ミサイルでもないのに、このバカみたいに広いうえに三次元の宇宙空間で、艦船はおろかモビルスーツにまであててしまえるダインスレイヴの射撃精度の高さといったらありません。10式戦車の射撃統制装置が百均の電卓に見えるくらいに超高性能のコンピュータをつんでいるのでしょう。ダインスレイヴのおそろしさは破壊力もさることながら、それ以上に命中率の高さにあります。
 それはさておき、この圧倒的不利な状況下、マクギリスのうった逆転の一手とは!?

g-tekketsu_45_05.jpg

「革命は終っていない!
 諸君らの気高い理想は、決して絶やしてはならない!
 アグニカ・カイエルの意志は、つねに我々とともにある!
 ギャラルホルンの真理はここだ。みな、バエルのもとへつどえ!」


 具体的な根拠ゼロの、ものすごくフワフワした内容の演説でした。今回のマクギリスは革命軍の練度がひくいと知りながらアリアンロッドの集中攻撃にろくな対策をたてていなかったり、ギャラルホルンの自作自演体質を知りながらダインスレイヴみたいに巨大で目だつ武器をかかえたモビルスーツが革命軍に近づくのに予想も気づきもしなかったりと、アホなところがめだちます。前回バエルを手にすればギャラルホルンは意のままに動かせると思いこんで足もとをすくわれたのは、そのあまりにも悲惨な過去ゆえに生来の聡明さがくもったのであろうと好意的に解釈したけれど、こういう実務的なところで無能をさらけ出されては擁護する気がおきません。
 てーかこのアニメ、登場時や安全圏内だとさも有能で狡猾で一筋縄ではゆかないような雰囲気をかもしだしておきながら、いったん不利になったらとたんに化けの皮がはがれる連中が多すぎます。蒔苗のじいさまやマクマードの親父さんはいまのところ大物風をふかせているけれど、たぶん追いつめられたらこれまでの無能どもとにたようなリアクションをとるにちがいありません。ラスタルがそんなことにならないことを今からねがっておきます。
 で、そのマクギリスのところへ因縁のガエリオがむかってきたものの、石動がわってはいったのでマクギリスは残存勢力をまとめるためにその場を去りました。のこされたガエリオと石動はガンダム名物パイロット同士の会話をはじめます。

g-tekketsu_45_06.jpg

「なぜマクギリスにつきしたがう。あの男は、君を友とも仲間とも思っていない」
「わたしはそんな感傷的な関係を、准将に求めてはいない!」
「愛をささげた女すら道具にした男だ!」
「わたしの願いはただひとつ、准将がつくりだす未来を見ることだ!
 その礎になれるというのなら、それは本望というもの!」

「人がここまで愚かになれるとは!」


 ガエリオと石動の言いあいについては前者に共感します。石動は一見したところマクギリスの理想のためなら自分の命をなげうつ覚悟の持主で、この要素だけなら好みのキャラクターなのだけれど、これまで石動がどういう人物なのかがろく描写されなかったためにマクギリスの腰巾着でものすごく薄っぺらな男に見えるのにくわえて、マクギリスのつくりだす未来とやらがぜんぜん具体的な姿をもって説明されていないため、そんなシロモノに命をささげてしまうような男はただのアホと見えるばかりです。マクギリスの吹きならすハーメルンの笛におどらされる革命軍の有象無象とたいしたちがいがありません。
 しかしだからといってガエリオに心から感情移入できるかと問われれば首を横にふるしかないのが悲しいところです。石動とのやりとりとか、このあと舞いもどったマクギリスに対してのガエリオは、言うなれば自分をフッた男に内心では未練タラタラで、口では反発しつつも実際はヨリをもどしたくてしかたがないのに、そこへ元彼の今カノがあらわれたものだからダダをこねている、とそんな感じがプンプンしてまことに女々しい。前々回のカッコよさがウソのようなみっともなさです。ホントこのアニメは話がすすむとキャラの格がさがってばかり。鉄血スタッフは『キン肉マン』の今のシリーズを正座して百ぺん読みかえすべし。
 さて鉄華団です。こちらはマクギリスにくらべりゃナンボか実効性のある手をうちました。シノがヤマギとホモくささ全開でイチャついたあと機能不全のホタルビの頭に四代目流星号をのっけてダインスレイヴでラスタルをねらいうちすべく敵艦隊のド真ん中へつっこんでゆくというものです。こんなんでもマクギリスにくらべりゃナンボかマシなのだからマクギリスの無能さがきわだちます。
 で、特攻。

g-tekketsu_45_07.jpg

 ミス! ダメージをあたえられない!

g-tekketsu_45_08.jpg

「シノちゃんここで外すー?」

g-tekketsu_45_09.jpg

「シノちゃんと呼ぶなあ!」

 シノの名誉のためにことわっておくとホントなら命中できていたはずだけれど射撃の瞬間にジュリエッタの機体の蛇腹剣で照準を狂わされたために長蛇を逸したのです。マトのほうから当りにきての撃破数一の桃ちゃんとはちがうのだよ、桃ちゃんとは!
 ところでネットの感想を見るとシノが無駄死にだとか脚本家にアホな殺されかたをしたとかいう意見が多い。俺はそうは思いません。敵のアリアンロッドは戦力も上、狡猾さも上で、鉄華団は絶体絶命の窮地に立たされてからの一発逆転に賭けたわけで、そんなバクチがそうそううまくゆくわけねーだろという気分なのです。シノが戦果ゼロで死んだのは残酷ながらも妥当な結末でした。視聴者にとってシノは第一期からのつきあいのふかいキャラではあるものの、巨視的に見れば反乱軍に助勢した地方の傭兵部隊の一パイロットにすぎず、それが現状世界最強の正規武装組織の事実上のドンとさしちがえたのでは、ギャラルホルンからすればやってられません。シノの特攻はあのばあいあれしか道がなかった。それはそのとおりです。しかしそれがうまくゆくかどうかはまた別問題なのです。
 つまり俺が何をいいたいのかというと。

g-tekketsu_45_10.jpg

 「こわくない、こわくない!」と自分に言いきかせるアトラがガオガイガーの華ちゃんみたいでかわいかったということです(ぉ



機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 2 (特装限定版) [Blu-ray]
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 2 (特装限定版) [Blu-ray]千葉道徳

バンダイビジュアル 2017-03-24
売り上げランキング : 252

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 3 (特装限定版) [Blu-ray] 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 4 (特装限定版) [Blu-ray] 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 5 (特装限定版) [Blu-ray] 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 1 (特装限定版) [Blu-ray] 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 6 (特装限定版) [Blu-ray] 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 7 (特装限定版) [Blu-ray] 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 8 (特装限定版) [Blu-ray] 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 9 (特装限定版) [Blu-ray] TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 Original Sound Tracks II マクロスΔ 09 [Macross Delta 09] (特装限定版) [Blu-ray]




コメント

ガオガイガーと違って鉄血の方は最終回に結婚式出来なさそうですね

桃ちゃんは会長の引き立て役だから仕方ない
シノちゃんは・・・

で?虎の子のMAは次のラスト辺りに出てくるんですか?

河嶋はシノよりもイオク様だろ


ジュリエッタがやたら有能だった
阿頼耶識積んだらさらにやばくなるのでは

そんなにみっともなかったかなぁ?まあその辺は演出の問題だろうけど。

むしろシノは常に余裕綽綽だったラスタルを狼狽させたんだから頑張った方だよな

ハヤテがあと6回で終わるそうですよ、最終回の記事を今から楽しみにしてます

ガエリオは単純に石動を説得したかっただけに思うけどあ

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://samuraimoon.blog67.fc2.com/tb.php/2639-5a306899

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第45話 『これが最後なら』 起死回生、シノのスーパーギャラクシーキャノン!

ラスタル・エリオンをやれば未来は変わる!いざ闘いが始まると予想通り鉄華団とマクギリスが不利。特に革命軍は穴になっている模様。 オルガの発破もかなり弱気に聞こえる。それでも鉄華団は戦い続ける。しかしアリアンロッドの物量如何ともし難い。 敵の主戦力はジュリエッタ。イオクを留守番に置いたのは敵ながらグッジョブ。あとガエリオ何処行った。三日月相手じゃ分が悪いけど、今日のジュリエッタは一味違う。ラスタ...

  • [2017/03/02 22:18]
  • URL |
  • こいさんの放送中アニメの感想 |
  • TOP ▲

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ♯45「これが最後なら」

評価 ★★☆ 本望というもの!           

  • [2017/03/04 16:59]
  • URL |
  • パンがなければイナゴを食べればいいじゃない |
  • TOP ▲
少年ジャンプ ワールドトリガー 斉木楠雄のψ難 ハヤテのごとく! 銀の匙
  • seo
Wizardry Ring
[ Back ][ Random ][ List ][ Next ]
ブログパーツ