保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2017年08号

今週のジャンプ一コマレビュー 2017年08号 

・『約束のネバーランド』

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 あーん! クロ様が死んだ。くすん……ブス薄命だ。


・『ブラッククローバー』

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 心のきれいな人にはマルスが自分の身もかえりみずに幼なじみをかばうシーンに見えます。心のよごれた人には犯罪臭のするシーンに見えます。
 あなたはギルティ? オア、ノットギルティ?


・『火ノ丸相撲』

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 火ノ丸は自分が天王寺よりも弱いとみとめ、ついに一歩しりぞきました。しかしそれは逃げたのでも絶望からのものでもなく、新しい飛躍のための溜めだったのです。その成果はユーマの突きや蛍のフェイントといったダチ高相撲部の仲間たちの武器でした。ここ一番というときに仲間の得意技をつぎつぎと披露するのは『あしたのジョー』や『みどりのマキバオー』を髣髴とさせます。まさに少年漫画の王道。でも天王寺戦でここまで盛りあがったらつぎの久世戦のときどうすればいいのやら。
 閑話休題。稀勢の里が昇進して十九年ぶりの日本人横綱になることが決定しました。どんどん現実がフィクションをおいこしてゆきます。


・『鬼滅の刃』

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 答え―③ 答え③ 答え③
 いや傷か病気かはわからないけれど顔半分が変貌しきって目も見えなくなっているのに前回のクイズの答え③のブサイクとするのは失礼千万だな。
 で、お館様のまえということで風柱の不死川は一瞬で炭治郎をねじふせたあと意外にも人間みたいな敬語をつかいました。

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(知性も理性も全く無さそうだったのに、すごいきちんと喋り出したぞ)

 ひどい。相手が有無を言わせず妹の禰豆子を殺そうとしたにっくき男だからって、炭治郎の内心がひどい。おだやかな性格のわりに歯に衣着せぬところのある炭治郎だけど今回は特にひどい。 知性も理性もまったくなさそうだったって!
 なお禰豆子が鬼なのに鬼殺隊の炭治郎といっしょにいるのはお館様がみとめたことでした。しかし柱の過半数は聞く耳もちません。そこでお館様は鱗滝さんからの手紙をよみあげさせます。てーか鱗滝さん、もと柱だったんですね。
 さてその文面はこちら。

“――炭治郎が鬼の妹と共にあることをどうか御許しください”
“禰豆子は強靱な精神力で人としての理性を保っています”
“飢餓状態であっても人を喰わず”
“そのまま二年以上の歳月が経過致しました”
“俄には信じ難い状況ですが紛れもない事実です”
“もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は”
“竈門炭治郎及び――”

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“鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します”


 『デイヴィッド・コパフィールド』という小説があります。イギリスの文豪ディケンズの自伝的要素の強い作品で、タイトルとおなじ名前の主人公の波瀾万丈の半生をえがいたものです。おさないころのデイヴィッドは不幸つづきで、両親とは死に別れ、義理の父には虐待され、親しい人たちは自分のもとを去ってゆき、とうとう話に聞いただけで面識もない大叔母をたよってゆくことになりました。そのあとデイヴィッドをつれもどしにきた義理の父に対し、大叔母は毅然としてデイヴィッドをかばってくれます。親身になって、自分にはなんの得もないのに。このシーンを目にするたびに涙ぐみそうになります。
 それと同種の感動を今回の鱗滝さんの手紙に感じました。

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 それでも滅殺主義を返上しない柱ども! 俺の感動に水をさすんじゃねえ!
 しかしこいつらの言いぶんにも一理あります。禰豆子が鬼であり一般人にとって危険であることにかわりはないのですから。主人公サイドには読者に共感させつつ、その対抗者にも一本スジのとおったものを用意する。吾峠先生の腕前は端倪すべからざるものがあります。

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 鬼の総大将の鬼舞辻無惨が炭治郎のまえに姿をあらわしたと聞いて、これまで炭治郎個人のことはほとんど眼中になかった柱連中が目の色をかえました。禰豆子の処遇にも興味のなかった霞柱も戦ったのかどうかたずねます。
 しかし柱でさえ鬼舞辻と接触したことがないんですね。千年以上も生きながらえているのだからよほど用心深いのでしょう。あと珠代様のおっしゃるとおりに鬼舞辻は臆病者の部分もあるのかな。
 さてお館様は鬼舞辻が炭治郎に追手をさしむけたことをかたり、禰豆子が鬼舞辻にとって予想外のなにかであると推測しても、鬼殺し最右翼の不死川は考えをあらためず、鬼の本性を見せるといって自分の血を禰豆子の箱にたらしました。

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 昼日中だから出てこないんじゃないかな? さすがは知性も理性もまったくなさそうな不死川の発想です。このあと幔幕をはって大きな影をつくるとか、禰豆子の箱を屋内にほうりこむかするという手もあるけれど、知性も理性もまったくなさそうな不死川だからな。


・『食戟のソーマ』

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 前回ソーマの父親が遠月をドロップアウトしたところで回想はおわりました。ちょっとまて。なんのための回想だったんだ。せめてこのあとソーマの母親とのなれそめと料理にふたたびむきあうシーンまではかたられると思ったのに。いくら負けてもぜんぜんへこたれないソーマの心根の強さを描きたかったのか?


・『青春兵器ナンバーワン』

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 このところドベ常連だった当作が意外や意外センターカラーを獲得しました。人気急上昇御礼って、真にうけていいものか。とはいえ前作の焼野原塵よりは長続きしそうなのでめでたいかぎりです。同期の『歪のアマルガム』は、まえに大増ページをもらったけれど、これはもうダメかもわからんね。


・『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』

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 キング・クリムゾン!
 すべての事象はふきとび、「二年後」へと時か経過した「結果」だけが残るッ!

 ……もうそろそろ円満終了の時期かな。


・『デモンズプラン』

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 村は根だやしにされたらしいって、ひとごとみたいに言うなあ……
 そりゃ悪いのは120%領主です。縦縞ヘアーくんに落度はありません。しかしこのキャラ、正義慾とやらの持主のはずなのに、こんなドライな感じでいいんですかね。そもそも守護慾といい蒐集慾といい、どれもこれも平凡なレベルを脱していず、とても悪魔の書にみとめられるような非凡なものとは思えません。
 設定もうまくいかせていないせいもあって掲載順は実質ドベ二となりました。こりゃひさびさの十週打切りあるでぇ。



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コメント

>昼日中だから出てこないんじゃないかな?
寧ろ理性なくして飛び出して太陽光浴びて死ぬと思ってるのでは?
鬼って記憶や理性が有耶無耶になってく物らしいですし

鬼滅が長文感想枠になっていて嬉しいです

円満終了するにしても、2年後はちょっと飛びすぎかなー
なんか置いてけぼり感がすごい・・・

これでワートリ戻ってきたらますます長文になって読むのが大変になりそう

先生 レッドスプライト君がまた休んでます・・・
2巻は3月3日発売らしいけど

なんで残れなかったんや・・・

ネバランは作画は良いけどストーリーの盛り上がりがあんまなかったが今週は結構良かった
鬼滅も設定や描き方が丁寧で好きだわ

SQ作品もレビュー対象に加えていただきたいです。
本誌のラインナップが薄くなってきたので。。

今週読み切り割と綺麗に纏まってたと思ったけどどうでした?

お館様の顔予想は当たらずとも遠からずといった感じでしたね
鱗滝さんや善逸のじいちゃんが元柱であるのは、鬼狩りの過酷さから考えて、育手になれるのは必然的に引退するまで生き残れた実力者だけというのもあるんじゃないかと思います
しかし今週の鱗滝さんと義勇さんの優しさには思わず涙腺が緩みました

どうでもいいことかもしれませんが、
閑話休題は「逸れていた話を本筋に戻す」という意味の言葉なので、今回の使い方は誤用ですよ。

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