保険 アリコ Moon of Samurai バーナード嬢曰く。 第04話 「POP」

バーナード嬢曰く。 第04話 「POP」 

・『銃・病原菌・鉄』

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 白人はなぜ世界の覇者になれたのか、という素朴ながらも重大な疑問を解きあかす本です。直接的な理由はタイトルにあるみっつの要素、銃と病原菌と鉄だけれど、それはあくまでも直接的な理由であって、そこにいたるまでの一万三千年におよぶ人類の歴史を非常にはば広い知見でもって解説してゆきます。そういうきわめて質のたかい内容が単行本上下巻あわせて六百ページに凝縮され、しかもべらぼうに読みやすく、かつおもしろい。そりゃベストセラーになります。

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
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・『カフカの生涯』

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 貧農がいた。頑健な体の持主で、熱心に働いた。息子は父親のような一生をおえるのをきらって町へとびだし、父ゆずりの肉体にくわえて持ちまえの頭脳と抜目のなさを駆使して商売で成功した。孫は頭がよかったので親の期待を背負って高等教育をうけたものの、結局は医者にも辯護士にもなれず小役人としてそれなりに出世したもののぱっとしない生涯をおくった。成上りの二代目とひよわなインテリの三代目という、世界に掃いて捨てるほどいるであろう一族です。ただほかとちがう点といえば、三代目の小役人がヒマをぬすんで書いた妙ちくりんな小説が死後に評価され、ついには二十世紀でもっとも重要な小説家のひとりにかぞえられるにいたったことです。
 そんなわけでタイトルどおり、不条理な小説で知られるフランツ・カフカの伝記です。この本を読んでわかったことといえば、カフカという男はまことに覇気もなければ長期的なビジョンも持たない、なにか決定的なことが起ろうとすると可能なかぎり先のばしにしようとする(しかも消極的な方法で)貧弱な兄ちゃんだということです。これでは叩きあげで中産階級にのしあがった実務家肌の父親とそりがあわないのも無理はありません。

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・『星を継ぐもの』

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 人類の進化、太陽系惑星の破壊、はては数千万年まえの宇宙人。そういうとほうもない大ボラをミステリじたてのストーリー展開と広汎な科学的智識で補強され、有無をいわせぬホントらしさをかもしだしています。物語が終るのがもったいなくてページをめくる指がにぶくなった本はひさしぶりでした。ホーガンがこれ一冊でハードSFの旗手になったというのもむべなるかな。

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