保険 アリコ Moon of Samurai バーナード嬢曰く。 第01話 「バーナード嬢、曰く」

バーナード嬢曰く。 第01話 「バーナード嬢、曰く」 

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 というわけでキャラデザが原作とはだいぶちがう『バーナード嬢曰く。』のアニメがはじまりました。たしかにパッと見ではかわいいけれど原作の絵の味が消えているのは残念です。村田雄介作画の『ワンパンマン』の戦慄のタツマキとかがたまにONE絵になるような演出を大いにやっていただきたい。

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 主人公の町田さわ子、通称バーナード嬢。ただしだれもよんでくれない通称です。なおバーナード・ショーに影響されたのだそうな。バーナードとはいうまでもなく男の名なので女の子が二つ名としてもちいるのは筋肉モリモリの男レスラーがアグネス仮面と名のるくらいちぐはぐなのです。

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・ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」

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 同名の短篇集に収録されたSF小説です。キャプ画像にあるとおり『新世紀エヴァンゲリオン』最終話のサブタイトル「世界の中心でアイを叫んだケモノ」と片山恭一の恋愛小説『世界の中心で、愛をさけぶ』の元ネタです。もっとも借用したのはタイトルだけで中身はどちらもぜんぜんにていませんが。
 で、エリスンの短篇の内容はというと、よくわかりません。交叉時点とよばれる“世界の中心”で、その世界を汚染から救うために狂気をべつの世界へと排出したとき、とある人道的な科学者がみずからの同胞愛も排出したため、地球では狂気に侵されて大量殺人をおこなった男が処刑の段にあたって世界中のみんなに愛をさけんだということがバラバラの時系列で語られています。
 七つの頭の竜とか、ローマ帝国の崩潰の危機とか、ラストシーンが第四次世界大戦とかいうところを見るとヨハネの黙示録を下敷にしているものと思われます。しかし小説中のどこそこの部分があのくだりの隠喩だとかなんだとかといちいち比定してみたところでそれが事実であると証明できるわけでもなし、やってみたところで九十年代後半に濫造されたエヴァ解説本と同レベルの無駄で無意味な解釈にしかならないだろうからやめときます。

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・アヴラム・デイヴィッドスン「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」(旧題「あるいは牡蠣でいっぱいの海」)

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 日本オリジナル短篇集『どんがらがん』に収録されています。
 主人公はふたりの自転車屋。ふたりは共同経営者なのに水と油の性格で、インテリ肌のほうが女好きのほうにいつも不満をつのらせています。で、いろいろあってインテリ肌が身のまわりの安全ピンやハンガーや自転車が実は自然界の生物とおなじように擬態して人間社会にまぎれこんでいるのではないかと言いだしました。それがただのノイローゼによる妄想なのか、はたまた真実なのか――
 『世にも奇妙な物語』みたいな感じの小篇です。もちろん「さもなくば~」のほうが何十年もふるい作品なのですが。

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・筒井康隆「あるいは酒でいっぱいの海」

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 神林しおりがいうように「あるいは牡蠣でいっぱいの海」をもじったショートショートです。これが収録された同名の短篇集はむかし大学の図書館で外の雨音を聞きながら読んだのをおぼえています。このころブックオフの百円コーナーにおいてある名作とか有名な人の作品はかたっぱしから手にとって、そのほとんどを最後まで読みとおさずに抛りだしたこともおぼえています。
 このショートショートは科学者の主人公が酸素を元素転換してヘリウムをとりだす薬を開発したところ実は酸素ののこりを炭素にかえるもので、しかも際限なく連鎖反応をおこし、おまけに主人公のおじがうっかり海におとしてしまったものだから海はすっかり酒になってしまったという話です。
 ところで気になったのが作中の「ところがおれは忘れていたのだ。人体の九十九パーセントは水だということを」というくだりです。
 どうやら筒井康隆ワールドでは人体はクラゲよりも体内の水分が多いらしい。

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バーナード嬢曰く。 第1話  『バーナード嬢曰く』

見た目は普通なのにちょっと個性的な町田さわ子。 町田さわ子は、何故『バーナード嬢』を呼ばれたいのか? そんな町田さわ子のライバル?の神林しおりも 同様に個性的。これは『類は友を呼ぶ』? 次話 『図書室』 キャスト  町田さわ子・・・・・喜多村英梨  神林しおり・・・・・小松未可子  遠藤・・・・・・・・市来光弘  長谷川スミカ・・...

  • [2016/10/17 20:14]
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