保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2016年45号

今週のジャンプ一コマレビュー 2016年45号 

・『歪のアマルガム』

hitokoma_2016_45_01.jpg

 秋の連続新連載第一弾は『三ツ首コンドル』で第一話の感動的なまでのツッコミどころの多さでクソッタレの漫画よみどもを大喜びさせたものの話がすすむにしたがってクオリティを向上させて最終回もきっちりまとめあげた石山諒先生の新作です。
 主人公はヒロインに片想い中だけれどヒロインのほうもまんざらではないところとか、主人公が瀕死の重傷を負ったところをマッドサイエンティスト女にがしゃどくろの細胞を移植されて異形のヒーローとして復活するところとか、世界設定の半分くらいは以前の読切り『妖移植変異体ガロ』から流用しています。しかしかわったところもだいぶあって、主人公やヒロインは刑事から高校生にジョブチェンジし、『D.Gray-man』の神田みたいなキャラが追加され、なによりマッドサイエンティスト女が敵方になっていました。主人公は『仮面ライダー』タイプのヒーローになりそうです。しかしマッドサイエンティスト女のほらほら私マッドでしょアピールの陳腐さだけはどうにかしてほしかった。
 とにかく連載用にリファインされて読切りのときよりも続きが気になるようになりました。最近の新連載では『レッドスプライト』ぐらいに期待できます。


・『ブラッククローバー』

hitokoma_2016_45_02.jpg

「オレ……魔力に恵まれなくて……ずっと……悔しかったけど……
 仲間には……恵まれたんだなぁ……!!」


 自分の両腕のケガがなおらないものだと知らされたうえで仲間がみんな治療法をさがして骨を折ってくれていると聞いてのアスタの感慨にすなおに共感できます。二年ちかくの連載で暴牛のメンツとアスタとの絆の成長がしっかり描かれてきたからでしょう。ブラクロはどっかで見たような展開ばかりの漫画だけれどこういうところを外さないのは好感がもてます。
 あと、こういう男泣きならジメジメした感じがしないので泣いてもいい。つーか『北斗の拳』や『魁!! 男塾』の落涙シーンはたいてい好きです。

hitokoma_2016_45_03.jpg

 てーかアスタおまえフッハさんに言われたことケッコー気に病んでたんだな。


・『左門くんはサモナー』

hitokoma_2016_45_04.jpg

 連載一周年突破記念でジャンプ恒例の人気投票がこの漫画でもおこなわれることになりました。一位になったキャラは左門の頭のトンガリが進呈されます。これほどもらってうれしくない賞品もそうはあるまい。


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2016_45_05.jpg

 合気道相撲の榎、中学時代は触角がなかった!
 それはさておき掲載順が中盤あたりにもちなおしました。先週号と先々週号はシャッフルか入稿おくれだったのでしょう。これからも川田先生のペースで話がすすんでゆくものと思われます。ということはつまりジュズマルドンのやられかたは打切りがきまってやむなく勝負シーンがはぶかれたのではなく川田先生の規定方針だったわけか……あわれなりジュズマルドン。


・『食戟のソーマ』

hitokoma_2016_45_06.jpg

         \   ∩─ー、    ====
           \/ ● 、_ `ヽ   ======
           / \( ●  ● |つ
           |   X_入__ノ   ミ   そんな餌で俺様が釣られクマ――
            、 (_/   ノ /⌒l
            /\___ノ゙_/  /  =====
            〈         __ノ  ====
            \ \_    \
             \___)     \   ======   (´⌒
                \   ___ \__  (´⌒;;(´⌒;;
                  \___)___)(´;;⌒  (´⌒;;  ズザザザ



・『約束のネバーランド』

hitokoma_2016_45_07.jpg

 ぜんぜん話がすすんでいないのにセンターカラーはもらうし掲載順も良好となかなか健闘しています。そしてカラーの扉絵のセンスがいい。いまのところ舞台がクローズドサークルだからかわりばえがしないせいで作画担当の出水ぽすか氏の本領が発揮されていないきらいがあるからはやいとこ孤児院という名の人間牧場から脱走して広い世界を見せてほしい。


・『ゆらぎ荘の幽奈さん』

hitokoma_2016_45_08.jpg

「コガラシくんはどの雲雀が好みかな……?」

hitokoma_2016_45_09.jpg

「全部だ!」


・『レッドスプライト』

hitokoma_2016_45_10.jpg

 タツのふたりめの仲間アルフレッドはエデニアと交戦中の独立国ナルビオン王国の兵士をやっていました。強大な戦力としてナルビオンでは重宝されているようだしアルフレッドとしても長いこと滞在しているだろうからこっちで仲間や家族でもつくっている可能性が高いのでタツに勧誘されてもふたつ返事でレッドスプライト号にうつるとは考えにくい。しかしアルフレッドが仲間にならないというのはありえないだろうから、さてどうなることか。
 個人的に好みなのはタツがナルビオン王国と交渉して攻守同盟をむすび、アルフレッドをマゴニアとナルビオンの橋渡し役としてエデニアに立ちむかうという展開です。タツは小なりとはいえ独立国の最高指導者なのだから単騎で切った張ったするばかりではなく戦略や政略のようなスケールの大きな舞台で活躍してほしい。
 平凡な展開だとレッドスプライト号が到着するまでに(あるいは到着してタツらが助勢したにもかかわらず)ナルビオン王国が壊滅し、アルフレッドが復讐をちかってタツの仲間入りをするというところでしょう。これだと強大な敵が描けるというメリットがあります。
 いちばんカンベンしてほしいのは、ナルビオン王国の上層部がクズぞろいでアルフレッドのこれまでの奮闘努力にいささかも恩誼を感ずることなくエデニアと裏取引してアルフレッドを売りわたしたところでレッドスプライト号が救出するというパターンです。少年漫画だから子どもが活躍するのはいいとしても頼りになる大人を出しちゃダメってことではありません。


・『ワールドトリガー』

hitokoma_2016_45_11.jpg

 ヒュースはヴィザ翁の直弟子でした。拾われっ子なのにやっつのときにはすでにエリート教育をほどこされているのだからヒュースの才能は推して知るべし。
 しかし直弟子を敵地におきざりにしたというのにぜんぜん心をうごかしていなさそうなあたりヴィザ翁も不人情な男です。長い人生のなかでさまざまな体験をへてきた結果なにごとにも動じない心をもつようになったんでしょうか。精神的にはもう植物の域じゃろって感じかな? ネテロ会長は思いっきり血気さかんなジイサマでしたが。

hitokoma_2016_45_12.jpg

 イコさんがヒュースとの摸擬戦で四対四の白熱した戦いになってうっかり生駒旋空をつかってしまい反則負けになりました。いかにもイコさんらしいおいしい負けかたです。旋空なしならふたりは互角なのでしょう。もちろんヒュースはいまのところ孤月しか使っていないしボーダーのトリガーになれていないだろうからおたがいの実力差がどれだけのものかはまだまだ未知数です。
 そんなこんなで今度は太刀川さんがやってきました。

hitokoma_2016_45_13.jpg

 個人ポイント、よん……まん……? なんだこりゃ……
 なお摸擬戦はヒュースが一本先取したあと五連敗しました。太刀川さんほどの達人はアフトクラトルにもそうざらにはいないそうです。しかし逆にいえば何人かはいるわけで、さすがは近界最大級の軍事国家です。いっぽうボーダーはトリオン技術では後進国だけれどベイルアウトのおかげで何度でも訓練ができるのが強みです。近界民もトリガーを使えば一回だけなら致死級のダメージを負っても大丈夫だけれどそのばあいトリオンが恢復するまでまたなければならないのがネックです。

hitokoma_2016_45_14.jpg

 入隊初日にB級に昇格したのをしおりちゃんにほめられてまんざらでもないヒュースでした。このあととりまる先輩に大ウソつかれてからかわれていたら完璧だったのに。ヒュースが玉狛支部のお笑い担当から脱却しつつあって俺はさびしい。

hitokoma_2016_45_15.jpg

 三雲隊四人編成バージョンです。しかしこうして見るとやっぱりオサム地味だな……

hitokoma_2016_45_16.jpg

 県外へのスカウトでこれまで不在だったふたりの玉狛支部員がかえってくるそうです。林藤ゆり、ミカエル・クローニン。単行本第七巻でうしろ姿だけ描かれたふたりが今回もまたうしろ姿だけ描かれました。

hitokoma_2016_45_17.jpg

 ふたりのうちクローニンが近界民であることはすでにかたられています。もうひとりの林藤ゆりの正体は林藤支部長の妹かめいか、はたまた奥さんか。


・『トリコ』

hitokoma_2016_45_18.jpg

 前回ペアに注入された怒りのパワーでトリコはアカシアに有効打をくらわせました。うすうすわかってたことだけどさ、しまぶー食義のことパーペキに忘れてるだろ。



三ツ首コンドル 1 (ジャンプコミックス)
三ツ首コンドル 1 (ジャンプコミックス)石山 諒

集英社 2014-12-04
売り上げランキング : 131923

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
三ツ首コンドル 2 (ジャンプコミックス) 三ツ首コンドル 3 (ジャンプコミックス) ブラッククローバー 8 (ジャンプコミックス) ブラッククローバー 7 (ジャンプコミックス) ゆらぎ荘の幽奈さん 3 (ジャンプコミックス) 鬼滅の刃 3 (ジャンプコミックス) ワールドトリガー 16 (ジャンプコミックス) i・ショウジョ+ 9 (ジャンプコミックス) 背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 7 (ジャンプコミックス) ヨアケモノ 1 (ジャンプコミックス)




コメント

太刀川の4万越えはネトゲでトップの廃課金プレイヤーを見たときと同じ気分になったな

アマルガムのアイツ神田だよなぁ
黒髪長髪で刀使いのキャラなんて今までも沢山居るはずなのになんでこうも神田を思い出すのだろうか

というか太刀川さん孤月一本の勝負なのに一コマで二撃いれてるからさりげなくやばい

>しまぶー食義のことパーペキに忘れてるだろ。
すでに食義でどうにかなる話じゃないってことだろ
スーパーサイヤ人になってから界王拳使わなくなったからといって鳥山先生が界王拳忘れたとはならないのと同じ

  • [2016/10/09 13:27]
  • URL |
  • ゆとりある名無し
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

それはそれとしても鳥山先生は界王拳忘れてそうだよね

まあ食義は1部の終盤時点で既に微妙な設定だったし

>前回ペアに注入された怒りのパワーでトリコはアカシアに有効打をくらわせました。うすうすわかってたことだけどさ、しまぶー食義のことパーペキに忘れてるだろ。
ペアがやったのはただ単に怒りの感情をトリコに抱かせただけでパワー注入じゃないし
食義も怒り自体は否定しておらず寧ろ抱いた怒りにも感謝するという代物だったから
平常心なまま怒りの攻撃を食わせてる現状は寧ろ食義通りなのでは

翁はまったく心を動かしてないということもないでしょう、そもそも描写が少ないし

>しかし直弟子を敵地におきざりにしたというのにぜんぜん心をうごかしていなさそうなあたりヴィザ翁も不人情な男です。

81話で「…しかし惜しいですな。あれほど優秀な人材を…」とウィザ翁が語って
「元より決めていた事だ。連れ帰ればヒュースは我々の”敵”になる」
と言われて黙っているから立場の違いから納得はしているけれど、ヒュースが居なくなる事に対して惜しいとは思っているかと。
それが「優秀な兵士」としてなのか「優秀な弟子」だからなのかまでは、わからんけど。

> 先週号と先々週号はシャッフルか入稿おくれだったのでしょう。

そう判断するのは早計じゃないかな。
1週のみ浮上して下がるとか例がない訳だし。

すだれ頭は相撲が好き「でした」と言ってるから負けかな。
天王寺への憧れや感謝だけで相撲を続けてるみたいだし
そういうのに相撲がずっと好きで続けてる部長に負ける展開は無いだろうし、
負けて欲しくない。

>歪のアマルガム
読み切りをベースにしつつも、作品の雰囲気を明るいものからダークに変えるとここまで違うものか、と感じました(ペンの太さも変わってる)。
これほど大きな変化が作品にとってプラスに働くかマイナスに働くか、今のところはまだ読めないですね。
ただコンドルの序盤がダメダメだったのに対し、打ち切りが決まり思い切った展開が続いた終盤は良かったので期待したところです。

>ソーマ
この漫画のウリはやはりお色気描写だなと思いました。それが悪いこととは言いませんし、大変素晴らしいですが、
ジャンル的に、バトル漫画ほど変化をつけにくいんだろうなとも思います。

>レッドスプライト
前作のときもそうだったのですが、作者のやりたいこと・描きたい表現に対して、画力・画風が追いついていない気がします。
前作からずっとうまくなっていますし、100点満点を要求すべきではないですが、面白いだけに勿体無い。

>トリコ
アカシアのフルコース「アナザ」が出た際に、食儀も登場したので忘れたということでもないと思います。むしろ「アルティメット・ルーティーン」とかのほうが…。
トリコの攻撃が怒りに変換されてるとか、“怒り”属性が付与されてるみたいな感じじゃないですかね。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://samuraimoon.blog67.fc2.com/tb.php/2526-aed53a57

少年ジャンプ ワールドトリガー 斉木楠雄のψ難 ハヤテのごとく! 銀の匙
  • seo
Wizardry Ring
[ Back ][ Random ][ List ][ Next ]
ブログパーツ