保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2016年38号

今週のジャンプ一コマレビュー 2016年38号 

・『ラブラッシュ!』

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 この漫画をよんで『天外君の華麗なる悩み』を思いだした人は手をあげて。はーい。
 今どきのジャンプ読者はまず知らないだろうから説明すると『天外君の華麗なる悩み』というのは四半世紀むかしにジャンプで連載されていた打切り漫画で、初期の両さんみたいなコワモテの不良が何の因果かフェロモンを大量分泌する特異体質のために当人の硬派を目ざす信条とは裏腹に女にモテまくるというギャグ漫画でした。なお作者の真倉翔先生は打切りをくらったあと岡野剛先生とコンビをくんで『地獄先生ぬ~べ~』でヒットをとばしました。ところでぬ~べ~がやたらエロかったのは真倉先生がエロ漫画畑出身というのも大きいのかと思われます。
 で、今週号の新連載は天外君とおなじように自分の意志とかかわりなしに女をひきつける遺伝子の持主で、それは男の中の男遺伝子と名づけられました。俺にとって男の中の男とはケンシロウとか火ノ丸みたいに女に惚れられる以上に男に惚れられる男なので女にしか影響のないものをそんなふうに呼んでほしくはないな。
 閑話休題。メインキャラの相関関係はというと、短めの黒髪の女の子に片想い中の主人公のところへ人外巨乳がやってくるというものです。はい、山本先生の前作『E-ROBOT』とぜんぜんかわりばえがしませんね。こういう三角関係がどうしようもなくお好きなのか、ほかに藝がないのか。まあ絵は前作にくらべるとずいぶん精緻に描かれるようになったしキャラの魅力度もあがったように見られるけれど今のゆらぎ荘とのつぶしあいに勝てるほどのポテンシャルを秘めているかどうかは疑問です。単独で見ると悪くはないけれど、この時期の新連載はちょっとタイミングがまずかったのではないでしょうか。


・『BLEACH』

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 ……チャドの前髪が……消えた……?
 というわけで最終回です(文章がつながっていない)。前回でいきなり十年後の尸魂界が描かれたけれど死神の寿命は人間よりも十倍ちかいのでキャラの顔はみんなほとんどかわっていなかったのが今回は人間界が舞台だったので時のながれが実感できる風貌の変化がいろいろとみられました。たとえば一護は短髪に、その妹ふたりは対照的なまでに極端な巨乳と貧乳とになっていました。

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 いっぽう織姫はもともとおばさんくさかったうえに乳の大きさもだらしなかったのであんまりかわりばえがしません。それでも髪が長くなったために『おくさん』の奥さんみたいになっていました。
 なお織姫は一護と結婚し、ルキアは恋次と結婚しました。俺はどちらかといえばルキアのほうが織姫よりも好みという程度のものだし、もし織姫が一護と結婚できなかったらドラクエⅤで主人公にえらばれなかったビアンカみたいな後半生をおくることは確実であろうから、これはこれでべつにいいんじゃないかと思っております。
 で、ふた組の夫婦にはそれぞれ子どもが生れていました。

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 ルキアの娘の名前に苺=一護の字がふくまれているのについて恋次は
「やっぱりルキアは一護のことが忘れられないのか……」
と煩悶の夜をいくたびもくりかえしたにちがいありません。だって失恋次だから。
 あと最終回なのに新キャラの思わせぶりで読者の期待をあおるようなラストで締めたあたりがいかにも久保先生の未練タラタラという思いがつたわってきてナイスです。まあ大量の伏線をブンなげたとはいえ十五年の超長期連載の話をいちおうまとめたあたりは『ZOMBIEPOWDER.』のころよりも成長したといえます。あの漫画のラストはホントにみっともなかったからなあ。

 さてこれで『BLEACH』のレビューおさめになるので総評というかこの漫画についての雑感をざっと書くと、俺の見るところ『BLEACH』は『聖闘士星矢』の後継的漫画でした。ストーリーよりもキャラのよさやド派手な必殺技で人気があったこと、能力バトルに見せかけて実際はキャラの実力や話のつごうで勝敗がきまること、作者がともに自ら恃むところすこぶる厚いことなどなど。かつては看板漫画だったのに読者人気が失速して打切られたところも共通してはいるけれどそれはジャンプではめずらしくもないので除外しておきます。
 とにもかくにも久保先生おつかれさまでした。『BLEACH』にしばしば描かれた数話つづきの回想シーンを読んだかぎりではストーリーの構成力もじゅうぶん以上に高いものと思えるので今度は鳥山先生がドラゴンボールのあとに『カジカ』や『SAND LAND』を描いたひそみにならって完成度の高い短期集中連載を手がけていただきたい。どうせ明確なゴールを設定しておかないと『吼えろペン』の流れ星超一郎みたいにいつもいつもストーリーは進んでないくせにつぎつぎと新しい謎ばかり期待感たっぷりに出てきて風呂敷をたたみきれないこと確実ですから。


・『火ノ丸相撲』

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 童子切安綱vs草薙剣。個人戦準決勝のカードです。いずれも火ノ丸に勝ったことのある正真正銘の実力者同士の激突はある意味において主人公とラスボスとの戦いよりも興味がわくものです。しかしこれが準決勝なのだから、この取組の勝者が決勝でやぶれるという大どんでん返しの可能性も否定できないわけで、ともかく見逃せない対決です。
 ところで第九十三番のこの取組表を見てくれ。こいつをどう思う?

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 すごく……草薙と数珠丸との戦いがキングクリムゾンです……
 たぶん両者が戦うまえに数珠丸が観客席で久世との一戦を思いかえすのか、あるいは久世が天王寺に負けそうになったところで回想ブーストをやるのでしょう。


・『ブラッククローバー』

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 ここ数年、国の危機にいち速く駆けつけ、圧倒的な活躍で最強の団へとのしあがった金色の夜明け団のおでましだ!
 マッチポンプの臭いがプンプンするぜぇ!!!


・『ワールドトリガー』

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 生駒旋空というよび名は意外にも王子隊長オンリー使用の非公式なものではなくボーダーで一般的に通用するものでした。俺の予想は大ハズレ。もってけ金のオサム!
 なお生駒がなぜ太刀川さんをしのぐ旋空孤月つかいなのかというと効果時間を犠牲にして射程をのばしているからでした。もっとも生駒は攻撃手ランク六位なので距離をつめて斬り結ぶのは長距離攻撃ほどには得手ではないわけです。個人戦ではなく団体戦で真価を発揮するキャラなので、作戦会議とか味方との連携プレイとかを強化したら生駒隊はA級入りも決して夢ではありません。
 しかし実際にはこんなノリで戦っているのでした。

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 すこしはマジメにやれというか、もうちょっと慾を出せというか。しかしまあモチベーションの維持とかは人それぞれなので結局のところやりたいようにやるのがいちばんいいのでしょう。いまの那須隊なんて女学生の思い出づくりのためにがんばって、それで結果をだしているわけですし。

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 王子隊が生駒隊に気を取られた隙をつかれて蔵内が遊真に首チョンパされました。首の断面が描かれているところとか蔵内の姿勢がひざまづいているところとかのせいで罪人が処刑場で首を斬られたように見えてしまいます。おお、グロいグロい。


・『食戟のソーマ』

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 遠月十席新メンバー葉山アキラ。薊政権にシッポをふっているのはどうせ汐見教授がらみなのでしょう。しかしかつて主人公をやぶった男が敵対するというシチュエーションはふつうなら熱いはずなのに、前回のヒキが遠月第二席との対決をほのめかすものであったくせに実際は暫定第九席とぶつかることになるところとか、そもそも第九席というのが叡山(笑)の後釜ポジションであるところとかのせいでイマイチ盛りあがりにかけます。
 とはいえ進級試験の第一次や第二次にくらべればはるかにマシだとは思いますよ。アレ以下の展開を思いつくほうがむつかしいというのもありますが。


・『左門くんはサモナー』

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 「お姉さんだよー」の天使河原さんかわいい。ストーリーについてはノーコメント。


・『トリコ』

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 チチはみずからの栄養をトリコにあたえて何十倍にもパワーアップさせたものの自分は首から下がカラカラになってこときれました。本来なら感動のシーンのはずなのにチチがハゲで体がショボくて死ぬのがハイペースであるためにギャグシーンみたいになっています。しまぶーが編集部にあたえられた猶与はあと何話ぶんなのやら。


・『キン肉マン』

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 ウォーズマンやミートくんの見るところ完璧で最高のキン肉バスターをネメシスはお股おっぴろげのM字開脚でやぶってのけました。まあっ、お下品! そんな発想をする俺が
 てーかこの体勢だとネメシスはケツで着地するわけだから技をかけた当人もダメージをうけそうです。もっともマッスルドッキングでダメージをうけるのはかけられた相手のみというゆで世界なのでネメシスも平気の平左なのだろうけれど。



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コメント

バグワ遊真かっけぇぇぇぇぇぇぇぇ
アサシンの目だ

キン肉マンのキン肉バスターも最終的に尻で着地してるから、そこらへんは問題ないと思います

天王寺対久世の結果は火ノ丸が団体戦で優勝して幕下付出の資格を得る説得力に影響するし
全日本アマ相撲選手権に高校生で出場できるのは2名のみみたいだから天王寺が勝つでしょうね。

個人的には横綱の息子である久世が高校横綱になって
団体戦で天王寺と久世を倒した火ノ丸と二人で全日本で雌雄を決する展開にしてほしいけど。

左門はギャグのマンネリ化と「真面目な回が驚くほどつまらない」という致命的な欠点が
目立ってきたせいか掲載順位も落ち気味だしヤバいですね。

てっしーが可愛い程度で生き残れるならP2やダブルアーツは打ち切られてないし
このまま1年ちょっとで息絶えそう

鰤…いやBLEACHはお疲れ様でした。
久保先生は次はゾンビパウダーの続編お願いします。

全体的にすげぇ酷評だな(笑)ときどき好きで読んでるのか気になる
新連載は前半の文章完全に要らんし左門くんはそもそもそれ言うくらいなら結果を出せてるというゆらぎ荘を言った方が良いし
キン肉マンはほんとなんでこの記事で!?
てゆうか性格に関してはあまり人のこと言えないでしょう

いや、苺花の名前は恋次にとっても満足のいくものでしょうよ
二人が結ばれたのは間違いなく一護のおかげですしおすし

最後の単行本リストがBLEACHになってる辺り、管理人の優しさを感じる

カラーになっても平面顔は平面顔でしたか
普段がコーカソイド系のイケメンにかかれているので何とも惜しいです

左門くんのシリアス回って、つまらないどころか鳥肌立つレベルの気持ち悪さがありますよね

左門のシリアス回は特別面白くないとか不快ではないけど無味無臭な感じが凄い
読切りでよく見かけるタイプの毒にも薬にもならない奴に似てる

正直もうてっしーも大して可愛くないというか
他の子推していった方がいい気がする

織姫だって昔はちゃんと可愛かったんだぞ

いやーどの十傑が相手なんだろうなーとわくわくしてたところでカレーマン
可哀そうすぎる…

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