保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2016年35号

今週のジャンプ一コマレビュー 2016年35号 

・『約束のネバーランド』

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 夏の三連続新連載の第一弾です。孤児院らしくない孤児院で子どもらが高度なテストをうけていたり頭のよさをアピールしたりしていたので『エンダーのゲーム』みたいに外宇宙の侵略者にそなえて超人的な指導者を育成しているのかと思っていたら実際には『わたしを離さないで』みたいな人間農園の話でした。
 第一話を読んだかぎりではイマイチでした。なぜかといえば世界観やらキャラやらの説明ばかりで描写がなおざりにされていたからです。たとえば主人公トリオの頭のよさが断トツの頭脳だの博識で知恵者だの驚異的学習能力だのとほとんどセリフで説明しているだけで、具体的にどう頭がいいのかの描写がなされていなかったので、バケモンだのなんだのと持ちあげられてもハイそうですかと聞きながすほかありませんでした。どうやら第二話で孤児らが脱走するようなのでそのとき主人公トリオの戦略とか機転のよさが描かれるのでしょう。どうせならそのぶんまで今回のうちにやってほしかった。
 ところで主人公らは怪物どもの高級食材として育てられているのだけれどこれはずいぶん非経済的な話です。人間って受胎率はひくいし妊娠期間はながいし出産数はほぼ単数だし肉はつきにくいし成長はおそいしで食肉獣としてはダメなところの目白押しです。いくら金持むけの高級品としてもコストパフォーマンスが悪すぎでしょう。しかし人肉が怪物に好まれるのは美味だからというだけではなさそうで、主人公トリオが頭のよさのために上物だと評価されています。もしかしたらこの漫画の怪物は喰った相手の知能や経験をわがものにできる能力の持主なのかも知れません。だとしたら必要以上に金のかかっていそうな孤児院もとい人肉牧場の運営も納得がゆきます。
 というわけでこのさきの展開を大胆予想! 主人公らは脱走するものの結局つかまって怪物に喰われはするが逆にその強靱な意志力で怪物のカラダをのっとった! 人間の心と怪物の力をもつことになった主人公は人間の解放をめざし、自分とおなじような境遇のものたちをあつめてデビルマン軍団を結成し、デーモンらにたちむかう……!
 ってコレまんま『デビルマン』じゃねーか!


・『ワールドトリガー』

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 ランク戦がはじまり、オサムは予定どおり開幕バッグワームからワイヤーをはりやすい場所へとうつります。
 ところでオサムがこれまで開幕バッグワームをやらなかったことについてはコメント欄でバッグワームはトリオンを消費するからという指摘をいただきました。そういえばそうでしたね。ほかのボーダー隊員がペナルティなさげにホイホイ使用しているものだから完全に失念していました。トリオン消費量は微々たるものなのだろうけれどオサムにとっては死活問題なのでしょう。年収二百万と年収六百万とでは月々の支払い計画からしてぜんぜんちがうものです。

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 オサムは王子隊にも生駒隊にもワイヤーの巣が見つかったのでアステロイドをつかってわざと居場所を知らせることで両チームをかちあわせることにしました。当のオサムは壁ひとつへだてたところで観察中です。漁父の利をねらう気配は今のところありません。前と同じ失敗はしないと心のなかで言っているので、まえの東さんの壁抜きスナイプがよほどこたえたものと見えます。
 さてオサムはひたすら身をかくしながら何をするのか。相手にバレないようにワイヤーをはっておいて遊真らと合流するのもひとつの手でしょう。あるいはワイヤーのはりなおしや時間差アステロイドでその場にいるように見せかけて、ホントはその場をはなれて遊真らといっしょに生駒隊の浮いたコマを攻撃するとかできたらおいしいかもしれません。


・『火ノ丸相撲』

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Q. なんで火ノ丸はまっ向勝負をするの?
A. 好きだから。
 いいなあこの答え。あらゆる不利を理解したうえでなお泣言をいわずにただ自分のきめたことをつらぬく。火ノ丸のこういう押しつけがましくないところが大好きです。
 逆に今回の蛍の件はあんまり好みではありません。全国で勝つために憧れの火ノ丸とは正反対の道をゆくと決意したけれど、そういう個人的なことで悲壮感を出されてもなあという感じです。そりゃ団体戦の一勝は大きいだろうけれど火ノ丸も相撲部のみんなもそこまで蛍に要求してはいないでしょう。結局のところ自分のとりたい相撲をとるか、勝つための相撲をとるか、それをきめるのは蛍自身であってほかのだれが口を出すことでもないのですから。


・『左門くんはサモナー』

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 子どもよりも好きだという手羽先のにおいをかいでキャラが変っちゃったてっしーです。まさに慾望MAX状態。ちっとは喜べよ左門。


・『BLEACH』

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師匠「最後のとどめはやっぱり一護がさしたんだ」
編集「さすが主人公ですね! いったいどうやってユーハバッハの全知全能をやぶったんですか?」
師匠「ユーハバッハは自分が敗れる未来を夢だと勘違いしていたんだ」
編集「なん……だと……?」

師匠「とにかくこれでユーハバッハを倒したんだ! 次回からはいよいよ霊王のおでましだぞ! 読者も期待しているんだろうな!」
編集「すいません久保先生、来週号のジャンプで打切りです」
師匠「なん……だと……?」


・『キン肉マン』

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 キン肉マンとネメシスの対決は組手からの流れるようなプロレス技の応酬、そしてラッシュくらべとなりました。しかしどれもこれもネメシスのほうが一枚上手です。まあ素質からしてキン肉族史上希代の天才で、おまけに完璧超人になってからずっと研鑽をつんできたわけだから、才能からいっても努力からいってもキン肉マンを凌駕しているのはあきらかです。キン肉マンが奇蹟の逆転ファイターでなければ敗北は必至でしょう。



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コメント

まあ蛍の場合、火ノ丸への憧れから相撲を始めたクチだし
好き嫌いでスタイル決めるなら真っ向勝負しかないけど
そういうエンジョイ勢と違うのがダチ校相撲部ですからねえ

フレイザードみたいに勝つのが好きなんだよォ!!と吹っ切れたら違うんでしょうが

火ノ丸は真っ向勝負も変化も「同カテゴリの別選択」に過ぎず優劣も正邪も感じてないようだし蛍にもそう伝えてる風なんだけど
当の蛍にはイマイチ伝わりきれてない感じですね、話し合った後も正邪に拘ってる印象ありますね
正しい・正しくないに拘りを持つ人はいますね

新連載は個人的に期待してる
設定はありきたりとの声も多いけど、どう逃げるのか、逃げた先になにがあるか、先の展開が読めないからね

決めようと悩んだ結果悲壮感だしてるのだから、
それを言うのは変じゃ?順当な高校生でしょう
悩みを部長に相談したり仲間に助けてもらったり

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