保険 アリコ Moon of Samurai マクロスΔ 第05話 「月光 ダンシング」

マクロスΔ 第05話 「月光 ダンシング」 

 四十年まえ、新統合政府はウィンダミアに悪魔の心をかくして天使の顔でちかづき、不平等条約をむすんで搾取しようとした。そのためウィンダミアは七年まえ祖国解放のために戦い、独立をとりもどした。しかしブリージンガル球状星団に新統合政府がいすわるかぎり戦いは終らないのだ。というのがウィンダミアのメガネ宰相の演説の内容です。もちろんこれはウィンダミアの主張であって新統合政府には新統合政府なりの言いぶんがあるのでしょう。たとえばメガネ宰相によれば「母なる空を奪いかえすことに成功した」らしいけれどこのあとのミラージュの説明だと「次元兵器がつかわれ停戦、その後休戦状態がつづいているそう」なので。

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 ウィンダミアについてのざっとした説明がなされました。特に目をひくような新情報はありません。なおマクロス・エリシオンの艦長とΔ小隊の隊長はともに七年まえは新統合軍に所属してウィンダミア独立戦争にも参加したそうです。
 それより問題はウィンダミアにはヴァールシンドロームの発症者を凶暴化させるではなく従属化し、軍を掌握して星ひとつ無血降伏においこむほどの力をもつことです。前回ウィンダミアが宣戦布告したのをみて、大帝国に片田舎の領主が叛旗をひるがえした感があって今回の敵はショボいなあと早合点したものの、その認識はあらためねばなりません。これほどの力があるのなら強気に出てもむしろ当然です。もっともその力は考えなしに濫用できるものではありませんでした。

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 ウィンダミア国王はかれらの民族の平均寿命をこえていそうな老人でした。その息子のハインツ王子が歌でヴァールシンドロームをあやつる力の持主なのだけれどこちらはこちらで濫発できない体のようです。そのためメガネ宰相はこれまでの作戦の見なおしをはかり、その友だちで空中騎士団のエースに腰ぬけあつかいされました。時間がないからやりかたをかえるべきか、それとも時間がないからこそこれまで以上に急進的にやるべきか、この判断はなかなかむつかしいところです。

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 もと教官で三十三歳のヘルマン・クロース。国王とおなじように顔に漆喰をぬったようなアザがあるのは、ウィンダミア人の老化のあらわれでしょうか。そんな老人をいたわるつもりはぜんぜんなくて心のままに師にじゃれかかるボーグは技術面のみならず精神面でもまだまだ未熟者です。

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 ワルキューレとΔ小隊にはこれまでのヴァール鎮圧の仕事のうえにウィンダミアによる侵攻の防衛任務がくわえられたので隊員は契約を更新するかどうかを自由意志でえらぶことになりました。戦況がかわったために問答無用で正規軍に編入させられた『エリア88』とはだいぶちがいます。ケイオスは民間企業なのでそのあたりの融通はきくのでした。
 で、隊員らはおおむねふたつ返事で契約を更新するのだけれどフレイアはウィンダミア人なので葛藤になやみ……

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 四十秒でワルキューレ残留をきめちゃいました。それでいいんかい。
 いや祖国に弓をひくのはまかりならんというつもりはありません。国よりも大事なものがあってもいいでしょう。しかしウィンダミアは独立戦争の経験があり、しかもヴァールシンドロームのコントロール手段を手に入れるまでは国力差からいって劣勢を強いられていたはずです。そのリアクションとしてウィンダミア人に強烈な愛国心が涵養されるのは理の当然です。それなのにウィンダミア人のフレイアが祖国と敵対関係になることを内心うち沈んでいるとはいえさほど深刻にうけとめていないようなのが不自然に見えてしかたがありません。これではまるで日本のいまどきの小娘です。
 要するにフレイアが国よりも歌をえらぶというのならそれなりに説得力のある描写をしてほしいということです。
 それはさておき、ところかわって裸喰娘娘ではΔ小隊のメンバーがウィンダミアとの戦争について語りあいました。

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「ちがう星どうしがつきあおうっていうんだ。そりゃいろいろあるさ」

 ふだんは女のことしか頭にない(断言)コメディリリーフのチャックがなかなか含蓄のあることをいいました。地球人とラグナ星人とがいまの関係を築くにいたるまでの道のりも平坦でなかったことがうかがえます。

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 『クロムクロ』とおなじように『マクロスΔ』でもまたマスゴミはマスゴミでした。フレイアがウィンダミアのスパイだという事実無根のデマを平気でたれながし、かつ当人の気持などおかまいなしに大挙しておしよせてきて勝手な質問ばかりします。そしてマスゴミの注目がほかのワルキューレメンバーにうつった隙をついてハヤテがフレイアの手をとって店のそとまでつれだしました。

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 そしてフレイアを元気づけるために無断でジークフリートをもちだして夜間デートとしゃれこみます。だんだんハヤテの男前描写がふえてきました。しかし男前だろうがなんだろうが無断で戦闘機をとばせたのは当然のことながら隊規違反なのでメッサーからダメ出しをくらってロックオンまでされました。

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 メッサーのインチキモヒカンの髪形は隊規に違反しとらんのだろうか……



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コメント

ヤルか殺られるかの関係

>「ちがう星どうしがつきあおうっていうんだ。そりゃいろいろあるさ」
そらまあ、記念すべき人類初の異星人カップルだって、マックスがミリアを撃墜したことが二人の馴れ初めでしたっけ?
初デートでは、いきなりマックスを刺し殺そうとしてたしw

まあミリアさんってば積極的♪もう殺る気まんまんじゃないですか♪

>インチキモヒカンの髪形は隊規に違反しとらんのだろうか……
ラノベ知識だけど、兜を被る時に、兜が安定して通気性の良い実用的な髪型みたいな印象。
実際のところ,ちょんまげとかもそういう側面はあるのかも。

>要するにフレイアが国よりも歌をえらぶというのならそれなりに説得力のある描写をしてほしいということです。
鎖国状態の国から脱国して密入国したってのでそれなりに説得力はあると思うのだけど。

>>要するにフレイアが国よりも歌をえらぶというのならそれなりに説得力のある描写をしてほしいということです。
>鎖国状態の国から脱国して密入国したってのでそれなりに説得力はあると思うのだけど。

この辺は同意。
たしかワルキューレに入隊する時でも、「参加したら二度と祖国に帰れないかもしれないけど、その覚悟はある?」みたいな質問されて、その時すでに二度と帰れなくなる覚悟くらいはしてるから。

それに幸いなことに祖国と戦うと言っても歌うだけであって、自ら銃を持って親兄弟を撃ち殺せって言われてるわけでもないしね。


ちなみにスパイ容疑の話がでた時に、ハヤテが証言しても良かったと思うんだけどなあ。
密航して間違えて隣の星にたどり着いたとか、彼が通報したらそのまま逮捕されて強制送還だったとか、オーディション場所にたどり着いたら日にちを間違えてすでに最終オーディションだったとか。
ハヤテが彼女を助けたのはほんの気まぐれで、潜入目的のスパイだったらそんなリスクをおかすはずがないもの。

「ハヤテのごとく!」のタグになっているのはワザと?

タグをなおしておきました。
ご指摘ありがとうございます。

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マクロスΔ 第5話「月光ダンシング」感想

今回、ハヤテとミラージュが歌わないし、中途半端な攻撃をするので、ちょっとがっかりです 次回も尺稼ぎ回みたいですし、騎士団に歌が通用しないのにどうしたいのかよく分かりません ヴァールだけ鎮圧していても根本的な解決には全くなっていない気がするのですが…

  • [2016/05/06 22:51]
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