保険 アリコ Moon of Samurai 甲鉄城のカバネリ 第03話 「捧げる祈り」

甲鉄城のカバネリ 第03話 「捧げる祈り」 

 世界観がにていたり監督がおなじだったりするために『進撃の巨人』としばしば比較される当作だけれど今回の描写を見るかぎりではむしろ『機動戦士ガンダム』を聯想しました。列車と宇宙戦艦とのちがいこそあれ、軍人と民間人とが同乗して外敵の脅威やら物資の不足やらになやまされ、本来なら協力しあうべき人々のあいだに不協和音がながれるというあたりが否応なくファーストガンダムを髣髴とさせます。

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 カバネリであっても人ではないといって来栖は生駒らに銃口をむけます。無名は威嚇のために銃弾を目にもとまらぬ速さで投げつけるものの来栖は微動だにしません。この若侍には使命のためなら自分の命をもすててかえりみない覚悟があるのはわかりました。しかしこれまでの物わかりのわるさとか生駒への暴力沙汰の数々とかを思いあわせると差引まだまだマイナスがおおきい。

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 なお今回の生駒へのバイオレンスはおもに無名が担当します。はいそこ、ご褒美とかいわない。自分は長く戦うと眠くなるし、生駒はカバネに噛まれても平気だからという理由で生駒を自分の盾にしようという魂胆で、そのために相手の同意もなしに説明のヘタクソすぎる稽古を一方的につけるのでした。無名の腹づもりのとおりにゆけば生駒との関係は『3×3 EYES』の三只眼と无との関係みたいになりそうです。

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 Aパートがはじまってからしばらくは第三のヒロイン鰍の活躍がえがかれます。活躍といっても下働きなので食糧をくばってまわるだけのことだけれど妊婦さんには秘密でふたりぶんわたすような情味のある気づかいをみせます。
 そして銃の手入中の油まみれの手で食いものをとろうとした来栖の手をはたき、もっと自分を大事にするよう言いました。うーむ、この子ってば第一話で武士の人に言いかえすなんてやろうと思ってもできないと言っていたのに、やってることはぜんぜんちがうじゃないか。自覚がないんでしょうか。

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 生駒や無名と侍連中との一触即発の事態には顔を出してこなかったのに徒党をくんで生駒らを甲鉄城からおろすよう詰めよる紫頭巾の連中でした。菖蒲が家来衆からはなれてひとりになるのを見はからってのことでしょう。大の男がコスいことをするものです。

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 うえの画像の右下の男なんて最高に最低のツラをしています。次回開始直後にカバネに噛まれて人の意識をとどめたままハチの巣にされればいいのに。
 ところでこいつらの身分はまだわからないけれど菖蒲に対して敬語を使いつつも態度がデカいところをみると町方の有力者か大商人ってところでしょうか。

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 紫頭巾につづいて平民のオッサンらもやってきて、死んだ者らをとむらいたいとごてりだしました。ああファーストガンダムにもいたな、こういうエゴのかたまりの民間人が。気持はわからんでもないけれど今はそういうばあいではないだろうと言いたい。菖蒲サマ、見せしめにひとりふたり窓から放りすててもよろしゅうございますよ?
 そしてこのあと菖蒲をさらにさいなむ事態がおこります。

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 生駒と無名は後部車輌から出てこないと約束したのに、無名はカバネのにおいがしたからといって無断でとびだし、そのことを菖蒲にといただされても「言ってもわかんないよ」と歯牙にもかけません。尋常でない生いたちなのはうすうすわかるし、人並の教えをうけていないだろうことも同情するけれど、すこしは人の立場もかんがえろ。菖蒲がストレスで胸がしぼんだらどうするんだ!

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 異人さんの点検の結果、甲鉄城は貯水槽の修理のためにひと晩かかることになり、ついでに葬儀をおこなうことになりました。
 それはさておき、第三話になってそろそろ重要なキャラがはっきりしてきたところだけれど、ファーストガンダムと役柄のちかい連中が実におおい。菖蒲と来栖は立場こそ逆だけれどブライトとミライの関係に相似しています。逞生はもちろんハヤト。もとい友情に厚いハヤト。来栖と仲がよくて民間人にも気さくに対応し体格が大柄な吉備土はまんまリュウ・ホセイだし、お子さまトリオはカツ、レツ、キッカで、子どもらのめんどうを見る鰍はフラウを髣髴とさせ、運転士の侑那と蒸気鍛冶の巣刈とのやりとりはまさしくセイラさんとカイとのそれでした。
 もちろんだからといってパクリだパクリだとさわぐつもりは毛頭ありません。後発の作品がここまで似通ってしまうのだからファーストガンダムのキャラクターの個性づけはみごとなものだったのだなと今さらながらに感心するだけです。

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 生駒の過去がたり。無惨な話は説明したくないのでくわしくはアニメをごらんください。ところで生駒が家族はいないと言うのをきいて無名は自分とおなじだと言っていました。あにさまとよんでいたのは、血のつながりのない兄なのでしょう。

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 紫頭巾のひとりにそそのかされて何人かの男どもが生駒と無名を退治しにきました。紫頭巾はわざわざ不和をあおって何をたくらんでいるのでしょう。菖蒲の立場をわるくして自分らの地位を相対的に上げようとでもいうのでしょうか。そとはカバネリだらけで、人同士であらそっているばあいではないというのに。悲しいことに、ピクシス司令とエレンとのやりとりを思い出さざるをえません。誰かが言ったそうな。もし……人類以外の強大な敵が現れたら人類は一丸となり争い事をやめるだろうと……お主はどう思うかの? そんな言い伝えがあるんですか……それは……ずいぶんと呑気ですね……欠伸が出ます……

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 菖蒲の機転と、ついでに生駒の流血のおかげでその場はおさまりました。こうやって菖蒲も鉄血のクーデリアとおなじようにポンコツでなくなってゆくのか……

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 ところでカバネリはそうそうつごうのいいものではないようで、半分はカバネだから人の血が必要でした。そしてどうやら体内の血がたりなくなると補充するまでカバネとおなじになるようです。そういう事情をよく知らない人々からは排斥されてもしかたがないでしょう。しかし戦力にはなるのだから、無名はちゃんとカバネリのメリットとデメリットとをひろく世間に知らしめて常人とのつきあいかたと距離のとりかたとを人々といっしょに学んでゆくべきです。カバネリは使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。

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( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
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