保険 アリコ Moon of Samurai うたわれるもの 偽りの仮面 第17話 「残照」

うたわれるもの 偽りの仮面 第17話 「残照」 

 これまで古代日本とアイヌとのチャンポンの架空世界戦記だったのが一転してSFへと舵をきられました。このアニメだけを見ている層には唐突すぎて衝撃の展開だったことでしょう。しかし前作のゲームをプレイずみの俺に死角はなかった!

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 ハクとクオンとがイチャコラしているところへ、いや当人らにとってはそんなつもりはないのかもしれないけれどハタから見たらあきらかにイチャコラしているところへ、毎度おなじみ帝からのお召しがあってハクは参内することになりました。クオンは我知らず不満をおぼえます。クオンはもうあとは自分のハクへの気持に気づくだけですね。

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 クオンらのことを部下だと帝に言われて、ハクは家族みたいなものだと訂正しました。ただし約一名は特別なので奥さんポジションの家族のようです。ところでハクの返答をきいたあと帝が「家族、のう」とひとりごとのようにつぶやいたのを、はじめに見たときは何げない反復と聞えたけれど、今回の話を見とおしたあとでふたたび見てみると、いろいろ考えさせられるものがあります。
 そしてあれこれ話したあと帝が本題にはいります。この世界はかつて大いなる父オンヴィタイカヤンによって治められていたこと。オンヴィタイカヤンは人を生みだし、やがてどこかへ去っていったこと。この世界の人々はみな獣のような耳や尾をもっているのに、そうでない者がいること。

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「わしとそなたじゃ」

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 すみません。ちょっと貼ってみたかっただけです。

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 帝にみちびかれて帝都の最深部でハクが見たものははるかな過去の記憶でした。どうやらハクの正体はわれわれ二十一世紀の人間から見れば未来の人で、なんか知らんけど世界環境がおかしくなって人類が地下にのがれたのち、ふたたび人類が地上の土をふめるようになるプロジェクトのメンバーのひとりのようです。前作のハクオロがアイスマンとして発見された時期ですね。
 そしてハクには実の兄と兄嫁と姪とがいました。つまりハクの実の兄こそヤマトの帝なのです。で、ハクの視点が兄嫁のケツにすえおきであることから、ハクが熟女好きであることがわかります。しかし過去バージョンのアンジュかわいいな。内親王として甘やかされ増長したところがないのが大きいのでしょう。

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 で、アイスマンのハクオロが出てきました。どうやらハク兄弟はハッキングでアイスマンのことを知ったようです。まえにちらと出てきた地図だとどうやらヤマトはロシア東部にあるようなので、たぶん今回の回想シーンの時代では日本やロシア各地の地下に人類の居住区域があって、人類再帰プロジェクトのチームもそれぞれにあり、それぞれが勝手に秘密主義で動いているのでしょう。ロシア人のはずなのにホノカとかアンジュとか思いっきり日本風の名前をもつ理由は知ったことかー!

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 アイスマンの遺伝子をもとに地球環境にたえうる新しい人類をつくりだそうという日本支部とはちがい、ロシア支部はいまの人類の基礎能力を強化向上させる計画でした。計画者はハクの兄貴で、その実験台にハクが立候補しました。いまのハクの体たらくを思うと意外のようでもあり、あんがい納得できるようでもあります。

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 改造手術をうけてハクの意識がとぎれる一瞬まえに見えたクオン似の女の子はいったいだれなのか。ともあれここでハクは目をさまし、“現代”へともどってきました。それからは帝が解説役をつとめます。

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 オンヴィタイカヤンこと旧人類はいまではタタリとよばれている、と前作プレイヤーには既知の情報があかされました。人が突然とけだし、その赤スライムは人をおそいはじめ、いつ自分が化けるか、いつまわりのものに襲われるか、不安と猜疑のはてに人類はみずからの手でみずからを焼きつくしたのでした。『デビルマン』でデーモンによる無差別憑依作戦ののち人間がおたがいに不信と憎しみとをつのらせあったあげくに滅亡したのを髣髴とさせます。とにかくアイスマンの一方の人格としては腹の底から「ザマミロ&スカッとサワヤカ」の笑いが出てしょうがねー結末といえましょう。しかしムツミの無惨な死についてなんのかかわりもないハクの家族にとっては不条理なとばっちり以外の何者でもありません。なおホノカもアンジュもハクの兄貴の目のまえでタタリになったそうです。
 ともあれ旧人類はほろび、ケモミミ族の時代がはじまりました。

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 ハクの兄貴は地上にでたあとホノカやアンジュをはじめとしたデコイをつくりだし、智慧をさずけ、国をきずかせ、帝としてあがめられるようになりました。しかしかれにとってデコイはしょせん人ではなく、タタリとなった人々をもとにもどすために研究をかさねました。オシュトルやヴライらの面はその副産物です。しかしハクの兄貴、白衣の無精ひげだからオカリンみたい。

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「ようやく家族にあえた……」
「家族って……何をいって……」


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「妙にするどいくせに、つごうのわるいことは見なかったことにしようとする。おまえの悪いクセだ」

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「……!」

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「わかっているのだろう」

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「兄貴……なのか……」

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「ひさしぶりだな」

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 ハクにとっても視聴者にとっても作中最大級の衝撃の真実があかされ、ハクが宿にもどるとクオンが門のまえでハクの帰りをまっていて、ハクのために料理をたんとこさえていました。もう完全に奥さんです。夫の帰りをまつ良妻です。そしてべらぼうにかわいい女の子です。

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 クオンが前作の挿入歌の子守唄をうたいだしたとき、第六話のときとおなじ感動を味わいました。歌とか音楽の力はあなどれません。かつて『Air』をクリアしたあと、主題歌の旋律を聞くたびに胸をかきむしるような思いに駆られたものです。いま聞いても同じ思いになるでしょう。

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 Cパートではなつかしのトゥスクルの面々が登場しました。かれらに対してウォシスが要求したのは先皇の陵、つまりハクオロの墓のありかです。ウォシスのねらい、つまり帝の意志はハクオロの遺体を研究することでしょう。もちろんトゥスクル勢が首を縦にふるはずがありません。かくして交渉は決裂しました。次回予告のサブタイトルからもわかるようにハクオロの遺体をもとめてヤマトがトゥスクルへ侵攻するのでしょう。帝がその目的を臣民につげるとは思えないので無名の師とうけとられかねないもののこれまでの実績があるので大義名分のない侵略であったとしてもヤマト国内ではさほど問題にならないはずです。
 ところでひさしぶりのオボロの顔をみたときの個人的感想を史上最弱の騎士に代辯してもらいます。

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 『ファイブスター物語』第十三巻からの大幅な設定改変についてはそこまで忌避感をおぼえません。KOGもLEDミラージュもたいして思い入れのないロボなのでマグナパレスとかツァラトウストラ・アプターブリンガーを見てもオリジナリティあふれた(つーかあふれすぎて溺死しそう)デザインだと好意的に思っています。
 ただしダッカス、てめーはダメだ。俺の黒騎士バッシュをかえせ、この黒コゲわらび。



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コメント

ダッカスは…ダッカスはねえ…

今月再開したらあっさりMH設定に戻ってくれてたりしないもんかなあ

帝役の声優さんの若いころと帝になって以降の演じ分けが素晴らしい
ハクが自身を実験台として提供する際の
ハク「愛してるぜ兄貴」 帝「俺もだよ」 二人「オエーー!!」
っていうやり取りが本当に仲好さげで物悲しい

ちなみに原作ゲームだと帝がハクを「ヒロシ」って呼ぶシーンがあるんだよね
長すぎる年月が経ったことで弟の名前を忘れたので適当に呼んだそうだけど
中の人ネタはさすがにアニメではできないか

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