保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2016年05・06号

今週のジャンプ一コマレビュー 2016年05・06号 

・『世の中そんなもん教室』

hitokoma_2016_05_06_01.jpg

「たった1%だぞ!! そん程度のリスク俺等は余裕で飲めるっつってんだ!!
 なんで政府も世間も一番近くで過ごした俺等の意見を聞こうとしねーんだ!!
 このタコ、エロい位で何の危険も無えのによ!!」


 バカの黴菌に脳を完全に侵蝕されています。
 1%のリスクを自分らなら飲める? おまえらのことはどうでもいいんだよ。おまえらが大好きな先生と心中するおそれがあるだけなら何の差支えもない。その1%のリスクにほかの人間がまきこまれるから問題なんだ。この地球をE組の私有地だとでも思ってるのか。
 だれも自分らの意見を聞かない? おまえがそれを言うか。メガネ司令の正論に対して顔面へのヤクザキックでこたえたおまえがそれを言うか。ひとの言いぶんには耳をかさず、自分の意見は受けいれろというのは最低の恥知らずのやることだ。
 何の危険もない? バカここに極まれり。一コマまえのセリフで1%のリスクだと自分で言っておるだろうが。俺だったら地球がほろびるかどうかという危機的状況でこんな鳥以下の記憶力の持主の意見を判断材料にするつもりはないね。
 しかしこのバカのバカさ加減よりももっと腹立たしいのはバカの意見がE組の総意として描かれ、しかも自分らを被害者だと位置づけていたところです。
 A組は鼻持ちならない特権階級意識の持主であったけれど、強者であるがゆえに嫌われうとまれるというリスクも背負っていました。しかしE組はかつてのA組などおよびもつかない力をさずけられ、その力をヘラヘラ笑いながら享受しておいて、いざ立場がわるくなると弱者という神聖不可侵の座に逃げこむという、はなはだ卑怯な連中です。

hitokoma_2016_05_06_02.jpg

 社会に出たら理不尽に邪魔されることがきっとあるけれど、そのときは世の中そんなもんだとやりすごせと殺せんせーはいいました。たしかにまちがってはいません。俺にも経験があります。しかし百パーセント相手がわるいと確信できたことはさして長くもない人生でかぞえるほどしかないし、その百パーセントの確信もとどのつまりは主観であって相手には相手の言いぶんがあるかもしれないし客観的にみればべつの意見があるかもしれないということくらいは頭の片隅で理解しているつもりです。
 そもそもこの殺せんせーのセリフの問題点はべつのところにあります。殺せんせーは理不尽があってもあきらめろと言いました。それはたしかにひとつの見識です。しかしその見識はあくまでも相手の主張が完全なあやまりだと思いこめるばあいにのみ適用していいものです。でなければ自分にも非があるかもしれないという当然の内省をまったくせずに相手をのみ糺弾する卑怯者へと転落せざるをえません。そしてこのときの政府は人類絶滅の危険を排除するという、すくなくともE組の殺せんせーを救いたいという主張よりはよほど正当な理由のもとに行動しています。そのことをまったく勘定にいれずに政府のやりくちを理不尽だというのは卑劣なすりかえです。しかもそれが作中では是とされたのだから救えません。

hitokoma_2016_05_06_03.jpg

 E組のエロ担当女子が買ってきた高級ブランドのケーキで殺せんせーの満一歳の誕生日が祝われました。わあすごおい、なんとかって傭兵とかオールバックのメガネとかと戦ってもケーキを一ミリもくずさずに勝てるくらいにE組ってつよいんだあ。

hitokoma_2016_05_06_04.jpg

 今週号のジャンプでいちばんスカッとしたシーンです。くだんのケーキを柳沢&死神のコンビがうちくだきました。『ガン×ソード』でレイがカギ爪の男の夢の実現を阻止したシーンに通ずるものがあります。もっともカギ爪の男は悪役なのに対し殺せんせー&E組は主人公なので柳沢&死神は最終的な勝利をつかめないのでしょう。このたびの活躍はしょせん一瞬のかがやきに終るしかないのです。残念でなりません。しかしそれもしかたのないことなのでしょう。この漫画だと世の中そんなもんらしいのですから。


・『前衛のアーチャー』

hitokoma_2016_05_06_05.jpg

 『黒子のバスケ』の藤巻先生のファンタジー読切りです。さすがは長期連載作家で絵もストーリーもそつなくまとまっていました。しかし魅力的かといわれると疑問符をつけざるをえません。ファンタジー要素がとってつけたような感ありありでアイヌ語もちぐはぐな印象がいなめず、コレお得意のスポーツ漫画でもよかったよねと言いたくなります。この読切りの眼目はあきらかにダブル主人公の友情と、救世主として期待されながら挫折した少年の再起にあるので、エクスカリバーがなくてもモンスターが人をおそわなくても話は成立するのです。藤巻先生なんでファンタジー路線をえらんじゃったんでしょう。
 あと弓使いの強さよりも弓そのもののガンジョーさのほうが印象にのこりました。


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2016_05_06_06.jpg

 名古屋城と聞いて見たがる火ノ丸かわいい。かわいいのはいいけれど第一巻のおまけ欄の設定では火ノ丸は相撲以外の趣味をきかれて悩んだあげくにお手玉をあげていました。川田先生、単行本に描いたことを忘れてる? 無趣味をみんなにからかわれてあれこれ物色して歴史好きに目ざめたとかいう過去があるのかもしれないけれど。

hitokoma_2016_05_06_07.jpg

 新キャラのモジャ公がいい感じにウザい。

hitokoma_2016_05_06_08.jpg

 で、そのモジャ公は国宝のひとりでした。またソップ形かよ! デブこいデブ! 天下五剣でアンコ型のやつは天王寺しかいそうにないじゃないか!


・『左門くんはサモナー』

hitokoma_2016_05_06_09.jpg

 ボウリングはピンを悪魔に見立てて倒す宗教儀式。83へぇ。
 掲載順が中盤で安定するようになってひと安心です。実をいうと半分あきらめていました。この漫画くらいスタートダッシュに失敗してとちゅうからもりかえした漫画ってちょっとめずらしいのではないでしょうか。


・『トリコ』

hitokoma_2016_05_06_10.jpg

「オレはもう八王とはすでに二度闘ってる。いずれも惨敗だったが今なら闘える……!!」

 . 信 ぜ だ
  じ ん め
  ら ぜ だ     _,,,,,,__
  れ .ん __,、- '"~:::::::::::::::::"''':-、
  な   \:::::::::::::::::::::,,、 -―ァ::::::::::ヽ
  い    /ヾー-‐ '"     /:::::::::::::::
      /        ,,,,、/::::::::::::::::
      /;;;;;,、/ 、、ヾ;;;;;彡"` ヾ:::::::x‐、
      \l/gヽ    8`" l, ヾ::/r-、
  .     i` ミ/    `,,,,"   |::| ' i ノ
       i  i        i '" ) ' /
       i  !、_,-‐ `    し l /;:::
       i  _,、ー-ー "` 、  |" ヾ
       ゙ , L -‐ ー-' `ー' /
        ゙ ,  ━ ・   /l  /
         ゙ ,     /   //
          `ー┬'"   ///
          / /|    / / //


hitokoma_2016_05_06_11.jpg

 アカシアの悪魔の不意の襲撃におおいにあわてるトリコとスタージュン。おいトリコよ、おまえが今ビビっているやつの同類を八王はらくらくと倒していったんだぞ。そのていたらくで八王のバトルウルフと闘えると本気で信じているのか。
 しかしトリコもまったくだらしなくなったものです。もし五年まえに
「トリコって連載が長びくにつれてどんどん頼りがいのない口先だけのビビってばかりの連敗街道まっしぐらの一護みたいなダメ主人公になってゆくんだぜ」
と言われても絶対に信じなかったことでしょう。どうして一護みたいになった。


・『ブラッククローバー』

hitokoma_2016_05_06_12.jpg

 ゴーシュ先輩がマリーのおねがいでアスタらのもとへとって返すことになりました。うーむ、予定調和の展開です。前々回は当人に助命されてもマリーに害なす可能性のあるヤツは今の内に消すといって耳をかさなかったのに。こういうふうに妹のためなら妹のたのみをも聞きいれないってほうがシスコン度がたかいと思います。

hitokoma_2016_05_06_13.jpg

 ブラクロ恒例アスタさまageスパイラルにゴーシュ先輩ものみこまれつつありました。この漫画の十指にあまる残念ポイントのひとつは主人公があまりにもすんなりまわりから認められることです。すこしは評価を保留してほしい。アスタ菌はナルト菌よりも強力で繁殖速度もはやいので何だかなあという気分です。


・『ワールドトリガー』

hitokoma_2016_05_06_14.jpg

 槍バカの穂先変形機能が強い。伊達に遊真との戦いで首筋を斬りさいてはいません。
 ところでガロプラはアフトクラトルから風刃のことは知らされているのに三輪の鉛弾のダーテンはないのか。アフトも片手落ちをやります。

hitokoma_2016_05_06_15.jpg

 ちょっと気になっていたところに言及されました。ガロプラ部隊がボーダーの遠征艇の破壊に成功するにせよ失敗するにせよ、そのときはボーダー基地の最深部にまで到達しているだろうから、帰りはいったいどうするつもりなのか。アフトクラトルみたいにワープ能力の黒トリガーをもっているとも思えません。

hitokoma_2016_05_06_16.jpg

 ボーダーの攻撃手ランク一位から四位までそろいぶみ。ガロプラがかわいそうになるくらいに豪華なメンツです。てーか小南先輩のランク三位だったんですね。



火ノ丸相撲 四十八手 (JUMP j BOOKS)
火ノ丸相撲 四十八手 (JUMP j BOOKS)久麻 當郎 川田

集英社 2016-02-04
売り上げランキング : 38057

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
火ノ丸相撲 8 (ジャンプコミックス) 火ノ丸相撲 7 (ジャンプコミックス) 火ノ丸相撲 6 (ジャンプコミックス) 相撲ファン 火ノ丸相撲 4 (ジャンプコミックス)




コメント

トリコ、楽、一護、磯兵衛の
ジャンプへたれ主人公四天王は
今年も平常運転のようで安心しました

暗殺の感想ナゲー
いつものワートリの感想より長いんじゃない?
今まで溜まってた鬱憤が爆発したとみえる

ああ恐るべしアスタ菌

ボロクソ言われている柳沢と二代目だけど
少なくともE組なんかよりはものすごい全力で暗殺に取り組んでいるんだから頑張っては欲しい

>暗殺教室
まあ今回の話はお嫌いだろうなあとは思ってましたのでその長さも理解出来ますが……

敢えてつっこむと寺坂はメガネ司令に正論言われたとき既に
「正論なんて聞きたくねえ!」と正論である事は認めた上でヤクザキックかましてます

つまり、要するに奴とその一味は感情的になって駄々こねてるだけであり
あの場で「お前それ間違ってるよ」と言っても駄々こねてる子供じゃ聞く耳持たないから
殺せんせーも「納得出来なくてもそれ理由に愚図っちゃアカンで」と宥めただけかと

なので殺せんせーの話に「いや理不尽って、相手間違ってないよね?」とつっこんでも
「それ、その話の趣旨とちゃうで」としか言いようありませんて

たしかにいろんなところで突っ込まれて思ったけど、それは米粒一つに88人の想いがつまってると言われて、
そんなにたくさんの人が作ってるわけないじゃんというようなものみたいに自分も思いました。
まあ当然の感想ではあると思うけど
も一つ細かいこというと、ケーキ壊されたのが一番スカッとしたってひねくれすぎでしょw気持ちは分かるけど

先生が言ってる事は間違いでは無いんだよな
寺坂の言ってる事は感情論だけど

コロ先生にはもう少しその辺の説教をして欲しかったな。他人に個人の感情で損害を与えてはいけない、と言う事を。

藤巻先生はたしか黒子の連載・読み切りをやる前の持ち込み作品は、ファンタジーものに力を入れていたらしいから、やりたかった分野の作品だと思う
ただ魅力的な作品とは正直言い難いと個人的には思う
黒子の初期と比べても圧倒的にレベルアップした画力だが、ファンタジーには向いてないというかなんというか…

まあ今回の話は「このクソガキ共を諭そうとしても無駄だしとりあえず共通の敵を作ってこの場を諫めよう」というせんせーの「大人さ」が見れた場面だと思いますね
希望だけど流石に殺せんせーも今回の件について「社会が間違ってる、理不尽だ」とは本気で思ってないでしょう。…多分

1パーセントの危険なんだから、世界巻き込んでもガタガタ言うなよ!!
俺らのクラスの絆が大事なんだよ、何で分かってくれないの!?

…という主張を、マジでしてるなら萎えるわな。

E組が身勝手でいかにも子供らしく描かれているのは狙っての事な気がするけど
それにしてもバランスが取れてないと思う

ニセコイが評価されてるのに対し
狂室が評価されないのが不思議だ
あ、もちろん悪い意味でです

ジャンプのメイン層であるゆとり世代には共感できるのでしょうか…

松本信者ほんときもいなぁ、一個人ブログにまで突撃してこなくていいから巣に帰れって

※13
この記事のコメ欄に今の所信者らしいコメなんてないだろ
どうしてそう火のない所に煙を立てたがるの?
馬鹿なの?
自分の意見と少しでも食い違ってたら敵認定したがる頭の持ち主?

あと松本って誰だよ

※13
本当だよな!
やっぱ浜田の方がいいよね

※12
ゆとりとしてそういう言い方は少し腹立つな
今の中学生あたりってギリギリゆとりかどうかってくらいだと思うぞ

「ゆとり」って書けば安い優越感に浸れる連中って
ゆとり世代でない以外に誇れるものが何も無いからね

E組が未熟な若者とはいえ、地球消滅のリスクを無視してるのはとても擁護できない
殺せんせーも「世の中そんなもんだ」ではなく、自分たちの気持ちしか考えていない生徒達に間違いをしっかりと教えるべきだった

※12
なんで暗殺が世間一般では評価されてるかって?


世の中そんなもんだからだよ

※13
老害は黙ってろ

↑間違い※12だ

ゆとりという単語に脊髄反射するようなガキ共からは人気あるようでなにより

あれ、ゆとり世代って一番上はもう27か28くらいだったよな
つまりゆとり世代でもなくジャンプのメイン層の中高生でもない※12は最低でも30くらいのおっさんって事だよな…
そんな年齢にもなってこんな恥ずかしいコメントしてるのか…

またゆとり論争か
休みが1日増えたり円周率の桁数が減ったくらいで大した差はないだろ

若者の戯言だから許してやれよってさ、これが一学期とかならわかるけど話の流れ上今のE組は先生に心身ともに成長させられたって状態だろ?
だったら今回の寺坂や渚にガチギレした時のカルマには呆れて当然だと思うよ

漫画に細かい事突っ込むなってのは俺もよく思う事だけど、それは面白い場合に限るね

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://samuraimoon.blog67.fc2.com/tb.php/2322-9f1b5a4f

少年ジャンプ ワールドトリガー 斉木楠雄のψ難 ハヤテのごとく! 銀の匙
  • seo
Wizardry Ring
[ Back ][ Random ][ List ][ Next ]
ブログパーツ