保険 アリコ Moon of Samurai 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第13話 「葬送」

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第13話 「葬送」 

 前回でブルワーズの船の大人連中はたいてい鉄華団の斬りこみ隊に全滅させられたようで、まともな抵抗はほとんど見られなくなりました。

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 ドアを開けたさきにノルバが見つけたのはヒューマンデブリの子どもらでした。するとノルバは「だいじょうぶ、俺たちは敵じゃねえ」などと太平楽を言ってドアを開けはなしにしたままブリッジをめざします。おいおい。おまえは相手を敵じゃないと思っていても相手はおまえを敵だと思ってるんだよ。せめてドアをロックして監禁するか、武装解除くらいはしておけ。『エリア88』のグレッグなんかパニック状態の民間人の幼女に撃たれて死んだんだぞ。
 そういえばあの漫画も最終回まぎわのメインキャラ在庫一掃処分セールがひどかったな。戦争のむなしさを読者につたえたいがためなのか、主人公のシンがあとくされなく新しい人生を歩めるようにするためなのか、新谷かおる先生の真意が奈辺にあったのかは知らないけれど、ミッキーとセラが死んだあたりは無理矢理感がすごかった。

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 わるい予感が五秒で現実のものとなりました。ヒューマンデブリの発砲で鉄華団に死傷者が出てしまい、情容赦のない銃撃戦が展開されました。あきらかにノルバの落度です。おもうにノルバは今度の作戦のなかに昭弘の弟をたすけだすことがふくまれていたために自分らをヒーローのように思いこみ、ブルワーズのヒューマンデブリのことを守るべき弱者だと見あやまってしまい、それが判断ミスにつながったのでしょう。

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 ちなみに当の昌弘はオカマッチョのグシオンの大金槌のせいでコクピットをひしゃげさせられたのになかなかしぶとく昭弘に言いたいことを言ってようやく死にました。視聴者の紅涙をしぼるため、キャラクターはなかなか楽に死ねないのです。脚本家も残酷なことをなさる。
 しかし劇中のヒューマンデブリは子どもばかりで大人になったのがひとりも見あたらないのはどういうわけなのか……ああ、成長するまえに戦死するんですね。つくづく鉄血世界はひどい世のなかです。
 ともあれこれでブルワーズのまともな戦力はオカマッチョのグシオンのみとなりました。それもポン刀のあつかいのコツをつかんだ三日月を相手にしては分がわるく、どんどんおいつめられてゆき、自分のことを棚にあげての悪態をつくくらいしかできることはなくなりました。

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「ふざけんなよ、おい! おまえ楽しんでるだろ、人殺しをよ!」

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「は?」

(俺が……楽しんでいる……?)

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「ま、いいか。
 こいつは死んでいいやつだから」


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 なみの少年パイロットならはげしく動揺して隙をつくって形勢逆転されそうなことを言われてもぜんぜん動じずにオカマッチョを物理的にまっぷたつにしたうえで完全勝利! ミカちゃんいつもどおりに超クール!

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 地球ではギャラルホルンのチョコレートの人が絵に描いたような舞踏会でまわりからのさまざまな評価にさらされつつも婚約者の幼女をなだめすかしたり腹黒そうな顔をしたりしていました。このところ鉄華団とかかわることもないし具体的になにをやろうとしているかも不明なのでこいつがでてきてもいまいち面白くありません。
 それはさておき戦後処理。

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 ブルワーズのヒューマンデブリはオルガがカッコいいことを言って一括して鉄華団がひきとることになりました。しかしアバンでかれらが殺したのが鉄華団の重要人物であったらこうすんなりとはゆかなかったでしょう。万が一にでも三日月が殺されていたらオルガはとても平静ではいられなかったはずです。昭弘とか昌弘とかがヒューマンデブリは人間じゃないなどと言っていたけれどほんとうに人間あつかいされないのは名無しのモブです。
 閑話休題。ブタのカバヤンさんはテイワズに喧嘩を売ってもののみごとに完敗したツケを支払う段になりました。命とひきかえにオルガに要求されたのは船一隻とモビルスーツ全部。オルガもすっかりヤクザ稼業が板につきました。そしてブルワーズのモビルスーツは昭弘の弟を殺した因縁の機だからというのですべて売りはらわれることに。実際にはグシオンは昭弘が乗ることになるのですが。

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 ステープルトンさんの提案でこのたびの死者のとむらいのために葬式をおこなうことがきまりました。なおこのときステープルトンさんは葬式をすることで死者の魂がぶじに生れ変れるようにとのことを言っていました。日本かぶれのテイワズの人だけでなくブルワーズのヒューマンデブリも生れ変りのことを話していたので仏教式の輪廻転生は火星圏から木星圏の人々にとってなじみのあるものと思われます。天国か地獄かという二者択一(煉獄もあわせると三者か)がふるわないのは、キリスト教が消滅でもしたんでしょうか。それとも宇宙への植民団はアジア系が中心になったとかいう設定でもあるのかもしれません。

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「ホント上から目線だよな。おばさん」

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「聞えてますよ。ガ、キ」


 とことんステープルトンさんに頭のあがらないオルガでしたとさ。

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 葬式の具体的なやりかたは、宇宙葬にくわえて花火を打ちあげるというものでした。決して散らない鉄の花であるはずの鉄華団の戦死者が花火でお見送りとは不吉というかフラグというか……
 さて鉄華団の子どものひとりが母親をしのんで泣きやまず、ほかの子どもらが眠れないからというので食堂へつれてこられました。そこで母性本能を発揮したのはまわりでいちばんちいさいアトラでした。

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「おいで。だっこしてあげる」

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「いい。アトラおっぱいないし、どうせならフミタンがいい!」

 しんみりムードがぶちこわしだぜ!
 ところでうえのセリフを聞いて、『ロードス島戦記』でパーンが死にかけて一命をとりとめたと知ってディードリットが喜びのあまりそばのグラスランナーに抱きついて、抱きつかれたほうがエルフは細いから抱きしめられてもあんまりうれしくないやなどとゼータクきわまりないことを考えたのを思い出しました。

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 ブルワーズからの分捕り品の売買手続をおえたあと名瀬はとなりのアミダと唐突にいちゃつきはじめました。人死にの多い年は出生率があがるとかなんとか言っていたいけな少年(……というほどでもないか)らにつよい印象をあたえます。ちなみにいちばん影響をうけたのは実は無表情な三日月でした。そのことはこのあとすぐに証明されます。

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 三日月の指先がふるえているのを無意識に罪悪感をおぼえていることのあらわれとクーデリアは見てとって三日月をおちつかせるために抱きしめました。うらやましいぞ三日月。しかしホントにチビだな三日月。

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 そしてクーデリアにとっても視聴者にとっても完全に不意打のキス。さすが三日月! おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる! あこがれるゥ!

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 三日月に思いがけずキスされて思いっきりあとずさるクーデリアかわいい。

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 ひとり蚊帳の外のアトラかわいそー。



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コメント

人殺しを楽しんでるって言葉は今後の三日月の心境にどう変化を与えるか期待。手の震えとか影響でてるし、重要な言葉だったと思う。

>婚約者の幼女をなだめすかしたり
単に腹黒なのか、それともロリコンなのか。

「ロリコンは犯罪」「ただしイケメンは除く」
こうですか?分かりません!

>「いい。アトラおっぱいないし、どうせならフミタンがいい!」
誰がオバサンだって?フミタンは永遠の17歳だお

>さすが三日月! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
カシムと一緒で、キスなんて何度もやってるんじゃね?

死にかけた男達と...それで助かった奴もいれば、死んだ奴もいる。

ま、まだアトラにはハーレムルートはあるから…(震え声)

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