保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2015年50号

今週のジャンプ一コマレビュー 2015年50号 

・『火ノ丸相撲』

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 うおおう。
 すごみがあるというか、迫力にみちているというか……いや火ノ丸、さきにあやまっておくけどゴメン。はっきりいって恐いよ。

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 いやホント、はじめて今週号のジャンプの表紙をみたときは火ノ丸びいきの俺でもちょっとのけぞったから。俺は電子版のジャンプを買っているけれど、本屋やコンビニに山と積まれているジャンプの表紙がこれだと、こわがって手にとるのをためらう子供もおおぜいいるんじゃないかな。

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 火ノ丸もまた真田さんとおなじように小関部長をはじめのうちは軽んじていました。しかたがないといえばしかたがありません。火ノ丸や真田さんみたいな強者は、小関部長のようなタイプの強さはひと目では見ぬきにくいものですから。

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 これまでの個人戦とはちがって話をひっぱります。だがそれがいい。おたがい言いわけ無用の全力勝負であるのにくわえて、火ノ丸と部長とのこれまでの積みかさねと絆とが相乗効果をもたらして、非常に見ごたえのある試合になっています。部長が実力者として評価されているのもいい。この漫画では火ノ丸をはじめとしてソップ形ばかりが活躍していて、読者人気を考慮にいれるならしかたのないことかもしれないけれど、やはり相撲は体重がものをいう世界なので、部長みたいな体格のキャラがバンバン登場してドンドン活躍してもらいたいのです。せめて天王寺は外見だけなら久世さえも勝ち目がなさそうに見えるほどの重量感抜群のアンコ型であってほしい。沙田の回想シーンだとあまり太っていなかったけど、あれキャラデザが固まってなくて黒塗りになっていたやつだから!


・『キセキの待ったなし対決!!』

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 『火ノ丸相撲』と『黒子のバスケ』とのコラボ読切り漫画です。ダチ高相撲部とキセキメンバーとが対決することになったのだけれど連絡ミスでお流れとなり、数日後あっちむいてホイ勝負になったけれどこちらもまた無効試合となったのでした。この勝負は作者レベルでの決定ということなので、たぶんおたがいの作者が相手の漫画のキャラの格をおとすまいとした結果、どちらも勝たずどちらも負けないといういささか中途半端なものとなったのでしょう。両先生の人柄のあらわれですな。
 ちなみにこの読切りの脚本を書いたのは『バレーボール使い 郷田豪』のひとです。いまは藤巻先生のアシスタントで、ジャンプ+で『黒子のバスケ』の外伝を描いているそうな。いやジャンプ+は毎日目をとおしているし黒バス外伝も読んでいるのだけれどその作者がバレーボール使いのひとだったとは今しらべてはじめて知りました。絵に特徴のない人だなあ。


・『ONE PIECE』

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 うわあナミがないているぞうサンジはいったいどうなってしまったんだろう、とすなおに次回のワンピをドキドキしながら待っている子どもたちの数はいったいどれほどいるのでしょうか。俺は小学生のころにはすでにこの手の陳腐な引きをやられると「メインキャラなんだからどうせ死んでいやしねーよ」とさめた目で見るようになっていました。俺はべつに特別さとい子でもなかったので、たぶん今回のワンピを読んでもサンジの安否を本気で心配する子どもなんてあまりいないはずです。むしろ尾田先生がどういうおつもりでこんな子どもだましを描いているのかをたずねてみたい。


・『食戟のソーマ』

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 叡山先輩の小悪党ぶりがとどまるところを知りません。ソーマの食戟はうけいれたものの、当然のように買収ずみの審査員をそろえ、なおかつひそかに極星寮の強制退去を執行させ、そのことを勝負の直前になってソーマにつげるという隙のなさ。ここまでやられると笑うしかありません。
 これで叡山先輩がいままでに十傑の肩書にふさわしい実力をしめしてくれていたら卑劣様二号とよばれるに足るだけの逸材なのだけれど、まあそこまでもとめるのは贅沢でしょう。ソーマのアンニュイかつ生ゴミを見おろすような顔つきもサイコー。


・『トリコ』

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 ワンピの説明過多の回をおもわせるようなセリフの量のおおさです。もちろんマジメに読む気はまったくおこりません。キングクリムゾンでアナザを調理した結果だけがのこったあとに回想シーンでそれまでのことをかたってゆくスタイルが現在進行中なのだけれど構成をまちがえたねしまぶー。


・『ニセコイ』

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 漫画ではラピュタみたいなアクションシーンをやっていて、あまりの馬鹿馬鹿しさにマリーのキャプ画像を貼ろうという気すらおこりません。なんで五十メートル走も満足にこなせないような虚弱体質の、しかも死病フラグまでたてているのに、今回ばかりはつごうよく長距離助走からの大ジャンプができるんだよ! それを抱きとめた楽のもやし設定もどこへいった! 古味先生はいっぺん長期休載してご自分の描かれた漫画をじっくり読みなおしたほうがよかろうかと存じます。


・『ブラッククローバー』

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 テロ集団のメガネっ子は、ローブのしたにベリーダンスの踊り手が着るような露出度のたかい服をきていました。いやむしろ布きれをつけているといったほうがちかいかもしれません。
 しかしブラクロ世界って、若い娘はミニスカしかはいてはいけないというきまりでもあるんでしょうか。そしてノーパンであるかのように見せかけねばならないというきまりもいっしょについてきているんでしょうか。ブラクロ世界はディスりにつぐディスりのディストピア社会に思えたけれど、うえの想像があたっているとしたら、かけねなしの理想郷と言わざるをえぬッ!

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 テロリスト集団の首魁は部下おもいで、部下のほうもリーダーに心酔していました。こういう関係はいい。敵組織が信頼関係とかコストパフォーマンスとかを完全に無視して部下を殺しあわせたり使い捨てにしたりするようなのはもうあきあきなんです。でもこういうのが描けるのなら、なぜ田畠先生はダイヤモンド王国の我愛羅もどきみたいなキャラの設定をこしらえたのやら。

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 このたびのアスタの活躍がちゃんと評価されて二階級特進しました。信賞必罰がおこなわれているのは組織として健全である証拠です。
 しかしこの漫画、フエゴレオンさんが活躍しはじめたころから、漫画全体の格がそれまでのものより二枚も三枚も上手になっている感じです。それまでがひどすぎたというもっともな意見は耳をふさいでやりすごしましょう。


・『ワールドトリガー』

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 アフトクラトルの従属国ガロプラの任務は、ボーダーがアフトクラトルを追撃するのを邪魔することです。とはいえ近界民のいつもどおりの戦争のやりかたはえらべません。ボーダー隊員を捕虜にしてつれかえればガロプラのトリオンの総量がふえるのだから短期的にはプラスになるでしょう。しかしそのばあい確実にボーダーのうらみを買うことになり、小国のガロプラには荷の重いことになります。そしてそのような事態になっても宗主国のアフトクラトルは大国の傲慢ゆえにぜんぜん気にかけてくれないことでしょう。しかしもちろんアフトクラトルの命令を無視するわけにはゆきません。そんなことをしたらガロプラの未来はなくなるのですから。『任務は遂行する』『敵のうらみは買わない』「両方」やらなくちゃあならないってのが「小国」のつらいところだな。
 そういうわけでボーダーを足止めするための具体的なやりかたは基地への攻撃となりました。たしかに人的被害よりは物的被害のほうが腹はたたないことでしょう。あとボーダーの建物はトリオンでできているから簡単になおせるときぬたんも言っていたし、ボーダーとしてはアフトクラトルにさらわれたC級隊員の奪還のほうが急務であるため、ガロプラのことは二の次三の次になるにちがいありません。
 小国外交の基本は誠実であること。正確にいうと、誠実であるように見せかけること。大国の命令をご無理ごもっともでやりとおし、しかしもちろん自国の安全を第一にかんがえたうえでたちまわる。獅子には獅子のやりかたがあり、ネズミにはネズミの生きかたがあるのです。
 この漫画に出てくるリーダー格や頭脳労働担当はみんな自分らのおかれた立場を理解したうえでの最善手をうつのがすばらしい。

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 柿崎ぃー!
 や、さけんでみたかっただけです。

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 ここへきて木虎の努力家設定があかされました。たしかにこれまでの描写のはしばしからも木虎が努力の人であることは察せられるものの、3600点スタートで、はじめての小型バムスターとの摸擬戦で九秒クリアをやってのけたのだから、苦労したのはトリオンのすくなさだけでしょう。オサムはトリオンだけじゃなくて経験も実力も戦闘のセンスもなにもかも足りないんだぞ! 言ってて涙がちょちょぎれそうになりました。


・『左門くんはサモナー』

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 メイド服の天使河原さんマジ……マジ……まじまじ見ていると性欲をもてあます。

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 ワンピース姿の天使河原さんマジ天使。


・『カガミガミ』

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「バイバイジャンプみんな!! 達者でな!!!」

 最終回じゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ。たぶんあと一回だけ。



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コメント

ニセコイはこのマリー編でどれだけ今までの設定やキャラの言動に矛盾や破綻があるかで相当な考察が出来そうですね……マリー好きにとってはただ悲しくなるだけなんだけどorz
そしてカガミガミのラスト1Pは最期の台詞のダサさやらキャラの微妙な表情やら爆発オチやらギャグとして見ると面白すぎる……w

火ノ丸のは「軽んじてる」(上か下か、で言って下)というより
「仲間ではない」(内か外か、で言って外)みたいな感覚かなと思いました

ブラクロのこれは確かに“はいてない”需要を掘り起こしてるでしょうね~

キャラ設定がブレてないおっぱい鶫の方がある意味好感が持て──ごめんやっぱ千鳥は無いわ

叡山先輩、キャラ立ち過ぎwww

ここ最近ブラクロへの評価が甘すぎないか?

ニセコイはソードマスター楽になったんだよ・・・

>ここ最近ブラクロへの評価が甘すぎないか?
ブラクロ嫌いなんですね、わかります

てっしー本当に良い子・・・

ブラクロが中堅として安定してきたし
(煙おじさん辺りから化けた風に見える)

てっしーがきのこる為には
新連載かたっぱしからバイバイしてくれないと・・・

将棋、頼むぞ!!

まあ来週のバレ情報によるとこち亀を挟んで掲載順が将棋>左門の上
カラーが依然として来ないみたいですけどね

トリオン自体もまっとうに合格したレベルと普通のC級未満で敵から狙われないレベルだよ!

修はもう大人しく東さんとか智将タイプに師事した方がいいんじゃ…

修が弱いから面白いんだよなぁ
テクニックやスキルは程々に知将で上に行って欲しいなぁ

テッシーの私服が膝上スカートなんて幻滅しました
テッシー崇拝やめてファンになります

ニセコイは完全に終わってしまった

ブラクロの評価が甘いのはいつも赤点取ってる落第生が平均点を取ると褒められるのと同じ理屈では?

  • [2015/11/15 10:43]
  • URL |
  • 電子の海から名無し様
  • [ 編集 ]
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ブラクロはひょっとしたら編集担当が変更されたとか編集部から内容指導が入ったとかあるのかもしれない
フェゴレオン登場の辺りから急激に作風が変化してるのは確か

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