保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2015年34号

今週のジャンプ一コマレビュー 2015年34号 

・『暗殺教室』

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「カルマ君は過程を重んずる戦闘暗殺者です」

 過程を重んずる戦闘暗殺者……なんなのでしょうかその清純派AV女優みたいな矛盾感あふれるフレーズは。相手の攻撃をうけきったうえで勝つというのは暗殺者ではないでしょう。プロレスラーです。『トリコ』がグルメとつければなんでもいいように、この漫画も暗殺といっとけばオールオッケーみたいになってきました。そして『ONE PIECE』の海賊がKAIZOKUで、『NARUTO』の忍者がNINJAであるように、『暗殺教室』の暗殺者も実はANSATUSYAです。


・『少女復旧 リカバリーQ』

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 毎年恒例(ただしやらない年もたまにある)金未来杯が今年も開催されました。今回で第十回、二ケタの大台にのりました。でもそれだけ歴史のある金未来杯のうち受賞作で最大の出世作が『べるぜバブ』なのはお察しください。まあ新人に連載のチャンスをあたえる機会というのは定期的にもうけたほうがいいと思います。
 その金未来杯のトップバッターであるこの読切りは、ギャグとラブとエロとが混淆していていまいち中途半端な出来でした。たまに読切りで読むのならいいかもしれないけれど連載が長続きするビジョンが見えません。でもエロ部分は副次的な要素ながら意外とエロかった。すくなくともエロがメインのはずの『E-ROBOT』よりはずっと。

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「お前の漫画はジャンプじゃない、と散々言われて来ました」

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 ヒロインがどれほど巨大化してもパンツが絶対にやぶれないところはしっかりジャンプ漫画していましたよ。フリーザの攻撃をうけても無事だった悟空の股間の布きれ部分みたいに。


・『ニセコイ』

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 ふたりは幸せな(?)キスをして終了しました、フラグ的な意味で。もしこれでメガネ先生の結婚話がフイになってもとの鞘におさまったら居眠りキムチにつぐクソ展開となるわけだけれど、古味先生もさすがにそれはやらないかな。古味先生だからこそやるかもな。
 ところでこの手のハーレム漫画のウジウジ主人公を見ているとイライラするからもうみんな娶っちまえよと言いたくなります。

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 ジャンプ+で連載中の『i・ショウジョ+』なんて姉妹丼をいただいちゃったんですよ。

追記:上述の『i・ショウジョ+』の話は多方面からのお叱りをうけて公開禁止になりました。エロすぎたのが原因ですね、わかります。


・『火ノ丸相撲』

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 ユーマは金盛主将との立ちあいのまえに空手の師匠との必殺技の練習を思いだして回想ブーストを入れたというのにしょっぱなから大苦戦します。『BLEACH』じゃないからねこの漫画。

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 天地魔闘の構えッッッッ!
 いや空手なんだから天地上下の構えというべきなのだけれどジャンプ漫画なので大魔王バーンさまに敬意を表しておきました。
 さてユーマは金盛主将に終始おされっぱなし、ラストで気焔を吐いたけれど不安感はぬぐえません。これはたぶんチヒロの逆パターンで、次回ユーマが空手技でいいところを見せるものの結局は金盛主将に投げとばされて逆転ならずという流れでしょう。しかしここでユーマが負けてしまうと一勝二敗となり、小関部長と火ノ丸との二勝がメタ的な意味できまってしまうので、できればユーマに勝ってほしい。
 というわけでユーマを応援するコラ画像をつくってみました。

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 ユーマが強くて何が悪い!


・『ブラッククローバー』

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 魔法帝になるために必要なのは実績です。仲間を守りたいという気持とか、国民を思いやる心とか、そういう精神論的なフワフワしたものでなかったのはよかった。でもその実績というのが具体的にどんなものなのかを教えてくれていたらもっとよかった。たとえば当代の魔法帝が騎士時代にどれだけの実績をあげたのか、平騎士を何年つとめてどういうキャリアアップを経験したのか、魔法帝にいたるまでの役職はどんなものなのか、そういうシステムまわりのことはわりあい興味があります。ストーリーについてはもうあきらめています。


・『トリコ』

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 今や人間界最高の料理人になりつつある小松の料理がおいしくないとな。小さなコマだしギャグっぽくながされているけれどこれは見逃せません。きっと重要な伏線なのでしょう。人間界の料理ではブルーグリルの住民の口にあわないとか、あるいはもっと根本的なちがいがあるとか。でもこんなことを言っておいて実はただのギャグシーンだったらどうしましょ。


・『斉木楠雄のψ難』

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 照橋さんはウンコしない。ここ試験に出るのでおぼえておくように。


・『ワールドトリガー』

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 影浦のサイドエフェクトは自分にむけられる他人の感情がつきささるというものでした。そしてその感情が負にかたむいているほど影浦にとっては不快に感じられるそうです。子どものころからそういう目にあいつづけていたら、そりゃまああんな形相や性格になるでしょう。そしてそんな影浦を見て他人がいい感情をいだくことはむつかしい。そして影浦はますますとがったナイフみたいになると。ああ悪循環。それでも村上の言うには根が単純で裏表のないやつらしいので、サイドエフェクトをもたずに生れていたらすなおな性格になっていたことでしょう。黒トリガーに脳を侵蝕されるまえのエネドラさんもそんな感じでしょうか。

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 影浦に同情する遊真。にたようなサイドエフェクトをもっているのでひとごととも思えないのでしょう。ただし遊真のばあい肉体的な不快感はないし父親に合理的な考えかたをするようたたきこまれたので他人にウソをつかれても自分がどのように利用すればいいか考えるタイプなのでそこまでつらくはありません。日本に生れ、おそらくネイバー襲来まで平和に暮していた影浦とはずいぶんちがいます。そこらへんをふくめたうえでの同情でしょう。

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 うわー見るからに性格の悪そうなキャラだー!
 で、こいつのツラとイヤミっぷりとにどこか見おぼえがあると思ったらこの漫画の前作「実力派エリート迅」に出てきたカスでした。本部長のドラ息子。

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 苗字もおなじ唯我です。でも『ワールドトリガー』の本部長はごぞんじ忍田さんなので黒いほうの唯我はボーダーのおえらいさんの血縁ということはなさそうです。このあとのセリフから金持らしいことはわかるけど。
 で、オサムに門前払いをくわそうとしているところへ弾バカ出水の飛び蹴りをくらい、ふたりがもめているのを太刀川さんが説教しました。

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「うちの隊章を見ろ。刀が3本あるな?
 これは一本目が俺。次の一本が出水を表してる。
 そんでこの最後の一本が……」


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「俺の二本目の刀だ。
 つまりおまえはまだ半人前だから、でかい顔しちゃダメってことだな」


 ひでえ。俺の思いが出水のそれと完全にシンクロしました。

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 太刀川隊オペレーター国近柚宇さんを表しているのはバックの三日月です。Eカップをかたどったのですね、わかります。

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 唯我の実力はA級のなかでまちがいなく最弱で、オサムが工夫すればなんとか勝てるくらいの強さだそうです。そいつに一対一で百勝すれば出水はオサムに合成弾を教えると約束しました。まずは実戦経験を積ませるつもりです。オサムに、そしてたぶん唯我にも。
 ところで唯我は読切りのときとくらべると不快感はだいぶ払拭されてきます。というかゼロにちかい。ちょっとえらそうにしたらすぐに制裁をくらい、チームでは最弱の最年少なのでほかのメンバーに頭があがらず、とにかくあつかいが悲惨。あと太刀川らに対してはちゃんと敬語をつかうくらいには社会的常識をわきまえているのも好印象です。
 しかし劇中でもオサムが疑問に思っていたけれど、なぜこんなやつがA級一位の太刀川隊にいるのか……個人としてはザコだけれどチームプレイには図抜けた力を発揮するのでしょうか。いやでも黒トリガー争奪篇でもアフトクラトル大規模侵攻篇でも顔も名前も出て来なかったのでやっぱりパーフェクトに役立たずだと見たほうがよさそうです。ホントなんで太刀川隊にいるんだよコイツ。でも葦原先生のことなので読者の予想を裏切り期待を裏切らないだけのアンサーを用意しているはずです。作者を信頼できる漫画を毎週じゃないけど読めるのは漫画好きにとってまごうことなき幸せです。



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コメント

・『暗殺教室』
>過程を重んずる戦闘暗殺者……なんなのでしょうかその清純派AV女優みたいな矛盾感あふれるフレーズは。

そりゃあ、まあ……清純派AV女優と同じじゃ無いですかね?
清純派AV女優が清純っぽさをAVに取り入れてるように戦闘に暗殺を取り入れてる的な

まあその場合、結局戦闘がメインになるので暗殺者じゃ無くなるけどソレは今更だし


・『火ノ丸相撲』
>しかしここでユーマが負けてしまうと一勝二敗となり、小関部長と火ノ丸との二勝がメタ的な意味できまってしまうので、できればユーマに勝ってほしい。

100%同感です。
荒木じゃないけど大将戦は余計な要素を完全に削ぎ落として勝敗見守りたい

でも、副将・中堅の相手二人とも負けそうな顔してないんだよなあ……


・『ワールドトリガー』
>で、こいつのツラとイヤミっぷりとにどこか見おぼえがあると思ったらこの漫画の前作「実力派エリート迅」に出てきたカスでした。本部長のドラ息子。

ここ見るまで全く気付かなかったw
前線放り込まれた後の迅版もこんな風になってんすかね

>しかし劇中でもオサムが疑問に思っていたけれど、なぜこんなやつがA級一位の太刀川隊にいるのか……

実は迅版と同じでお偉いさん(今作の場合、スポンサーとか?)の血縁が
コネや罰でねじ込まれてるだけだったりして

その場合、互いに「強者と組む持たざる者」同士としてオサムと意気投合したりしそう

暗殺については茅野編の展開から暗殺教室()な時点で諦めたんで
渚くんが可愛ければどうでもいいです。

相撲はチヒロ、ユーマ、部長の3連勝で団体戦の勝負を決めちゃって
紗田と火ノ丸は純粋にどっちが強いかの勝負にした方がいいかも。

あと相撲にも(きわめて少ないが)引き分けはあるし
個人戦もあるから団体戦では紗田と引き分けて
個人戦で白黒つける展開なのかもしれない

>『暗殺教室』
泥棒でもただ物を盗むんじゃなく、どうやって盗むとかを重んじるってのは漫画ではよくあるからあまり気にしませんでしたが、確かに今回の相手の攻撃をすべて受け止めてって過程は暗殺じゃないですよね。

>『ワールドトリガー』
>影浦
今では一度は我慢しているってことですから、ボーダーに入っていい出会いがあったんでしょうね。

>遊真
SEを成長してから譲り受けたってのがあるでしょうね。

>それだけ歴史のある金未来杯のうち受賞作で最大の出世作が『べるぜバブ』なのはお察しください。

あの……ぬらりひょんの孫は……。
と思ったんですけど調べたら巻数はべるぜバブの方が出てるんですね。
でもこのブロク的にはぬら孫でしょうがッッッ

半分くらいワールドトリガーレビューになっててワロタ

風間隊にいた宇佐美みたいに烏丸は太刀川隊にいたんじゃないですかね
烏丸が玉狛に異動する前後に何らかの理由で唯我が入ったと考えれば
烏丸と出水の繋がりも唯我の態度も説明がつくかと

もうワートリだけハヤテみたいに単体でレビューすればいいんじゃないかな
結構まだ書き足りない感あるし

唯我ってどこかで聞いた事あるんだよなと引っかかっていたのですが
記事を見てようやく思い出しました
嫌みな奴だけど気になる、この辺のキャラの使い方が本当に良いですね

ANSATU教室に限らないんですが真っ向勝負が強い方から
正々堂々来いよ!って、それ卑怯じゃないのかといつも思ってしまいます

  • [2015/07/20 20:40]
  • URL |
  • 電子の海から名無し様
  • [ 編集 ]
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唯我はなにかレアなサイドエフェクトでもあるんでしょうかね?戦力としてへちょいのに有能っていうのも想像しづらいですが

>「お前の漫画はジャンプじゃない、と散々言われて来ました」

まだこんなこと言ってんだな
進撃で学ばなかったのかよ

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