保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2015年33号

今週のジャンプ一コマレビュー 2015年33号 

・『ベストブルー』

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 これはブループレイヤーのなかのブループレイヤー、ベストブルーをきめるものがたりである……! ウソです。
 『新米婦警キルコさん』でネットを中心に瞬間最大風速的人気を博しながらあれよあれよという間に失速して半年で打切りをくらった平方昌宏先生の新連載です。ジャンルは男子競泳。まえの読切りのクラス全員ヒーローのやつが連載に昇格しなかった理由のひとつは後発のヒロアカと設定のかぶるところが多いからでしょう。『レディ・ジャスティス』にオーケーが出たのはヒーローものの皮をかぶったお色気ものなので問題なしなのです。そして打切りがきまった今では『ダークナイト』の丸パクリをやって以下略。
 本篇の話はというとよくもわるくもテンプレどおり。プールの監視員が初登場したとき、あコイツ主人公が子どものころにあこがれた水泳選手だなと当て推量したらそのとおりだったので笑ってしまいました。でも主人公が監視員にコーチをひきうけてもらう条件としてのレコード達成が第一話では不可能だったのは誠実でよかった。ほかの漫画だと主人公の才能と努力とでやってのけてしまうケースが多いので。
 ところで第一話で主人公は結果をだせなかったけれどそのがんばりが未来の師匠役にみとめられてポロポロ泣きだし、第二話は受験前の猛特訓って、話の構造がまんまヒロアカですね。


・『暗殺教室』

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 これは茶番のなかの茶番、ベスト茶番をきめる物語である……! ホントです。そうとでも思わなければやってられません。
 かくれずに出てきたカルマを狙撃したらダメ? なんでやねん。それもこれまで学習してきた暗殺でしょうに。あとカルマが渚とタイマンして勝ったとしても、殺せんせー殺さない派には納得できない負けかたになるでしょうに。しかしそのことはだれも思いつきもしないかのように言及しません。スゲー片手落ち。渚とカルマとの一対一を描きたいのはわかるけれどもうちょっとうまくやれなかったもんですかね松井先生。一話あるいは数話ぶんのストーリーの組立てかたは図抜けてうまいし、そのうまさが『暗殺教室』のヒットの理由のひとつだと評価しているのに、ずいぶんずさんになったものです。

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カルマックス「来いよ渚くん。銃なんか捨てて、かかってこい!」

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渚ット「てめぇなんか怖かねぇ!」


・『ブラッククローバー』

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 いちばんおいしいところをもっていったのはヒゲのオッサンでした。ステルス魔法でアスタらのそばにずっといてダンジョンの宝を山と手にいれ、ついでに我愛羅もどきも回収しました。敵味方ふくめたダンジョン探索組でもっとも有能なのはまちがいなくこのオッサンです。こういう自分の仕事をきっちりはたす大人がいないと組織はまわりません。

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 ナルト菌あらためアスタ菌に感染してしまったメガネ先輩です。このさき彼はアスタをageるためだけにしか生存をゆるされません。おしい人をうしなったものです……いや別に最初からおしくもなんともない人だったな。


・『火ノ丸相撲』

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 前回チヒロ有利の引きだったのが荒木に反撃され、あわやダチ高二連敗かというところでのチヒロの逆転勝利でした。対沙田戦で火ノ丸が勝ったときの短縮版みたいな流れです。チヒロが勝つのは想像できていたけれど決り手がまさか火ノ丸の鬼車とは一ミクロンも読めませんでした。たぶんレスリング技できめるんだろうなと思っていたのに。予想は裏切り期待は裏切らないという最高の勝利です。
 ところで「うへへ」なんてしまりのない笑い声をあげる主人公ってめずらしい。今パッと思いだせるのは、例に挙げるのはどうかと思うけれどFF7のクラウドくらいです(ただしくはカタカナだけど)。うへへへへ……俺はなにをした!

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 そしてチヒロと袂をわかったレスリング部員らが登場し、監督のチヒロへのフォローをうけました。川田先生はほんとうにバランス感覚のすぐれた人です。しかしもしかしたらこの手のフォローが多いせいで話のテンポが悪いと見なされ、その結果この漫画の低評価につながっているのかも知れません。そこらのありふれた漫画みたいに「勝利をめざすチヒロ最高! ついてゆけなくなったレスリング部員はザコでカス! こんなやつらには一コマもさかすにチヒロの勇姿を全力で描くぜ!」みたいな単純きわまるノリのほうが読者うけがよくなる可能性もあるわけでして。でもそんな描きかたで人気が出るようになった『火ノ丸相撲』なんて俺は読みたくないな。

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 中堅戦、ダチ高の選手は存在自体が負けフラグのユーマです。今回も対久世戦とおなじように空手技で一矢むくいるものの相手の積みかさねてきたものをつきくずすまでにはいたらずに惨敗を喫するのでしょう。
 ところでユーマと小関部長が対戦するのはいつぞやの地区予選で戦ったのとおなじ相手なんですよね。火ノ丸もそうだけど。

     ↓ いつぞやの地区予選
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 これでふたりともかつての雪辱をはらせたならカッコイイのだけれど今回それがかなうのは小関部長だけでしょう。いや俺べつにユーマにふくむところなんてありませんよ? ただユーマの体から発散せられるヤムチャド臭をかぎとっているだけですよ?


・『トリコ』

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 オッサン小松、実はトリコと同い年。なのでトリコも二十九です。たぶん今のジャンプで両さんにつぐ高年齢主人公。銀さんはたぶん二十代後半なので。



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コメント

今週のワンピについて触れてくれると思ったのにちょっと残念

一枚目やマミットの画像といいヤムチャド臭といい今回のレビューはいつもよりキレがある気がするw
ワートリは人気でたけどキャラ描写やフォローを丁寧にしすぎるのも時にはマイナスになるからなぁ……相撲は今の調子で続けて欲しいとは思うけど。

火ノ丸相撲のVOMICは視聴されましたでしょうか
声優さんが「うへへ!」を上手く発声していて、なるほどこんな音なら確かに日常的にある(居る)な、と思わせられましたよ

>まえの読切りのクラス全員ヒーローのやつが連載に昇格しなかった理由のひとつは後発のヒロアカと設定のかぶるところが多いからでしょう。

でも今作はハイキューと被っているという。

・『暗殺教室』
>あとカルマが渚とタイマンして勝ったとしても、殺せんせー殺さない派には納得できない負けかたになるでしょうに。しかしそのことはだれも思いつきもしないかのように言及しません。

その辺は奥田さんが「カルマに勝って欲しい」って言ってたり
寺田が「どっちが勝っても文句ない」って言ってたり
そもそも誰一人不平言わずに見物しに言ってる時点で大丈夫なのでは?

あとまあ、カルマのあの挑発が通用したのは
あくまで"渚が"不平不満出さず決着つけたいと思ってたのを突いたというだけであって
別に不平不満を出さないこと自体には「そこまで意味が無いのでは?」と思います

多分、残ったのが他の奴だったら普通に撃ったでしょうし
ソレが悪いとも、そうしない渚が悪いともだれも思ってなかった
その程度の話じゃ無いですかね


>渚ット「てめぇなんか怖かねぇ!」

何故元ネタでは無くマミさんコラなのか、ちょっと詳しい話を聞きたいのですが(おこ)

小松って剣心より年上になっちゃったのかよ
(まあ剣心は最終回で三十路オーバーだけど)

ぬ~べ~が歳取ってくれなかったら
コピペに殺される所だった・・・

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