バカ漫画レビュー『斬』十八太刀「はじまり」
よっしゃあああッッ THE ENDォオ!!
はい、このたびようやく『斬』が打ち切られました。まぁ第一話が掲載された時点で打ち切り候補の最右翼に位置し続けていたことを考慮に入れれば、十八話も連載できたのは善戦したと言えるでしょう。解りやすく数値化すれば1,8キユ。
それでは最後のレビューを始めます。
ファミコンの『スパルタンX』で二十四周すればシルビアが襲って来るという『ファミコンロッキー』の有名なガセビアが元ネタなのでしょう。こんなマニアックなパロディを見せられて誰が喜ぶって言うんだ! あ、俺か。
さて『太臓もて王サーガ』がレトロゲームをネタにすれば『テニスの王子様』は負けじと往年のジャンプ漫画をパクりました。
千日颮鏡……
この技の要諦は集中力・反射神経を極限までとぎすまし、相手の動作を寸分たがわず一瞬にして模倣することにある。
その修行法は数あるが(ry
というわけで桃城は相手のサーブでラケットを二つに折って空中にブン投げて勝利。覇極流超奥義・宇呂惔瀦(うろやけぬま)!
宇呂惔瀦……!!
ウロヤケヌマ……!
マ・ヌ・ケ・ヤ・ロ・ウ……!
マヌケ野郎だと――っ!?
えーと、有終の美を飾るべきなのに他のネタ漫画に眼を奪われてしまってすいません。究極レベルに内容の薄い最終回だったのでつい。
さて、気を取り直して真面目にレビューします。親切なことに一ページ費やして斬の限界が近いこと、そして左目が見えないことを解説してくれます。最終回だというのに悠長なことです。ヒソカに見せたら「容量(メモリー)のムダ使い」と笑われることでしょう。
すぎたんに伏線を消化するつもりがまるでないことを思い知らされ、戦慄を覚えながらページを捲ると最後の扉絵。
すぎたんはとうとう最終回に至っても右と左の区別が付かなかったんだね。
さてすっかり解説役に納まった貫木の所にハァハァ(;´Д`)ハァハァ言いながら月島さんと刺々森が駆け寄って来ます。
左足の傷は重いのか軽いのかはっきりしてください。
刺々森は貫木に褒められて挙動不審者のように驚きながら「な、仲間……だからな……」とデレモード発動。ここに来て新しいツンデレヒロインを投入するすぎたんの深慮遠謀は量り難いものがあります。
一方、元祖にして本家でありこの先三十年は他の追随を許しそうにない至高のイカレヒロインはここを先途と斬を心配し、自分こそが真のヒロインだと読者にアピールします。もちろんこれまでの行状が行状なので無駄な努力に終わりました。変身(笑)した斬は聞く耳を持ちません。
「月島……
……これは真剣勝負だ……
武士として、ここで決着をつけず相手に背を向けるワケにはいかない……」
月島さんを圧倒していた花咲さんは先週、決着をつけず相手に背を向けましたが。斬の現代だと武士道は口先三寸でどうとでも解釈できそうです。
そして、最後の勝負。
肝心の剣劇シーンは討条がセリフで解説してくれました。
「フッ。よく考えたものだな……
刀と鞘の二刀流……か。
その左目の状態では居合い返しの二撃目……
左方向からの切り返しを防ぐのは不可能だ。
それにリーチの差で俺が先手になるのは必然。
そこをくつがえすのはかなり難しい。
そこで。
お前は俺の一撃目を左手の鞘でガードし弾かせおとりにし、居合い返し唯一のスキ「切り返し」の際に体勢を崩されていない右手の研無刀で居合い返しの二撃目をくらう前に攻撃をしかけてきたというワケか……
キサマの武士道……
その剣でしかと見せてもらった」
口から血を吐くほどに内臓を痛めておきながらこれだけ喋れる討条はやはり並の手練じゃないし生半可な手練でもない。
しかし斬はさすがに主人公、討条の斜め上を行ってくれました。
右手に研無刀、左手に鞘の二刀流で勝利をもぎ取った斬はダメージの蓄積でついに倒れます。
気を失う前に刀と鞘を持ち替えて。
月島さんたち三人が斬の側に駆け寄って名前を連呼しますが、これだけ余裕があるんだから心配しなくてもいいと思います。
そして一ヵ月後。
壊原が再登場しているのはいいのですが、金蔵坊ちゃんがどこにも見当たりません。討条よ、お前の武士道は一月やそこらで変節できるほどに軽い代物だったのか!? ……だったんだろうなぁ、すぎたんが生んだキャラだから。
一方、無双高校の屋上では貫木と刺々森がダベっていたところに月島さんが乱入。委員長体質を発揮して刺々森からタバコを取り上げ、校門の所に斬が登校してきたのを見つけました。
“俺たちの戦いはこれからだ!!”と基本的に同じノリで『斬』は幕を下ろしました。ちゃんちゃん。
おまけ・登場人物の戦闘力比較
ミスター絶山サタン<<<(越えられない壁)<<<赤井<<<金蔵坊ちゃん<<<月島さん<<<牛尾<<<木下<<<壊原<<<貫木<<<刺々森<<<花咲さん<<<討条<<<斬<<<ハチ
- [2006/11/27 20:53]
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コメント
はじめまして月曜日の夜はいつものこのレビューを楽しみに読んでいました。
友人にも斬の偉大さを教えるときにはここの紹介をしていました。
しかし、終わってしまうのは残念です。是非、単行本が発売した折には、残った第1太刀もレビューしてもらいたいものです。
はじめまして。毎日楽しみに拝見しています。
戻ってきた斬の左目にツッコミを入れないのは、もはやすぎたんのハイすぎるセンスに、最終回にしてついに限界を突破したのだと心中察します。
いや、もう誰も疑問に思わんでしょうが。
……あぁ、ついにジャンプで読む漫画を失ってしまった。
次回から士月さんが何をJUMPで取り上げるのか楽しみなkyousoです!
>すぎたんに伏線を消化するつもりがまるでないことを思い知らされ
間違えないですね!あの表紙の鬼は何だったんだ(汗)
>花咲さんは先週、決着をつけず相手に背を向けましたが
奴はいったい何処へ言ったんだ?絶山は(汗)
斬の実家が見れなかったことが最後まで悔やまれて仕方ありません!
短い間でしたが(笑)お疲れ様でしたー
実は毎週見てたんですが・・・なんとなくコメントしてませんでした。
しかし、最終回と言うことで顔出しを〜
独特の言葉遊び、本当に楽しかったです!
このレビューが無かったら、斬なんて本当に「気がついたら終わってた」漫画だったと思います。
これからも通い続けますんで、がんばってください〜
皆さんコメントありがとうございます。
>nunさん
>しかし、終わってしまうのは残念です。是非、単行本が発売した折には、残った第1太刀もレビューしてもらいたいものです。
ネット上の話題に便乗する形でこのレビューを始めたものですから、第一話だけは手付かずでした。
しかし考えて見れば『斬』の真髄は第一話にこそあるのですし、このままだと画竜点睛ですね。
第一巻のレビューと一緒に書いてみます。
>北神さん
>戻ってきた斬の左目にツッコミを入れないのは、もはやすぎたんのハイすぎるセンスに、最終回にしてついに限界を突破したのだと心中察します。
燃えたよ……真っ白に燃え尽きた……真っ白によ……
>kyousoさん
>斬の実家が見れなかったことが最後まで悔やまれて仕方ありません!
確かに仰る通りです。斬ほど「親の顔が見てみたいわっ!」と言いたくなるキャラはざらにはいません。
>ココア100%さん
>短い間でしたが(笑)お疲れ様でしたー
こういうバカ漫画を取り上げると必然的に短くならざるを得ないんですよね。
>このレビューが無かったら、斬なんて本当に「気がついたら終わってた」漫画だったと思います。
確かに後半の空気漫画っぷりはひどかった……
きえろぶっとばされんうちにな
斬バカにすんな
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