保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2014年39号

今週のジャンプ一コマレビュー 2014年39号 

・『黒子のバスケ』

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 巻頭カラーで誠凛が洛山をくだして優勝しました。はいおめでとさん。
 祝福のことばはすなおに口からでるけれど、それに感情をこめるのがむつかしい。洛山戦はとちゅうから完全に消化試合になっていて、結局は主人公が勝つんだろという思いを胸にわだかまらせながら読んでいたから、それが実現した今、おざなりの祝辞をかけることしかできません。
 あと赤司のキャラが期待以下でした。キセキの世代のリーダーなんだから、もうちょっとムチャでもよかったのに。ひょいと片手をあげるだけでコート上の選手はおろか観客席の人々まで尻餅をつくくらいのことはやってほしかった。
 俺はまえまえからバトル漫画のボスキャラが戦闘力ばかりにひいでていることに不満があり、一団の長たるものは個人技よりも統率力を要求される立場なのだから、虚弱体質の非力なラスボスが頭脳とリーダーシップとのみをもって主人公勢を最後まで苦しめるような漫画をたまには読んでみたいと思っていたのですが、撤回します。やっぱりラスボスは無体なほどに強くなければ最後の戦いがもりあがりません。そのことを赤司は身をもって教えてくれました。その点については感謝せねばならんでしょう。
 結局のところラスボスの理想像とは個人の力も部下の統率力もケタちがいにすぐれた、DIOとか大魔王バーンさまみたいなキャラだということです。ハードル高いな。


・『火ノ丸相撲』

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 インターハイは五人制なのに相撲部の部員は三人、ということで学園祭にちゃんこ鍋をだしものにして新入部員をゲットしようと火ノ丸および小関主将は計画します。ユーマはハブられました。当人はそのことを抗議しますが、それは日ごろのおこないゆえですな。しかしこの三人もだいぶおたがいになじんだものです。

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 このたびようやく読切りのゲスインがでてきました。去年のミスダチ高にして生徒会副会長とは出世したものです。つーか年上ですか。
 ところでゲスインはイヤミなキャラで相撲部廃部の決定をつたえにきたものの、それは規則にのっとったものであり、このあと小関部長が何度か警告をうけてきたと言っているので、無駄な不快感はありません。

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 食戟のユーマ!

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 で、新入部員候補はレスリング部員でした。『うっちゃれ五所瓦』を思いだします。相撲といちばん親和性のある格闘技はおそらくレスリングなので、こういうときにべんりなのでしょう。そもそも相撲自体が広義のレスリングですし。また逆に古い翻訳では古代ギリシャ・ローマや中世ヨーロッパのレスリングを相撲と訳しているケースがあります。
 さてこの新顔は、いずれアメリカの総合格闘技で優勝すると豪語し、しかも去年の国体で全国優勝した実績をもつ男です。しかしそれを鼻にかけることはなく、また火ノ丸が横綱をめざしているのを本気だと知ると、疑うこともバカにすることもなく固い握手をかわしました。快男児です。ホントこの漫画の名前つきの男どもは気持のいい連中しかいません。もう女でてこなくてもいいんじゃないかな。


・『食戟のソーマ』

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 なんじゃこりゃああああ。

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 美作のソーマごっこでした。料理勝負の相手の味を完璧に知るためのイメージトレーニングです。いやホント美作はいいキャラですよ。これ勝負の相手が女だとしてもまったくおなじにイメトレして女ことばもつかうんですよ。そしてもしその現場をだれかに見られて気持悪がられたり馬鹿にされたりしたとしても悪びれることもなければ恥ずかしがることもなく、それどころかむしろ胸をはるようなキャラなんですよ。話のながれからしてソーマに負けることはあきらかではあるものの、小物化せずに自分をつらぬいたまま男らしく負けてほしいものです。

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 く、くやしいが、かわいいと認めざるを得ぬ……!
 えりな嬢は性格ブスだし、ソーマの料理を審査したときに自分の舌を裏切るという大谷日堂でもやらなかったことをやったので好きになれませんが、それでもこのたびの笑顔の魅力を無視することは不可能でした。顔がいいというのはトクですなあ。見かけよりも中身がたいせつだとはよく聞くけれど、見かけだって中身におさおさ劣らぬほどにたいせつですよ。


・『ニセコイ』

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 これはひどい。四人目の鍵女の歌がどうのこうのではなく話そのものがです。音楽の先生がやめて後任がみつからないから未経験の新人に兼任させるというだけでもムチャの極上なのに、しかも校歌斉唱のときに教師が壇上ひとりで歌うという輪をかけたムチャには脱帽するしかありません。音痴ネタをやりたいだけでここまでムリヤリをつみかさねるのがニセコイズム!


・『三ツ首コンドル』

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 ヒロインがだしぬけに水着姿になるという、すがすがしいまでのテコ入れっぷりです。フフフ、嫌いじゃないですよ。こういう露骨で軽薄な流れは。


・『ワールドトリガー』

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 ミラがエネドラさんを回収しにきたと思ったら、そのお目当ては黒トリガーだけでした。まえにハイレインが「これで回収の言い訳が立つ」と言っていたけれど、それはこういう意味でしたか。はじめからエネドラさんを見すてる、どころか闘いの流れ次第では闇討ちするつもりだったということです。えげつねえなオイ。

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 ところでマントをぬいだエネドラさん、だいぶヒョロく見えます。髪型と顔となんちゃってチャイナ服のせいでしょう。むしろ中身がこんななのに今まで貫禄満点だったことのほうに感心します。マントってべんりな小道具ですな。フィクションで悪の幹部が着たがるのも無理はありません。
 あとエネドラさんのチンピラみたいな言動は角のせいでした。ミラの言によればむかしのエネドラさんは聡明で優秀な子だったそうです。ということはつまりミラはけっこートシということですね。そのうち鬼怒田さんが敵の肉体情報を解析できるトリガーを開発して、そのトリガーをミラにつかったボーダー隊員が「実年齢57才!? い……いや、それよりも驚くべきは、なんという鍛え抜かれた肉!!」とか驚いちゃうんですよ!(えー)

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 エネドラさん絶命。惜しい人をなくしました。合掌。
 さて忍田本部長はエネドラさんの屍体を収用するように部下に命じます。目的はアフトクラトル独自の技術、トリガー角を分析することと、ミラの黒トリガーのワープ座標をきめるための発信器をしらべるためでした。
 ところでミラがハイレインの言われたとおりに黒トリガーだけを回収したのは不自然に思えるほどの手落ちです。ナルトの世界ですら忍者の体は情報の宝庫だから忍者は敵の手に自分の屍体をわたさないよう消し去られるらしいのに。それともハイレインやミラにはエネドラさんの屍体を放置せざるを得ない理由があったのでしょうか。
 そのばあい、考えられるのはアフトクラトル本国からの譴責です。エネドラさんの屍体をしらべられてミラの黒トリガーの痕跡が検出されれば、さすがになんらかの罰をこうむることはまぬがれられないでしょう。しかし、だとすればエネドラさんの粛清はハイレインらの独断? これはもっと不自然です。いくらエネドラさんがトラブルメーカーだとしても、殺したいほど目ざわりだったとはさすがに思えません。
 臆測のうえに臆測をかさねると、アフトクラトルにはトリガー角に関して派閥がふたつあるのだと俺は考えます。ひとつは「角強い。チョー強い。このまま全国民に移植するぞー」という推進派、もうひとつは「角ヤバい。チョーヤバい。精神汚染のデメリット大きすぎるわー」という廃止派です。で、ハイレインとミラとは前者に属しています。しかし部下のエネドラさんの角の副作用がそろそろ隠しきれなくなってきて、このままでは廃止派に絶好の口実をあたえることになるから、推進派の密命にしたがってエネドラさんを闇から闇へとほうむったのです。屍体放置は自分たちの意図を廃止派にさとらせないため。まえにヤムチャが迅のセリフに動揺したのも、自分が角のせいで暴走したらハイレインらに見すてられるであろうことをうすうす察しているからです。うーむ、こう考えるとアフトクラトルの派手な遠征そのものが推進派の実績づくりのためにひきおこされたもののように思えてきました。
 え、精神汚染のおそれがあるのにハイレインらが推進派に属しているのはなぜかって? そりゃもちろん、もしトリガー角が廃止されたばあい、かれらは失敗作の生物兵器として日陰者の一生を送らざるをえなくなるからです。トリガー角と心中する危険性を熟知していても、もはやかれらは走りつづけるしかないのです。


・『ヨアケモノ』

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 断言します。この漫画の作者はご先祖さまを沖田総司に殺されたにちがいない。でなければ、ここまで沖田を目もあてられぬダメ剣士に描く理由が見つかりません。油断、油断、また油断。おまけにこのたびは手練の敵のまえに新入隊員ひとりをおきざりにして二階から地上へとほうりおとされるというブザマまでさらしました。そしてそれ以上に言語道断なのが、そのことを沖田がまるで恥じてもいなければ反省もしていないことです。見苦しいことこのうえない。士道不覚悟だからさっさと腹切って死ね。


・『BLEACH』

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マユリさま「イザナミだヨ」



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コメント

男爵ディーノの掲示板読んでねえ?
なんかそこの感想に書かれている内容ばっかだぞ

ニセコイはもう行き着くとこまで行って伝説遺してほしい
ネタ方面で

今はこんなニセコイですが
本当にマリーが好きで単行本買ってたんだよな俺・・・

それはさておき
エネドラさんは本国にミデンでヤラレタって報告する為に死体放置の可能性が一番高いですが

今週分の話になると
ハイレインは部下を"駒"と表現してるので
殺した理由は本当に駒として扱いにくくなったからかな~と

角派とアンチ角派は思いつかなかった

>虚弱体質の非力なラスボスが頭脳とリーダーシップとのみをもって主人公勢を最後まで苦しめるような漫画

ヘルシングの少佐しか思い浮かばないな

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