保険 アリコ Moon of Samurai 今週のジャンプ一コマレビュー 2011年33号

今週のジャンプ一コマレビュー 2011年33号 

 今週号の『トリコ』はおもにデスフォールの過酷さとサニーの修行の成果の一端とが描かれました。あいかわらずのおもしろさだったけれど、あえて難を言うなら、連載初期とくらべるとスピーディーさが足りない。前回と今回の話は単行本第一巻くらいのときなら一話ぶんで語れていたはずです。
 『トリコ』は今回でちょうど150話。ながく連載しているとどうしても話のテンポはおそくなるのでしょうし、漫画全体の情報量もふえて描かなければならないことが山積みになるのでしょう。それが最高度にひどくなるとワンピになるわけですが、それはまた別の話。あ、今週号ワンピ休載だった。

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 カバザメ! 捕獲レベル9! 三百年以上生きているガララワニですら推定捕獲レベル8だったというのに! でもいまのトリコとサニーのまえではザコでしかないのでした。

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 ふたつでじゅうぶんですよ! と『ブレードランナー』で妙に記憶にのこったセリフはさておき、サニーはたった二本の触覚によるスーパーフライ返しでカバザメをはじきとばしました。この漫画のパワーインフレはすごいものがあります。ラストちかくだとサニーは地球を破壊できる規模の隕石がおちてきてもはじきかえせるようになるんじゃないでしょうか。なお、はじきとばされたカバザメはクインがおいしくいただきました。
 そしてデスフォール突入。高圧でとんでくる水やら高速の砂や石やらでトリコの皮は切りきざまれます。

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 それでもズボンはやぶれないのがお約束。少年ジャンプに出てくるズボンはフリーザさまのフルパワー攻撃にだってたえられるのです。
 いや、ちょっとまてよ。……そうか。そうだったんだ。このばあい小松にとっていちばん安全だったのはトリコの背中のうしろではなくトリコの股間のなかだったんだ!

 『BLEACH』では冒頭、月島によって操作された完現術連中が銀城をおそっていました。

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 いやこれガチで殺しにきてるんじゃね? 銀城の言いぶんを聞こうともせず、月島を敵とみなすのをやめろと説得しようともせず、ノータイムで攻撃をしかけています。チャドと織姫も一護の言うことに耳をかたむけようとしなくてひどいと思ったのですが、下には下がいるものですね。

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 確率を操作できる能力! パチンコ屋に行って台をぶん殴れば千円で大当たり確定です。こんな便利な能力があれば月島にしたがわずにひとりで楽しくやっていけるでしょうに、こいつはなぜこんなところで戦っているのでしょうか。
 ……自分の能力がどういうものなのかを知って大喜びし、さっそく賭場へ出かけて全財産を張り、壺振りが壺をふったところで能力を発動させるために壺をブン殴ってヤクザにブン殴られて、東京湾にしずめられそうになったところを月島にたすけられて今にいたる……そんなマヌケな経緯があるのかもしれません。このインチキモヒカン、ジョジョで出てきたら無敵どころの騒ぎではないほどに強力な能力をただ破壊目的にしかつかわないアホなので。いやそれは久保先生の漫画家としての力量が足りないだけか

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 このあと月島は蹴りの衝撃で屋根をつきぬけて地上数十メートルのところまでフッ飛ばされます。あばら粉砕コースってレベルじゃねーぞ! でも無傷。なに? 完現術って防御力もつごうよくアップするの?

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 石田復活! たぶん石田は月島と接触してことの真相をすべて知っていて、そのことを一護につたえるために急いでいるけれど、石田が一護のところへついたときにはすべてがとりかえしのつかないことになっていて、とにかくみんな絶体絶命のピンチになったところへジャジャーンと24号のラストで出てきた死神が裏原&親父とともに颯爽とあらわれて危険をしりぞけて、その後いままで聾桟敷におかれていた一護(と読者)にすべての情報があたえられ、なつかしの死神連中とともにいざゆかん戦いの場へ、とかなんとかいう流れになるんでしょう。俺のみるところ黒幕の可能性は銀城が七で月島が三。

 『ぬらりひょんの孫』……とりあえず叫ばせてください。
 あやまれ! 皆川亮二先生と七月鏡一先生にあやまれ! まことに勝手なのですが、『ARMS』スナーク狩り編が侮辱されたような気分です。
 スナーク狩りにおいて敵役のガウス大佐はまず主人公のいる街を封鎖し、つづいて大規模破壊と公共電波のジャック、そしてテレビの生放送で人を射殺して市民たちの恐怖心をあおったうえで主人公たちの情報を公開し、自分たちにひきわたすように要求しました。ひきわたされないばあいは市民を無差別に虐殺するとつけくわえて。さらに市民たちのなかにサクラをもぐりこませ、義憤にかられてとびだした主人公の仲間を悪者にしたてあげるという周到ぶり。リクオたちを人間の手で殺させようというのなら、百物語組もこれくらいはやってほしいものです。
 とにかく百物語組のやりかたはずさんそのもの。リクオを殺さなければこの国が滅びるという○山県の件の予言を知っている人間の数なんてたかが知れているでしょうし、そもそも本気にするほうがどうかしています(いやどうかしているんですけどね、この漫画の一般人は)。リクオを殺せと鳥に言わせたところで、どれほど効果があるものか。洗脳能力みたいな便利なものがあるのなら、件の予言とかベヨネッタもどきの無差別虐殺なんて必要なかったでしょうし。この漫画の一般人はそらおそろしいまでに作者につごうよくうごきすぎて、ゲロが出そうです。平凡な人間たちの弱さと恐怖心、そして誇りと尊厳とをきっちり描いてくれた『ARMS』と、なんとちがっていることか。
 あと圓潮はこれから奴良組が一千万都民におそわれると言いましたが、それじゃ政治家も警察も自衛隊も敵にまわるってことですかね。京都の有力者は『ぬら孫』世界に妖怪がいることをちゃんと知っていたし、過去編でも総大将が天下の副将軍とつきあいがあったので、現在の奴良組も都の権力者とあるていどのパイプをもっていなければ不自然、つーか物語として破綻していることになります。……ずさんなのは百物語組ではなくてこの漫画そのものですね。
 いま期待をかけられるのは清継くんでしょうか。件の予言をじかに聞いてビビって早退したけれど、リクオが人間たちに迫害をうけていることをネットで知って友情の炎がふたたび燃えあがり、神からすべてをあたえられた男の本領を発揮してリクオに敵対するネットの書きこみをことごとく論破し、さらにほんとうの敵が百物語組であることを察し、ネットユーザーたちとの連係プレーで百物語組の幹部七人がどこにいるのかをわりだしてリクオにおしえ、奴良組を強力にサポートする。これくらい清継くんが活躍してくれたら俺は椎橋先生を見なおします。
 さてそれはそれとして、このブログのお約束いきます。

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 雪女の手をにぎっているリクオ俺とかわれ。家長カナ……カナ……假名垣魯文ちゃんはどうでもいいけど。



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コメント

自分もトリコのテンポ落ちてきた気はしますね、
まぁそれでも他の連載陣に比べれば上位レベルなのに変わらないですが

鰤はまぁ予想通り銀城が犠牲になりましたか…まぁ本人の落ち度じゃなくて
無能な主人公を庇ってやられただけマシでしょうか、あーでも確かに銀城が黒幕でしたって展開もありますか
石田はこの雰囲気からすると援軍でしょうね、これでこいつまで敵に回ったら笑いますがw

今週のぬらりは酷すぎる…なんか改めて盛り上げ方が下手な作者だなぁと思いました
初代ぬらりの過去編と何故ここまで差が付いたのか…
というか内容がもうやけっぱしで描いてるようにしか見えないのが…
あの一般人たちも結局能力で操作されてるってわけじゃないみたいだし、
あんな化け物たち見たら普通は襲い掛かる所か逃げるし、警察に任せるでしょう、
噂の力だけであそこまで馬鹿になるなんてどんだけかと

>清継くんが活躍してくれたら俺は椎橋先生を見なおします

そこまでやれる漫画家の人だったなら今の体たらくは無いって突っ込んだら負けですね、分かります
何にせよ雪女の可愛さだけが救いですね、空気ヒロインはこの編はずっといるのかな?
だとしたらますます空気っぷりが浮き立つと思うんですが

俺もスナークハント思い出しました。

懐かしいですねぇ。

そろそろ打ち切りコースに入ってきた感のある連載下位陣。
ジャンプのもはや定番となっている、順位厳しくなると唐突感のある粗い展開になって、持ち直すどころかさらに崩れてENDってパターン。

ぬらりの中の人はカリーに転移されてしまったんだよ・・いやそうでも言わないと・・これは酷い。
じゃなきゃネットに恨みが有るとしか思えない。

最近のここでのブリーチの取り上げられっぷりは月島さんのお陰!

記憶をいじられてるって事で、
仲間意識の中で葛藤する描写があれば、面白くなると思うんですが、
アレではただ洗脳されたように見えます。



差し込まれた記憶って言うのは、
「月島さんは絶対の神だ。彼の言葉に間違いのない存在だ」
みたいなものなんでしょうか・・・?

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