保険 アリコ Moon of Samurai 2018年11月01日

キン肉マン 第264話 ふたつの宿願!!の巻 

 いまや瀕死の状況にあるオメガの星を再生するにはふたつの力が必要だそうです。そのひとつがマグネット・パワー。それならさっきパイレートマンが使ってみせたではないかとキン肉マンは疑問を呈します。対するパイレートマンは、自分が見せたものは太古の研究記録から復元したまねごとの力だと告白します。そしてマグネット・パワー最新の研究成果を手にするために六鎗客はサグラダ・ファミリアに侵攻しようとしたのです。
 オメガの星を再生させるために必要な力のうちマグネット・パワーは星の力であり、もうひとつの力はそこに住む人の力が必要だとパイレートマンはいいます。

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 しかしオメガ再生研究の講義を担当する超人のみてくれがものごっついうさんくさい。こんなやつのいうことをすなおに信じるなんて、オメガの民は人を見かけで判断しないりっぱな連中なんだな……

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 オメガの星で特殊な進化をとげ、ご先祖さまとはくらべものにならない超人強度を身につけたオメガの民は、人の力が必要ときいてむしろ安堵したのに、いざ実践となると星の崩潰をとどめるにはあまりにも無力でした。いやパイレートマンにルナイト、いくら力自慢だからって地割れを腕力でしめようとすんなよ。そもそも人の力って、ことばどおりの物理でいいのか……?
 ともあれオメガの民は何千万もの超人強度をもちながらも第二の母星は滅びの道をまっしぐら、いっぽう地球は百万パワーていどの超人しかいないのにマンモスマン忘れないでよ繁栄を謳歌して、両者のちがいはいったい何なのかと長年かけて調査した結果、火事場のクソ力が原因なのではないかという結論に達し、その力を得るためにも六鎗客は地球へやって来たのでした。

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「なんでそれを先に言わんのだ――っ! 自分たちの星を救うだなんて、そんなことのために闘っているのなら……
 そもそも闘う必要なんてない! 私はいくらでもお前たちに協力してやる!
 火事場のクソ力が欲しいだと? それならいくらでも身につけ持っていけ――っ!」


 オメガの民の事情をきいてまっさきに相手のことを考えられるキン肉マンはやはりまごうことなきヒーローです。
 しかしパイレートマンはキン肉マンのさしだした手をつかむことをよしとしませんでした。オメガの民の当面の目標が星を救うことはまちがいありません。しかしもしかれらがマグネット・パワーと火事場のクソ力を手にいれたばあい、かならず果さねばならぬ悲願があり、それはキン肉マンらにとってとうてい納得できる話ではなく、だからこそパイレートマンはキン肉マンの厚意をあえて拒絶したのでした。

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「我らの悲願……それはお前たちが先の大戦で殺りそこねたどころか、あまつさえ生かすことにしたあの男、我らを宇宙の果てに追いやった張本人……
 超人閻魔ことザ・マンの首を取ること!!」


 やめとけムリだと本心から忠告しようとしたけれど、いまこの時点でいどむならともかく、マグネット・パワーと火事場のクソ力を手にいれたなら話はべつです。前者の力は超人パワーを生成できるし、後者にいたってはまさしく神をも超える可能性を秘めていると邪悪の神々や悪魔将軍に認知されるほどの強大な力だから、ほんとうにこのふたつの力を自家薬籠中のものにできたならザ・マンに勝つことも夢ではありません。
 このあとパイレートマンはさらに自分らオメガの民を、ひいては超人という種そのものをもてあそんだ神々を打倒すると宣言し、そのために神の対極にいるサタンと手を組んだのだとかたりました。そんな復讐にいまさらなんの意味があるかとキン肉マンは考えなおすよう説得するもののパイレートマンの意志はゆらぎません。
 こういうのは一族の歴史のちがいもあるし個人の性格もものをいうのでしょう。キン肉マンなんて目のまえのパイレートマンについさっき惨殺されたカナディアンマンの仇を討とうとするどころかカナディの存在そのものを忘れていそうだし(をい)

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「お前たちは間違っている。昔の話は知らない。だが、今のザ・マンはお前たちの思っているような人物ではもはやない。
 話せばわかる人物だ。話せば……」

「話すつもりはない。それがオメガの悲願の重みだ」
「わかった、どうしても話し合いで納得してもらえんのなら……
 闘おう……わかり合うために。私が先の闘いでそのザ・マンに約束したのは……そういうことだ」

「うむ。わかってもらえて嬉しい」


 パイレートマンによる神殺し宣言にキン肉マンは気圧されるものの、そこでふみとどまり、相手の主張はまちがっているとはっきり言って闘う決意をあらたにしました。相手に過剰に同情して戦意喪失するような展開にならず、キン肉マンがカッコよくて実にいい。パイレートマンもまたキン肉マンの闘志を全身で受けとめる覚悟を見せてまことにいさぎよい。
 さてこのあとふたりはロックアップからキン肉マンが火事場のクソ力で相手をおしこみにかかるもののパイレートマンもまたさるものでキン肉マンを豪快にふりまわします。
 さあつぎの更新はいつのことだ。このヒキで来週おやすみってのはよしてくれよ……

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※ 次回の更新予定は2018年10月5日(月)です。

 ゲゲェーッ! 時間がまきもどってやがる――っ! これもマグネット・パワーの力の一端だというのか――っ!?(ただの誤記です)



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