保険 アリコ Moon of Samurai 2017年06月08日

今週のジャンプ一コマレビュー 2017年27号 

・『ブラッククローバー』

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 新章開幕&テレビアニメのキービジュアル初公開ということで表紙と巻頭カラーのブラクロです。なので去年のジャンプアニメフェスタの画像とくらべてみます。

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 こいつらが……

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 こうなった。
 だいぶ原作よりに絵を変えてきました。よかったよかった。アニフェスのものとおなじキャラデザだったらとてもじゃないけれどテレビアニメを観る気がおきなかったところです。まあ観たとしてもレビューはやめときますが。


・『Dr.STONE』

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 知識はあるけど体力は人並で特に器用でもない千空があれこれ試行錯誤のすえにすこしづつ初歩的な文明の果実を手にしてゆきます。しかし千空が苦労しているのはわかるけれど話のテンポがよすぎるせいでお手軽感がただよう点はいなめません。センターカラーはもらえるし掲載順も良好なのでアンケートは好調であろうことは察せられるからここはもうちょっとじっくり描いてほしかった。俺『ロビンソン・クルーソー』もロビンソンがひとりで家を建てたりパンを焼いたり家畜をかったりして人間らしい生活を追及するくだりが好きで、逆にフライデーとかのロビンソン以外の登場人物はよけいな闖入者という感じがしてあまり好みではありません。小学生のころにこども向けの『ロビンソン・クルーソー』を読んだときからの感想です。しかし俺、小学生のころにはすでに人間がキライだったんだな。
 ところで『ロビンソン・クルーソー』の映像作品をいくつか観て、そのどれもがフライデーのあつかいが原作とはぜんぜんちがっているところと、ロビンソンが現代的人道主義者になってゆくところに制作陣の「俺は差別主義者じゃねえ! 俺は差別主義者じゃねえ!」という切なる叫びが聞えてくるようで、正直なところ笑ってしまいました。
 ダニエル・デフォーの時代は欧米では白人の優位性が自明の理として信じられ、フライデーがロビンソンの下僕になるのは当時としてはごく自然な流れでした。しかし今では通らない理窟です。もし原作に忠実なストーリーをやったらクレームがつくこと疑いありません。しかし近世ヨーロッパのメンタリティを考えればやっぱり不自然です。
 欧米人もご先祖さまのやったことで今になって苦労させられるのだから難儀なこってす。


・『鬼滅の刃』

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 れ、煉獄さーん!
 左目はつぶれ、肋骨はくだけ、内臓は傷つき、しかし上弦の鬼にあたえた手傷はまばたきする間に治ってしまう。あきらかに勝ちめはないのに、みずからの責務をまっとうしようと煉獄さんの気迫にはいささかのかげりもありません。まさにヒーローです。これが初登場のときに禰豆子もろとも炭治郎の首を斬ろうと一点の曇りもない顔で言ってのけたのと同一人物なのだからスゴイ。この漫画のサブキャラは第一印象と実際の性格とがだいぶかけはなれています。それこそジョジョ並に。

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 煉獄さんに加勢したくても手足に力が入らない炭治郎です。しかしヘタにふたりのあいだに割ってはいっても逆に煉獄さんの足を引っぱりかねないから炭治郎は動けなくて正解なのかも知れません。
 しかしヒノカミ神楽のヒノカミとはいったい何なのか。本命、対抗、穴、大穴と四つほど思いついたので列挙してみます。

・本命:火の神。火之迦具土神である。

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・対抗:日の神。天照大御神である。

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・穴:肥の神。マミさんである。

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・大穴:卑の神。卑劣様である。


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・『BORUTO』

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 とらわれのお姫様、じゃなくてチト生意気な友だちをたすけるために颯爽とあらわれる主人公。非常にカッコよく、かつ悪役が文句なくゲス野郎であるためにスカッとする展開です。救出対象がヒロインでないところは王道からはずれていると言えなくもないけれど、ヘンにベタベタしないからこっちのほうがいいな。
 助けるべき相手が個人的に白眉だったのが黒沢明の『用心棒』で、どんな人物かというと三船敏郎に憎まれ口を叩いていたツンデレじじいです。これが当世流にそこらのアイドルでも起用されていたらあの男臭い映画は全部ぶちこわしになっていたことでしょう。


・『ぼくたちは勉強ができない』

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 ごらんのとおりセンターカラーです。表紙でいちばんあつかいが大きいのはごらんのとおりうるかです。話の中身もうるかメインです。うるかによっぽど人気があるのか、それとも初期ヒロインズがよっぽど不評なのか。まあどっちにせよ成幸はうるかとくっつけばいいと思いますけどね!


・『火ノ丸相撲』

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 体格の暴力! ただでさえガタイのいい久世が、背の低い火ノ丸の視点から容赦なくつっこんでくるのだから圧巻の迫力です。それでも火ノ丸はあきらめずまっ向勝負でとことん踏みこみ、久世の下手をとりました。

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 火ノ丸は下手、久世は上手。両者、必殺の間合い。


・『左門くんはサモナー』

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 先週号の不吉なモノローグでうすうす察してはいたけれど最終回です。いきなり数年後に飛んだり、てっしーの地獄行きがとってつけたような感じだったり、三大支配者のうちルシファーとアスタロトのデザインが未登場だったりしたので、残念ながら打切りだったのでしょう。
 序盤はてっしーのかわいさだのみだったのが、しだいに左門の性格がマイルドになり、個性的なメンツもふえて連載一年くらいのころはずいぶん安定感が出ていたのだけれど、いま読みかえしてみると最後のほうはパワーダウンの印象が否めません。ネタ切れもあったのでしょう。
 沼先生おつかれさまでした。『左門くんはサモナー』は好きな漫画だったので、お早い復活を期待します。


・『U19』

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 “あの戦いから一週間がたち”

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「ガレキだァ――――!!!
 昨日の赤髪がまた来たぞォ―――――!!!」


 一週間まえのことなのか昨日のことなのか、それくらいちゃんときめてください木村先生。

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「大人党を力で倒すのは案外容易い。だがそれでは本当にテロリストだ。
 大人を説得し、味方につけ、真っ当に選挙で大人党を倒す。
 それがガレキの勝ち方だ!!」


 本当もウソも、おまえらはまぎれもなく純度100%のテロリスト集団だよ。読者からのクレームで方針転換したのかも知れないけれど政府組織の破壊、首相拉致と国会議事堂占拠の策謀、自衛隊員の虐殺などなどと前科がデカすぎるのでいまさら正道をふもうとしても手遅れです。しょせんガレキは暴力革命がおにあいです。

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 ヒロインに横恋慕した二枚目くんが主人公への嫉妬のあまりリビドーを発言させました。主人公の能力が糸であるのに対しライバルのはハサミというのはなかなかセンスがいいし、主人公とヒロインとの赤い糸を断ちきるためにこういう形になったというので説得力もあります。

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 うえのコラ画像は某所でのひろいものです。今週号で『左門くんはサモナー』が最終回をむかえ、来週号からは新連載ふたつ&ハンタ復活なので、来週号と再来週号で下弦は全滅するのでしょう。木村、権平両先生おつかれさまでした。



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