保険 アリコ Moon of Samurai 2017年02月16日

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第42話 「落とし前」 

 「復讐」なんかをして失った姉が戻るわけではないと知ったフウな事を言う者もいるだろう。許す事が大切なんだという者もいる。
 だが、自分の肉親をドブに捨てられてその事を無理矢理忘れて生活するなんて人生はあたしはまっぴらごめんだし……あたしはその覚悟をして来た!
 「復讐」とは自分の運命への決着をつけるためにあるッ!

 冒頭ナレーションで名瀬のかたきうちについてあれこれ語っていたけれどイマイチうまいと思えなかったのでエルメェスの名ゼリフにかえてみました。こういうのをしゃべるのが女だとドスがきいていなくていけません。やはりエルメェスみたいな兄貴でなければ!

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 OPが終ったら舞台はすでに戦闘のさなかでした。鉄華団はいつにもましてひとりひとりが獅子奮迅のはたらきを見せ、テイワズのナンバーツーのジャスレイの子分どもを相手に圧倒的優勢に戦いをすすめます。
 こういうのはこのアニメの定型ですね。大物風をふかせるキャラがいても、いざそいつが鉄華団の敵として実際に干戈をまじえる事態になると案外モロくて、戦うまえに心配していたような被害がぜんぜんでないパターンがおおい。結局のところ鉄血世界の実力者はみんな張子の虎で、世界がうすっぺらなハリボテに見えてしまうというのが難点です。
 だが今回ばかりはそれでいい。仇討の相手が意想外に強くてこちらの被害も甚大だとか、妙にねばられて視聴者にストレスをたまらせるよりはボッコボコにやられてゆくほうがスカッとしていい。

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 ハッシュが三日月に戦場をまかされたときの顔がイタチのコラ画像を聯想させるのでならべてはってみました。連載中はいいたいことをいったけれど『NARUTO』は偉大な漫画です。コラ素材として。

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 麾下の部隊はたよりにならず、水面下で同盟をむすんでいるはずのイオクからは聯絡がないときて、絶対的な優位にあるという確信が足もとからくずれはじめたジャスレイは、ヒューマンデブリ部隊を投入しました。阿頼耶識もちなので平凡な傭兵よりは腕がたつものの歴戦の強者ぞろいの鉄華団にはやはり歯がたちません。で、リーゼントはおなじヒューマンデブリの出身どうし思うところがあるのではないかとダンテやチャドにそれとなくたずねたけれど相手の返事は冷静なものでした。
 かれらのクールさに故障を申したてるつもりはありません。実際問題として相手が何者であろうと現時点では敵であり自分を殺すつもりでかかってくるのだから情け無用に戦うのはむしろ当然です。しかしそれとはべつに、鉄華団の活躍がヒューマンデブリの大量投入をうながしたという背景があるわけで、そういう要素をいかさずにチャドらにしゃべらせるという脚本には不満があります。このアニメは設定や説明がものがたりにうまく聯結していない印象をしばしば感じます。

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 ジャスレイのマヌケ描写、つづく。マクマードを蹴落してテイワズの親分になるつもり満々だったのにケツに火がついたから子分のすすめにしたがってマクマードに鉄華団への仲介をたのんだものの先方はなにもかもお見通しでしたとさ。マクマードの親父さんよ、その手際のよさをもうちょっとでいいから名瀬が死ぬまえに発揮できなかったのかねえ。ギャラルホルンとの手打に名瀬の命が必要だったとはいえ、そこをどうにかするのが圏外圈最強の男の腕の見せどころだろうよ、と無茶を承知で言いたくなります。

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 腹の底から「ザマミロ&スカッとサワヤカ」の笑いが出てしょうがねーぜッ! という感じでジャスレイが天誅をくらいました。あえていうならもうちょっとジャスレイがブザマにみじめったらしく任侠としてのプライドも何もかもほうり捨てて命乞いしたあげくにブッ殺されてくれたらさらによかった。てーかジャスレイの左右の子分どもがオタオタするばかりでなく「考えてみりゃ悪いのは全部オジキなんだからコイツの首をさしだせば俺たちの命ばかりは助かるかも知れない」とソロバンをはじいて見苦しさMAXの内輪もめをやってくれるんじゃなかろかと期待したのだけれど結果はごらんのとおりで連中はずっと無能な取りまきのままでした。まあ無能な取りまきにすぎないからジャスレイなんぞの左右にいるのだろうけどさ!
 というわけでスゲーッ爽やかな気分だぜ。新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~~~~~~~~ッといいたいところだけれど去年の古いパンツの臭いをもちこしたような不満ものこります。ジャスレイ陣営がこれほど弱っちい連中だというのなら名瀬は自分の首を唯々諾々とギャラルホルンにさしださずに鉄華団と共闘してテイワズをのっとっちまえばよかったのではないかと思ってしまいます。ただでさえタービンズはテイワズ傘下でも武闘派でならしていたのだし、それに命知らずの鉄華団が加われば天下無敵でしょう。なあにマクマードの親父さんを電撃的に監禁拘束してテイワズの相違というかたちでジャスレイを破門してしまえば勝利は確実、ギャラルホルンのほうはどうにかなったんですよ。たぶん。きっと。
 もちろんそんなことを提案されても名瀬は首をタテにふらなかっただろうし、あとだしジャンケンだとわかってもいるけどさ! 死んだ子の年をなんべんだって数えたくなるさ! 名瀬とアミダの人生やラフタの将来と、ジャスレイみたいなクソカスの命とじゃ、どうやったってつりあいがとれねーよ!

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 マクギリスがこのタイミングでとうとう蹶起しました。ギャラルホルンの腐敗を糺弾し、ラスタルがガランとつながっていたこと、イオクがタービンズの非戦闘員を虐殺したことを公表してみずからのクーデターの大義名分とします。こうしてギャラルホルン攻撃の根拠となったのだから名瀬が死んだことは無駄ではなかった、とは思えません。むしろ逆に、名瀬の死はマクギリスの道具のひとつにすぎないわけで、タービンズも鉄華団もしょせんはギャラルホルンという巨大組織の勢力あらそいに利用されるコマでしかないのだというむなしさを痛感するばかりです。それでも鉄華団は名瀬の仇討ちのためにテイワズの盃を返上したうえはマクギリスにすべてを賭けるしか道はなくなったのでした。



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