保険 アリコ Moon of Samurai 2015年09月

今週のジャンプ一コマレビュー 2015年43号 

・『左門くんはサモナー』

hitokoma_2015_43_01.jpg

 秋の新連載第二弾は、まえに三連続読切り『モロモノの事情』を描いた沼駿先生の完全新作です。予告絵のオーラが貧弱なのと、ヒロインが前作読切りのロボ娘みたいなばいんばいんでなかったのと、そのふたつのせいでぜんぜん期待していなかったのに、キャラは立っているしネタは充実しているしで、いい意味で予想を裏切られました。

hitokoma_2015_43_02.jpg

 主人公は左門。キャプ画像がちょっと不適当な気もするけれど左門なのはまちがっていないからいいや。

hitokoma_2015_43_03.jpg

 そして天使河原さんマジ天使。たまたまバスでとなりにすわっただけのクラスメイトのゲロを素手でうけとめ、しかもいやな顔ひとつせずに相手を心配するという、もしかしたら現実にもいるかもしれないというレベルの天使です。俺の学生時代にこんな子がいたら絶対にファンクラブを結成していましたね。そしてこの世の邪悪や不条理から守るために学生生活のすべてをついやしたことでしょうね! ところで車のなかでのゲロキャッチというと『ナニワ金融道』を思いだします(こちらは靴をつかったけれど)。


・『ONE PIECE』

hitokoma_2015_43_04.jpg

 総勢五千六百超えの“麦わら大船団”結成! ただし頭領のルフィの意見は無視して。
 このへんがおとしどころではないでしょうか。ルフィが親分になるならないでひっぱられても読者としては興味がつづかないし、ルフィがおおぜいの上にたつことをひきうけるのはキャラとしてふさわしくないし、しかしそんなことを言われてバルトロメオらがすんなりひきさがったらルフィの格がおちるしで、ルフィはいやいやながらも衆におされてしかたなくトップにされたというのがいちばんおさまりがいいのです。こういうポジションにつくキャラがが実力不足だったり読者の好感度がひくかったりしたら総スカンをくらうところだろうけれどルフィなら適任です。
 いまの俺の心配ごとはただひとつ。ただでさえ数がおおくてクソ長くて退屈で話のテンポを阻碍することはなはだしいワンピの幹部戦にバルトロメオやキャベンディッシュらが参戦することによってその弊害がさらにいちじるしくなるのではないかということです。でもこういう予感にかぎって的中するんだろうなあ。


・『言いかえ教室』

hitokoma_2015_43_05.jpg

 こんなジョークがあります。
王大人が下僕の張四を連れ科挙(試験)に向かっている時、
王大人の頭巾がずれ、落ちてしまいました。
張四「大人、頭巾が落ちました。」
王大人「試験を受けるのに、”落ちる”は縁起が悪い、
    ”受かる”と言うように。」
張四「大人、頭巾が受かりました。」
王大人「うむ、受かった頭巾を拾ってくれ。」
張四は頭巾を結び直して曰く
張四「これで、もう絶対受かりません。」



・『ものの歩』

hitokoma_2015_43_06.jpg

 あるぇー? 主人公フツーに将棋をさしてるー?
 要領がわるいせいで難問をとばせず拘泥してしまうキャラだというから、てっきり第一手から最善の道をさがして何時間も長考して相手にどなられるパターンだと思っていたのに、ヘボ将棋ながらもちゃんと指せています。そのくせトンネルマインダーだかなんだかのおかげで寄せは強い。うーむ、主人公が極端な長所と短所とをあわせもつピーキーなキャラなのに長所はすえおきで短所だけが話のつごうで出たり引っこんだりするというのは前作『クロガネ』のときからぜんぜんかわっていません。キャラやストーリーはけっこう成長しているのに。


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2015_43_07.jpg

 火ノ丸は未完成なので新技をだすべきではないと判断したのにチームメイトにダメ出しされてすぐに前言をひるがえした桐仁でした。スポーツ漫画にありがちな“たよりにならない頭脳労働担当”キャラになりつつあります。でもこんなふうに危機感をあおってくれるキャラがいるおかげで勝負に緊張感がでてくるわけなので、桐仁にはこれからも見当ちがいの判断をくだしつづけていってもらいましょう。うまくゆけば『アイシールド21』の鬼兵みたいなキャラ立ても不可能ではありません。それが当人にとってしあわせかどうかは存じませんがね!

hitokoma_2015_43_08.jpg

 かつて関取に土をつけたというちょっと盛りすぎの技が火ノ丸に炸裂する!
 もうこれ沙田の勝ちでいいんじゃないでしょうか。ここまで試合はこびが優勢で、これだけみごとに技をきめて、それでも逆転勝利を献上してしまうようなら、もはや沙田の未来にはヤムチャポジションしかのこされていません。
 いやもちろん火ノ丸と沙田とどちらか好きかときかれたら一秒のまよいもなく火ノ丸だと即答できるし、なんの条件もつけないばあいで勝ってほしいのも火ノ丸だけれど、今のインターハイ予選は巨視的にみるとスポーツ漫画のテンプレをそのままなぞっているような展開がつづいているので、ひとつ読み手をうっちゃりでブン投げてくれるような予想外の結末を見てみたいのです。われながらイヤな読者だなあ。


・『ブラッククローバー』

hitokoma_2015_43_09.jpg

「「オマエ自身がかかって来い」だぁ…………!?
 死体操ってオレは見てるだけで勝つ―――――――それがオレの戦い方なんだよバァカ!!」


 なんという正論――! 『トリコ』のセンチュリースープ篇のトミーロッドを思いだします。最後には肉弾戦を演じたとはいえ、トミーは殴る蹴るが持味のトリコを相手に徹底して虫をつかって攻撃しつづけました。しかしそれは任務を最優先する目的意識のあらわれであり、そのクレバーさを敵のトリコにも評価されていました。いっぽうブラクロのネクロマンサーはただの卑怯な悪役としてしか描かれず、もちろんアスタにもクソヤローよばわりされてしまいます。こういう単純でうすっぺらなところがブラクロのダメなところのひとつです。

hitokoma_2015_43_10.jpg

 で、そのネクロマンサーにアスタは歯がたたず選手交代。エリート連中のなかではめずらしくはじめのうちからアスタに注目していた騎士団団長の出番となりました。いつぞやのアフトクラトル我愛羅のときみたいに見せ場のほとんどをアスタがかっさらってゆくようなことがなかったのはいいんじゃないでしょうか。まだまだ油断はできませんが。


・『バクマン。Age13』

hitokoma_2015_43_11.jpg

   /.:/:/.:.:.:.:.:.ii.:.:.://       ヽ、\.:.:ヽヾ、.:.:.:l.:.:li.:.:.l.:.l.:l
  /.:/:i.:.:.:.l.:.:.i|.:.:.|i i  ____   ヽ _ ,,,ゞ_i,,,.:.:'.l.:.:|l:.:.:l.:.:|l
  ,':.:l|:|.:.:.:.l.:.:.:ii.:.:.''"´ ̄__  _     \ヽ,ヾl ヽ';.:.:.:.ll.:.l.:l.:.l.|
  l.:.ii.:|.:.:.:|.:.:.:ii.:.:|i /,:'"::::ヽ `      '",.ィ‐..ュ、';.:.:.:.||.:|.:ll.:.:l
 |.:.:||.|.:.:.:|.:.:.:ii.:.:.|i|  ゝ:::::::::lヽ       ' ゝ::::::lヽl.:.:.:l.:.|.:l;;l:.l
 .l.:.|.:.i.:.:.|.:.:.:.ii.l.:.l ヽ ゝ:::;;::ノ         ゝ:;;;;ノノ l.:.l.:.:|.:l.:l.:l
  ';.:l|.:l:..:.l.:.:.:.ii、l:|   `  ̄         ` ̄   .l:|.:.:l.:l.:.l:|  うわぁ 気持ち悪い
  l.:l.:.:l.:.:l.:.:.:.iiト、ヽ                  ノ.'.:.l.:i.:.:/l
   l.:l.:.:l.:.l.:.:.:.ii ヽ         "        / l.:.:.l:/:/ i!
  /';.:i:.:.i:.i.:.:.:.ii \                 /.:.:/ /
  ' ' ヽ:、;.:.i.:.:.:iiヽ       / ̄ヽ      , '/:./:/
     ヽ;l\':.:.ii:::\      、_丿    /::/:.//'ヽ
      ヽ' l、.:.ii l li::`..、         ,. '/l:::::/:/'
        ,' \l |l::l、:|` - ,,__,,.  '" l |:::/'



・『ワールドトリガー』

hitokoma_2015_43_12.jpg

 オサムがA級にあがって近界への遠征をいそぐわけ。それは千佳ちゃんの兄や友だちをたすけだすためばかりではなく遊真の寿命のみじかさも理由のひとつでした。遊真にあとどれくらいの時間がのこされているかもわからず、そのためオサムはできるだけはやく遠征してレプリカにあわせてやりたいと思っていたのです。ちょっとハガレンのアルみたいな流れだけれどあちらはけっこう唐突感があったのに対してこちらは遊真のほんとうの体が今もゆっくりと死につつあるという情報がさきに提示されていたのでオサムの心情もすんなり腑におちます。
 しかし遊真の命をすくう手段がまったくのゼロなのがきつい。近界でも地球でも見つからなかったので遊真がいずれ死ぬのはおそらく決定事項なのでしょう。オサムの考えも遊真の死を前提としたものですし。いかん、これだとオサムのパワーアップイベントとして遊真の死&黒トリガー化がきてしまう。

hitokoma_2015_43_13.jpg

 迅は予知のサイドエフェクトによってアフトクラトルの侵攻のときにもいろいろな未来が見えていて、千佳ちゃんが敵にさらわれるのもわかったけれど、それを放置しておくほうが全体のためにいいと考えたのでした。そのためにオサムが死にかけ、レプリカがいなくなったとは当人の言です。小の虫を殺して大の虫を助ける。大局をみるものの判断としては正しい。しかしいくら正しいとしても弱冠十九歳の未完成な心には荷が勝ちすぎます。そもそも未来予知などという無体な力は神ならぬ人の身には分不相応なのです。
 ここで思いだすのが黒トリガー争奪戦の終盤ちかくの迅の「おれは太刀川さんたちとバチバチ戦り合ってた頃が最高に楽しかった」というセリフです。あのときはボーダー本部とのかけひきがおおむね迅の思わくどおりに事がはこんだものだからうえのセリフも太刀川さんを懐柔するためのヨイショのように聞えたけれど、いまでは迅のかけねなしの本音だということがわかります。未来が見えるのに同条件では歯がたたない相手とは、まさしく最高の遊び相手でしょう。

hitokoma_2015_43_14.jpg

 ボーダーの実力者らがそろっての緊急会議です。A級七位の三輪やB級六位の東さんがいるのにA級の四位や六位の隊長とか二宮や影浦がいないのは、つみかさねと人徳の差でしょうな。影浦あたりは会議にでても建設的な意見ができるとはとうてい思えませんし。
 え、ダンガー餅川さんも場ちがい? あのひと戦術もいけるんですよ、大学の単位がヤヴァくても。


・『ニセコイ』

hitokoma_2015_43_15.jpg

「本人が嫌がっています……!
 家の事情とか色々あるとは思いますけど本人の意思ももう少し尊重してやって欲しいんです……!」

「ならかわりにあなたが結婚してくれるの?」
「それはイヤです。俺はもちろん自分のえらんだ女の子と両想いになってハッピーエンドをむかえるけれど俺にフラれた女たちは処女のまま死ぬまで俺のことを好きでいつづけるべきなんです」
「死ねよ」




【おまけ】

hitokoma_2015_43_16.jpg




今週のお笑い半島 20150913~20150919 

   訪日した韓国議員「日本国内の嫌韓がとても深刻だ」→駐日大使「韓日首脳会談開催すれば改善するだろう」 [09/14]

 え、日本の韓国ぎらいが深刻ですって? なにをおっしゃるのやら。韓国の日本ぎらいにくらべればままごと遊びです。この記事にしてもほとんど韓国にとってつごうのいいことばかり書いているし、人のふり見てわがふりなおせという日本のことわざをすこしは実行してみたらいいと思いますよ。


   駐日韓国大使、産経新聞社に抗議 記事削除を要請 熊坂社長は拒否 [09/15]

 こまったな。韓国人には言論の自由という概念がわからないんでしょうか。そんなにむつかしいことを期待してはいないはずなのに。


   原発事故で人が住めなくなった日本から韓国に移住図る安倍の陰謀を粉砕し日本を救う韓国科学者~小説「最後の階段」 [09/15]

 とてもいい小説だと思いますよ、韓国人の願望と品性とを言外に表現しているという点においては。読んだことないけど。


   韓国が開発中の次世代高速鉄道に致命傷、実用化も輸出も不可能=韓国ネット「もはや期待もしていなかった」「つけた名前が悪かったんじゃ…」 [09/18]

 日本がからまなければ韓国人もまともな判断がくだせる、といいたいところだけれど、そうは問屋がおろしません。かれらが高速鉄道の実用化の失敗について批判しているのは相手が自分にとって完全な他者だからです。自分はまったく傷つかないからこそ安心して力いっぱい糺弾できるのです。これがもし日本人によって批判されたとしたらかれらは手のひらをかえして全力で擁護し、日本に対しては罵詈雑言のかぎりをつくすことでしょう。
 もっともそういう人は韓国人にかぎらず、どこにでもいますけど。かく言う俺もおなじ穴のむじなです。客観的な批評はなかなかむつかしい。




今週のジャンプ一コマレビュー 2015年42号 

・『ものの歩』

hitokoma_2015_42_01.jpg

 秋の連続新連載の第一弾をつとめる池沢春人先生は、ツイッターでの大あばれにより大反響をまきおこした大物新人です。おかげであわれなことに大量のアンチがつき、最初の連載『クロガネ』ではどんな展開になろうが批判にさらされました。いやひとごとみたいに言っているけど俺もその片棒かつぎのひとりだったんですけどね!
 で、その池沢先生が捲土重来をはたした新連載は将棋漫画でした。まえの読切り『カミドリ』が連載に昇格しなかったのは、たぶんアンケートがふるわなかったんでしょうな。連載むきの世界観だと思っていたのに。
 さて肝腎の第一話の内容はというと、これが悪くなかった。いやなかなかよかった。池沢先生といえばクズキャラ、クズキャラといえば池沢先生という図式が俺の頭のなかに牢乎としてへばりついていたので覚悟しながら読んでいたのに、主人公をはじめとしたメインキャラにいやなやつはひとりもおらず、クズの出番は回想シーンの一コマのみ(しかも声だけ)でした。それだけでも高く評価したくなります。あと登場人物はみなキャラが立っていて印象にのこったし、ストーリーや演出もメリハリがきいていました。すくなくとも二十週打切りをくらうような新人の連載第一話にくらべたら一枚も二枚も上です。なんだかんだいって池沢先生は弱肉強食の少年ジャンプで一年以上も連載をつづけた実力者だったのだと思い知らされました。
 ほめるところはほめたのでおつぎは批判点にうつります。まずは短所、というよりは個人的に気に入らない部分。主人公がモブ顔で、ぜんぜんスカッとしない性格で、しまいにはピーコラ泣きだしたのには閉口しました。そういう設定であり背景をもつのだからしかたがないといえばしかたがないのだけれど俺のきらいなタイプであることにかわりもありません。主人公に悲しい過去をせおわせるなとは言いませんよ。でも第一話から読者の同情をひくために重苦しい展開をやられると次回への期待度が半減します。
 メインキャラの名前がみな将棋の駒にちなむものであることは気になりません。将棋漫画のなかで俺のいちばん好きな『5五の竜』なんてもっと極端な名づけかただったし。あと主人公の右手の繃帯がしばしば描きわすれられていたけれど、なあにジェロニモがふえたのにくらべればささいなミスです。
 俺から見ていちばん重要な問題点は、主人公の設定と実際の描写との乖離です。主人公はひとつことに打ちこみすぎてまわりが見えなくなるために今まで損をしつづけてきた性格で、その要領の悪さが詰将棋ではプラスにはたらいたというのがそれです。いやちょっと待てよと言いたい。その詰将棋は十五手詰の難問で、すくなくとも駒の動かしかたをおぼえたばかりの初心者では生れながらの天才でもないかぎり解けるようなものではありません。なら主人公が天才として評価されているのかというと、才能があるというよりは今までの努力がむくわれたというふうに話がもってゆかれました。そのくせその努力とは受験勉強をがんばったことであって将棋については何もしていません。
 主人公の要領の悪さと将棋の強さとをむすびつけたいというのなら、詰将棋の難問をまえにしてどれだけ考えても答えをみちびきだせず、シェアハウスのみんなも見るのに飽きてへやに帰って寝てしまい、ひと晩あけて主人公のところへもどったらまだ考えつめていて、夜があけたことを教えられた主人公は我にかえって急に眠気におそわれてその場にぶっ倒れ、そのありさまをみたルームメイトが「この極端な不器用さをすべて将棋にふりむければ強くなる……かもしれない」と言う、くらいのことでよかったと思います。『クロガネ』のときもそうだったけれど主人公がたやすく結果をだしすぎ。
 それでは最後に、主人公にたてまつられた意味不明の称号を見て思いついた、というか思いだしたジョークをひとつ。

hitokoma_2015_42_02.jpg

スタンシアラ王「よくぞ来た! わしのおふれは知っておろう! さあ早く笑わせてくれ!」
ドラクエⅣ勇者「トンネルマインダーとブループレイヤー」
スタンシアラ王「“ー”しか共通点ないゾ……」



・『百円教室』

hitokoma_2015_42_03.jpg

          ∧_∧
         < `ш´>
       _φ___⊂)_
      /旦/三/ /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
    | 誰彼百円 |/

 超先生とはまたなつかしいひびきです。盗作さわぎとかワゴンセールとか、話題にことかかないライターでした。いま思えばあの人の存在がLeafの凋落のきっかけのひとつだったのかも知れません。
 そんな超先生が交通事故で亡くなってからはや十二年がたちました。まさに光陰矢の如し。


・『食戟のソーマ』

hitokoma_2015_42_04.jpg

 薙切パパが十傑のうち六名をひきこんでクーデターをおこして遠月学園をのっとりました。十傑メンバーの過半数の意志がそのまま学園の決定となるという規定を利用してのことです。学生に権限もたせすぎ。あと遠月学園が遠月グループ全体のなかでどれだけ力があるのかよくわかりません。薙切ジジが料理勝負みたいなフェアなやりかたをえらばずに遠月グループの総力をあげて義理の息子のやることなすことすべての足をひっぱってギブアップさせるような話になったらおもしろいのだけれど、まあ無理でしょうな。
 ところで遠月十傑のうち六名が敵陣営に寝返ったのはいいのだけれど肝腎の遠月十傑の実力がいまだ未知数なので危機感もワクワク感も中途はんぱなものになりさがっています。これがたとえば『ワールドトリガー』でボーダーのA級隊員がねこそぎ近界のどこかの国に亡命して攻めてくるとでもいうのなら三門市も読者も絶望の二文字しかないのですけれど。
 それとも附田先生は久我センパイの小者っぷりと第一席のイマイチ実力をはかりかねる活躍とでもって遠月十傑のおひろめはじゅうぶんにすんだとお考えなのでしょうか。そいつはちょっと見通しが甘すぎますぜ、こないだのソーマとおなじくらいに。


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2015_42_05.jpg

 火ノ丸vs沙田、それぞれの高校の全国ゆきのキップをかけた大一番でのセンターカラーです。三か月まえには二連続カラーをもらったし、この漫画は優遇されています。しかしなぜそれが目に見える結果に、つまり単行本の売りあげにつながらんのじゃ。コレいつも言ってるな俺。

hitokoma_2015_42_06.jpg

 沙田が覚醒したら目尻からイカスミがながれるようになりました。これが電流だったら『黒子のバスケ』のゾーン状態です。
 ところで桐仁のモノローグが「俺達は――横綱になりに来たんだよ!!」であったのに対して沙田のほうは「俺が――横綱になるよ……!」でした。これが沙田の負けフラグだったらいやだなあ。自分ひとりのために勝とうとする心は、みんなで勝とうとする心には負けるというテンプレは、根がへそまがりなのであまり好きではありません。別にいいじゃん、個人の力のみをつきつめて最強になっても。


・『ブラッククローバー』

hitokoma_2015_42_07.jpg

 このたびクローバー王国にはちゃんと国王がいて、魔法帝は軍事面においてのみ国王とおなじ権限をもつことがしめされました。ということはきっと国王直属の親衛隊とかもあるんでしょう。もちろん入隊資格は血筋がいいのが大前提です。それなのに貴族らがこぞって魔法騎士団に入隊したがるのは、親衛隊が無能の巣窟だからでしょうか。
 ところでクローバーの王様は絵に描いたような暗君でした。いやはやまことにこの漫画らしい。しかしこれは魔法帝によるクーデターあるでえ。


・『ワールドトリガー』

hitokoma_2015_42_08.jpg

 遊真は二宮に誘導されてハチの巣になり、ひと太刀すらいれられずにベイルアウトしました。この状況ではまず負けるだろうなと諦観し、それでもうまくゆけば遊真はやってくれるのではないかとかすかに期待していたら、現実は非常でした。まさかここまで手も足も出せずにやられるとは。あらためて葦原先生の容赦のなさを知らされました。

hitokoma_2015_42_09.jpg

 迅はヒュースとの賭けに負けたのに飄々としています。この未来も予測ずみだったのでしょう。もちろんそれはヒュースも気づいているはずです。迅の思惑どおりにことがはこんだことを知ってヒュースはなにを要求するか。
 あ、このあとヒュースがたい焼きをがっつくのだけれど、あれは陽太郎との賭けの賞品です。

hitokoma_2015_42_10.jpg

前々々々回の二宮の奇行……隊服がスーツ
前々回の二宮の奇行…………マント風バッグワーム&両手ポケット&四角錐アステロイド
前回の二宮の奇行……………デレ成分ゼロのツンデレ
今回の二宮の奇行……………雪だるまこねこね
 アンタはいったい何なんだー!

hitokoma_2015_42_11.jpg

「……迅さん。ぼくたちの部隊に……
 玉狛第二に入ってください」


hitokoma_2015_42_12.jpg

「ムリです」

 読切りの一コマをもってきてみました。こんなふうにことわるのか、それとも秋子さんのごとく一秒で諒承するのか。どっちにしても迅らしい気がします。


・『ニセコイ』

hitokoma_2015_42_13.jpg

 鶫が股さきの刑に処せられました。ウソです。たぶんハイキックです。絵だけを見るとそうは思えないけれど。


・『デビリーマン』

hitokoma_2015_42_14.jpg

 『レディ・ジャスティス』につづき、新人の新連載の二十週打切りです。しかし意外でもなんでもない当然の結果だといえましょう。絵は及第点にたりず。キャラはもう一声ほしいところ。ストーリーは悪を以て悪を制すをやりたいのか、智略戦をやりたいのか、人情ものをやりたいのか、一貫していませんでした。全体的に力不足で、しかもこの作者ならではの武器もなし。主人公が最終回で死んで悪魔界で契約悪魔とコンビ続行、という結末は意外感があったけれど、このふたりに愛着も思い入れもない身としては、ああネロとパトラッシュみたいだねと冷静に考えただけでした。
 ともあれ福田先生おつかれさまでした。やりたいことがないとおっしゃるのなら、つぎの連載をめざして漫画の修行をなさることをおすすめいたします。



火ノ丸相撲 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)
火ノ丸相撲 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)川田

集英社 2015-09-04
売り上げランキング : 929

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
火ノ丸相撲 5 (ジャンプコミックスDIGITAL) 火ノ丸相撲 4 (ジャンプコミックスDIGITAL) 火ノ丸相撲 3 (ジャンプコミックスDIGITAL) 火ノ丸相撲 2 (ジャンプコミックスDIGITAL) 火ノ丸相撲 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)




今週のお笑い半島 20150906~20150912 

   韓国外交筋「統一外交、日本から妨害受けない必要ある」 [09/07]

 実現のめども立っていないことなのに日本をからめて語るのはやめてください。それともなんですか、「ウリたちが南北統一できないのはチョッパリのせいニダ!」という言いわけのアリバイづくりでももくろんでいるんですか。


   1894~「美しい日本」になれと絶えず助言するのも、掛け橋国家・韓国の任務だ/中央日報コラム [09/08]

 これはこれは傲慢無礼なアドバイス、いたみいります。それでは僭越ながら俺も助言いたしましょう。
 「汚くない韓国」になりなさい。


   日本自衛隊観艦式に韓国艦派遣、正気か?~日本の軍事力誇示行事に出て、独島強奪が正当化される可能性 [09/08]

 そんな心配は、はっきりいえば杞憂です。もっとはっきりいえばゲスの勘ぐりです。


   朴大統領「韓半島統一が人類共栄の未来を完成する最後のパズル」 [09/10]

 あいかわらずムダに自己評価の高い民族です。もしかりに人類共栄の未来とやらをジグソーパズルで表現するとしたら朝鮮半島の分断は右下のはしっこのほうの歯ぬけ部分に相当することでしょう。そんなところよりも重大で致命的な脱落部分は山ほどあります。


   「朴大統領が殴られる」嫌韓漫画が日本で人気、韓国議員が警鐘=韓国ネット「実に幼稚で哀れだ」「韓国は安倍首相を暴行する漫画を!」 [09/11]

 日本にもヒマな議員はいるけれど、韓国にもヒマな議員はいるようです。日本海はきょうもおだやか。




ハヤテのごとく! 第506話 

 こういう場合、9割9分出しゃばってもいいことない第506話「親戚のおかんは余計な事をしがち」

hayate_506_01.jpg

 これがホントに咲夜かよ……乳の大きさのほかは別人じゃねーか。漫画というものは連載がつづけば絵がかわるものだということはわきまえているつもりだけれど、ハヤテやナギみたいに出づっぱりで見なれたキャラならともかく、ずっと出番のなかったキャラだとギャップもはげしくて拒絶反応をおこさざるをえません。くわえて咲夜は好きなキャラなのものだから落胆は大きい。いまの荒木絵でジョナサンやジョセフを見たくない気持と相通ずるものがあります。
 さてこの咲夜は三千院帝によばれて三千院家の遺産相続に関することを見とどけるためにやってきたのだけれど、ナギらの修学旅行が楽しいものでないと聞き、いらんさいきょう(伊予弁で「よけいなおせっかい」の意味。ちょうど『風雲児たち』を読んでいて方言が頻出するので故郷のことばをつかってみたくなりました)を焼きにまわります。
 そしてまずおとずれたのが伊澄の部屋でした。

hayate_506_02.jpg

 一億五千万ははした金だけれど勝負と名のつくものに自分から負けるつもりはまったくない伊澄でした。この伊澄といいナギといいヒナギクといい、この漫画には負けず嫌いのヒロインが多い。めんどくさくもかわいげがあります。
 そんな伊澄のコンプレーターのボタンを咲夜はポチッとな。

hayate_506_03.jpg

 ちいさな親切おおきなお世話。当人はよかれと思ってやったのだとしても人が真剣になっているのを邪魔するのはやっぱりいかんでしょう。大げさにいえば自由の侵害です。やったのが咲夜でなかったら俺はもっとキツイことを言っていたことでしょう。おっぱいの大きいは七難隠す。
 さて自業自得で借金地獄に腰までしずんでいる雪路は勝利のために!

hayate_506_04.jpg

 借金地獄に肩までしずみました。修学旅行レベル5に参加した生徒は、家が金持でないか、さもなくばナギとかヒナギクとか伊澄とかみたいな負けず嫌いかのふたとおりで、前者を雪路は百万円で買収していったのでした。愛歌が借金をチャラにする約束をしたのでずいぶん強気につきすすむものだけれど、なにやらカイジのグー買占めみたいに理論的には必勝できるけれど行手には大きな落し穴が待受けているような感じがしていたら破綻はホントすぐにやってきました。

hayate_506_05.jpg

 愛歌はもともと恋人を見かえすためだけに修学旅行レベル5に参加していたので、その恋人にタフさをみとめられたらあっさりリタイアしやがりました。かくして雪路はさらなる借金漬けに。いくらなんでもひどすぎる、けれど愛歌はジャプニカ弱点帳を肌身離さずもちあるくような腹黒生徒副会長なのでキャラとしてはぶれていません。信ずるべきでなかった人物を信じてしまったことによる悲劇! でもおおもとはというとだいたい雪路の自業自得なので同情する気はおこりません。そもそも雪路はこういうキャラだし、なにがあっても十年まえの八千万の借金完済みたいになんとかしてしまうことでしょう。ギャグ補正もついているので雪路はまちがいなくハヤテ世界最強の一角です。



風雲児たち 幕末編 26 (SPコミックス)
風雲児たち 幕末編 26 (SPコミックス)みなもと太郎

リイド社 2015-08-27
売り上げランキング : 495

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
風雲児たち幕末編 25 (SPコミックス) 風雲児たち 幕末編 24 (SPコミックス) 風雲児たちガイドブック 解体新書 (SPコミックス) 風雲児たち 幕末編 23 (SPコミックス) 挑戦者たち 増補改訂版




今週のジャンプ一コマレビュー 2015年41号 

・『ONE PIECE』

hitokoma_2015_41_01.jpg

 藤虎の目がみえないので殴る蹴るのさいにいちいち宣言するルフィさんステキ! 抱いて! ……とでも言うと思ったか、バカめ! 当の藤虎でなくても吹きだします。こういうくだらぬ情けは気色のわるい自己満足にすぎません。ルフィが藤虎のことをきらいじゃないというのはわからんでもないけれど戦いの場ではそれとこれとは別だろうに。ものごとをドライにわりきれる昔のルフィはもう死んだんですなあ。

hitokoma_2015_41_02.jpg

 藤虎の能力によるガレキの雨から身を呈してルフィらをかばうドレスローザ国民ステキ! 抱いて! ……とでも言うと思ったか、バカめ! これまでさんざんドレスローザ国民の脊髄反射的言動を見せつけられてきたので、いまさら感動的な話に舵をきられたところで「ああまた手のひらがえし? ごくろうなことだな鳥頭ども」とあきれるばかりです。
 俺にとってドレスローザ篇は「ムダに長いだけの支離滅裂な茶番劇」でした。……さすがにもうこれ以上は長引きませんよね?


・『火ノ丸相撲』

   ↓ 主人公
hitokoma_2015_41_03.jpg

   ↓ ライバル
hitokoma_2015_41_04.jpg

 あいかわらず主人公がいちばんまがまがしく見える漫画です。
 ところで沙田がこの場でなお笑ってのけるというのがいい。かつて火ノ丸との試合中に戦いを楽しんだのをほとんど全否定されたうえで負けて、全国でまた負けて、大河内くんとの取組では笑えなくなって、さまざまなものを背負ったうえで、この表情です。これならもし火ノ丸に「何を笑っていやがる」と言われても「相撲を楽しんで何が悪い」と胸をはって返答することでしょう。完全にひと皮むけました。
 相撲に対して真剣そのものの火ノ丸は最高にカッコいいし、それに影響をうけるのも自然な流れです。しかし沙田は火ノ丸の後輩でも弟子でもないライバルなのですから、敬意をはらいつつも我が道をすすんでこそ国宝と呼ばれるにたる男です。


・『ブラッククローバー』

hitokoma_2015_41_05.jpg

 魔法騎士団の団長とか幹部とかがご活躍あそばしたかと思ったらユノ以外どいつもこいつもワープ魔法をくらって遠方へとばされてしまいました。絵に描いたような失態です。しかしコイツら正面火力だけは高いから問題なのは力ではなく頭ですな。魔法騎士団の平均知能指数のひくさもさることながら、まともな司令塔がいないのがまずい。そして天の寵愛を一身にあつめるアスタさまが未来の魔法帝になることはコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実なことなので次世代の魔法騎士団は脳筋ぶりにますますみがきがかかることになります。クローバー王国の目下の緊急課題はシカマルみたいな頭脳キャラの育成です。

hitokoma_2015_41_06.jpg

「魔法騎士団ともあろう者が揃いも揃ってあんなトラップに引っかかるなんてバッカなんじゃな~~~い」

 何を言っているんだ! 魔法騎士団だからこそ揃いも揃ってあんなトラップに引っかかるんじゃないか!


・『カーボネーター』

hitokoma_2015_41_07.jpg

 金未来杯のどんじりをつとめるのでどうせ編集部からも半分みすてられた大駄作なのだろうなと期待していなかったら、けっこう、いやだいぶおもしろかった。テンプレ気味のストーリーとか主人公の正体が炭素サイボーグだとか、そういうところはわりかしどうでもよくて、ではどこがよかったのかというと、たとえば主人公が顔ににあわず筋肉質なのがアンバランスでちょっと気色悪いのがよかった。あとヒロインの巨乳婦警が主人公となれあいすぎないところとか、主人公が結果的にとはいえギャングのボスを容赦なくブッ殺したうえにボスの死にざまがそれほどしめっぽくなかったところとか、要するに全体的にドライで読者をつきはなしたような感じが俺の好みでした。
 とはいえ残念なところもたくさんあって、ヒロインはもうちょっとかわいく描いてほしかったし、セリフはもっとすくないほうがよかったし、読者の印象にのこるようなセリフ回しをやっているつもりなのだろうけれどスベっている感じがつよかったし、あとヒロインはもうちょっとかわいく描いてほしかった。しかしそういうのは枝葉の部分なのでこれからも漫画を描きつづけて画力やセンスをみがいてゆけばやがては解消されるであろう問題点です。作者ののびしろに期待しています。
 今回の金未来杯を採点するなら、トップは最初に掲載された『少女復旧リカバリーQ』で、次点は今週号の『カーボネーター』、あとはどんぐりのせいくらべです。おもしろいかどうかというよりも好ききらい、感じのよさわるさできめました。


・『MAKEBONO教室』

hitokoma_2015_41_08.jpg

 MAKEBONO! 2003年の大みそかの試合でボブ・サップにやぶれたMAKEBONOではありませぬか! 十二年もむかしの惨敗をネタにする松井先生(・∀・)カコワルイ!!


・『食戟のソーマ』

hitokoma_2015_41_09.jpg

「“真の美食”それはちょうど優れた絵画や彫刻・音楽に似ている。
 あらゆる一流芸術の真の価値は、品格とセンスを備え正しく教育された人間にしか理解できない。その他の大衆は上流で決定された価値を有難がり、訳も分からず群がっているだけだ」


 薙切パパの言いぶんにも一理あります。テレビでたまにやる、千円のワインと十万円のワインとの飲みくらべを見ていると、それだけ値段に差があっても区別のつかない人がけっこういることがわかります。ほかにも『源氏物語』や『リア王』を前情報も註釈もなしに読んで大傑作だと感動するような人がそうそういるとも思えません。さらにいえば藝術にかぎらず、一定のレベルを超えたものごとはすべて、味到するためにはそれ相応の知識やセンスが必要とされるものなのです。
 薙切パパの言いぶんは、すくなくとも“子どもの汚れなき感性はものごとの本質をあやまたず見ぬく”みたいなエセ平等主義よりはずっと説得力があります。ちなみにうえのエセ平等主義が最高にイヤなかたちで発現された最近の例が『学糾法廷』の幼稚園児裁判官でした。中途はんぱに年端がいっているとかたよった判決をくだしかねないという理由にはいま思いだしても胸クソが悪くなります。
 しかし薙切パパの言うことを全肯定するのかときかれたらそんなことはぜんぜんありません。つーか料理がどうあるべきかとかいう以前に、たとえ娘の店とはいえ完全予約制の店に予約なしでやってきて手前勝手な理論をぶちあげ、まわりの空気をよまずに雰囲気をぶちこわしにしている時点で、そんな男の言うことの値うちはだいぶさがっています。とりあえず薙切パパは口よりさきに手をうごかしてください。あなたの性格とセリフとでは、実力をしめしたところでようやく海原雄山レベルに達するくらいですので。

hitokoma_2015_41_10.jpg

 えりな嬢のピンチにソーマがタイミングよくあらわれたのを知って笑顔になる秘書子かわいい。かわいい。かわいい。


・『ワールドトリガー』

hitokoma_2015_41_11.jpg

 四チーム五人の攻撃手がいりみだれての攻防戦。遊真はグラスホッパーつかいなので雪の影響はうけにくいものの、それだけに雪原迷彩の東さんに可能性があるため東隊にねらいうちにされます。そしてもちろん影浦や辻が見のがしてくれるわけでもなく、手足をポンポンもがれてゆきます。この漫画でトリオン体のキャラが四肢をうしなってゆく描写は見あきるほどに見てきたのに、今回の遊真のばあいはハラハラしました。オサムも千佳ちゃんもベイルアウトして戦場には遊真ひとりしかいないので、戦力の弱体化がそのまま三雲隊の敗北に直結するからです。緊張感を出すにもいろいろなやりかたがありますな。

hitokoma_2015_41_12.jpg

 かんちがいしないでよね、私の目的はあんたの点だけなんだから!
 ……というツンデレのテンプレみたいなセリフのにあう二宮の言動だけれどつぎのページできっかりゾエさんをハチの巣にしました。デレがひとかけらもないぜ! あと自分が墜されるのをすんなり覚悟してイサミ・アルディーニみたいな顔になって最後の仕事に適当メテオラを撃ちつづけるゾエさんに萌えます。

hitokoma_2015_41_13.jpg

 俺たちの戦いはこれからだ! なんかちかごろ打切りじみた引きでおわるジャンプ漫画が多いような気がします。
 それはさておき現状のポイントを確認すると三雲隊は一ポイント、ほかのみっつのチームはそれぞれなかよく二ポイントづつです。これで遊真に勝ち筋があるとすれば、グラスホッパーで逃げまわって交戦をさけ、ほかのチームがつぶしあってポイントがきれいに分散し、遊真が最後に生きのこっての生存点ゲットによる同点一位というところでしょうか。ずいぶん虫のいい計算なのでこんなにうまくゆくかどうかはわかりませんが。


・『レディ・ジャスティス』

hitokoma_2015_41_14.jpg

 この漫画の打切りに際して思うのは矢吹先生の偉大さです。おなじようにエロスがウリの漫画を描いたというのに荻野先生は十六話打切りで、矢吹先生の『To LOVEる -とらぶる-』は四年ちかくつづいたうえにスクエアでいまも連載中です。
 そしてこの漫画といれかわりに新連載がきまった池沢春人先生のことで思いだすのもまた矢吹先生の偉大さです。かつて『BLACK CAT』で酷評の嵐をくらい、知欠先生の蔑称すらたてまつられたというのに『To LOVEる』で一転して矢吹神へと昇格しました。池沢先生も『クロガネ』で悪評紛々だったのが新作の『ものの歩』で絶賛をうける漫画家へと成長する……といいね。



火ノ丸相撲 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)
火ノ丸相撲 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)川田

集英社 2015-09-04
売り上げランキング : 215

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
火ノ丸相撲 5 (ジャンプコミックスDIGITAL) 火ノ丸相撲 4 (ジャンプコミックスDIGITAL) 火ノ丸相撲 3 (ジャンプコミックスDIGITAL) 火ノ丸相撲 2 (ジャンプコミックスDIGITAL) ワールドトリガー 12 (ジャンプコミックスDIGITAL)




今週のお笑い半島 20150830~20150905 

   「中国は世界の平和に貢献」=国連・潘事務総長が中国・習主席の国連総会出席を歓迎―中国メディア [08/30]

   、ミ川川川彡                 ,ィr彡'";;;;;;;;;;;;;;;
  ミ       彡              ,.ィi彡',.=从i、;;;;;;;;;;;;
 三  ギ  そ  三            ,ィ/イ,r'" .i!li,il i、ミ',:;;;;
 三.  ャ  れ  三    ,. -‐==- 、, /!li/'/   l'' l', ',ヾ,ヽ;
 三  グ  は  三  ,,__-=ニ三三ニヾヽl!/,_ ,_i 、,,.ィ'=-、_ヾヾ
 三  で       三,. ‐ニ三=,==‐ ''' `‐゛j,ェツ''''ー=5r‐ォ、, ヽ
 三.   言  ひ  三  .,,__/      . ,' ン′    ̄
 三   っ  ょ  三   /           i l,
 三.  て   っ  三  ノ ..::.:... ,_  i    !  `´'      J
 三   る  と  三  iェァメ`'7rェ、,ー'    i }エ=、
  三   の   し  三 ノ "'    ̄     ! '';;;;;;;
  三   か  て  三. iヽ,_ン     J   l
  三  !?    三  !し=、 ヽ         i         ,.
   彡      ミ   ! "'' `'′      ヽ、,,__,,..,_ィ,..r,',",
    彡川川川ミ.   l        _, ,   | ` ー、≡=,ン _,,,
              ヽ、 _,,,,,ィニ三"'"  ,,.'ヘ rー‐ ''''''"
                `, i'''ニ'" ,. -‐'"   `/
               ヽ !  i´       /
               ノレ'ー'!      / O



   中韓バスケの親善試合で大乱闘、試合は途中で終了―中国メディア [09/01]

 支那と韓国、ポカポカしておりますなあ。物理的なポカポカですが。


   世界中の教科書で紹介される韓国は間違いだらけ [09/02]

 この記事で誤りだとされているものには、あきらかなまちがいもあれば、判断のむつかしいもの、韓国にとってのみつごうのいいものなどがふくまれています。この記事を書いたひとはさりげなく情報戦をしかけているつもりなのか、それともただ自分らに不利益なことはすべてまちがいだと思いこんでいるだけなのか。


   朴槿恵大統領、満面の笑みで登場 中韓関係の強化印象づけ [09/03]

 朴大統領やっちゃいましたねえ。最後の最後でまともな判断力をとりもどしてドタキャンするのではないかと思っていたけれどすんなり参加しちゃいましたねえ。ちょうどこのあいだ「やる夫達で学ぶ朝鮮戦争」を読みおえたばかりなので空しさと馬鹿馬鹿しさとがいつもの五割増しで背中におおいかぶさってきました。これでは韓国の独立のために血を流した連合軍兵士と韓国人とがうかばれません。そしてもちろん日本特別掃海隊の五十六名の殉職者も。


   朴大統領支持率が急上昇54% 昨年の沈没事故以降で最高 [09/04]

 李朝末期の政府もこんなふうに清とかロシアとかに事大すると知れたら朝野をあげて支持されたんでしょうなあ。それが亡国への一里塚とも知らずに。


   李信恵が「販売したらダメ」と抗議した朝鮮カルタ、Amazonランキングが89773位から急上昇し堂々の1位に輝く [09/05]

 いつぞやの有田芳生議員のときとおなじ現象です。これからさき、この手の商品を出すときは有田氏と李氏とに連絡するのが売りあげアップの王道となることでしょう。



新版 朝鮮カルタ
新版 朝鮮カルタ牛辺さとし

青林堂 2015-09-19
売り上げランキング : 2

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
日之丸街宣女子(ひのまるがいせんおとめ) 韓国人による震韓論 テコンダー朴 孤独のグルメ2 未来テクノロジーの設計図 ニコラ・テスラの[完全技術]解説書 高電圧高周波交流電源と無線電力輸送のすべて




『アド アストラ ペル アスペラ』#001 “A” Destiny 

ad_astra_per_aspera_01_01.jpg

 はい、畑先生の月一新連載です。近年(といってもそんなに最近のことではない)退潮著しい『ハヤテのごとく!』との同時連載ということもあり、どうせ声優ネタか同人誌モノだろうと期待度は氷点下だったので読みとばすつもりだったのが、実はSF漫画であることがわかってちょっと興味をそそられて、結局この駄文を草することとなりました。
 タイトルのアド・アストラ、ペル・アスペラとは、正確には順序が逆でペル・アスペラ、アド・アストラなのだけれど、ラテン語の格言で「困難を克服して星(あるいは天)まで」という意味です。ちなみにラテン語、そしてギリシャ語で星を意味するアストラは、英語で宇宙を意味するアストロの語源です。ところで『鉄腕アトム』はアメリカでは『アストロボーイ』と改題されて放映されたのだけれど、その理由は原作者の手塚治虫の回想によれば、アトムとはアメリカではおならというスラングだからだそうな。鉄腕おならじゃしまらない。

ad_astra_per_aspera_01_02.jpg

 漫画の舞台ははるかな未来、といっても主人公のまわりの風景は一部のテクノロジーをのぞけばそんなに先のことという感じはありません。というのはこの世界が外宇宙の帝国に征服されて文明発達を禁ぜられ、帝国のつくったものをのぞけば町並はむかしのままだからです。しかし帝国の支配下となったことは悪いことばかりでもなく、圧倒的に進んだ帝国の技術力の恩恵に浴することで地球上の旧来の問題はすべて解決し、表面的には楽園のごとき日々を地球人は謳歌しているのでした。外宇宙の支配層の影響は『ミニスカ宇宙海賊』の海明星ほどゆるゆるではないけれど『砲神エグザクソン』の地球ほど絶望的でもないという感じです。
 で、ぬるま湯みたいな生活をおくれるおかげで人心はかえってくさり、主人公もその親友もすごくイヤな感じで排斥されているのでした。でもナチュラルなクズがいるのは『ハヤテのごとく!』でもおなじですよね。あっちはそこまで目立たないけれど。
 そして主人公の親友はたまたま見つけたロボット兵器(たぶん)をつかってテロをおこそうともくろみ、それをとめようとした主人公がトラブルにまきこまれるというのが第一話のあらすじです。ラストはこちら。

ad_astra_per_aspera_01_03.jpg

 ひどい引きだ。ここで主人公が処刑されるはずがないのに。
 でもおなじ号のサンデーの『ハヤテのごとく!』によれば、第一話は83ページあって、一回でのせるには多すぎるということから後半は来週(の予定が畑先生が力つきて来月)のせることになったそうです。畑先生のギブアップよりも問題は編集部の方針です。どんな判断だ。ここでぶった斬ってどうする。ホントちかごろのサンデー編集部はろくなところがありません。しかし編集部はさておき作中のロボのデザインや作画はしっかりしていますね。アシスタントさんがんばったなあ
 そんなこんなでスペースオペラにして巨大ロボットものというジャンルゆえに俺の食指がおおいにうごいたのでした。あとヒロイン。

ad_astra_per_aspera_01_04.jpg

 カラーの見開きをごらんになればわかるけれどヘソは出しているし脇も見せているし腰の横も肌色です。畑先生はチラリズムというものを小面憎いほどに理解していやがる……この子が出てくるまでは読みつづけるしかないじゃないか……!




ハヤテのごとく! 第505話 

 名前だけでも覚えて帰ってくださいね。第505話「アド アストラ ペル アスペラ 第1話をご覧になってからお読みください」

hayate_505_01.jpg

 サブタイトルでたのまれたので読みます。

hayate_505_02.jpg

 こいつはハンニバル。ハンニバル・バルカ!!
 俺のローマは100万の敵は恐れないがこいつ唯一人を恐れた!!

 というわけでローマ史上最大の宿敵ハンニバルと、かれに勝利したローマの天才戦術家スキピオとを主人公にすえた歴史漫画です。絵に躍動感がないのと、スキピオが活躍するためにローマの将軍がワリをくって無能に描かれがちなのをのぞけば、資料しらべもしっかりしていて読みごたえがあります。
 なお基本的に戦争ばかりやっている漫画ではあるけれど平和的な日常シーンだとわりかしギャグもやっています。

hayate_505_03.jpg

 こんなふうに。
 ちなみにうえのヤマジュンパロのキャプ画像で拘束されているのは古代ギリシャ最高の数学者にしてストリーキングのアルキメデス先生です。ついでにいうと今月号のウルジャンでアルキメデスが殺されて岩明均先生が『ヘウレーカ』で描いた部分が終りました。

hayate_505_04.jpg

 『アド・アストラ』、ウルトラジャンプで絶賛連載中。
 畑先生が言及している漫画とはタイトルのうしろ半分がたりないような気がするけれど、まあいいか。



アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)カガノミハチ

集英社 2011-10-19
売り上げランキング : 27113

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 7 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)




今週のジャンプ一コマレビュー 2015年40号 

・『BLEACH』

hitokoma_2015_40_01.jpg

 十四周年突破記念ということでの巻頭カラーです。話の密度でいったら五周年がいいとこですが
 しかし久保先生のキャラクターの造形力はやはりすばらしい。いまメインをはっているやつらばかりでなく、もうぜんぜん誌面にでてこなくなったような端役キャラでさえ記憶にのこっているのですから。このへんがそこらの漫画家とは一線を劃するところです。
 しかし、ああ、バンビエッタ・バスターボインちゃん……おしいキャラを亡くしたものです。


・『ONE PIECE』

hitokoma_2015_40_02.jpg

 ルフィがひさしぶりにカッコいいことを言っております。いや実際二年間の修行のあとなのだから海軍大将とか四皇とか、かなわないまでもルフィひとりで善戦するくらいのことはやってくれないと読者としてもフラストレーションがたまるばかりです。魚人島からこっち、舐めプにつぐ舐めプなものだから張りたおしてやりたくなったくらいです。でもホントにルフィがタイマンはって全力をだしたドフラミンゴにはギア4みたいなポンコツ技のせいで醜態をさらしまくったわけでして……もうルフィの将来にのこされているのは口だけ海賊王だけなのかもしれません。
 ところでルフィにとっての海賊王、この海で一番自由な奴が、せんじつめれば暴力のはてにあることがこのたび判明しました。このへんは『水滸伝』を連想します。

 「闘いとる自由」は、もともと盗賊の群である梁山泊集団が本来的に持っている性向であるが、特に代表的な人物は李逵である。彼は、自分の行手に立ちふさがる者、あるいは目の前でまごまごしている者は、官軍であろうが良民であろうがおかまいなく、片っ端から二本の斧をふるって叩き斬り、殺しつくしてはじめて「快活」たりうる男である。このような男の行手に、最終的に彼を拘束するものとして「権力」が立ちあらわれることは避け難い。その時、彼はたとえば次のように言うのである。
「おれたちには現にこんなにたくさんの軍馬があるんだから、謀叛したってこわいものなんかあるものか。晁蓋兄いは大皇帝、宋江兄いは小皇帝になって、呉先生は宰相、公孫道士は国師、おれたちゃみんな将軍だ。東京へ押しかけて行って、糞天子の位を奪いとって、あそこで豪勢にやりゃいいじゃないか!(在那里快活、却不好!)」(第四十一回)
 こうした放言を「革命路線」だの「人民政権の思想」だのともてはやすのはばかげているが、しかし、気に入らぬやつはみな叩き斬って欲しいものは何でもふんだくろうという「闘いとる自由」の精神はたしかに躍如としている。(高島俊男『水滸伝の世界』より抜萃)


 『水滸伝』の英雄好漢が山賊のむれであり、『ONE PIECE』のルフィらが海賊のあつまりであることを思えば、両者がにかようのも当然といえます。ルフィのこういうピカレスクでアウトローでPTAの良識ある大人らの眉をひそめさせるようなところが俺はかわらず好きですね。


・『前フリ教室』

hitokoma_2015_40_03.jpg

 笑いがとまりません。爆発の可能性が1%以下って、これもう完全に前フリではありませんか。この手のパーセンテージは数字がちいさくなればなるほど実際の危険性がますのが相場です。殺せんせーは将来かならず爆発しますと言っているようなものではありませんか。
 そんなこともわからずに殺せんせーを殺さずにすむとキャハキャハ喜んでいるE組の生徒が筆舌につくしがたいほどに滑稽です。しかしそれもしかたのないことかもしれません。地球が爆発しないと聞いても暗殺続行したように、この漫画のキャラはすべて松井先生のあやつり人形なので、突発的に知能指数が激減したり支離滅裂な行動をとったりするのもすべては造物主の胸三寸なのですから。


・『龍刃伝ガガ丸』

hitokoma_2015_40_04.jpg

 『ONE PIECE』と『べるぜバブ』とをたして七でわったような漫画でした。ストーリーはテンプレから一歩もはみだしていないし、チャンバラものなのに殺陣はまともに描かれないし、赤ん坊はぜんぜんかわいくないし(ベル坊がかわいかったことに今さらながら気づかされました)、悪役はザ・テンプレ悪役って感じだし、あとこれ見よがしな御涙頂戴シーンが大きらい。ほめるところといえば和風の世界観くらいだけれどコレただの個人的な趣味だからなあ。もっとも蓼食う虫も好き好きというからこういうのが好きな人もいるんじゃないんですか(完全に他人事)。


・『火ノ丸相撲』

hitokoma_2015_40_05.jpg

 センターカラーの扉絵は真田さんと小関部長との過去の研鑽シーンの対比でした。しかしそのふたりよりも金盛部長が妙に馬ヅラになっていて全体に細っこく見えるのが気になります。むかしはいまほど肉がついてなかったということでこちらもまた努力中という描写でしょうか。

hitokoma_2015_40_06.jpg

 東、小関部長の勝ち。決着がついたあとのふたりや火ノ丸の表情から負けたんじゃないかと思いましたよ。しかしホッとしたのもたしかなら一抹の残念感がのこったのもまた事実です。この状況なら勝つしかないよね、と。スポーツ漫画の何十年もの歴史のうえに団体戦のテンプレみたいなのができあがって、このオーダーでこの勝敗数ならつぎに勝つか負けるかはだいたいわかってしまうのです。そういうのを知らない純粋なチビっ子だったらこのたびの部長の勝ちにも心から喝采をおくれたでしょうに。智識はかならずしもあればいいというものではありません。

hitokoma_2015_40_07.jpg

 そして満を持しての大将戦。やっぱり火ノ丸が勝っちゃうんでしょうね。ここで死力をつくしたせいで個人戦では沙田にやぶれるような展開はあるかもしれないけれどダチ高が全国へゆけないようなことにはならんでしょう。火ノ丸の性格的に団体戦よりも個人戦を優先するようなことは天地がひっくりかえってもありえませんし。


・『ブラッククローバー』

hitokoma_2015_40_08.jpg

 ナントカ団のナントカさんがまっとうなことをのたまいました。すごいすごい、この漫画の登場人物って他人をDISるしか能のないヤツばかりじゃなかったんですね!
 うーむ、われながら採点があまいなあ。テストで赤点ばかりとっている子がたまにクラスの平均点にちかづけばほめてやりたくなるようなものです。逆に『火ノ丸相撲』なんかはいつも高得点をマークしているものだからすこしでも調子をおとすとついつい評価が辛くなります。

hitokoma_2015_40_09.jpg

「つべこべ言ってねーで……
 次はオマエ自身がかかって来いよ!!!」


 ムチャな要求だなあ。ネクロマンサーは死者をあやつるのが得意技なのにどうして接近戦が身上の剣士の土俵にあがらにゃならんのですか。もしアスタが『ワールドトリガー』の世界にまぎれこんでボーダー隊員になったら、ランク戦のときにバッグワームをつけて遠距離攻撃に徹する狙撃手に対して、

「遠くからチョコマカチョコマカ、卑怯だぞ!
 正々堂々と姿をあらわして戦えよ!!」


とか言ってしまうことでしょう。そしてワートリ世界なので主人公補正がはたらかずに二秒でベイルアウトしてしまうことでしょう。ここまで書いて思いついたことだけどブラクロとワートリとのコラボ漫画が見てみたい。いまのジャンプでいちばん水と油の漫画なので。


・『ワールドトリガー』

hitokoma_2015_40_10.jpg

(それだけ三雲を警戒していたということか……?)

 えー風間さんソレ過大評価じゃね? と一瞬いぶかっちゃいました。でも直前に加古さんが壁ぬきショットの当てにくさについて言及していたり、このあと東さんの居場所が犬飼にバレていたりしたので、東さんもリスクをしょったうえでオサムを狙撃したことを考えれば、風間さんの疑問もそう的はずれなものでないことがわかります。しかしこう書いておいてなおひいきの引きたおしの感が否めないのはやはりオサムの弱さのゆえか。

hitokoma_2015_40_11.jpg

 オサムが負けて頭に思いうかべるのは、これまで力をかしてもらった人々の顔でした。いかにもオサムらしくていいのだけれど唯我はオサムにとってもこんなあつかいなんですね。二百戦も手あわせしてもらって、体をつかっての協力というなら唯我がダントツトップのはずなのに。

hitokoma_2015_40_12.jpg

「……努力なんて、1週間やそこらで実を結ぶものじゃありませんから」

 木虎キツいこと言うなあ。そして1週間やそこらで努力が実を結ぶことの多いほかのジャンプ漫画にケンカを売っとるなあ。しかしいいこと言うなあ。

hitokoma_2015_40_13.jpg

 千佳ちゃん、オサムが墜されたのをきっかけに人へむけて発砲する。愛か。愛なのか。でもレーダーを見ての適当撃ちだったらしくて一点もとれず、それどころか位置が割れたうえに単騎だったために東隊と二宮隊とから追いかけられるはめになりました。イヤボーンが発動しても一発逆転はおろかほとんど有利にならないのが『ワールドトリガー』らしいところです。

hitokoma_2015_40_14.jpg

 千佳ちゃんがかわいい。遊真のグラスホッパーをしらずにふんで飛んでおどろいた顔がいい。ふとともがまぶしい。幼児体型なのになにかエロい。とにかく辛抱たまらん。

hitokoma_2015_40_15.jpg

 千佳ちゃんをニヤケ顔でおっかけまわす二宮隊の犬飼が変質者にしか見えないので死ねばいいのに。はいそこ、アンタが鏡見たらおんなじニヤケ顔がうつってるよとか言わない。なお犬飼の点は影浦隊がおいしくいただきました。

hitokoma_2015_40_16.jpg

 バッグワームの襟もとをおったてていてオサレポイント高し。これで歳をとるとともにそのファッションセンスにみがきをかければジャイアントロボの混世魔王樊瑞みたいなステキスタイルへと華麗なる転進をとげることでしょう。

hitokoma_2015_40_17.jpg

 千佳ちゃんはうまく自力ベイルアウトして他チームに点をやらずにすみました。しかしその代償として遊真は三雲隊でただひとりとなり、しかもよその攻撃手にまわりをかこまれてしまいました。一見すると一対四の絶体絶命、なのだけれど実際にはバトルロイヤルで全員を相手取る必要はないため、遊真の立回りがうまければ点をとりつつ生きのこるという目もあります。それに遊真が近界にいたころはベイルアウトの恩恵がなかったので、戦いとはまず自分が生きのこること、敵にたおされないことだっただろうから、思った以上にうまくやるかもしれません。
 しかしそのばあい、ただでさえ稀薄なオサムの存在意義がますますゼロへとちかづくわけでして。そもそもオサムはコネでボーダーに入隊してコネでB級に昇進してチームのメンバーの強さのおかげでいまの立場にいるわけなので、ここで遊真の強さが再確認されたら、それは肩身がせまくなることでしょう。そうなったらオサムは、コネでボーダーに入隊してコネでA級に昇進してチームのメンバーの強さのおかげでいまの立場にいるわけなのに、根拠のない自信にかけてはボーダー第一位の唯我センパイの炭素繊維ケーブルのごとき精神力を見ならうべきでしょう。



ワールドトリガー 12 (ジャンプコミックス)
ワールドトリガー 12 (ジャンプコミックス)葦原 大介

集英社 2015-09-04
売り上げランキング : 10

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
火ノ丸相撲 6 (ジャンプコミックス) 終わりのセラフ 9 (ジャンプコミックス) ワールドトリガー 11 (ジャンプコミックス) 黒子のバスケ EXTRA GAME 前編 (ジャンプコミックス) トリコ 36 (ジャンプコミックス)




今週のお笑い半島 20150823~20150829 

   マカオで日本女性のように見せかけ遠征売買した組織、検挙 ~中国人男性の趣向に合わせ、着物を着て売春 [08/23]

 売春婦でチャパニージュ。二重の意味で典型的な韓国女です。


   上海出航の豪華客船、台風の影響で航路を日本から韓国に・・乗客から不満噴出、全額返金求める声―中国メディア [08/24]

 これはひどい。天国から地獄へ、とまではいいません。しかし地上の楽園に来たつもりが北朝鮮に来てしまったようなものです。


   日韓の経済依存度が弱まる、日本の対韓投資が減少=韓国ネット「対策のない反日の結果」「日本とはすべての関係を断とう」 [08/25]

>韓国経済研究院によると、韓国への外国人直接投資実績で日本が占める割合は12年の27.9%から14年には13.1%となり、2年で14.8%減少した。投資金額も12年の45億4000万ドル(約5448億円)から13年には26億9000万ドル(約3228億円)、14年には24億9000万ドル(約2988億円)となり、継続的に減少傾向を示している。
 日本の対韓投資が去年だと三千億円弱? まだまだ高い。三千円くらいでじゅうぶんです。


   韓国、漢江をセーヌ川のような観光名所にする計画を発表―中国メディア [08/26]

 韓国人とはまことにもって幸せな人々です。ただしそれはよそから見れば決してそうなりたいとは思わせないたぐいの幸せです。


   国連の潘基文事務総長、中国抗日行事への出席を疑問視する日本に反論=「全世界が記念している」―中国メディア [08/29]

 あなたのおっしゃる全世界ってどこの国のことかしら?




ハヤテのごとく! 第504話 

 全ての始まりは、一人の少女に収束していく――第504話「それは友情の話」

hayate_504_01.jpg

 目つきの悪い中年女と根性の悪いジジイとが会話だけで作中の伏線を消化するだけの話でした。話題は王族の力について。正直なところあんまり興味はもてませんでした。なにせ王族の力がなんなのかこれまでさっぱり説明されていなくて作中人物にどういう影響があるのかまるでわからないからです。これがもしその正体をハヤテが知ったならナギすら裏切りかねない超弩級の爆弾だとかいうならこちらとしても身をいれて読んだことでしょう。結局のところ王族の力がどうのというのはこの漫画にとってはあくまで二次的なものであってムダにややこしくもったいぶるようなものではないのです。




少年ジャンプ ワールドトリガー 斉木楠雄のψ難 ハヤテのごとく! 銀の匙
  • seo
Wizardry Ring
[ Back ][ Random ][ List ][ Next ]
ブログパーツ