保険 アリコ Moon of Samurai 2011年07月05日

今週のジャンプ一コマレビュー 2011年30号 

 『ONE PIECE』ではホーディの小物化のすすみっぷりがとどまるところを知りません。ってこれまえにも言ったな。ひとが堕落するのに際限はないということか。

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 ゾロに斬られたぽんぽんが痛むのをごまかすためにヤクを飲みつづけたため、ルフィと雌雄を決するまえにブッ倒れました。近年まれにみるアホの子です。もっとも次のページでは薬の副作用でパワーアップしたことがほのめかされましたが。

   ↓来週のホーディ
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 いやここまでにはならんか。
日に三十時間の鍛錬という矛盾なんてホーディはやってないでしょうし。そもそも個人的な感情としてはパワーアップなんてせずに自業自得で弱っていって自滅したほうがキャラ立ちすると思います。どうせホーディがルフィにやぶれるのは決定事項なのですから。
 あ、それと今回ホーディの新顔の部下たちが出てきましたが、こいつらが麦わら海賊団にやぶれるのも決定事項なんだからできるだけはやく決着をつけてもらいたいものです。こいつらがゾロやサンジたちと一対一で戦ったとしたら、リュウグウ王国編が終るまでにいったいどれほどの時間がかかるのか……想像しただけでゾッとします。エニエスロビー編とかスリラーバーグ編とかを基準に考えたら二年はかかることでしょう。あーやだやだ。尾田先生は「話をコンパクトにまとめる才能」だけは絶望的に足りない漫画家です。

 『ぬらりひょんの孫』は前回で過去編がおわり、おなじみのメンツが誌面にかえってきました。本音を言うとリクオら有象無象はどうでもよくて雪女がかえってきました。

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 雪女がかえってきました。
大事なことなので二回いいました。

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 サイトーリクオォォォオ――ッ! そいつをよこせェェェ!

 顔をあかくする雪女がかわいすぎて生きているのがつらい。雪女と間接キスしやがったリクオがうらやましすぎて生きているのがつらい。
 そしてストーリーが不快すぎて生きているのがつらい。「人と妖怪の血をつぐリクオを殺さなければ国がほろびる」という件の予言を信じて人間たちがリクオにおそいかかる、というのが今回の話の大筋ですが、件を直接その目で見たやつならともかく、ネットの書きこみを真にうけてまっぴるまから中学生を襲撃するって、アホですか。
 それも動機が国のためって、アホですか。いくらフィクションとはいえ、おそらく世界でもっとも愛国心教育がお粗末であろう我が国に、そんなおおぜいの国士サマがいらっしゃるわけがないでしょう。リアリティ皆無。それとも浮世絵町は愛国無罪のスローガンをふりかざして蛮行がおこなわれる現在の中つ国にでもあるのでしょうか。
 とここまで書いておいてふと冷静になって今回のぬら孫を読みかえしてみて、暴漢たちは実は件の予言なんてどうでもよくて雪女みたいなかわいい女の子とイチャコラしているリクオに狂おしく嫉妬したために暴行におよんだのだと考えなおしたら、すべてが腑におちました(ぉ

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 あとこいつの前途にまちうけているのはアマゾンライダー雨造にボコられて改心する未来にちがいありません。

 『BLEACH』では一護と銀城がそこら辺のナンパストリートや仲よしクラブで仲間と心をなぐさめあってる負け犬どものような大口をたたいていました。

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 おいオメーさっきからうるせえぞ。「ブッ殺す」「ブッ殺す」ってよォ~。どういうつもりだ、てめー。そういう言葉はオレたちの世界にはねーんだぜ……そんな弱虫の使う言葉はな……
 「ブッ殺す」……そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜならオレやオレたちの仲間はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には! 実際に相手を殺っちまってもうすでに終わってるからだッ! だから使った事がねェ――ッ

 ……とプロシュート兄貴の名ゼリフをえんえんと書いてみました。実際、「殺す」「殺す」言いすぎ。
 しかし本音を言うと一護のことをそれほど批判する気はありません。一護は二年くらいまえはすこし不良ぎみだったとはいえ平凡な高校生で、殺しあいとは無縁の生活をおくってきたので、マフィアの暗殺チームの一員みたいな心がまえがなくても当然のことです。
 むしろジャンプの主人公にはめずらしく「殺す」とはっきり言ったことを評価したい気分です。「倒す」とか「勝つ」とか「やっつける」とか、あたりさわりのないことばかりぬかすいい子ちゃん連中にくらべれば今回の一護は『漆黒の意志』をはっきりと見せてくれた点だけでも高評価です。このままほんとうに月島を殺して『男の世界』の住人になってもらいたいところです。……いまの少年ジャンプじゃむりか。
 あと話の流れ的に銀城がすべての黒幕で月島の一件も銀城がうしろで糸をひいていて、すべては一護に月島を殺させるためという雰囲気がプンプンしているので、やっぱり一護は月島を殺さないんでしょう。

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一護(こ……ここが最終決戦の場だったのか……!
   感じる……! 月島の魔力を……)

月島「一護よ……戦う前に一つ言っておくことがある。
   お前は私を倒すのに『完現術』が必要だと思っているようだが……
   別になくても倒せる」

一護「な、何だって!?」
月島「そしてお前の妹や友だちは記憶をもとどおりにして最寄りの町へ解放しておいた。
   あとは私を倒すだけだな。クックック……」

一護「フ……上等だ……オレも一つ言っておくことがある。
   この漫画には未回収の伏線がわんさとのこっているような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」

月島「そうか」
一護「ウオオオいくぞオオオ!」
月島「さあ来い一護!」

 一護の勇気が世界を救うと信じて……!
 ご愛読ありがとうございました!


 『其処は最終決戦の場……!』
というアオリ文がかけ値なしの真実だったらソードマスターヤマトみたいな最終回になるのでしょうか……いや久保先生のことだから『ゾンビパウダー』のときみたいに話をたたむ気ゼロの投げっぱなしエンドをやるにちがいありません。そしてジャンプの最後のページの作者コメントで打切りの原因を編集部と読者のせいにして、さらにツイッターでさらに過激なコメントを書いて炎上する、と。




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