今週のジャンプ一コマレビュー 2008年45号
毎度おなじみ十週連載しては長期休載に入ってしまう、ぶっちゃけ週刊漫画ではない週刊漫画『HUNTER×HUNTER』が連載再開しました。復帰初回なのに完全に繋ぎのストーリーなのは冨樫先生が単行本の売り上げだけで食って行けるので純粋なジャンプ読者のことなど考慮に入れていないからでしょう。漫画家が原稿料だけでは立ち行かずに単行本の印税を含めた生活設計をしなければならない現システムにも問題はあるわけですが。
ナックルがキルアのサポートを受けてユピーを殴るだけ殴ってトンズラこきました。
キルアが新必殺技を使用してユピーをサンドバッグにして逃げました。
人類側からすれば絶望的な戦力差を覆すためのヒットアンドアウェイであり、現状の彼らが採りうるベストな戦術ではあるのですが、視点を180°引っ繰り返してみればユピーがタチの悪いピンポンダッシュ集団に目を付けられた可哀相なヒトに見えてしまう罠。
『アスクレピオス』では内水先生が三度目の轍は踏むまいと決心したのか、露骨すぎるほどにあざとい攻勢を仕掛けてきました。
そんな餌で俺様が釣られクマー!(AA略)
もっともストーリー自体はちゃんと医術漫画していて、キャプ画像の少女の胸が不自然なまでに大きいのはホルモン分泌の異常のせいだとバズが看破して少女を手術するという内容でした。少年マガジンに連載されていた『スーパードクターK』を思い出すストーリーです。こっちは乳ではなくて背丈で、身長が低いことを苦にしていた高校バスケ選手が突如として身長を伸ばすものの、原因が脳腫瘍のせいだとKが見抜いて少年を手術するという……今回のアスクレピオスとほとんど同じ展開だすな。後発の作品は多かれ少なかれ先人の作品と似通った部分が出来てしまうのでしょう。
『アスクレピオス』に続き、『トリコ』でも読者サービスの一コマが描かれました。
筋肉モリモリマッチョマンの変態の裸だって需要がないことはないでしょう、腐女子的な意味で。しかしトリコの体格と湯気の小ささを較べてみるに、トリコが股間から繰り出す釘パンチは攻撃力が5くらいしかなさそうです。江田島平八塾長にはまだまだ及ばないぜ!
『ぬらりひょんの孫』では四国妖怪の戦闘隊長的ポジションの犬神が早くもリクオの学校に乗り込んできました。四国の犬神と言えば坂東眞砂子氏のホラー小説『狗神』が有名でしょう。ぬら孫の方の犬神は玉章に忠誠を誓い、人間の輪に溶け込むリクオを憎悪し、かつては玉章を恨んでいた憑き物妖怪です。おそらく彼は憑き物妖怪なので人間たちの中に加わる必要があり、迫害を恐れて目立たないように生きてきて、自分とは逆に妖怪でありながら人間を従わせている玉章に殺意を抱いて、その後は色々あって玉章への恨みが敬慕の念へと反転したものと思われます。で、かつて玉章への負の想念が今度はリクオへと注がれることになりました。
やれやれ。犬神よ、恨みは何も解決しないぞ。
犬神よ、恨みは……
犬神……
お前は今、恨んでいい! 恨んでいいんだ!
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- [2008/10/06 23:12]
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