保険 アリコ Moon of Samurai 2006年11月09日

『DEATH NOTE -デスノート-』第6話「綻び」 

「Lです」

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 漫画では丸々一ページ使っての初登場でしたが、アニメだとディスプレイを縦に伸ばすわけにもいかないので足元から上にスクロール。これしか手段はなかったのとは言え、残念ながら原作よりもインパクトに欠ける登場でした。あと個人的な錯覚かも知れませんがLの顔が出た途端に山口勝平臭がプンプンするぜッ――ッ!!

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 Lのエキセントリックな性格を示す細かい描写は一つの取りこぼしもありませんでした。特に糖分を取り過ぎる演出が加えられていたのはポイント高し。この辺は原作持ちの強みです。
 さて話はキラの正体の絞り込みに移ります。
“キラが殺人に必要なのは顔と名前”
 このLの推理を聞いてギャグキャラ松田は犯罪者の報道を規制するように提案します。もちろん松田の提案なので却下されます。その理由はキラがLと同様に幼稚で負けず嫌いだから、そんなことをすればキラが「自分に逆らう者は悪だ」とオレイズムを炸裂させて全世界の人間を人質に取るから。月なら十中八九そうする。なおキラの性格に付け加えるなら「間抜けすぎるぜ」間抜けすぎる行動を取りリアクションが異様に面白く全世界で自分が一番頭がいいと思い込み「新世界の神となる」などと本気で宣言する誇大妄想狂ですって事実を言うな、事実を

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 12月14日にレイ・ペンバーを含むFBI捜査官十二人が極秘に来日して警察関係者の身元調査を開始。そして19日に刑務所内でキラの実験らしき殺人が行われ、27日に捜査官全員が心臓麻痺で殉職。つまり14日から19日までにFBI捜査官が調査した対象の誰かがキラ。←こちらは正解。
 また19日から27日までに罪の軽い犯罪者が23人心臓麻痺で死亡。FBI捜査官を鏖殺するための殺人であり、実際に利用したのは数名。←こちらも正解。本命はレイ・ペンバーの目の前で殺した婦女暴行犯。

 結論。夜神月はやっぱり幼稚で負けず嫌い。ネタバレですが月は部屋中に監視カメラを設置されてもボロを出さないほどの演技力の持ち主なんだから、レイ・ペンバーに尾行されていることを知ってもアクションを起こさなかったらLにも手の打ちようはなかったはずなのに。つーか月はLの安い挑発に乗せられて大失敗した経験をまるで活かせていない。夜神月の成長性は限りなくゼロに近いと言えます。

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「では竜崎。一つだけ訊かせてくれ。
 あなたはさっき、自分を負けず嫌いだと言っていたが、我々に顔を見せるのはあなたにとって、キラに負けたことになっていないか」

「……そうです。顔を出してしまったことも、FBI十二人を犠牲にしてしまったことも負けです。
 しかし、最後は勝ちます。私も命を懸けた勝負は初めてです。ここに集まった命懸けの人間で、見せてやりましょうよ。
 正義は必ず勝つということを」


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 うん、やっぱりデスノの真のヒーローはLだな。自分の敗北を素直に認められるという一点だけでも月より器が上だし。
 Bパート。仕事で泊り込みが続く父親に着替えを届けるために月は警察庁に足を運び、受付の人に荷物を預けます。

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「ああ、月君。久しぶり」
「あ、すみません。えっと……
 受付の人は皆同じに見えてしまって

 後半の暴言は原作だけに登場するものでアニメでは削られていました。いかにも月らしい傍若無人なセリフなので手を付けない方がよかったのでは?
 さて月は受付でたまたま鉢合わせした女性がキラ事件に関わる重要な情報を伝えようとしていることを聞き、接触を図ります。
「そのうち留守電を聞いて、父から電話が入ると思います。
 その時で良ければ、直接お話しください」

「いいん、ですか?」
「……はい!
 父の携帯番号を教えるわけにはいきませんが、僕の携帯を通して話す分には。
 もっとも、父も僕も信用していただけないと無理ですけどね。あっはは」


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「なにその明るいキャラ」
 リュークさん、ないすつっこみです。
(『ever17』の茜ヶ崎空ヴォイスで脳内に響かせるべし)
 歯の浮くようなおべっかを並べ立ててうまく女性を外に連れ出した月は自己紹介の後、相手の名前を聞き出します。
「間木照子です。間、樹木の木に照らすに子供の子です」

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 や、EDで堂々と南空ナオミって出てるじゃん。アニメスタッフはこういう細かい所にも気を配ってほしい。
 さておき月は南空ナオミがどの程度の情報を握っているのか探りを入れているうちに彼女がレイ・ペンバーの婚約者だったこと、そして彼がバスジャックの一件で誰かにFBIの身分証明書を見せたと聞かされていることを知ります。そしてキラは心臓麻痺以外でも人を殺せるということも。つまり彼女の推理に従えば、レイ・ペンバーとバスジャックに遭遇した調査対象、すなわち夜神月がキラだという結論が導き出されるのです。

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(危ないところだったな。この女が僕より先に警察に話していたら……。
 しかし、どうやら死神じゃない方の神は僕の味方らしい)

 確かにその点では月にとってラッキー以外の何物でもありません。しかし十二人のFBI捜査官の関係者で月やL並みの推理力を持ち、なおかつその人物が月の接触した捜査官の婚約者だったというのは可能性の低すぎる話です。正直、月にとってはプラスマイナスゼロと言っていい。つまり勝敗は月の手腕一つにかかっているということです。
 月やLたちの頭脳戦をメインに据えつつ、偶然やイレギュラーを挿入することを厭わない。そういう姿勢がデスノを名作に押し上げた要素の一つとなっているのでしょう。



 これまでのデスノのYouTubeリンクはこちら



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