保険 アリコ Moon of Samurai キン肉マン

キン肉マン 第197話 

 ザ・マンこと超人閻魔はさすがにゴールドマンの師匠なだけあって純粋なフィジカル勝負では悪魔将軍を圧倒します。これまでの貫禄と超人墓場での快進撃からは信じられないような劣勢をしいられる悪魔将軍ではあるものの、悪魔超人をたばねる者としてこのまま醜態をさらすことはできません。

muscle_197_01.jpg

 地獄の九所封じその一、大雪山落とし!
 試合がはじまって二話目だというのに悪魔将軍がはやくもワイルドカードを切ってきました。試合まえのながいやりとりがウソのようです。あれはあれで長くても最高におもしろかったけど!
 ともあれ悪魔将軍は間髪いれずに地獄の九所封じその二と三、スピンダブルアームソルトにうつります。

muscle_197_02.jpg

「私をそこらの超人と同じように考えるな――っ!」

   ↓ そこらの超人
muscle_197_03.jpg

 アビスマンのことディスってんのかメーン?
 しかし超人閻魔にとっては完璧超人始祖クラスがそこらの超人なのか……何億年もおなじメンツとツラつきあわせていたらあんな規格外の化物連中がスタンダードレベルになってしまうのか。このぶんだと超人閻魔が新参の無量大数軍に課したトレーニングがどんなものかうかがえます。ジャック・チーとかポーラマンが死に一抹の喜びを感じていたのは実は未来永劫につづく超人閻魔の地獄の特訓から解放されるからというのもあったんじゃなかろか。
 閑話休題。悪魔将軍の地獄の連続技をブリッジで沮止したあと超人閻魔は悪魔将軍をマットにたたきつけ、そのあと読者を瞠目させるような藝当をやってのけます。

muscle_197_04.jpg

「続きは私がやってやろう。
 地獄の九所封じその四と五」

「まさか!?」


muscle_197_05.jpg

「ダブルニークラッシャ――ッ!」

 掟破りの九所封じ返し! キン肉マンの「まさか!?」という驚愕のセリフに心の底から同意するッ! おまけにこのあと超人閻魔は悪魔将軍の地獄の九所封じを自分がさずけた戦術そのものだと言いだしました。強いにもほどがあります。
 パワーでも負け、テクニックでも分が悪いとなると、悪魔将軍の打つ手といったらザ・マン由来ではない技しかなくなります。その筆頭はやはり悪魔将軍の最大最強の必殺技というべき地獄の断頭台でしょう。ミラージュマンにしかけるとき、地に降りて手に入れた新たなる進化、新たなる力といっていました。
 でもゴールドマン時代にもにたような技をつかってたんだよなあ……

muscle_197_06.jpg

 もちろん似て非なる技なのだろうけれどザ・マンの伝授した技を継承発展させたものの可能性が否定できないので超人閻魔に通用するかというと大きな疑問符がつきます。そもそも地獄の断頭台は地獄の九所封じのラストワンだから、そこまでのお膳立てが不可能となった今、地獄の断頭台を単発でつかったところでどれほどききめがあることか。
 こうなったらもうザ・マンが絶対に使わないような技をくりだすしかない! そう!

muscle_197_07.jpg

 地獄のパイプ椅子攻撃だ!
 いやパイプ椅子はさておくとしても悪魔超人のポリシーは何が何でも勝つことだから、過剰なプライドで自身をしばる完璧超人とのスタンスのちがいを明確にするためにも悪魔将軍がこれまでとのギャップのはなはだしいチンケな戦法をとるのはそんなにわるいことではないと思います。サンシャインの対シングマン戦は塩試合にはちがいないけれどヒールに徹した点では悪魔超人らしい勝負だといえますし。

muscle_197_08.jpg

 ゲゲェーッ! 地獄の九所封じその八はもともとザ・マンの特技“零の悲劇”だっただとォー!? 悪魔将軍と超人閻魔がともに超人パワーをすいとる技の持主であるのをここで伏線回収してきたァー!
 といってもホントは地獄の九所封じその八は相手の思考能力をうばう技なんですけどね。

muscle_197_09.jpg

「手のひらには超人の思考能力をつかさどるツボがあるというからな!
 だから地獄の九所封じの八番めの場所にふさわしいというわけさ!!」


 「あるというからな!」とイマイチ確信のもてていなさそうな悪魔将軍がちょっとたよりない。
 とにかくゆで作品に矛盾が生じたなら、あとに出てきた設定が正しい設定なんだよ!

muscle_197_10.jpg

ゆで「地獄の九所封じその八は超人パワーをすいとる技なんだよ!」
読者「え――………
 あ……あんた今さっき思考能力をうばう技だって言ったじゃないか~~っ」

ゆで「後に言う方が正しいんだよ。おれがおまえに言う時はな!」


 これが許されるのだからゆではやっぱり読者に愛されておるんじゃのう。



キン肉マン 57 (ジャンプコミックス)
キン肉マン 57 (ジャンプコミックス)ゆでたまご

集英社 2016-12-02
売り上げランキング : 3714

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
キン肉マン 56 (ジャンプコミックス) キン肉マン 55 (ジャンプコミックス) キン肉マン 54 (ジャンプコミックス) キン肉マン 58 (ジャンプコミックス) キン肉マン 53 (ジャンプコミックス) キン肉マン 52 (ジャンプコミックス) キン肉マン 51 (ジャンプコミックス) キン肉マン 50 (ジャンプコミックス) キン肉マン 49 (ジャンプコミックス) キン肉マン 48 (ジャンプコミックス)




キン肉マン 第196話 

 悪魔将軍vs超人閻魔、まちにまった世紀の大決戦のゴングがついになりひびきました。

muscle_196_01.jpg

 まずは小手しらべという感じです。あの悪魔将軍が正面から四つに組むのをさけ、相手のスタミナをちまちまけずるという作戦に出ました。しかし悪魔将軍の矢継早の攻撃も超人閻魔にはまるで通じずに技はかわされるわ追撃はくらうわと苦戦を強いられます。

muscle_196_02.jpg

 220cmの巨体をほこる悪魔将軍が小兵に見えるほどの超人閻魔の体格と迫力です。超人閻魔にかぎらず完璧超人始祖の攻撃はみな一発一発がいかにも重いという感じなので連打をくらっているのを見るとこっちまで痛い。

muscle_196_03.jpg

 このたびのシリーズで指おりの名試合とよび声高いバッファローマンvsガンマン戦のことを思い出し、ガンマンの迫力をしのぐかもしれぬほどの威圧感だとバッファローマンは超人閻魔を評します。

muscle_196_04.jpg

 このたびのシリーズでいちばんの塩試合とよび声高いサンシャインvsシングマン戦のことを思い出し、シングマンの防禦力をこえるほどに強靱かも知れぬとサンシャインは超人閻魔を評します。

muscle_196_05.jpg

「なるほど、つまりこの武道……
 いや超人閻魔は攻撃力・防御力、瞬発力あらゆる面において……
 ひとりひとりの完璧超人始祖を超える能力を有していると見て差し支えないというわけか」


muscle_196_06.jpg

 テリーマンのあらゆる攻撃が通じなかったジャスティスマンよりも防禦力にひいでているのにテリーマンのジャンピングエルボーの一撃でグラつく超人閻魔でした。まあ常識的に考えればこのとき超人閻魔がけっこうなダメージをくらったようにみえるのはテリーマンを無量大数軍との戦いにひきずりこむための演技なのでしょうけれど。
 え? 悪魔将軍の猛攻にもへっちゃらの防具がへこんでいるのはなぜかって? 防具も演技派なんですよ!

muscle_196_07.jpg

 ストロング・ザ・武道をなのっていたころの超人閻魔はいまのひととなりにはにつかわしくないような言動をしています。「あ~あ~大事なものを壊しおって」なんてくだけたセリフを……というか超人閻魔アンタが赤ちゃんのガラガラを買いにいってんのか? その通報まったなしの恰好で。サイコマンがグリムリパーとしてお使いに出かけていたのだとしても見た目の変態度は超人閻魔とどっこいどっこいです。
 ともあれ無量大数軍の一員という責任のかるい立場を超人閻魔は案外エンジョイしていたのかもしれません。神々の一柱であったころも、完璧超人始祖の導き手であったころも、そして超人閻魔であるいまも、余人にはうかがいしれないプレッシャーを感じていそうです。その反動でストロング・ザ・武道のときにははっちゃけた、と。根がゴールドマンなみにクソ頑固な超人閻魔のことなのではっちゃけたといってもたかがしれていますが。




キン肉マン 第195話 

 侍ジャパンが『キン肉マン』とタイアップするそうです。その画像がこちら。

muscle_195_01.jpg

 ええと、その、うん。俺の気持をネメシスに代辯してもらいます。

muscle_195_02.jpg

 というわけで本篇です。

muscle_195_03.jpg

 かつての秘密スパーリングの地エアーズロックへやってきた悪魔将軍と超人閻魔はここまできたのだからむかしのやりかたでゆこうということで超人閻魔の宙に静止した竹刀の先が太陽にかかった瞬間を試合開始の合図にするときめました。これまでさんざん摩訶不思議パワーを発揮してきたシロモノをこの期におよんでまだ竹刀といいはるか。
 ところで悪魔将軍はエアーズロック“ウルル”といってグロロのことはおくびにも出しません。ただ単に今のよび名を尊重しただけか、それともウルルの語源がグロロというのはミートくんの妄想の産物にすぎぬのか。後者だとしたらただでさえシュールな前回のミートくんの解釈がなおさら捧腹絶倒の逸品にしあがるわけなのでそっちだといいな。
 ウルル=グロロ説についてはこのへんにして、超人閻魔のあけた大穴をつかってまずは完璧超人の三人がウルルへとんでゆきます。負けてはならじとサンシャインもゆこうとするけれどバッファローマンはキン肉マンにひとことつげるべきことがありました。

muscle_195_04.jpg

「キン肉マンよ、これからあの地で始まる試合が完璧超人たちと我ら悪魔超人軍との最終決戦となるだろう。
 お前たち正義超人には直接関係のない試合なのかもしれないが」


 いやいや、このたびの完璧超人の襲来はそもそもキン肉一族の火事場のクソ力に代表される正義・悪魔両陣営の謎のパワーを調査および抹殺するためのものなのだから悪魔将軍が超人閻魔に勝てばバッファローマンのいうとおりになるかもしれないけれど勝敗が逆のばあい超人閻魔はやはり正義超人を粛清しようとするんじゃないかな。正義超人にも関係大ありの試合です。
 しかし見かけのわりに頭のきれるバッファローマンがそのことに気づいていないとは考えにくいので、おそらく悪魔将軍の勝利を毛スジほどもうたがってないがゆえにうえのようなことを言ったのでしょう。しかしはたしてそう思いどおりにゆくかどうか。これが最後の試合になるとしたらキン肉マンは蚊帳の外でおわるわけです。シリーズをしめくくる試合に主人公が参加しないのでは画竜点睛をかくのではありますまいか。超人閻魔が悪魔将軍に敗れて超人の可能性を確信しつつ瞑目するというのはたしかにキレイな終りかただけど。
 閑話休題。「お前にはぜひ目の前で見守ってもらいたい。あのふたりの闘いを」とバッファローマンがキン肉マンに胸のうちをつげたあとサンシャインとともにエアーズロックへの大穴のなかへとびこみました。つぎは正義超人のばんです。もちろんキン肉マンはゆくとして、テリーマンとウォーズマンはキン肉真弓とともにここにのこることになりました。そしてキン肉マンはミートくんについてきてくれるよううながします。

muscle_195_05.jpg

「はいもちろん。王子の行くところならどこへでも!」

 いいセリフだなあ。いかにもミートくんらしい、読者の期待にそむかぬ、それでいて実に気持よく、ちょっと感動すらおぼえるセリフです。
 そしてキン肉マンとミートくんがむかったさきには!

muscle_195_06.jpg

 エアーズロックの観光客が世紀の一戦の観客席をうめていました。ゆで風味だなあ。このあとキン肉マンがかけつけてきたことについてバッファローマンが悪魔将軍に、この試合に立会うだけの資格は十分に有しているかとなんて言ってたけど、じゃあ観客席の連中についてはどうなる。

muscle_195_07.jpg

「目の前のやつは私が鍛え上げた最強の完璧超人だった男だ。
 その行く末が今の姿。ああなるのが正しいか、それとも私が正しいか。
 それを決めるのは私ではない。お前たち自身であってもらいたい」


 まさか超人閻魔がこんなことを言うとは。このセリフをきいた三人の完璧超人がビックリするのも当然です。自分のただしさにこりかたまっているはずの男がことの是非を他者にゆだねるとは、ちょっと信じられません。キン肉マンとネメシスとの試合まえに自分がまちがっていたのではないかとネメシスにたずねたけれど、あのとき以上の変化です。ネプチューンマンやピークア・ブーらの身体をはっての行動がきいたのでしょうか。
 しかしここまで軟化しているなら話しあいで解決できそうな気もするけれど、やっぱり無理なんでしょうな。完璧超人はどいつもこいつも頑固一徹で、その親玉の超人閻魔なのだから結局は戦うしかないのでしょう。
 そして委員長とノックもここまで走ってやってきて役者はすべてそろいました。竹刀のさきが太陽とかさなり、ついに超人界のゆくすえを左右する一戦の火ぶたが切っておとされた!

muscle_195_08.jpg

 あれれ~? おかしいよー!! 悪魔将軍のかけ声がバゴアバゴアじゃないぞ~?



キン肉マン 57 (ジャンプコミックス)
キン肉マン 57 (ジャンプコミックス)ゆでたまご

集英社 2016-12-02
売り上げランキング : 1411

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
キン肉マン 56 (ジャンプコミックス) キン肉マン 55 (ジャンプコミックス) キン肉マン 54 (ジャンプコミックス) キン肉マン 53 (ジャンプコミックス) キン肉マン 52 (ジャンプコミックス) キン肉マン 51 (ジャンプコミックス) キン肉マン 50 (ジャンプコミックス) キン肉マン 49 (ジャンプコミックス) キン肉マン 48 (ジャンプコミックス) キン肉マン 47 (ジャンプコミックス)




キン肉マン 第194話 

 ゆで理論全開の巻!

muscle_194_01.jpg

 超人閻魔はネメシスらに対し、かれらのことばがとどかないわけではなく自分のやることは吟味のうえでのことであり、それでも異議申立てをしたいのならこれからの自分の戦いをしっかりと見とどけてからにしろと告げました。その高潔なうしろ姿にネプもピークも、そしてむろんのこのネメシスも頭をさげます
 そして今回のまじめなシーンはこれで終了。ここからはシリアスな笑いの場面が連続します。

muscle_194_02.jpg

 超人閻魔は竹刀であけた大穴をとおって悪魔超人といっしょにオーストラリアのエアーズロックにまで飛んでゆきました。小学生の思いつきのようなことを敵方と第三勢力の頭目ふたりが大まじめにやってのけるのだからスゴイ。

muscle_194_03.jpg

 そしてなんの説明もなくオーストラリアの両者をうつしだす甲子園のバックスクリーン。まあ将軍様のかけ声ひとつで映像がつながる世界観なのだから今さらなにをかいわんやですが。
 そしてこのあとふたりがわざわざエアーズロックにまで足をはこんだわけが語られます。

muscle_194_04.jpg

   ↓ ザ・マンとゴールドマンだけの誰にも知られぬ特訓場
muscle_194_05.jpg

 おもいっきり堂堂とふたりの顔を岩にほってるじゃねーか! おまえら秘密にする気ゼロだっただろ! 誰にも知られなかったのは結果的にそうなっただけでさ!
 実はサイコマンあたりがザ・マンの心をくんで誰もちかづけないよう裏でうごいていたとかありそう。もちろん閻魔さんにすらナイショでね。ニャガニャガ。

muscle_194_06.jpg

 エアーズロックはもともと高くとがった山だったのがザ・マンとゴールドマンの長きにわたるはげしいスパーリングの衝撃でいまのように平たい地形になったのだそうな。またスケールのデカい話だな。
 とはいえ神々のふるまいのために地形がかわってしまうというのは神話ではありふれたことです。超人に身をおとしたとはいえザ・マンは、そしてその一番弟子のゴールドマンは神々に匹敵する実力の持主なのでした。

muscle_194_07.jpg

「そういえば本で読んだことがあります。エアーズロックは古くから現地に住む人々の間では“ウルル”と呼ばれているとか」
「ほう、さすがはミート。博識だのう」
「だけど、その“ウルル”の語源はよくわかっていないんです。
 それでこれはひとつの仮定なんですが……さらに以前はもしかしたら、ここは“グロロ”と呼ばれていたのでは……?」

「それでは武道の声じゃないか」
「エエ。でももしそうならあのふたりの話も納得いく気がして……」


      ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \   エアーズロックのアボリジニのよび名
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   >  “ウルル”というのは
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__   ザ・マンの声が
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /   語源だったんだよ!!
       l   `___,.、     u ./│    /_ 
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i   
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../ 


omoshiro_kigensetsu.jpg



キン肉マン 57 (ジャンプコミックス)
キン肉マン 57 (ジャンプコミックス)ゆでたまご

集英社 2016-12-02
売り上げランキング : 2020

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
キン肉マン 56 (ジャンプコミックス) キン肉マン 55 (ジャンプコミックス) キン肉マン 54 (ジャンプコミックス) キン肉マン 53 (ジャンプコミックス) キン肉マン 52 (ジャンプコミックス) キン肉マン 51 (ジャンプコミックス) キン肉マン 50 (ジャンプコミックス) キン肉マン 49 (ジャンプコミックス) キン肉マン 48 (ジャンプコミックス) キン肉マン 47 (ジャンプコミックス)




キン肉マン 第193話 

 筋肉モリモリマッチョマンの変態おっさんどもがああだこうだとくっちゃべるだけの話でした。そしてそれが無類におもしろい。

muscle_193_01.jpg

 実はサイコマンのことをえらく高く評価していたゴールドマンでした。新たなる進化に最も近いとまでいっています。サイコマンの正義超人への可能性ってシルバーマンによる親友への身びいきだけじゃなかったんですね。そのわりにゴールドマンがサイコマンのことを一度も名前でよばすに番号よびをつづけていたのは、自分の考える進化とは別のかたちだからでしょう。
 しかしあらためて思いを馳せるのはサイコマンとシルバーマンの哀しい関係です。シルバーマンは己のなかの完璧超人の本性をきらって正義超人たらんと欲し、ついにそれを叶えられぬまま命を落しました。そんなシルバーマンの親友のサイコマンは自分のめざす進化の可能性を秘めているのにもかかわらず、その部分をかたくなに否定し、逆にサイコマンはシルバーマンの完璧超人の部分にこそあこがれていたのです。おたがいに一番の友だちでありながら、相手が評価するのは自分のもっともきらう部分だというのは、まさに皮肉としかいいようがありません。マグネット・パワーの件がなくてもふたりはいずれ雌雄を決する運命にあったのでしょう。
 とここまで書いて思いついたのだけれどサイコマンのあの嗜虐性や慇懃無礼な態度はもしかしたらシルバーマンの影響なのかも知れません。シルバーマンの高潔さや礼儀正しさはもちろん偽りないものであるにしても、シルバーマンの本性を虐殺王の完璧超人だと見ているサイコマンの目には、圧倒的な高みから弱者どもを尊重するようでいて実は玩弄しているだけと映った可能性もあります。それにくわえてクレイジーサイコホモ成分をブレンドした結果サイコマンのあの変態的性格ができあがった……うーむ、これだと完璧超人始祖になりたてでシルバーマンの影響をうけていなかったころのサイコマンは案外まじめな好青年だったかもしれません。黒トリガーに脳を侵蝕されるまえのエネドラさんみたいに。
 それはさておきゴールドマン、マグネット・パワーとかいうくだらん研究って、「私はいいと思う」と賛同したザ・マンに対して失礼のきわみです。そもそもふたりは今そのマグネット・パワーによって完成された“禁断の石臼”を見おろしてのことだから失礼の二乗倍。シルバーマンの「待ってくださいザ・マン! 正気ですか?」といい、この兄弟はいささかどうかと思われるほどにはっきりものを言いすぎです。
 さて完璧超人が下等と見くだす超人らに進化の可能性を見出したゴールドマンが下界におりることをザ・マンは許可しました。とはいえ下界の超人を見なおしたわけではありません。むしろその逆です。

muscle_193_02.jpg

「下等超人どもの本質をよく見極めて呆れて戻ってくるがよい。
 私はもはや見切りをつけたとだけ言っておこう」

「超人を愛したがゆえに地上に降りた男の言葉とも思えんな。ザ・マン」
「グロロロ。我ながらそう思う。哀しいことよ」


 歴史はくりかえす。かつて超人のために神の座をすてて下野したザ・マンの弟子が、超人の可能性を信じて完璧超人の座をすてて下野する。いまのザ・マンの立場はかつて超人を粛清しようとした神々とおなじものだということを、ザ・マンやゴールドマンはうすうす察しているのでしょう。しかしそれをいかんともしがたい。哀しいことです。

muscle_193_03.jpg

「もしも私のほうの判断こそ間違っていたのだと、心からお前がそう納得する日がこの先訪れたとしたならば……
 お前は私にそれを告げに来てほしい」

「ザ・マン」
「私の超人への愛は尽きたわけではない。私の理想を最も理解をするお前だからこそ頼めるのだ。
 それでも私が聞く耳を持たぬ老害になり果てていたようなら、その時は……
 遠慮なく私を討て」

「あいわかった。もしそうなったらあんたの道はこの私が引き継ごう」


muscle_193_04.jpg

「あの日お前の旅立ちを許したことがこの結果を生んだのだ。それが、わが歩み最大の失敗。
 シルバーマン、ジャスティスマンまで第二第三のゴールドマンとしてしまった今、もうその轍はこれ以上踏まん。
 私の目の黒いうちは……これ以上な!」

「哀しいことだが約束の日が来たようだ」


 サイコマンとシルバーマンも哀しいが、ザ・マンとゴールドマンも哀しい。完璧超人始祖篇は哀しい男どものものがたりです。
 しかし哀しいばかりではなく熱い展開もありました。

muscle_193_05.jpg

 今まさに悪魔超人と超人閻魔とのあいだに戦いの火蓋が切って落されそうとしたとき、そのあいだに割ってはいったのは誰あろう完璧超人の三人でした。ネプチューンマンは言います。自分らは超人閻魔を裏切ろうというわけではない、完璧超人の真のありかたを語りたいだけであって超人閻魔を守るのは完璧超人の生きのこりの役目だと。自分を粛清しようとする相手をみずからの信念にもとづいて守ろうとする姿を見ては、もう老害マンとかウホホマンとかいってネタにするのがはばかられるのう。
 そして戦える体ではないのに這いずってでも超人閻魔をかばうネメシスには目頭が熱くなるのを禁じえません。

muscle_193_06.jpg

 ついに悪魔将軍と超人閻魔が激突しようとするところで終り、次回は三週間後まで待たなければなりません。あんまりだよ。こんなのってないよ!



CCP マスキュラー コレクション EX 悪魔将軍 地獄のメリーゴーランド元祖原作カラーアドベントVer.
CCP マスキュラー コレクション EX 悪魔将軍 地獄のメリーゴーランド元祖原作カラーアドベントVer.
CCP
売り上げランキング : 139839

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
CCP Muscular Collection vol.019 キン肉マン ゼブラ (原作カラーver.)
CCP マスキュラー コレクション EX 悪魔将軍 地獄のメリーゴーランド新原作カラーアドベントVer.
CWF -CHOJIN WRESTLER'S FILE- キン肉マン 7人の悪魔超人編 全高約13cm~14cm 彩色済み完成品フィギュア
S.H.フィギュアーツ キン肉マン ネプチューンマン 約160mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
CCP マスキュラー コレクション EX 悪魔将軍 地獄のメリーゴーランド赤原作カラーアドベントVer.
レガシーOFリボルテック 北斗の拳 トキ LR-030 (ABS&PVC塗装済みアクションフィギュア)
CCP キン肉マン 悪魔将軍 セブンイレブン限定




少年ジャンプ ワールドトリガー 斉木楠雄のψ難 ハヤテのごとく! 銀の匙
  • seo
Wizardry Ring
[ Back ][ Random ][ List ][ Next ]
ブログパーツ