マクロスFRONTIER 第06話 「バイバイ・シェリル」

「妹さんを、私にください!」
「シェリルと散々フラグ立てておいて言えたセリフか!」
「や、あっちは愛人にする予定なんで」
「氏ね! 自分のポニーテール鼻の穴に突っ込んでおっ氏ね!」
もちろん大嘘の遣り取りですが、最初のセリフだけは間違っていません。言ったのがアルトじゃなくてインチキ臭さ大爆発のゼントラーディ人というだけで(大違いだよ)
彼、エルモ・クリダニクは弱小芸能プロダクションのマネージャーです。前回ショッピングモールでのランカの歌声に感銘を受けて彼女をスカウトにやって来たのでした。だったら水商売の呼び込みでもあるまいし、まずはターゲットやその親族に怪しまれないような服装を着ておけ。少なくとも俺がオズマだったら、こんな胡散臭い男に愛する妹を託したくはありません。
「妹を……よろしくお願いいたしますぅぅぅぅ!!」
でも理由があるので託しました。本音としては機銃一斉掃射で蜂の巣にして家から放り出して塩でも撒いておきたいところと推測されます。しかし何にせよランカは歌手への夢に一歩近づいたわけなのでひとまずはめでたい話です。夢の導き手がはなはだ頼りないのが玉に瑕ですが。
そんなこんなでナナセたちはランカを囲んで学園のテラスで乾杯し、ランカの夢を応援するとかファンクラブを結成するとかで盛り上がりました。しかし恋愛と友情は両立しないとの格言通り、ランカとしてはナナセたちはかなりどうでもよくて、隣のアルトのことばかり気にしていました。本人としてはスカウトされたことを一番にアルトに報告したかったのですが、アルトがシェリルにキスされたことが頭に引っ掛かって今まで言い出せなかったのでした。そして止せばいいのにアルトはゼントラのモールにいたことを白状します。
「えっと……買い物とか?」
「まあ、そんなとこだ」
「ひ……一人で?」
「ああ……」
(浮気への第一歩!?)
こういう小さな嘘が積もり積もって取り返しのつかない事態にまで進行して最終的にはNice boat.に行き着いてしまうのだよアルト姫。
大統領府からの緊急声明によってバジュラに関する情報と、移民船団マクロスギャラクシーが襲撃を受けたことが市民に知らされます。情報統制も度を過ぎれば流言飛語が蔓延して却って被害が大きくなるので、適切な時期に至っては正しい情報を開示する必要があるのです。それが全ての情報かどうかは別問題として。
かくして全市民には非常事態宣言が、S.M.S隊員には特例B項が発令されました。
“SMSが主契約を結ぶ政府が、戦争、もしくはそれに準ずる状態となった場合、命令拒否権及び期間終了までの脱退の自由を喪失する”
まさしく軍隊そのものです。移民船団という閉じられた空間に於いては軍属も民間もおしなべて運命共同体であり、生き残りを賭けて全ての人間が戦時体制に組み込まれるシステムになっていると考えるべきでしょう。アルトもミハエルも平和ボケすることなく現状を受け入れていたのはポイント高し。
なおオズマがランカを芸能プロダクションに託したのは、これが理由です。もちろん本人としては死ぬ気などサラサラ無いものの、万が一という場合を考えての保険を掛けたのでした。考えたくないことまで考えなければならないのが保護者の務めなのです。
艦長にケツ触られて悦んでいる痴女彼女は、名前をモニカ・ラングといいます。そこで唐突ですが彼女がどんな人物なのか、公式サイトからコピペしてみました。
>S.M.Sのオペレーター。
>索敵(レーダー手)等を主に担当。
>オペレーター三人組のチーフ。真面目な委員長タイプ。
>オペレーター三人組のチーフ。真面目な委員長タイプ。
>真面目な委員長タイプ。
嘘だっ!!
大統領府はシェリルをバジュラ対策の広報と督戦に利用したり、キャシーをS.M.Sに出向させたりと小細工が目立ちます。自分たちの指揮下に有能な人材や強力な組織がないから仕方がないとはいえ、姑息な遣り口だという印象は否めません。S.M.Sをヒーローにするための作劇上の要請なのでしょうが、創作作品に登場する政府が無能というパターンは正直なところ飽きが来ているし、それ以上に観ていて切なくなるものがあります。俺がトシ食った証拠です。正規軍のだらしなさを尻目に活躍する主人公たちに無邪気に喝采を贈れたあの頃が懐かしい。
アルトに自分の過去を語り、母親のペンダントを託すシェリル。
死んだ目でテレビを見続けるランカ。
柿崎カラーの自機に語りかけるルカ。
「お前らも聞け! いいか、誰一人死なせはしない。必ず生きて、フロンティアに帰って来るぞ!」とか言いだしちゃうオズマ兄ちゃん。
メインキャラ四人が死亡フラグを立てながら、アルトたちS.M.S隊員は移民船団マクロスギャラクシーを救うため、そしてバジュラを撃滅するためにフロンティアを後にするのでした。
前回に続いて今回も戦闘シーンが皆無でした。序盤に力を入れすぎたせいで息継ぎの話が必要なのでしょう。しかしラスト、シェリルの歌を被せながらマクロスクォーターが出航するシーンは、このまま打ち切り最終回といっても通用するくらい盛り上がる場面なので、是非ともその目でお確かめ下さい。
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- [2008/05/09 23:03]
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マクロスFRONTIER 第05話 「スター・デイト」
ランカはミス・マクロスに出場したことが学校にバレて停学を食らい、加えて歌手になるという夢を巡ってオズマと大喧嘩することになりました。オズマ曰く御嬢様学校ということなので、なかなかに厳しい処分です。
ちなみに日本初のミスコン優勝者は学習院の女生徒でしたが、学校側に知られて停学どころか退学になってしまいました。このときの学習院の院長が、あの乃木希典大将です。ちなみに優勝者は自分の意志で出場したのではなく、義兄に無断で応募されていたのでした。乃木大将は後で事情を知って激しく後悔し、彼女の縁談をまとめるために奔走し、おかげで優勝者は良縁に恵まれて侯爵夫人となったのでした。その配偶者の父親の名は野津道貫。戊辰戦争の生き残りであり、日露戦争では第四軍司令官として乃木大将とともに戦い抜いた猛将です。……今はどれだけの人間が乃木大将の名前を覚えているか、ちょっと心配になる今日この頃。
ともあれランカはオズマに向かって手当たり次第に物を投げつけ、停学中なのに家を飛び出しました。
ミンメイ人形だよおっかさん!(誰がじゃ)
一方シェリルはコンサートで紛失したイヤリングを求めてアルトと再会し、彼を使役して更衣室を探し回らせました。あのイヤリングはやはり彼女にとって特別な物だったわけですが、具体的にどんな想いが詰められているのかまでは説明されませんでした。今後に期待しましょう。ところでCMでやってた「アルトは私の奴隷」宣言はいつのことになるんでしょ。
女子の声が聞こえたのでアルトはロッカーにシェリルを連れ込みました。あまりにもベタすぎて、却ってそれがいい。360度めぐりめぐって出発点に帰着した気分です。ソロモン王道よ、私は還って来た!
アルトの携帯電話のバイブレーション機能によってシェリルは熱い溜息を漏らすのでした。ある部分だけ字が大きい理由はお察し下さい。
これが実用性の高いエロゲだったら迷うことなく一戦交えているところですが、マクロスFは正統派恋愛作品であり、またお互いの好感度が低いために二人は獣欲に身を任せるまでには至りませんでした。解りやすく説明すると「なぜエレクチオンしないのよ――ッ!!」「愛してないからさ」というわけです。却って解りにくくなってしまったというツッコミは受け付けません。
一方オズマはバジュラ対策で軍の研究所に呼び出されました。メッセンジャーはかつての恋人のキャシー。オズマはランカを探し出すようにミハエルに命令します。そんな元カレに対してキャシーはぽつりと心中を漏らします。
「私のこともそれくらい気に掛けてくれていたら……ハッ!」
ハタチすぎの女よりも義理の妹の方が萌えるに決まってるだろと言わんばかりのオズマの表情に勝手極まるシンパシー。しかしキャシー、すでに新しい恋人をこしらえているというのに昔の男に未練タラタラとはまた結構なビッチっぷりで御座いますこと。この場にいないレオン杉田が哀れのキワミ、アッー!
アダルト三角関係は割とドロドロな雰囲気を醸し出して参りましたが、ヤングの方はただいま青春真っ盛りの初々しいラブコメを展開していきます。結局イヤリングは更衣室では見つからず、アルトはS.M.Sの遺失物管理室に電話を掛けますが担当が非番ということで望ましい返事は聞けませんでした。しかしシェリルはそんな説明では満足できずに自分で何とかしようとアルトから携帯電話を奪おうとします。
このシーンを見てTV版ハルヒ最終回のキョンと朝比奈さんの絡みを思い出したのは秘密でもなんでもない。
さてランカ停学の報を受けたナナセは自分を責めてしょげ返り、ミハエルとルカとの三人でランカを探そうと提案します。ルカは一議もなく同意するものの、ミハエルは話をはぐらかして去っていきました。ナナセはアルト狙いと思っていたら実際はミハエルにお熱だった模様です。加えてルカはナナセに憧れていたのでした。というわけでショタ→おっぱい→ドSという三角関係ならぬ一方通行関係が判明しました。どこもかしこもラブでコメってます。その最たる組み合わせがアルトとシェリル。イヤリングを探すという名目できっちりデートしてました。
これから歌手の道を目指すランカと、すでにアイドルとしての地歩を築き上げているシェリル。二人はそれぞれ初代マクロスのTV版と劇場版のミンメイ的ポジションにあります。どっちにしろ輝は早瀬大尉に転ぶわけですがそこら辺は全力でスルーすべし。とにかくマクロスFは初代のオマージュが効果的に働いているアニメなのです。
というわけで視聴者としては要らん部分までオマージュされないことを祈っています。作画崩壊は言わずもがな、TV版ミンメイのビッチ一歩手前なところとか。アイドルになってアルトをいいように翻弄し、戦争が終わってドサ回りの身分に落ちぶれた途端に主人公争奪戦の巻き返しを図るようなランカは見たくないので。
アルトがシェリルを連れて行った先はゼントラーディ人たちの居住区でした。マイクローン化していないので衣食住の費用がものすごく高くつきそうだと要らん心配をしてしまいます。しかし移民船団のくせに余裕あるなマクロスフロンティア。
しかし、それにつけても血色のいいゼントラーディばかりです。初代の劇場版だと緑色の肌をしていたナメック星人もどきしかいなかったのが嘘のようです。
↓タッカラプトでポッポルンガでプピリットパロな人たち
五十万周期の時を超えてゼントラーディ人に文化が蘇りましたが、五十年の時を超えて彼らは整形手術の技術を手に入れたようです。ヤック・デ・カルチャ!
でもメルトランディは巨人状態でも肌の色が地球人と同じ。これは明らかに男女差別じゃよー!!
とまれシェリルはゼントラーディのショッピングモールに入って大いに楽しみ、感極まったように「お伽の国ね……まるで……」と感想を呟きました。
上の加藤清澄はイメージ画像です。
さてミハエルはオズマの命令もナナセの提案も無視してエスケープを決め込んだものの、思いがけずランカと出くわして彼女をなだめるために偶然アルトたちと同じショッピングモールに足を運びます。偶然ってレベルじゃねーぞ! その後オズマへの憤懣をぶちまけるランカに対して笑顔で厳しくたしなめます。発言そのものは正論ですが同性の美形の正論ほど腹立たしい物はないのでミハエルはオズマの逆鱗に触れて反応弾で消滅させられたらいいと思いまふ。
シェリルは不意にインスピレーションが湧いたのでメルトランディの下着を引っ張り下ろして詩のフレーズを忘れないうちに書き付けるのでした。メモ帳くらい持ち歩けよというツッコミを入れられることも恐れず、今回のシェリルは活躍しています。性的な意味で。
ランカはミハエルのS属性の犠牲になって公衆の面前で歌を唄う羽目になってしまいました。引っ込み思案のランカのことなので哀れ羞恥プレイの悦びに目覚めてしまうかと思われたその時、偶然アルトの飛ばした紙飛行機を見つけて勇気が出ました。偶然ってレベルじゃねーぞ! そしてランカが一人ゲリラライブを開始すると道行く人は足を止め、見知らぬバンド人は歌に合わせて楽器を弾き、怪しげなゼントラーディはデカルチャーを叫びました。でも照明係の人は画面に映りませんでした。日の当たらない裏方仕事って悲しいですよね。
ついでにランカの歌に惹かれてフロンティア内の研究所にホルマリン(?)漬けされていたバジュラが覚醒しました。
自分で物を考える宇宙生命体というよりも、何者かによって操られる生物兵器と考えた方が妥当らしいバジュラ。これはきっとランカとシェリルのデュエットによってバジュラ五十万機が寝返って人類が救われるというフラグでしょう(そうか?)
で、オズマは格好良くキャシーを庇い、レオン杉田は格好悪く呆然としてオズマの声でようやく我に返って隔壁を降ろしました。キョンはS.M.Sとは対立する側の人間ですが、無能すぎると話が引き締まらないので彼の成長を祈ります。
歌い終わって日が暮れて、シェリルは去り際にアルトにキスしました。
ズキュウウウン!
「君……もうランカとキスはしたのかい? まだだよなァ。
初めての相手はランカではないッ!
このシェリルだッ! ――ッ」
バアア――アン!
「シェリルゥゥウウ――ッ!
君がッ! 泣くまで!
殴るのをやめないッ!」
キスと聞いたら脊髄反射的にジョジョを思い出すのが平凡な荒木信者のありようです。
マクロスのウリの一つであるところの戦闘が皆無だった第五話でした。しかし絵のパッと見の綺麗さは復活し、アルト・ランカ・シェリルの三人もようやく恋愛ものにふさわしく好感度と結び付きが深まってきました。強烈な面白さで視聴者を引っ張っていく作品ではありませんが、あらゆる面のクオリティが非常に高いのが素晴らしい。
- [2008/05/02 23:10]
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マクロスFRONTIER 第04話 「ミス・マクロス」
これまでと較べて、キャラの顔にずいぶん違和感を覚えた回でした。作画崩壊というレベルでもないので原画マンの個性が強く出たと言うべきですし、今回の出来映えに目くじらを立てていたら初代マクロスを視聴したときには憤死しなければならないし、某天元突破アニメの第四話ほど強烈な代物でもなかったわけですので、正直なところ致命傷には程遠いです。どちらにせよ戦闘シーンが相変わらず最高だったので文句なし。
ランカはミス・マクロスフロンティアのオーディションに応募し、めでたく予選通過の運びとなりました。夢に向かって一歩前進。一方アルトはSMSで徹底的にしごかれ、喜びとか達成感とかとは縁遠い毎日を送っていました。ミハエルに戦闘シミュレーターの難度設定を弄くられ、やらなくてもいい罰を科されたりしています。ミハエル曰く、アルトの高慢チキな鼻っ柱を叩き折るためとのこと。パイロット学科でアルト姫が万年二位でミハエルの後塵を拝し続けているのはメンタル面が弱いからっぽいので少々は不条理な訓練に従っていた方が彼のためなのかも知れません。ということでミハエルはやっぱりツンデレ。
そんなわけでランカはアルトに予選通過を報告し、加えて本選のオーディションを見に来てくれるようにメールで頼んできました。アルトは妹からの返事を見るような目でランカからのメールに微笑むのでした。上半身裸で。
これまでサービスシーンが一番多いのがヒロインではなく主人公(もちろん男)というのはいささかどうかと思われますがそこら辺のところはいかかお考えなのでしょうかアニメスタッフ。
素材が素材なので、厚化粧をされては女性にしか見えません。女形として舞台に立てばさぞかし映えることでしょう。
ちなみにアルトをメイクしたのはS.M.Sの戦闘艦の操舵士ボビー大尉。奥のアフロで、ついでにオカマです。中身は完全に女の子ということで女性クルーからの信頼は厚いそうな。アルトのような美形ならともかく、オッサンの見かけでオカマやるのは半端ではない努力が必要と思われます。女形は男でありながら女以上に女の魅力を演じなければならない役者なのでボビーは尊敬しているでしょうし、アルトが家業から逃げてきたことを知れば厳しい失跡を加えるかも知れません。なんというか、アルトはどっちに転んでも叱られるような気がします。
それはともかく、オズマはケバいアルトにドン引きしつつもアルトの最終テストを実施するとミハエルたちに告げます。その日はミス・マクロスコンテストの当日。
「伝統だか何だか知らんが、あんな低俗なイベントが見たいのか?
あんなものにHOI☆ HOI☆ 出る娘たちの気が知れん」
ランカが応募していることを知らないのは放任主義ということでいいとして、元カノ(?)のキャシーが第八回の准ミスだったのはスルーかい。それとも知らんのかい。
さてミスマクロスフロンティアの舞台裏では発育のよろしすぎる女性たちがひしめいていて幼児体型ランカの自身を喪失させます。そんな彼女に対し、付き添いでやってきたナナセは励ましの言葉を掛けるのでした。
「大丈夫、サイズなんか問題じゃありません!」
本日のミスお前が言うなは松浦ナナセに決定いたしました。持てる者が持たざる者に掛ける同情とは所詮は憐れみなのじゃよー!
裏でしっかり思春期の少年少女やってるアルトとランカでした。アルトの隣にナナセが座っているのはランカの共通の友達だからでしょうが、もともとアルトとはクラスメイトでもありました。第二話で新統合軍に連行されるアルトを心配そうに見ていたので彼のことは最初から憎からず想っていたのかも知れません。ナナセがヤンデレ化してナタと空鍋を振り回しながら三角関係の中に飛び込んできたらどうしましょ。
ともあれアルトのメールで元気づけられたランカは、加えてシェリルと再会して発破を掛けられます。
「ここは夢の入り口。でも階段に足を掛けただけよ。あたしを追い掛けたかったら迷わず、進んで来るのね!」
相変わらず男前なヒロインです。
さてアルトはS.M.Sからの呼び出しを食らって会場を抜け出し、外でばったり海原雄山もといアルト父と再会します。演劇コースからドロップアウトしたアルトとはほとんど絶縁状態にあるようです。きっと彼もツンデレでしょうから親子の仲が修復するのも遠いことではないでしょう。
ちなみにアルト父がミスコンに到着した最後の審査員。交通渋滞で遅れてしまって車の中で「なんという混み方だ。必要もない連中が車に乗るからだ! 馬鹿どもに車を与えるなっ!!」とか言ってお付きの人を困惑させていたに違いない。アルト父は最後までヘタレることなく至高のツンデレを貫き通していただきたい今日この頃。
アルトのS.M.S入隊審査最終テスト開始。ついでにマクロスフロンティアの予定航路の偵察を新統合軍ではなくS.M.Sが務めていることが知らされます。正面戦闘まで担当するのはやり過ぎにしろ、民間軍事会社が即応性の高さを発揮して軍のサポートに回るのは現代でも行われているので、この辺はナイスです。そしてゼントラーディ兵の遺体を発見したところで演習相手と遭遇。
クァドラン・レア! 戦闘巨人ゼントラーディ人の新型バトルスーツです。一方ランカはコンテストの壇上で額をマイクにぶつけるという古典的かつ王道の萌えをかましていました。
アルトは一機仕留めたところでバルキリーであんまり意味のなさそうな大見得を切りました。歌舞伎そのものは嫌いじゃないだろアルト。
「きゅーんきゅーん☆
私の彼はパイロット♪」
伝説の曲として「鰺・おぼえていますか」(←バンブレやめれ)でなくて「私の彼はパイロット」を唄うランカでした。いやマジで伝説級に恥ずかしい懐かしい曲です。こんな時代もあったんだなぁ……
彼女(未満)が暢気に歌を唄っているのとは対照的に、彼氏(やっぱり未満)の方は必死こいて宇宙戦闘やっていました。ペイント弾の応酬といっても実戦さながらの熱の入りようです。歌と戦闘、この物凄いコントラストこそがマクロスシリーズの醍醐味です。なお最初にも言ったように、CG戦闘のクオリティは限界突破領域に達しています。
で、召喚詠唱に呼ばれてバジュラがやって来ました。前回ラストで登場しなかったのは宇宙生物の分際で空気を読んだからか?
AA自重しろ。
アルトはろくな武装も積んでいないのに勇敢3無謀7のブレンドを配合した気分でバジュラに立ち向かい、最初は刃が立たなかったものの先述のゼントラーディ兵のライフルを使ってバジュラ撃破に成功しました。
そのころミスコンは審査段階に入っていました。
「いやー、実に可愛い子でしたね」
「ええ、最後に転んだのも可愛らしいですなぁ」
もちろん彼らはランカのことを話題にしているのでしょう。このロリコンどもめっ!
この後、レオン杉田はランカの顔写真を発見して隣の人にあれこれ指図し、結果ランカはミス・マクロスフロンティアの栄冠を逃しました。おのれキョンめ、ロリ妹に手を焼いているからといって幼児体型ランカを外すとは公私混同も甚だしい……!(中の人は関係ありません)
クァドランを装備していたのはかつてのミリアと同様にメルトランディでした。彼女の名前はクラン・クラン大尉。パイロットの正体が巨乳美人というのは結構ですが、こうもワンパターンだといささか食傷気味の気が……
え? 何? マイクローン化すると幼児化?
え? 何? OPの青髪キャラって同一人物?
俺、戦争が終わったらメルトランディ可変型と結婚するんだ……
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- [2008/04/25 23:45]
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マクロスFRONTIER 第03話 「オン・ユア・マークス」
ランカの歌に導かれて宇宙生物バジュラがやってきました。ランカがアイドル歌手デビューするのは半分確定条項ですが、観客席を埋め尽くすのが異形のクリーチャーばかりとあってはプロデューサーさんも神経性胃炎で倒れてしまいます。
妹の危機とは知らずにオズマが追い付き、バジュラに発砲するものの皮が厚くて有効打を与えられません。逆にブン殴られたので押さえ込んで援軍に仕留めさせる策に転換します。バルキリーの装甲が強化されたのはパイロットの安全性が向上したわけだから結構な話ですが、少々のダメージを喰らっても安心なので緊張感が殺がれてしまうのが痛いところです。スーパーロボット的ノリは控えめにして、もうちょっと精密機械としてのロボット兵器に相応しい戦闘を望みます。
さてオズマの援軍要請は大統領府が混乱しているということで発進許可が出ず、僚機のミハエルとルカに出番が回ってきました。ルカは見たところは種のニコル、しかしポジションは柿崎なので慌てるだけで何もできません。一方マックスポジションのミハエルはしっかり天才属性を見せつけてロングレンジ狙撃を成功させます。
アルトは青いバルキリーのパイロットがミハエルと知っているので、安心とか感謝よりも競争心を顕わにします。学年主席に対する万年二位のコンプレックスでしょう。アルトは色々と溜め込んでいます。
しかしバジュラも伊達にUMAやっているわけではないところを見せます。頭に大穴を開けられたくらいでは絶命せずにオズマ機を振り払って光弾を乱射し、加えてドームを攻撃。アルトたち三人は地下に難を避けますが、非常用の待避壕だったために身動きが取れなくなってしまいます。主人公とヒロインが一区画に閉じこめられるシチュエーションはもちろん初代マクロスのオマージュです。後でマグロも登場します。
で、男と女が一つ所にいて起こるイベントといえばエロス系しかありません。バジュラとの交戦で待避壕が揺れてアルトとシェリルが縺れ合い、停電の後に御開帳。
このラッキースケベ! これ前回も言ったぞ!
ちなみにシェリルの言に拠ればこの時代ではその気になれば視覚データをネット配信できる技術が確立しているようです。アルトの肉眼はナノマシンによる補助脳と直結でもしているんでしょうか。まぁその辺のSFギミックはさておくとしてアルトよ、レッツ流出! 男の仕事をやり終えた後、アルトがシェリルに社会的かつ生物学的に抹殺されたとしても線香の一本くらい立ててやるから心配するな!
さてアルトとシェリルの間の空気が剣呑になってきたのでランカは話題を逸らせるために娘々名物マグロ饅を取り出します。
すごく……アレでコレでソレです……
↓アレ
↓コレ
↓ソレ
最後のは絶対量が不足していますがソレは御愛敬。これからの成長にご期待下さい。
さてランカのタイムリーなまでの空気の読めなさ加減に変態色餓鬼アルトも露出魔シェリルも吹き出し、怪我の功名で雰囲気は和らぎました。ランカがいれば家庭内不和など起こりっこわけでして一家に一人クローンランカの配備を行えばマクロスフロンティアのDV、ひいては犯罪率が激減することでしょう。萌えキャラは世界を救う。
一方、未沙2PはVIPが迷子なのに人手が割けません。そこでマネージャーがインプラントを使ってシェリルを探し出す手助けを志願しました。
シェリルには埋め込み式の発信器でも取り付けられているようです。本人は知っているんでしょうか。トップアイドルも楽ではありません。しかしフロンティアでは違法行為ですし未沙2Pも生理的な嫌悪感があるようです。そういえばナデシコでも地球育ちの人間はナノマシン処理を忌避していましたっけ。
さて二人のお探しの相手はメインキャラ三人の中では一番肝が据わっていました。待避壕の循環系が停止して空気が持たなくなったと知るや、外が真空の危険性も顧みずに出ていこうとします。
「私は諦めない!
みんなは私を幸運だって言うわ。でも、それに見合う努力はしてきたつもりよ。だから私はシェリル・ノームでいられるの! 運命ってのは、そうやって掴み取るもんなのよ!」
無謀と隣り合わせの勇気は確かに格好いいしアルトも我が身を振り返って感心していましたがサスペンスとかホラー作品だったら真っ先に殺されるタイプだな。「こんな所に一秒だっていられるわけないでしょ!」とか言い出して。
でもハッチを開けたらマネージャーたちがお出迎えしてくれました。シェリルの居場所を知って展望公園の区画の空気調整を先んじてやってくれていたのです。マクロスFがSFラブ戦争アニメだったのが幸いしたなシェリル。
そんなわけで当面の危機は去り、三人の嬉し恥ずかし閉鎖空間イベントもお開きに。シェリルは別れ際にアルトにはデレツン、ランカにはガチデレのコメントを残して軍の護衛付きで帰って行きました。
オズマが負傷して担ぎ込まれていく様をランカが目撃してしまい、その場に昏倒しました。未沙2Pも昔の男(?)が心配のようです。
でも新しい男こさえてました。というかシタ入れるなキョン! ハルヒとの時もやったのか!?
独り身のオズマ兄ちゃんは色々と死亡フラグを立ててきているものの、今回は死神の手から免れました。きっと女にフラれたことで憐れまれたのでしょう。仕事そっちのけで不幸な人間の手助けをしてしまうハートフルな死神くん@えんどコイチ。
それはさておき、オズマの口からランカが実の妹ではないことが語られます。彼女は十一年前にバジュラの襲撃で肉親の全てを喪い、その時のショックで記憶を失ったのです。オズマは軍人としてランカの家族を守ることが出来ず、その罪滅ぼしから彼女を引き取られたのでした。なるほど、光源氏計画絶賛遂行中というわけか(違う)
ランカには過去のことを伏せているとオズマに聞かされてアルトは叫びます。
「俺なら全てを知っていたい!
他人に自分の運命を任すのは真っ平だ!」
前述のシェリルの啖呵と似たようなことを言ってます。パクリというよりはアルトの心の琴線に響くものがあったのでしょう。実家のことでも学校のことでも自分の思うように行かないので悶々とした毎日を過ごし、しかもそんな自分が一番苛立たしいという思春期少年にとってはシェリルの不遜なまでのプライドは眩しいものとして映ったはずです。
そんなわけでアルトは二十四時間の猶予の後にS.M.Sに入隊するかどうかを決めることになりました。ルカはアルトが仲間になるということで素直に喜びますが、ミハエルはツンデレ入って難色を示します。彼はマックスほどには浮世離れしていませんでした。
それはいいが時おり耳をトンガらせ忘れるのは気をつけろ。その身に流れるゼントラーディの血が泣いているぞ。
一方、シェリルはトップアイドルなので二次元のファンだけでなく三次元の視聴者にもサービスして風呂場シーンを入れました。銀河の妖精の絶え間ない努力を感じます。
テレビのCMでイヤリングという単語が出て来て、ようやく自分がアルトに会いに行ったことを思い出しました。さすがの女傑も生命の危機に出くわしたので当初の目的を失念してしまったのです。そしてシェリルはアルトにイヤリングを返してもらおうとしては果たせず、次第に『マクロス7』の花束の少女化していくのであった……。嘘です。傲慢無礼なシェリルに可憐な役は務まらない。シェリルにとっては重要な件らしいので引き延ばしは避けてほしいネタではあります。
そしてアルトは展望公園を再訪してランカと期せずして出会います。そしてコヤツもまたツンデレ入ってランカをからかいます。ランカ誰にでも愛されています。いい子なのは確かですが、マクロスFの登場人物はどうもロリコンの気が強い。
そしてランカは子供の頃のたった一つの記憶、来歴も知らない歌をアルトの前で唄いました。幸いバジュラはやって来ませんでした。ランカの歌が宇宙生物召喚詠唱でなくなったのはめでたい話です。
そして三人はそれぞれの道を歩み出す。早乙女アルトはS.M.Sのパイロットを志願して、ランカ・リーは歌手を目指して、シェリル・ノームはトップアイドルとして。
だいたい三話かけてのプロローグでした。駆け足気味のスピーディーな展開の上にメインキャラ三人の個性の掘り下げが充分になされていたので総合的に素晴らしい出来映えでした。戦闘については言うまでもありません。これから先も大いに期待できるクオリティでした。
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- [2008/04/18 23:00]
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マクロスFRONTIER 第02話 「ハード・チェイス」
挨拶代わりに五体倒地。すいません、正直なところ舐めてました。第二話になっても戦闘シーンは見惚れるしかないくらい動いていました。このままだと劇場版マクロスよろしくスタッフが病院送りになってしまいそうなクオリティです。二三ヶ所キャラが顔面崩壊していたような気がしたのは目の錯覚でしょう。ストーリーは前回よりもさらに盛り上がり、時折パロディも含まれていて、総合的な出来映えは及第点を遙か後ろに置いてけぼりにする高得点です。だから視聴率が1.1%というのはきっと悪い夢です。早く目覚めろ俺。
アルトが素人同然だからかVF-25のキャノピーが破壊されているからなのかは判りませんがガウォーク形態のままで宇宙生物バジュラに特攻します。でも不幸中の幸いというか、市街戦だとガウォーク形態は意外と使い勝手がいいのでした。ブースターが使えるから足で歩くよりも速いし、前面投影面積も小さくなるし、ついでにバトロイド形態よりも操縦が楽だしで。
そこへ遅ればせながら到着したのがフォッカー二世ことオズマ兄貴。バルキリーに部下のギリアムではなく正体不明の少年が搭乗していることを訝りつつ、そのすぐそばに妹のランカが竦んでしまっているのを発見します。
ちなみにこの位置でランカの悲鳴が聞こえています。集音性高すぎ。それともアルトのバルキリーと音声が繋がっている?
さてアルトは素人の悲しさ、ガトリングガンの弾を撃ち尽くしてしまうと為す術を知らずに立ち尽くしてしまいます。バジュラに叩き付けられるVF-25を目の当たりにしてランカに古い過去がフラッシュバックしたところで兄貴参上。バジュラの攻撃に対してガウォーク形態に変形することで間一髪で回避します。
オープン・ゲット! みたいなノリなので普通に避けた方が速そうな気もしますが可変機にしかできないアクションではあるし思わず快哉を叫んでしまうほどに燃える展開なので無問題。変形ロボの醍醐味ここにあり。
そして増援も来たのでオズマはアルトにランカを連れて逃げるように命令します。
「カスリ傷でも付けてみろ。反応弾で蒸発させてやる!」
核兵器を反応弾と呼称するのはマクロスシリーズと佐藤大輔作品のお約束です。ちなみにマクロス世界だと反応弾の仕様には統合軍の許可が必要なのにオズマはお構いなし。彼のシスコンの根の深さが窺い知れます。
その後アルトは視聴者にマクロスFのCG技術の高さを見せつけつつバジュラの攻撃を避け続けていきます。アルトの素人とは思えない技量にミハエルも舌を巻きますが中の人が気分次第で阿修羅をも凌駕する存在なので当然といえば当然の話。ミハエルは美形の眼鏡キャラだしバルキリーは青いしでポストマックスっぽく援護射撃でバジュラを仕留めていきます。
一方アルトはうっかり被弾し、ランカが宇宙空間に放り出されようとするところを操縦席から飛び出して抱き留め、いろいろあってラッキースケベが発動しました。
アルト姫は反応弾ではなくマクロスキャノンで量子分解されることが決定しました。美人薄命を地でいく夭折です。ちーん。ちなみにアルト、シェリルの時とは違ってランカの場合だと顔に朱が差しています。このロリコンめっ!
ランカは見た目通りのウブなネンネ(前世紀的表現)なので悲鳴を上げ、それを聞いたバジュラの動きが目に見えて鈍ります。その虚をオズマは逃さずに近接戦闘で見事に一匹を仕留めました。
コーラサワーじゃないから単分子カッターだって充分に決戦兵器だぜ!
『マクロスプラス』でイサムが銃剣ガンポッドでゼントラーディを屠っていたシーンがあったので、おそらくオズマ兄貴のブレードはそこら辺から流用したものでしょう。市街地だと周辺の被害も考慮に入れて戦う必要があるから。
そんなこんなでバジュラは撤退を始めます。アルトたちは郊外にバルキリーを不時着させて別れます。ランカには尊敬の目で見られていたものの、アルトとしては自分には何も出来なかったと悔恨に塗れる心境でした。ギリアムが握り潰された最期を思い出し、街の消火活動を見てアルトはその場で嘔吐します。主人公ではあるもののアルトはまだまだ未熟で平凡で経験不足で、だからこそこれから先の成長が期待できます。
翌日、フロンティア内の資源は統制モードに入ったものの市民たちは落ち着いて生活を送っていました。危険と隣り合わせの移民団なので根性が座っています。そんな中、いつも通りに登校してきたアルトは軍に連行されて病院で採血検査を受けました。
第一話に続いての上半身マッパ。どんなに美形でも男のサービスシーンはいらんのじゃ!
さてF版早瀬未沙はアルトの経歴を説明的に語った上で彼に取り引きを持ちかけます。無許可で戦闘機を使用した罰を受けるか、軍のパイロットになるという譲歩案を呑むか。この後オズマにも突っ込まれますが、軍の人手不足の深刻さには目を覆わんばかりのものがあります。ちなみにオズマが病院に来ていたのは、アルトと同じように宇宙生物と接触したということで検査を受けたランカの付き添いのためです。さらに言えばF版早瀬未沙とは旧知の仲。そのうち焼けぼっくいに火がつくのでしょう。
で、アルトは今度はオズマに拉致られてS.M.Sに連れて行かれました。その道すがら、古参ファンにはたまらない挿入歌が流れました。
「Let’s go! 突き抜けようぜ!」
突撃ラブハート! またもや熱気バサラです。スタッフの遊び心とサービス精神に拍手喝采。
一方シェリルは意外なことにアルトの追っかけを始めます。いつの間にフラグ立った? と疑問を抱きつつ仔細に観察すると彼女の左耳のイヤリングが付いていないのでコレ目的と思われます。ちなみに肝腎のブツはギリアムの遺品の中に紛れ込んでいます。
そしてシェリルはS.M.Sの所在地を聞き出して変装して足を運びますが方向音痴なので目的地に辿り着けません。そこへタイミング良く自分の持ち歌を口ずさみながら通りかかった見知らぬ少女を捕まえて道案内させることにしました。
「飛び越えろ〜♪ ハラペコなの〜♪」
ハラペコなので目が覚めたバジュラ(←語尾)
宇宙生物バジュラはランカの悲鳴を聞いては撤退し、ランカの歌声を聞いては活動を再会します。ランカもさすがはマクロスシリーズのヒロイン、ジャイアンとは違う意味での音声兵器の所有者です。
オズマがアルトをS.M.Sに連れて来たのは彼にギリアムの死を語らせるためでした。合図を掛けるまでもなく、同僚たちも二人を遠巻きに囲みます。みんな大人なので感情を昂ぶらせはしませんが、心の中では一様にギリアムの死を悼んでいるのです。そしてアルトにとってもギリアムは、おそらくこれからの人生に大きな影響を及ぼすことになるであろう人物です。第一話での退場を余儀なくされましたが、ギリアムはこの作品に欠かすことの出来ない重要人物といえるでしょう。どこかの柿崎とは大違いだ。
そしてスクランブル。こなたとつかさがオペレーター室で会話していたのはさておくことにして、オズマ以下が迎撃に向けて慌ただしく立ち働いている様を見てアルトの心も動きます。第一話で自分の現状に居心地の悪さを覚えていたアルト。彼は今こそ自分の居場所を見つけ、全力を尽くそうとします。
「俺をバルキリーに乗せろ!」
殴られました。
「ノリでほざいてんじゃねぇ! ガキが!」
S.M.Sは青臭いガキの駆け込み寺ではない! と言わんばかりの鉄拳制裁。現場指揮官としてはすごく適切な処置なのでしょうが話の腰を折ること甚だしい。もっとも軍属だったらろくなサポートも無しに出撃させられて二階級特進、第二話にして最終回を迎えていたでしょうから兄貴なりの優しさと好意的に解釈しておきましょう。オトコノコは年長者に殴られて大人になるのです。
一方ランカはシェリルが本物と知らずに彼女の長所を並べ立てていきます。そしてスカル小隊が出撃していく様を不安げに見送り、シェリルに指摘されて口を開きます。
「お兄ちゃん……兄が昔。今は事務の仕事だから安心なんですけど」
節子ランカ、それジムちゃう! バルキリーや!
そんなこんなでシェリルはサービスといってランカの前で生の歌声を披露し、自らの正体を明かします。そしてばったり顔を合わせたアルトに魔法少女ちっくなバトンを突き付けて第二話は終わりました。ラストでシェリルのトップアイドルとしての凄みと女性としての包容力が描かれていて彼女の株が急上昇。
このレビューを書くまでに三回観返しました。週一アニメとしては他に冠絶する出来映えです。特に戦闘シーンの気合いの入り具合は異常。キャラクターの個性と魅力も引き出されてきました。次回が待ち遠しくなるアニメをリアルタイムで観られるというのは、それだけで幸福です。
- [2008/04/11 23:16]
- マクロスF |
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