保険 アリコ Moon of Samurai 機動戦士ガンダム00

機動戦士ガンダム00 2nd season 第25話(最終回) 「再生」 

 俺たちの戦いはこれからだ! 続きを観たけりゃ金 払 え。
 というわけで肝腎な部分は全て劇場版に丸投げされました。ぶっちゃけハガレンの二番煎じです。水島監督も大概にしてください。

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「ダブルオーライザー!」
「リボーンズキャノン!」
「刹那・F・セイエイ!」
「リボンズ・アルマーク!」
「出る!」
「イく!」

 最後の最後でブチ壊し。
しかしそのオチを前提とした上で再考してみるとせっちんのセリフも何を出すのだと気になってしまいます。
 ちなみにラストバトルはCB側は一人も戦死することなくイノベーターたちを全滅させて終りました。……これで擱筆したらアレなので観ていて思ったことを蛇足的に書いていきます。

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 リボーンズキャノンが裏返って正体を現したらガンダムでした。機能性も量産性も通常のMSより悪くなりそうなのにメリットはどこを探しても見つからない両面宿儺タイプに何の意味があるのか、額が禿げ上がって髪型がイオリアカットに変るくらいに考え抜きましたが答えは出て来ませんでした。
 さて刹那と偽アムロとが互角の戦いを演じていたところへイノベーターのヘタレ二人が乱入してきてせっちんピンチ、そこへロックオン弟とアレルヤとが馳せ参じたので三対三の団体戦へともつれこみました。実際には一対一が三組だったんですけど。

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 超兵復活、したのに二つの瞳は同じ色でした。第一期の最終回は一年前のことなのでアハレルヤの設定なんて誰も憶えていないのか、と寂しく諦めていたらエンディングではちゃんとオッドアイになっていました。なので作画がポカした可能性が高い。戦闘シーンの作画は文句のつけようがないほどにハイクオリティだったので何故こんなケアレスミスを犯してしまったのかがむしろ不思議です。
 あ、この後アハレルヤはサディズム爆発でヒリングを好き勝手に弄んだ後で機体を両断し、ロックオン弟はちょっと苦戦しましたがやっぱり勝ちました。完全に消化試合。

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 ティエリアは額を撃ち抜かれてヴェーダと同化したので精神体というか視覚的イメージを送り込んで偽アムロを動揺させました。ケツのラインが見所です。生身じゃないから恥ずかしくないもん!

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 はいはいメインカメラがやられただけメインカメラがやられただけ。

 そして相討ち。

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 ねんがんのたいようろをてにいれたぞ!

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「これは……運命だ……!
 無傷のOガンダムをCBが置き捨てていったのは運命だ! 普通なら回収するところなのに放置していたのも運命だ! 仮にCBが自発的に放棄したとしても、その場合は敵に利用されることを防ぐために爆破しておくべきなのに何の処理も施さなかったのも運命だ! 設備も使わず調整もナシにあっさり太陽炉の付け替え完了できたのも運命だ! とりあえず不自然でツッコミどころ満載の流れは全て運命のおかげにしておこう!」


 まぁOガンダムがそれなりに有効活用されたのは良かった。これで第一期第一話の他には筋肉が固定砲台として使用しただけなんてオチだったら、実写版デビルマンにカメオ出演したKONISHIKI並に無意味な登場になっていたところです。

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 これまで何の前振りもなかったのに最終回で最後の最後になって唐突にエクシアが投入されました。サーシェスやグラハムは引っ張るだけ引っ張っておきながら恐ろしく消化不良な決着をつけ、ラストバトルの機体は伏線ゼロで登場。嗤っていいものか悩みます。
 で、ラストバトルはマリナたんの手紙の朗読とガキんちょどものゴロゴロソングとのダブルパンチのせいで緊張感が台無しになってガンダム00中ワースト3に食い込むくらいに盛り上がりに欠ける戦いになってしまいました。アザディスタン人の空気の読めなさは異常です。
 そして刹那はOガンダムに剣を突き立てて勝利しましたが爆発の余波でエクシアが吹き飛ばされて相討ちの形になりました。しかしどうせ例によって死んでいないんだろうなと思わせる展開でしたし実際に死んでいませんでした。そこらへんは後で触れます。

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 マリナたんは自分の手を汚さずに歌ってゴロゴロして家事手伝いしていたら周りがよってたかって皇女に復帰させてくれました。しかし四年間の苦労に加えて逃亡生活の辛さを味わったために色々と学ぶところがあったのか、第一期のころとは段違いに腹黒になりました。式典の場に子供たちを同席させているのがその証拠です。きっと「第一皇女はどれほどの苦難に遭遇しても子供たちを見捨てずに愛を以て守り抜き、正義と平和を実現するために英雄的な手腕を発揮してきた!」てな感じのプロパガンダのダシに有効活用している毎日なのでしょう。正直、そんなことでも言わないとマリナたんが無能な上に対アロウズ戦では何もしてこなかったことがバレてしまいますし。この辺は世界レベルでの情報操作が可能なヴェーダを掌握しているCBとの太いパイプを有しているのが非常に有利に働いています。画像の右下の顔なんて完全に「してやったり!」なんて表情ですぜ旦那。

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 ルイスは静養中とのことですが命に別状はなく、細胞異常も完全に治まりました。ここでは語られていませんでしたが、ルイスのイノベーターへの進化もおそらくGN粒子のおかげでチャラになったのでしょう。こうしてみると完全に無意味な設定だったなイノベ化。この後ふたりは抽象的で中二病丸出しで具体的な解決策を全く提示しない自己啓発セミナー臭プンプンものの語りを延々と続けたのは聞き苦しいことこの上ありませんでした。せっかくめでたしめでたしで終ったんだし二人っきりで個室にいるんだから今まで我慢していたぶん思う存分イチャイチャすればいいのに。

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 アロウズの親玉にしてポニ夫の叔父のカタギリ司令が割腹して果てました。恒久平和を実現するために自らの手を汚すことを厭わず、そして敗北を悟ると自分の罪を自分の死で贖ったのです。一死大罪を謝す、という言葉が真実かどうかはさて措くとして、少なくとも彼は己の信条に従って自分を裁きました。これまで散々報いを受けるとか償いを果たすとか言っておきながら結局は平然として今まで通りの生活に戻りくさったどこぞのテロ集団とは大違いです。

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 小熊生存。前回で判っていましたけど。

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「いやーはは、不死身のコーラサワー改め、幸せのコーラサワーになりました!」

 やっぱり生きてたよコーラサワー! しかも念願かなって大佐(今は昇進して准将)と結婚したよ!

 さて話は変りますが、多くの物語では主人公のなんらかの欠乏によって幕が開けます。家族が死ぬか誘拐されるか、あるいは高慢や無知といった精神的欠点を有するかしていて、主人公は欠乏を埋めるために旅(実際的あるいは精神的)に出ます。ヒーローズ・ジャーニーとは主人公が円満具足した人間へと成長するための旅なのです。またウラジーミル・プロップの物語の機能分類によれば最後の三十一番目に配されるのは「結婚」です。
 コーラサワーは物語が始まる前までは模擬戦で負け知らずのエースパイロットでした。それが第一話でガンダムに完膚無きまでの敗北を喫し、彼の完璧な経歴に傷をつけられました。彼はその傷を癒すために何度も何度もガンダムに挑戦し、最終的には結婚することで自らの物語を完結させたのです。
 つまり『機動戦士ガンダム00』の本当の主人公はパトリック・コーラサワーだったんだよ!!
 な、なんだってー(棒読み)


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 一方ポニ夫はおっぱい予報士と結婚することなく研究室に舞い戻って寂しくMAの開発に没頭していました。たぶん童貞のままです。
 しかし彼以上に悲しいのが我らのグラハム・エーカー。

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 哀愁漂う立ち姿には覚えず同情の涙を流すのを禁じ得ません。
 しかしグラハムは何のために第二期に出て来たんだ。変態仮面にジョブチェンジして割と初期からチョロチョロ出張ってきて変態的なセリフを残しては去っていって、いざ刹那とのバトルになれば物凄いテキトーに処理されました。
 グラハムが活躍できなかったのはやっぱり設定に無理があったからでしょう。そもそも刹那と関係のある敵キャラが多すぎました。特にグラハムとサーシェスとは、普通なら一人で充分にライバルを張れる人材だったのに、どちらも刹那とからませたおかげで二人の出番が二分化された上に印象も散漫になってしまいました。それでもサーシェスはロックオン兄弟との因縁があったおかげで少しだけ、ほんの少しだけ見せ場を与えられましたが、グラハムはストーリーの進行上、完全にお荷物に成り果ててしまいました。グラハムは完全に制作陣の不手際によって全てを台無しにされてしまった悲しきライバルキャラなのです。

 GM四人とCBの面々については呆れ果てるとしか言い様がないのでさらっと流します。
 ライルは家族の墓と、その隣に建てたアニューの墓とを訪れました。第一期第九話のアバンとリンクする形なので割といいラストでした。
 アハレルヤはソーマリーと一緒に徒歩で旅に出ていました。そこは大佐の墓参りだろと声を大にして言いたい、けれどそれだとライルと被ってしまうので演出的に不味かったのでしょう。
 ティエリアはヴェーダと同化しました。フツー。
 で、せっちんたちCBは「俺たちにはやることがあるし戦争根絶を目指してるし何もかも途中だから罰なんて受けないもんねー」ということでテロ屋を再開しました。途中、途中。映画が封切られるまで途中。たぶん映画のエンディングでも報いは受けずに途中のまま。
 ラストに「The childhood of humankind ends」と『幼年期の終わり』のオマージュらしき英語があったので劇場版は外宇宙からの侵略者との戦いになるのでしょうが、金を払ってまで彼らの決着を見届けようなんて気は毛頭ございません。
 観ている分にはそれなりに楽しめましたしレビューのネタにもなりましたけれど、視聴後には何も残らないアニメでした。いや、疲労感だけは残っているか。あー疲れた。



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機動戦士ガンダム00 2nd season 第24話 「BEYOND」 

刹那「GN粒子のおかげで純粋なイノベーターに進化しました」
ライル「GN粒子のおかげで仇が討てました」
アレルヤ「GN粒子のおかげでハレルヤが一瞬だけ出て来ました」
ティエリア「GN粒子のおかげでヴェーダと融合できました」
沙慈「GN粒子のおかげで恋人が戻ってきました」
ソーマ「GN粒子のおかげで小熊が改心しました」
ラッセ「GN粒子のおかげで不治の病が治りました」
CB組「GN粒子のおかげでピンチから逃れられました」
ビリー「GN粒子のおかげで彼女ができました」

 GN粒子最強伝説。すごすぎます。
しかし肝心のスーパー全裸タイムが省略されてしまっていたことに関しては声を大にして苦情を述べ立てたい。おのれ緑の粉粒の分際で、最終回目前ということで空気を読みおったわい。

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 刹那&沙慈のダブルオーライザーがルイスのMAから有線攻撃を受けて電撃ビリビリで足を止められたところへ主砲の直撃を喰らってその上ハグされて特攻兵器に突っ込まれて盛大に爆発しました。ここまでやってダブルオーライザーが機能停止、とまではいかなくても腕の一本でももぎ取られていなかったら完全に無敵です。これから先の戦闘で緊張感が激減してしまいます。

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 ほとんど無傷でした。わあい無敵装甲ばんざあい。
 さてヴェーダの内部ではティエリアが偽アムロを含めたイノベーターたちの正体はイノベイドであると割かしどうでもいい真実を暴露しました。彼らは真のイノベーターの覚醒を促すために生み出された人造人間だそうです。しかし偽アムロは自分がイノベイドを超えて真のイノベーターすら凌ぐ存在になったと自己申告します。何だかとってもスーパーサイヤ人を超えたスーパーサイヤ人っぽい感じ。この後ティエリアは射殺されます。
 で、ポニ夫。

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「より優れた存在によって統率されるのは、論理的に考えても正しい選択さ。それに人類を導くために生み出された彼らは、我々に何の見返りも求めはしない。理想的な関係じゃないか」

 より優れた存在? ポニ夫よ、それはひょっとしてギャグで言っているのか?(AA略) 確かに連中は自分たちを超越種であると吹聴していたけれど、実際の戦績を思い返してみると大抵いいとこなしで終っています。パイロット技能では明らかにサーシェスに劣っています。あとトランザムだってポニ夫が手を貸して初めてイノベ側が使用できるようになったので技術開発能力もまた超人的とは言い難い。正直イノベーターって根性の悪いビッグマウスのクソガキどもという印象が強い、ただしアニューは除く。

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 CBの面々は絶賛苦戦中。ライルはサーシェスにいいように嬲られ、ソーマの機体は小破し、電池はいつものようにマリーマリー叫んで攻撃を喰らい、筋肉は血を吐きました。

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 ヤンデルイスは完全にテンパっていて、大破したMAから救い出してもらったことも理解できずに沙慈を絞め殺そうとします。そんな狂乱の彼女が視界に捉えたのは、かつて恋人から贈られたペアリングの片割れでした。そしてルイスは二人が最後に顔を合わせた四年前のあの日のことを思い出します。しかし二人とも老けたなぁ……(苦労したんだよ!)
 かくしてルイスは絶叫の末に事切れました。すわ、Zガンダムのごとき大量死エンドか? と暗い予感が頭をよぎりましたが、このアニメはとりあえず主人公が叫べば何とかなるし実際に何とかなりました。

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「そんなこと……させるかぁ!」


 ここまで敵方が無数の犠牲を積み上げては踏み越えてようやくCBにとどめを刺せる寸前にまで持っていったのにせっちんが叫んでトランザムバーストが起動したら一発逆転ちゃぶ台返しで全部台無しになりました。偽アムロにちょっとだけ同情します。

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「刹那……この光は、きっと……刹那の戦いの光……命の輝き……」

 今回のマリナたんの出番はここだけでした。史上稀に見る空気ヒロイン。万能なるGN粒子を以てしても彼女の出番を増やすことは不可能だったのです。マリナたん、恐ろしい子……! わりとネガティブな意味で。

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「何なんだお前は!?」
「俺は俺だぁ!」


 ライルvsサーシェスはGN粒子のせいでサーシェスが失調して形勢が逆転しました。GMが実力で劣勢を覆す展開が皆無に等しいのは最終回目前になってもちっとも変わりません。あとサーシェスのブチ切れシャウトの意気やよし。

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 ハレルヤが本当に一瞬だけ復活しました。第一期みたいにアレルヤとして真の超兵の実力を見せつけたりはせずにsound onlyでの登場です。
 一方ポニ夫は世界の秩序とか恒久和平の実現とか、さももっともらしいことを語っていたのに結局のところCBと闘っていた真の動機がおっぱい予報士への未練だったことを情けなくも晒す羽目になりました。素敵に喪男。

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 マリーが復活して小熊が生存しました。二人はGN粒子を介して心と心で語り合い、小熊はセルゲイ大佐の不器用な愛を悟って慟哭したのです。小熊が生き残って釈然としないのは単純にパパ熊がお気に入りのキャラだったというだけで、ストーリーの流れとしてはむしろ穏当な結末でしょう。復讐の連鎖はどこかで断ち切られないといけないし、小熊は人の話を聞かないウザキャラではあったものの救いようのない悪役というわけではなく、それも本人のせいとばかりは言えないので。ここらへんがトリニティのビッチとは違う点です。あえて難点を挙げるなら、親子のすれ違いの果ての悲劇というのは悪くはなかったものの、父殺しはちょっとやり過ぎの気味がするところでしょうか。さて最終回でどう纏めてくるか。
 ラッセはGN粒子のおかげで元気になりましたがそんなことは心の底からどうでもいいです。ルイスですルイス。

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 死んだはずなのに生き返って、しかも人格まで元に戻りました。すごいぜGN粒子。フォウを筆頭とする強化人間たちの悲劇が相対的に安っぽくなってしまったぜ。だがそれがいい! ここまで来たら御都合主義でも大歓迎です。ルイスはあの時には死んでいなくて気絶していただけと考えれば少しは納得できますし、少なくともCLANNADの平行世界ダイブによる全チャラよりはずっと無理のない展開といえるでしょう。しかしテキトーだね俺。
 さてヴェーダ内部ではGN粒子によってリボンズによる支配が遮断された隙を突いてティエリアがヴェーダのシステムを掌握してヴェーダと融合しました。肉体はすでに射殺されているので後腐れがないともいえます。さてティエリアヴェーダ、縮めてティヴェリアはセラフィムの真の能力を発揮してアロウズのMS部隊を無力化し、一気に形勢を逆転しました。そしてついにサーシェスの命運も尽きました。

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 機能停止して破壊されたスローネを捨てて生身で逃走し、ライルに後ろを突かれると両手を挙げて降伏し、相手がとどめを刺さずに去ろうとしたところを不意打ちに射殺しようとして返り討ちにあってジ・エンド。恐ろしいほどに盛り上がりに欠け、なおかつ小悪党そのものの死に様を迎えました。あな勿体なや。正直なところサーシェスの扱いは第一期の方がまだマシでした。
 だいたい何故ライルに殺されて終るのか。いや、ライルにとってサーシェスが仇であることは知っていますが、それは刹那にとっても同じことです。サーシェスとは刹那の方が因縁は深いし、サーシェスはかなり早い時期から刹那にとって最大の宿敵として位置づけられていたはずなのに、とどめはライル。刹那とサーシェスとの因縁は宙ぶらりんのまま立ち消えになりました。ロックオン兄弟の仇をサーシェスにせずに別のキャラに割り振っておけば少しはマシになっていたことでしょう。ガンダムは無駄にキャラの数が多いくせに有効活用ができなかったのが敗因です。
 ともあれ魅力的だった(←過去形)悪役は退場し、小物のラスボスが残りました。

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 赤金カラーのガンキャノンに乗って。
 今の今になって偽アムロの気持に初めて気づいた! 彼があそこまでダブルオーガンダムに固執していたのはガンキャノン似の微妙すぎるデザインのMSに乗ってラストバトルを戦いたくなかったからだ! 分かる、分かるぞその気持! 思えば偽アムロも哀れな男よ……!




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機動戦士ガンダム00 2nd season 第23話 「命の華」 

 前回アバンでグラハムが即席バトルで倒されたと思ったら、今回はアバンでリジェネが射殺されました。長いこと引っ張った割にオチを迎えるとなったら毎回テキトー&あっさり感がたっぷりなのはどうしたものか。

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 偽アムロの意識は直接ヴェーダと繋がっているから肉体はただの器で取り替えオッケーだそうな。かなりどうでもいい種明かしです。で、リジェネは結局なにがやりたかったのか不明なままろくに活躍もせずにサーシェスに撃たれてジエンド。第一期の偽トレーズ様みたいな最期でした。
 さて戦場ではグッドマン准将が戦死したので戦局は掃討戦へと移り、CB&カタロン&連邦軍(と自称するアロウズのクーデター部隊)が顔も名前も与えられていない残敵を処理している最中にようやくラスボスが本腰を入れてきました。せっちんはすでにニュータイプに覚醒しているので、ソーラレイが撃たれる直前にアムロが叫びだしたのと同じようなことを言い出しました。

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「来るぞ。攻撃が来る! 禍々しい光が……」

 こんなところまでファーストのパク……ゲフンゲフン! オマージュをやらねば気が済まないところにスタッフの強迫観念じみた精神が見て取れます。

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 ごんぶとレーザーでモブどもは宇宙のチリと化しました、がメインキャラは一人も死んでいません。またこのパターンか。レビル将軍とデギン公、超VIP二人を殺したソーラレイとは作中の重要度に雲泥の差があります。原典からインパクトのある小道具だけを拝借しておきながらショボい活用しかしないのだから出来の悪い水割りを飲まされている気分。どうせパクるのなら少しはうまく料理してほしいものです。
 そして偽アムロはわざわざ光学迷彩を解除してコロニー型母艦の全貌を明らかにしました。正義の味方それ☆すたにやられるためには自分たちの姿をさらさなくてはいけないからですね、わかります。悪役はつらいよ。
 そしてまたもや新型のMSが御披露目されました。

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「あの形状……まさか! あのダサくてキモくて見ていて目が腐りそうで無機物なのに全体から喪男臭がプンプン漂ってきて吐き気を催すデザインはビリー作に違いないわ!」

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「あんまりだよ九條」


 その後は特攻使用のMSでイノベーター&トランザムの投げ売りセールが始まりました。

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     ∧∧ ∧∧ ドドドドドド・・・・
    (゚Д゚ ,,) (゚Д゚ ,,)  ∧∧      (´´        トランザム∩)  (´´ (´⌒(´
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                 ̄ ̄  (´⌒(´⌒;;


 ミサイルではなくて人間魚雷なのはトランザムを起動させるのに音声入力システムが導入されているからです。赤毛イノベはギャグとしか思えないくらいトランザムトランザムと連呼していますし。しかしせっかく大量生産したのに威力のしょんぼり具合がなかなか笑えます。というか以前の戦闘で普通のミサイルがプトレマイオスのGNフィールドを貫通してダメージを与えていたのにトランザムMSがまともな戦果を挙げられなかったのはどういうわけですか。イノベーターもMSもトランザムもデフレスパイラルの真っ最中。
 一方、我らが愛する炭酸飲料に見せ場が回って参りました。惚れた女を護るために身を挺して旗艦を庇う!

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「俺の大佐に……手を出すなぁ!」

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「パトリック!?」

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「大好きです……カティ」

 まぁ不死身のコーラサワーが死ぬわけないことは明々白々ですが。


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 キャプ画像では判りにくいので各自お手元のビデオで再確認していただければ幸いですが、若干のタイムラグの後に噴出した煙は色が微妙に違う上に、その先には何かの物体が見受けられます。十中八九コーラの乗った脱出ポットでしょう。しかしGMやイノベ連中が生き残っている描写を見つけても興醒めするだけなのにコーラの場合は全く別に感じられるのは愛ゆえか。

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 何か知りませんがプトレマイオスが補給電池なしでトランザムできるようになっていました。GNコンデンサーのおかげかと思われますが、それが可能ならコンデンサーを大量に設置してGN粒子を溜め込んでおけばトランザムの持続運用が可能なはずなのに……たぶんアレルヤが強行に反対したのでしょう。「そんなに僕の存在価値を減じたいんですか!」とかスゴイ剣幕で捲し立てて。
 ともあれプトレマイオスは敵母艦にダイダロスアタック。

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 宿命の対決、刹那&沙慈vsルイス&小熊。そしてロックオン弟vsサーシェス。小熊は一撃で退場しましたがいても空気でしかないので別にあまり変化がありません。サーシェスは刹那との因縁がまだ解決していないのでここで敗北することはないでしょう。

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 STO(すごい・適当な・Oガンダム)。第一期第一話の初っ端に登場して思わせぶりな演出の数々を与えられておきながらイザ出番となったらラッセが乗って固定砲台として蚊トンボを撃ち落とすだけが仕事という地味すぎる運用をされました。悲しいほどにヘッポコすぎます。
 さてプトレマイオスにはオートマトンを率いてポニ夫がやって来ました。そして昔の女と御対面。

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「私たちの陣営に鞍替えしない? 条件は三食昼寝つき、ベッドのオプションは私」

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「乗った」


 ポニ夫は私情だけでここまでやって来ただけっぽいから一発でなびきそうです。



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機動戦士ガンダム00 2nd season 第22話 「未来のために」 

 せっちんvsハムさん、因縁の対決はアバンだけで決着がつきました。直接の対峙は避け続けて周辺で長いことウロチョロしていたわりにはお手軽感たっぷりのバトルでした。

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 グラハムのヘンチクリンな日本趣味はカタギリ司令の影響が大きかった模様です。だったら司令はハムの間違った部分を指摘してやればいいのに。司令は純粋な日本人ではなくて日系人だから正確な知識を持たずにアメリカナイズされた日本趣味を伝えているっぽい。あとグラハムのポニ夫とのつきあいはかなり古くまで遡りそうです。実は二人は幼馴染だったとか言うんでしょうか。
 で、グラハムは負けました。

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 マスラオ改めスサノオの兜が破壊されて現れたのはオーバーフラッグの頭部でした。グラハムのフラッグへの気持ちは未だ消えず。まさしく愛だ!

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「俺は生きる。生きて明日を掴む。それが俺の戦いだ。
 生きるために戦え」


 利いた風なことを抜かすせっちん。
GN粒子の恩恵を受けて超一流のパイロット技能をお手軽に手に入れたのをいいことに、本当なら圧倒的に格上のはずのグラハムを相手に言いたいことを言って去っていきました。
 その後プトレマイオス御一行は新装備を追加しました。しかし意味不明なことに人員は補充しません。真面目に戦争する気があるのかコイツら。とにかく彼らは月の裏側へと赴いてアロウズの大艦隊と決戦することになりました。しかしそれはそれとしてリボンズの命令でアロウズ艦隊から離れていくライセンス持ちたち(なぜか小熊含む)の中のルイスが色々とヤヴァい。

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 ヤンデルイス。このままだと本当に強化人間エンドを迎えてしまいそうです。頑張れ沙慈、好きな娘をしっかり救ってみせろ!

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 カタロンがCBを支援するために宇宙に上がった、まではいいのですが何故わざわざ非戦闘員まで戦場に連れていく。そんなにマリナたんに歌わせたいのか。そんなに歌で世界を救わせたいのか。そんなにマクロスをパクりたいのか。

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 偽アムロはよりにもよって赤毛コンビを量産しやがりました。イノベーターの中で最も早くに戦死した無能どもを選んでアニューを量産しなかった愚物に人類の行く末を決める資格などないわっ! あと赤毛クローンの数が多すぎる上に犇めきすぎています。カメラに収まるように偽アムロが誘導したのでしょうが、一歩踏み違えればドミノ倒しで大量の死人が出ることでしょう。

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 フェルトが唐突に刹那とフラグを立ててついでに死亡フラグまでおっ立てました。いや、二人の間には交流がなかったわけではないし一期ラスト附近ではフラグらしきものも垣間見えたはずですが(うろ覚え)二期に入ってからは二人は会話さえほぼ絶無でした。この期に及んで二人の関係が再燃したというのは無理がありすぎます。脚本家はこれまでの二十話近く何をやってきたのか。
 フェルトがロックオンから刹那に鞍替えした件については責める気持ちは毛頭ありません。ロックオンが逝ってからそろそろ五年が経とうとしています。フェルトは死ぬまで操を立てるべきだと言うのは酷すぎる注文ですし、まだ若い身空の女性が新しい幸せを求めても誰も文句は言えないはずです。というよりも何年も前に死んだ人のことをずっと想い続けて節操を変えずにいられるとしたらそれは良くも悪くも少し変です。

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「僕を導いてくれ、ロックオン……」

 少し変だよティエリア!

 そんなこんなで戦闘開始。刹那はガンダム無双モードに突入してアロウズの雑魚どもを斬って斬って斬りまくります。

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 あのー、せっちん? あなたグラハムには「生きるために戦え」とか偉そうに宣っていたのにアロウズ兵は問答無用で惨殺するんですか? ライバルキャラと雑魚キャラとでは命の価値に雲泥の差を設けているんですか? それとも自分が圧倒的な優位にあれば好き勝手に偽善的セリフを吐き放題だけど都合が悪くなればあっさり手の平を返して虐殺モードに早変わり? さすがは主人公、ガンダム00の世界観を体現するような言動です。

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 アンチフィールドの罠に嵌って粒子ビームの効力が低下してCBが苦戦すると援軍と反乱軍とが現れて勝手に形勢を逆転してくれました。その割にカタロンがビーム兵器を使用しているのはこれいかに。

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「不死身のコーラサワー、ただいま参上!」

 ある意味メタ発言。

 ともあれ三方から攻められてグッドマン准将が殉職しました。アロウズの負の象徴、分かり易すぎる悪役も今回で退場。
 一方イノベーター陣営ではリジェネが造反しました。

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「親父にも撃たれたことないのにっ!」

 しかし偽アムロは予告にしっかり登場していたので死んでいないことは丸分かりです。せめて隠れていようよ。
 さて偽アムロはなぜ死ななかったのか? 魔軍司令ハドラーに心臓が二つあるように、実は偽アムロには脳が二つあって一つは頭に、もう一つは尻とか膀胱とか十二指腸とかあたりにあると思われます。や、ネタを廃して考えるなら頭脳というか精神を別のところ(ヴェーダか?)に保管していて、肉体に何かあったらスペアボディに記憶をダウンロードさせるというのがベタなやり方でしょう。



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機動戦士ガンダム00 2nd season 第21話 「革新の扉」 

 前回、問答無用でアニューを射殺した刹那に向かって沙慈は他に方法はなかったのかと疑問をぶつけてきました。良くも悪くも一般人の常識を捨て切れない沙慈に対して刹那はちゃんとした説明もできないのに確信はあったと言い切ります。視聴者は神の視点で作品を眺めることができるので刹那の主張が正しいことが分かるのですが、悲しいかな沙慈は登場人物その一に過ぎないし刹那のこれまでの行状が行状なのでおかしい人を見る目つきで刹那を見ることになりました。

   ↓おかしい人を見る目つき
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「最近の君はどこかおかしいよ。今までとは何か……って言っても今までもおかしいことはおかしいわけだったんだよね。元からおかしいところへおかしくなったってことはくるっと反転しておかしくなくなったってこと? それともおかしいのがもっとおかしくなったのか……でも最近の君がどこかおかしいことは確実なんだから君がおかしいことに変わりはないよね」
「おかしいおかしい連呼しすぎだ」


 さて一時的にプトレマイオスの電源がカットされた後で刹那の瞳が金色に光りました。

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 闇の中に沙慈と二人きりになって暗く妖しい情念の炎が目にほとばしり出た、わけではなくて刹那の身体が人間のものからイノベーターのそれへと変革しつつある証なので残念がってください腐女子の方々。
 あとチャイナおっぱいが生きていてCBに合流ポイントを指定してきました。いやまぁ前回の予告ですでに知っていたわけですが。さすがに自分が今までなぜCBのエージェントを勤めてきたのか、そしてなぜイノベーターに寝返ったのかを視聴者に説明するまでは退場するわけにはいかなかったのです。

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「人助けでしょ。そういうことなら協力するよ」

 今まで何度も戦いの片棒を担いできたのにまだ言い訳を必要とする男の図。
しかし人が当り前のように死んでいく狂気の世界に放り込まれた一般人が“人のため”という美名にすがりつくことでかろうじて正気を保っている、というのならリアリティが出て来て悪くはないと思いますが、それなら沙慈はもっと神経質になってささいなことでもクルーと諍いを起こしてお互いを傷つけあって情緒不安定気味に「これは僕の本心じゃないんだ……これは人のためなんだ……」と虚ろな目をしてブツブツ呟くような描写をしてくれた方がよさそうなものです。記憶を辿ると宇宙世紀モノの主人公たちはだいたいそんな感じでした。……思いかえすとヒドいアニメだったな富野ガンダム。

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 二代目ロックオンはこの間のことを刹那に謝り、「俺は戦う」と宣言しました。俺だったら「前みたいに戦う相手を間違えて一方的にボコったりしないでくれよ」と嫌味の一つも飛ばしているところですが刹那は黙して語りません。本当に精神的に成長しました。そんな刹那をロックオンは背後から撃とうとしますが、引き金を引く勇気もなければアニューのことを諦める決断力もないので結局は何もできませんでした。もうロックオンのコードネームを名乗るのは辞めろ裸いる・ディランティ。

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 キングクリムゾンによるスタンド攻撃で戦闘という行為を消し飛ばされて敗北という結果だけが残ったイノベ二人でしたが今回さらっと回想シーンで描かれました。それぞれ仲良くビーム一発でやられてました。彼らの粘り弱さはバイキンマン以下です。リヴァイブは刹那が確信を始めつつあると言い始めました。イノベーター様としてはそんなふうに言い訳しないと格好がつきませんからね(嘲笑)

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「マリナ姫の歌が広がっているんだ……」
「マリナの歌が世界に……どうして!?」

 それはこっちのセリフだよシーリン!

 このままだとマジで歌が世界を変えてしまいそうです。右下のマリナたんは「計画通り」って感じの顔してますし。
 しかしそもそも歌で世界が平和になるというのなら、ジョン・レノンが『イマジン』を歌った1971年には戦争根絶が実現して二十一世紀現在の俺たちは今ごろ安穏と暮らしていて三百年後の刹那たちが戦う必要などなくなっているはずだと思うのですが。もちろん世界は未だに一つになっちゃいないし、人類は依然として兄弟になっちゃいませんがね。それともマリナ姫様のゴロゴロソングは『イマジン』よりも素晴らしくて世界中を感動の渦に巻き込めて人の心を流し動かすことなど朝飯前ってことですか? うわぁ凄ぇ。あらゆる意味で。

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 チャイナおっぱいが己の余命幾ばくもないことを悟ったのか、唐突に兄貴を罵って自分語りを始めました。何やら二時間ドラマで犯罪がバレた悪役が動機について語り出したような感じです。
 王留美(最期くらい名前で呼んでやるか)曰く、兄貴が無能なので無理矢理に王家の当主にさせられたからこんな世界デストローイ! という理由で変革を求めたそうな。
 悪党の動機なんてモノは下らないモノと相場は決まっているからそのあたりは正直どうでもいいのですが、納得がいかないのは留美が王家の当主の地位を忌避しているような描写が今までゼロに近かったことです(俺が見逃しているだけかも知れませんが)。この手の地位を嫌う理由としては、王家が汚い仕事を生業にしていること・親類縁者に金や権力の亡者どもがワンサカいること・当主としての不自由な生活に嫌気が差していること、などが月並なものでしょう。しかし王家の実体は語られず仕舞い。留美の周りにいる王家の者といえば紅龍だけと、出来の悪いセカイ系みたいです。留美は社交界でもそれなりに楽しんでいて、少なくとも視聴者にそれと分かるほどの嫌悪は示していませんでした。
 結局のところ王留美とは、権利は好き放題に行使しておきながら義務は決して果たそうとせず、世界中に迷惑をバラ撒いておきながら自分は変革後の世界で幸福に生きるつもりでいて、しかもそんな自分を正当化した挙げ句に全ての責任を実の兄になすりつけるキング・オブ・カス女だったということです。

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「やっぱりアンタ馬鹿よ。私、アンタが大嫌い」

 ビッチと同じ意見なのは甚だ不愉快ではあるものの、心の底から同意する。


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 紅龍兄ちゃんがアホ妹をかばって撃たれて死にました。第一期の第十三話で見せつけた超人的な体技はどこへ逝ってしまったんだ。や、キャラの在庫処分で生命のバーゲンセール叩き売りワゴンの中に紅龍も放り込まれていきなり凡人以下の能力に落とされたせいだということは分かっていますがどうにも納得のいかない展開だったのでつい突っ込んでしまいました。
 なおリジェネは別に留美に情が移っていたわけではなくて単純にリボンズに反旗を翻したかったら留美と手を組んだだけでした。俺の予想は大ハズレ。もっともどちらにせよイノベーターの個々に多様性があることに変わりはないので、そのあたりの設定はオッケーだと思います。
 その後、刹那はダブルオーライザーから降りて単独で指定ポイントへ赴いて留美からヴェーダの所在についての情報を託されて帰ってみたらミスターブシドー……いや、もはや身分を偽る必要もなくなって仮面を脱ぎ捨てたグラハム・エーカーが待ちかまえていました。

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 ここにミスターブシドーではなくてイノベーターを派遣していたら労せずしてダブルオーライザーを奪取できていたはずなのに。ホント万能には程遠いなリボンズ。そんなこんなで刹那はグラハムと決闘することになりました。

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 腹の底から「ザマミロ&スカッとサワヤカ」の笑いが出てしょうがねーぜッ!
 というわけで王留美がビッチの手で木っ端微塵に果てました。かつての飼い犬に噛まれて死んだのだからカス女にはお似合いの末路です。
 そこでビッチ(最期だけど名前で呼んでやらない)は悦に入って調子に乗ってイノベーターへの反逆を思わず口に出し、黒ハロを介して声を送るリボンズに死刑宣告を下されました。執行者はルイスです。刹那も沙慈もルイスに手を汚させまいとして制止しますがルイスの耳には届きません。それ以前に通信機能が通じなさそうですし。

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「いいか……沙慈……これはヤツとあたしひとりの問題だ。
 『復讐』なんかをして失った両親が戻るわけではないと知ったフウな事を言う者もいるだろう。許す事が大切なんだという者もいる。
 だが! 自分の肉親をケシズミに変えられてその事を無理矢理忘れて生活するなんて人生はあたしはまっぴらごめんだし……あたしはその覚悟をして来た!
 『復讐』とは自分の運命への決着をつけるためにあるッ!」


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「いやルイスはエルメェスの兄貴ほど男性ホルモン過多ってわけじゃないからそんな雄々しいセリフは似合わないよ」

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 今回は仁義なき女たちの顔芸大会が開催されています。

 それはそれとしてビッチはストーリー的に納得のいく死に方を迎えました。個人的にはもっと不条理で悪意に満ちた殺され方のほうがよかった気がします。ビッチはトランザムの不思議ワールドに取り込まれて今まで殺してきた人たちの憎悪の牙に全身を喰らい尽くされるイメージを見せつけられて想像を絶する苦痛を味わわされてついに発狂してアロウズの大艦隊の旗艦に兄貴の仇のサーシェスがいると思い込んで特攻してズタボロにされて死ぬ間際に正気に戻って穏やかな顔で刹那の名前を呟いて爆死して、一部始終を見ていた刹那に「世界の汚れが一つ消えたか」くらいのことを言われて終わるくらいがふさわしい。
 あと何か知りませんがスローネドライは粉々にされたのに黒ハロはぶじでした。どんだけ頑丈なんだ。それより精神崩壊を起こしたルイスの安否が気遣われます。
 締めは三週連続のスーパー全裸タイム。

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「ト裸ンザム」
「ト裸ンザム」




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