保険 アリコ Moon of Samurai バカ漫画レビュー『斬』

バカ漫画レビュー『斬』十八太刀「はじまり」 

 よっしゃあああッッ THE ENDォオ!!

 はい、このたびようやく『斬』が打ち切られました。まぁ第一話が掲載された時点で打ち切り候補の最右翼に位置し続けていたことを考慮に入れれば、十八話も連載できたのは善戦したと言えるでしょう。解りやすく数値化すれば1,8キユ
 それでは最後のレビューを始めます。

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 ファミコンの『スパルタンX』で二十四周すればシルビアが襲って来るという『ファミコンロッキー』の有名なガセビアが元ネタなのでしょう。こんなマニアックなパロディを見せられて誰が喜ぶって言うんだ! あ、俺か
 さて『太臓もて王サーガ』がレトロゲームをネタにすれば『テニスの王子様』は負けじと往年のジャンプ漫画をパクりました

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 千日颮鏡……
 この技の要諦は集中力・反射神経を極限までとぎすまし、相手の動作を寸分たがわず一瞬にして模倣することにある。
 その修行法は数あるが(ry


 というわけで桃城は相手のサーブでラケットを二つに折って空中にブン投げて勝利。覇極流超奥義・宇呂惔瀦(うろやけぬま)!
 宇呂惔瀦……!!
 ウロヤケヌマ……!
 マ・ヌ・ケ・ヤ・ロ・ウ……!
 マヌケ野郎だと――っ!?


 えーと、有終の美を飾るべきなのに他のネタ漫画に眼を奪われてしまってすいません。究極レベルに内容の薄い最終回だったのでつい。
 さて、気を取り直して真面目にレビューします。親切なことに一ページ費やして斬の限界が近いこと、そして左目が見えないことを解説してくれます。最終回だというのに悠長なことです。ヒソカに見せたら「容量(メモリー)のムダ使い」と笑われることでしょう。
 すぎたんに伏線を消化するつもりがまるでないことを思い知らされ、戦慄を覚えながらページを捲ると最後の扉絵。

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 すぎたんはとうとう最終回に至っても右と左の区別が付かなかったんだね。
 さてすっかり解説役に納まった貫木の所にハァハァ(;´Д`)ハァハァ言いながら月島さんと刺々森が駆け寄って来ます。

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 左足の傷は重いのか軽いのかはっきりしてください。
 刺々森は貫木に褒められて挙動不審者のように驚きながら「な、仲間……だからな……」とデレモード発動。ここに来て新しいツンデレヒロインを投入するすぎたんの深慮遠謀は量り難いものがあります。
 一方、元祖にして本家でありこの先三十年は他の追随を許しそうにない至高のイカレヒロインはここを先途と斬を心配し、自分こそが真のヒロインだと読者にアピールします。もちろんこれまでの行状が行状なので無駄な努力に終わりました。変身(笑)した斬は聞く耳を持ちません。
「月島……
 ……これは真剣勝負だ……
 武士として、ここで決着をつけず相手に背を向けるワケにはいかない……」

 月島さんを圧倒していた花咲さんは先週、決着をつけず相手に背を向けましたが。斬の現代だと武士道は口先三寸でどうとでも解釈できそうです。
 そして、最後の勝負。
 肝心の剣劇シーンは討条がセリフで解説してくれました。
「フッ。よく考えたものだな……
 刀と鞘の二刀流……か。
 その左目の状態では居合い返しの二撃目……
 左方向からの切り返しを防ぐのは不可能だ。
 それにリーチの差で俺が先手になるのは必然。
 そこをくつがえすのはかなり難しい。
 そこで。
 お前は俺の一撃目を左手の鞘でガードし弾かせおとりにし、居合い返し唯一のスキ「切り返し」の際に体勢を崩されていない右手の研無刀で居合い返しの二撃目をくらう前に攻撃をしかけてきたというワケか……
 キサマの武士道……
 その剣でしかと見せてもらった」

 口から血を吐くほどに内臓を痛めておきながらこれだけ喋れる討条はやはり並の手練じゃない生半可な手練でもない
 しかし斬はさすがに主人公、討条の斜め上を行ってくれました。

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 右手に研無刀、左手に鞘の二刀流で勝利をもぎ取った斬はダメージの蓄積でついに倒れます。

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 気を失う前に刀と鞘を持ち替えて。
 月島さんたち三人が斬の側に駆け寄って名前を連呼しますが、これだけ余裕があるんだから心配しなくてもいいと思います。
 そして一ヵ月後。

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 壊原が再登場しているのはいいのですが、金蔵坊ちゃんがどこにも見当たりません。討条よ、お前の武士道は一月やそこらで変節できるほどに軽い代物だったのか!? ……だったんだろうなぁ、すぎたんが生んだキャラだから。
 一方、無双高校の屋上では貫木と刺々森がダベっていたところに月島さんが乱入。委員長体質を発揮して刺々森からタバコを取り上げ、校門の所に斬が登校してきたのを見つけました。

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 “俺たちの戦いはこれからだ!!”と基本的に同じノリで『斬』は幕を下ろしました。ちゃんちゃん。


   おまけ・登場人物の戦闘力比較

 ミスター絶山サタン<<<(越えられない壁)<<<赤井<<<金蔵坊ちゃん<<<月島さん<<<牛尾<<<木下<<<壊原<<<貫木<<<刺々森<<<花咲さん<<<討条<<<斬<<<ハチ





バカ漫画レビュー『斬』十七太刀「武士」 

 今週の『テニスの王子様』。大阪代表のホモ漫才コンビに苦戦する青学ダブルスが取った対抗策とは!

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 ホントに何なんだ……。
 この漫画では空気よりも軽いヘリウム的存在としていつもは成層圏を漂っている審判も思わず突っ込みますが無茶苦茶な理屈で流されます。

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 規則に書いてなけりゃ何をやってもいいってノリはよく聞きました。小学生の時分にね。
 マスクを被った理由はポーカーフェイスで何を考えているのかを判らなくするため、らしいのですが視界は狭いわ呼吸は苦しいわで、表情を読まれないことを補って余りあるハンデを背負ってるはずなのですが。まぁいいか、テニプリだし。

 さてそれでは本道たる外道、斬レビューを始めます。
 先週一話分を消費して変身(笑)に成功した斬は仕切り直して討条との第2ラウンド開始。一撃必殺状態と豪語しておきながら実際に一撃で倒せたためしがないのは以前に指摘したのですが、今回もやはり無理でした。”ワンパン”皆無で“ハモリスト”を“満足”させられると思ったら“大間違い”だぜ!? それはさておき斬と討条は刀を打ち合わせてから鍔迫り合いに持ち込み、同時に間合いを取りました。
 斬の体調を心配したヤムチャ一号ヤムチャ二号に相手の身体がまだ動くことを確認してから頼みごとをします。

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 提案そのものは的を得ているし、ベストの判断と言えましょう。しかし「ここは俺に任せて」の部分は削っとけ。わざわざ自分からヤムチャ度を高める必要もないだろ。
 とにかく二号さん(激しく間違った用法)は地下室に向けてダッシュ。討条は刺々森を声で制止しますが斬に邪魔されて動けません。刺々森が去って行くのを手を拱いて見ているだけでした。
 この失態は完全に討条の判断ミスと言えるでしょう。襲撃者が何名いるのかも知らないのに後先考えずに金蔵坊ちゃんを放ったらかして単騎で討って出たせいで、主人を危険に晒す羽目になりました。これで討条が敵を倒すことを無上の喜びとする真剣勝負ジャンキーというなら格好もつくのですが、実際はアホの一つ覚えのように主への忠誠を宣言するのだから弁護の使用がありません。結論。たとえどれほど腕が立とうともアホの意見は受け入れるべきではない。張飛を軍師に任命しようものなら百戦百敗は必至ということです。
 一方、その場に転がっているのに全員から無視されていた絶山がちょっとだけ復活。

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 俺 と し た 事 が !
 何と言うことでしょう。コヤツは先ほどの惨めきわまる敗北を自分の油断のせいだと自惚れ、討条との実力差をいまだに理解できていないようです。絶山……恐ろしい子!(白目を剥いて口元に手を当てながら心の中で叫ぶのがポイント)
 今まで絶山のことを範海王だとばかり思っていましたが、どうやら本当のところはミスターサタンだったようです。絶山だったらセルどころか完全体のブウに敗れても「俺とした事が足が滑って不覚を取ったか……」とか言ってくれそうです。

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 携帯電話デカすぎます。盗聴を防ぐための多機能トランシーバーだったら格好いいのですがミスター絶山サタンなのでそんなことはあるはずもなく、普通に花咲さんに自分を助けに来るように連絡を入れます。花咲さんは刀を納め、月島さんとの勝負はお預けに。
 刺々森は幸運なことに花咲さんと鉢合わせせず、無事に地下室にまで辿りつけました。彼に手を引かれて月島さんはその場を離れました。いくらすぎたんの都合とはいえ、つい数時間前には自分に刀を衝き付けた敵だったんだから少しは疑いましょうね月島さん。
 そして誰からも忘れ去られた金蔵坊ちゃんは壊れました。むーざんむーざん。←半分くらいは討条のせい
 金蔵坊ちゃんの悲劇から我々は一つの格言を思い知らされます。曰く、無能な働き者は銃殺刑に処するしかない@フォン・ゼークト

 スポットライトは再び斬vs討条に当たります。数合の末、斬は再び口から出任せの必殺技を都合よく開眼

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 すぎたんは七歳児なので漢文の授業はまだ受けていないのです。まぁ研無刀のネーミングセンスから判っていたことですけど。
 とにかくヤムチャ一号は「はいった!」と解説してくれました。つまり、はいっていません。

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 って! さっきの“ズドッ”って何だったのさ! さっきの“ズドッ”って!
 変身(笑)した斬の攻撃はミスター絶山サタンのそれと同レベルってことでファイナルアンサー? それはそれとして鞘でガードしたときの音が出ていないと言うのも不思議な話です。
 さておき討条は「フッ……面白い」刺々森と同じ呟きを漏らしながら秘剣・居合い返しを繰り出します。

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 ヤムチャ一号は「か、かわしたぁ!」と解説してくれました。つまり、かわせていません。

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 ねぇレナード、どうして横薙ぎの一閃で負傷したのに斜めに傷が走っているの?
 決まってるじゃないかシャーリーン、斬の現代だからさ。





バカ漫画レビュー『斬』十六太刀「秘剣」 

 今週のジャンプにおける最凶の一コマは『太臓もて王サーガ』からでした。

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 ペンは剣より強しッ!
 ドラゴンころしで脳天カチ割られるよりも強烈な頭痛と吐き気を覚えます。
作者も後悔するくらいなら最初から描かんでください。いやマヂで
 さて元ネタの『To loveる』では正ヒロインがやってくれました。やれ恥じらいが見られないだの胸の大きさが戦力の決定的な差でないことを教えてくれるだの揉まれても表情を変えないマグロ女だの白痴ヒロイン(*´Д`)ハァハァ だのと言いたい放題好き放題されていたわけですが、どうやら彼女の性感帯は先端部分に集中していたようです。

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 矢吹健太朗という名の漫画家がいる。彼を知欠先生の蔑称で呼ぶ人間は、もういない。(『ロードス島戦記』のラストっぽく)
 個人的には乙女たん最強伝説を提唱したいですね。

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 バニーさんはいいねぇ。リリンが産んだ文化の極みだよ。
 え? 『斬』レビューはどうした? いやほら打ち切りが決まったせいか突き抜け具合が足りなくなって意欲があんまり湧かないんですよ。チャンピオンの連載は打ち切りが決まると面白くなるんですがね。
 ぼやいていても仕方がないので始めます。一人で討条に立ち向かおうとする斬に刺々森は「討条さんは生半可な手練じゃねぇ!」生半可な日本語で制止します。しかし手練って表現が好きだねすぎたん。ついでに言えば先週斬り伏せられた絶山が壊原と同じように神隠しにあいました
 斬は一人だけ討条の攻撃が見えたからと調子に乗り、刺々森や貫木の忠告に耳を傾けずに一対一で闘うことを決めます。グラウンドまで移動して数の有利を発揮しようという貫木君の作戦を土足で踏みにじりやがった。
 そんな友達甲斐のない斬はこの勝負に勝って月島さんを助けに行くと心の中で宣言するのですが、本当に月島さんのことが大事なら貫木と刺々森に彼女を救出するように頼め。
 仲間の努力を顧みることなく、見せ場と女は自分が独り占め。ヒーローとしての資格ゼロだね。
 一方、地下室ではようやく月島さんと花咲さんの戦闘が開始していました。金蔵坊ちゃんは隠形の術でも使っているのか姿が見えません。貫木君は金蔵坊ちゃんに弟子入りしろ。

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 刃を立ててガードしろよ月島さん! 相手の足を傷付けないように配慮するだけの余裕があると過信しているのでしょうか。相変わらず腰が砕けそうになる掛け声も大概にしてほしいところです。

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 かわせてません! 一発たりともかわせてません! 見るも無残なサンドバッグ状態です! 生半可な日本語を駆使するキャラがまた一人。
 しかし言語能力は可哀想でも身体能力は折り紙つき。瞬く間に月島さんの背後に回り、掌底の一突きで相手を吐血させます。口から血をはいた所をみると内臓をかなり傷めたな@カーズ様
 そして花咲さんは止めを刺すために背中からウサちゃんマークの刀を抜きます。

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 すぎたんは一体どこまで日本刀を馬鹿にすれば気が済むのでしょうか。そもそも背中に隠していたくせに、今までの大立ち回りでちっとも邪魔になったようには見えなかったんですが。それなんて新井赤空後期型殺人奇剣「薄刃乃太刀」?
 さておき舞台は再びグラウンドへ。斬は討条に対抗するために「変身」(笑)しようとします。いや、まあ、皆さんが何をおっしゃりたいのかはうすうす感づいていますが斬もまた日本語が生半可なので生暖かい目で生殺しにしておきましょう。
 とにかく変身(笑)

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 斬が盛大に屁をこいているようにしか見えない人は勝ち組です。(を
 シカシイッタイドウシタコトカザンハヘンシン(笑)デキナカッタノデアル!(人としての演技力を最大限に発揮しての棒読み)
 というか三太刀で「武士(おとこ)らしく!」と刀を握り締めても変身(笑)は出来なかったんですけど。つい二三日前のことくらい覚えとけ。

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 さておき斬が慌てふためいている隙を突いて討条が先制攻撃を仕掛けますが、さすがに第一波は凌がれます。刺々森君もビックリ。

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 だから討条の太刀はお前だってガードしただろ。しかも防御にはすこぶる不向きな鋭斬刀で。つい二三時間前のことくらい覚えとけ。

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 そんなこんなで討条は斬に居合い抜きで対処することにします。そろそろ雷電というか本部のポジションが板に付きつつある刺々森が解説を始めます。
「俺も討条さんの居合い抜きを見るのは初めてなんだか、相手がかなりの手練じゃないと使わないと聞いた事がある」
 先週使ったのを見てたじゃん。あ、見えなかったのか。
 まぁそれはそれとして「雑魚が」の一言で斬って捨てられた範海王に使ってたし。しかしホントに手練って表現が好きだねすぎたん。
 刺々森の解説、続く。
「……そして討条さんが居合いを使ったが最後、どんな手練だろうと生きて帰った奴はいないっていう話だ」
 しかしホントにホントに手練って表現が好きだねすぎたん。

 あ、斬は討条に斬られました。初太刀は防御したものの、燕返しのパロディ臭い秘剣「居合い返し」に第一ラウンドはKO。どう見ても致命傷なのですが斬の現代なので数秒で傷口がふさがったので問題なし。しかも怪我の功名で変身(笑)できました。

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 でもソレ、読者は最初から気付いてましたから――! 残念!!
 きっと来週は韓国の超有名ゲームのように生首と愛を育むのでしょう。

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 え? 漫画が違う? いいんだよ、そんな細けぇことは。




バカ漫画レビュー『斬』十五太刀「超高速の太刀」 

 えーと、七太刀から伏線が張られていた重要人物の絶山がヘタレ化して討条にボロ負けしました。鎧袖一触とはこのことか。
 しかしどうも最近の『斬』は展開が早いというかテコ入れが多いというか……。そういえば掲載順位もジャガーの前が定位置になりつつありますし。
 こ、これはもしや……。

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 泣くなすぎたん! 満才茂道=藤子不二雄大先生だって最初の連載『四万年漂流』はたった四回で打ち切られたんだから! 悲しみを怒りに変えて、立てよすぎたん! ジーク斬! って打ち切りは決定事項かよ。
 さてエセガッツは斬たち三人には目もくれず、討条と一騎打ちすることにしました。その隙に逃げろよ斬。
 一方、地下室では斬の現代を代表する二大イカレヒロインが口論しています。

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 月島さんは自分を清廉潔白まっさらで一点のやましいところもないと信じきっています。すでに夜神月の境地に達しているっぽい。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者がこの女に石を投げなさい」とイエスが言ったら一ミクロンの躊躇を見せることもなくマグダラのマリアを打ち殺しそうで怖い。
 もちろん花咲さんは聞く耳を持たず、あまつさえ形勢が不利になって泣き出した金蔵坊ちゃんを爆笑します。普通にヒデェ。そして死刑宣告。

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 萌えないヒロインに意味はあるんでしょうか?
 それに対して月島さんは戦意喪失した金蔵坊ちゃんの刀を拾い、花咲さんに対抗します。左太腿の負傷はまだ癒えていませんが「ハンデよ」やっぱり彼我の力関係が解っていない放言をかましていつもの決めゼリフ。

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 って、アレ? 月島さん、アナタは今まで「女だって武士を名乗る資格があることを証明してみせる」って言ってたはずでしょ? 一度も証明できたためしがないのはご愛嬌として、それがいつの間に武士にランクアップ?
 ドサクサに紛れて自分の立場を向上させる余裕があるならたまには自力で真剣勝負に勝利してみてください。

 所変わってグラウンドでは討条と絶山の戦いの火蓋が切って落とされようとしていました。貫木と刺々森は状況が少しはマシになったと一息つきますが斬だけは気を緩めません。
(マシかもしれない……
 けどどちらか勝った方……強い方と僕たちは闘わなきゃいけないんだ……)

 マシになるに決まってるだろ。
敵が二人から一人になるだけで圧倒的に有利になるし、生き残った方も少しは手傷を負うだろうからぐっと楽になるはずです。斬は冷静ぶって最近ただの取り巻きに堕しつつある貫木&刺々森とは違うのだとアピールしたいのでしょうが、はっきり言って逆効果。脳にシワなど一本もないつるつる美肌だと暴露しただけです。
 それはさておき、ついに戦闘開始。

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 ば、馬鹿な! 奴の腕が何本にも見える。
 しかし……いや、やはりそうだ! そうに違いない! 奴の正体は!!

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 今回のテニプリは木多康昭先生の生霊が憑依していると言われても俺は信じます。
 さて奈良幕張の正体はIQ200の天才中年でした。
「堪忍してぇな。ジャイロ回転しとるやんか。
 この打球はバックスピンの上向きのマグナス力と進行方向に対して45度の入射角での回転軸を持つ力との融合と言えるやろ――……
 回転する事によりこの打球は空気抵抗をほとんど受けないと言ってもええわ。
 その分他のストレートの打球よりも0.02秒速く到達する。距離にして81.35064cm――
 これがトルネードストライクの正体やでぇ」

 IQ云々よりもコイツの動体視力と早口言葉の方が凄い。
 テニプリはこの辺にしておいて斬レビューに戻ります。このランバ=ラル、斬レビューの中で斬を忘れた……。

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 千手パンチのときもそうでしたが、この“ズドッ”って効果音はどこから来てるんでしょ。
 ちなみにこの突きを繰り出す直前、絶山は「必殺!」と叫んでいます。それをあっさり避けられて恥ずかしがると思いきや、不敵に笑った上に大言壮語。

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 こいつはくせぇッー! 牛尾以下のにおいがプンプンするぜッ――ッ!!
 こんな噛ませ犬には出会ったことがねえほどになァ――ッ
 展開で噛ませ犬になっただと? ちがうねッ!!
 こいつは生まれついての噛ませ犬だッ!
 討条さん、早えとこ引導を渡しちまいな!


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 渡されました。
 これから絶山君のことを斬の現代の範海王と呼ぶことにします。




バカ漫画レビュー『斬』十四太刀「新勢力」 

 今回の冒頭はちょっと凝って回想シーンから。ギャング団の頭目マフィアのボスにしか見えないオッサンが葉巻を吸いながら斬の現代を根本から揺るがしかねない衝撃の告白を始めます。
「世間での無双高の評判はあまりよろしくない様でな。
 そのために学校を進学高に改革する事に私は決めた。
 今や武士だの何だの刀なんて振り回したところであまり意味をなさん。
 良い大学や企業に入る為に頭脳明晰な人物を育成しなくてはな」

 なんてこったいマリア様がみている! 第一話の名も無き雑魚とか牛尾君とか木下君とか月島さんとか月島さんとかあと月島さんとか
は斬の現代でも評判がよろしくなかったとは!
 ご存知のように、銃刀法が存在しないどころか真剣勝負と宣言すれば相手を斬り殺しても犯罪にならないカオスです。しかし葉巻オヤジによれば、学歴がかなりモノを言う社会でもあります。第一話のモノローグでは悪人退治も法律で認められているらしいので、これまでの情報を総合すると斬の現代は公権力がとてつもなく微弱な社会なのでしょう。腕に覚えのある者たちに悪人退治をやってもらわなければならないほどに警察は頼りにならないわけです。無双校の学生のみならず普通の高校生やサラリーマン、芸能人も刀を差しているのですが、これはきっと真剣勝負のためというよりも護身用として身に付けているものと推測されます。
 というわけで校長か理事長らしき葉巻オヤジは斬の現代のニーズに合わせた改革をした方が新入生は増えると思います。例えばガードマンやSPや賞金稼ぎや傭兵を育成する専門学校にするとか、卒業生や在校生を囲い込んで民間警備会社を立ち上げるとか。
 しかし葉巻オヤジは対症療法しか頭に無いらしくエセガッツたちに命令します。

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 なんか鬼とかがいる点については目を瞑っておくとして、葉巻オヤジ。目的のためとはいえ、手段がおかしい。学校に都合の悪い生徒を片っ端から無礼打ちにしていることが外部に知られたら誰も入学してこなくなるのでは? そもそも“刀なんて振り回したところであまり意味をなさん”現状に対処するために刀を振り回させる時点で支離滅裂です。結局は葉巻オヤジも斬の現代の住人だと判って一安心。

 さて時間軸は前回のラストに戻り、エセガッツと元メガネっ娘は校舎に入りました。ここで彼女の姓が花咲であることが判明します。金蔵坊ちゃんの取り巻き三人組のような厨臭さを漂わせる姓でないのはポイント高し。珍しい姓だといえば珍しいですが。
 さてエセガッツは花咲さんをボロクソに貶しつつ、一人で金蔵坊ちゃんのいる地下に降りるように命令します。お前の実力は認めているとかいっておだてますがまるで信じられません。エセガッツ本人はどうするのかというと。

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 血痕を辿ると抜かしました。つまり二人で討ち果たすべきターゲットは女一人に任せ、自分は手負いの敵を仕留めるつもりなのです。男の風上どころか風下にも置けんすくたれ者だ。

 一方、グラウンドには斬たち三人が集まっていました。貫木は数の有利を発揮できる広さを求め、グラウンドを戦場に選んだのです。あの血痕は消し忘れたわけではなく討条を誘き寄せるための道しるべだったのです。おお、矛盾が無い! もっとも討条以外の新しい敵まで誘き寄せてしまうので状況は悪化してしまうんですが。(結果論ですけどね)
 ちなみに斬も貫木も刺々森も三対一で討条と戦うことを卑怯とは思っていません。斬が「武士(おとこ)らしく」と念じて一撃必殺状態に入らないのは恥を知っているからなのでしょう。ピンチになったら恥なんぞ一ピコ秒でかなぐり捨てそうですが。
 さて斬は毎度のように敵の強さに恐れをなします。

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(やっぱり相当強いんだ、やっぱり……)
 やっぱりって二度言った。
どもりがひどいのは知っていましたがまさかここまでとは……。吹き抜ける斬新な風にさらわれて冬の日本海に連れ去られそうな気分です。
 そして新旧ツンデレ対決。貫木と刺々森はお互いにツンツンするだけで歩み寄ろうとはせず、口論はヒートアップ。

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 ハダカ野郎って、自覚あったのかよすぎたん!
 あ、二人の間には斬が割って入ったので途端にデレモードに以降。仲直りしましたとさ。
 そしてナイスタイミングとばかりに敵が追いついてきました。

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 また奇天烈な名前のキャラが出てきました。絶山って、背中の武器は破山剣か?
 ちなみに破山剣とは山をも砕くことが出来るが一度しか使えないという玄人好みの扱いにくすぎる武器です。ぶっちゃけ人間爆弾・静かなる中条の刀剣バージョンぶっちゃけすぎだ。
 なお絶山の狙いは斬たちではなく刺々森一人。金蔵坊ちゃんの徒党は皆殺しにすると宣言します。生徒会役員からしてこんななのだから無双校の評判も悪くなるはずだ。
 所変わって地下室では花咲さんが到着していました。例によってプンスカ怒る金蔵坊ちゃんに対して花咲さんは微笑みながら彼の排除を告知します。

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 斬の現代にまともな人間はいないのか……ッ!(いません)
 月島さんはせっかくの救い主を見た目で判断して弱そうだと心配します。相手の強さを正確に見立てることも重要なんですが(自分より強い相手に真剣勝負を挑んだら当然ですがたいてい斬り殺されますから)。よく今まで生き長らえて来られたものだと感心しつつページをめくると金蔵坊ちゃんがエビゾリ大ジャンプで花咲さんに斬りかかりました。

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 どう見ても頚椎がヘシ折れています。目の焦点も合っていません。合掌。
 しかし次のページでは。

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 ほとんどダメージが見受けられません。相変わらず無駄に回復力が高い……と思っていたら月島さんの頬の傷がまた開いていました。せっかくなのでこれまでの経緯を紹介してみます。まず十太刀で斬られたのですが。

 十一太刀↓ではそのまま。
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 十二太刀↓なぜか塞がりました。
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 十三太刀↓でも傷口は見当たりません。
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 それが十四太刀(今週)では再び血を流しているのですからまさにお手上げ状態。Lもシャッポを脱ぎました。

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 我々が判っていることはただ一つ。

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 月島さんに続くイカレヒロインがまた一人誕生したことだけです。

 さてグラウンドでは絶山に退治する刺々森が
(篭手がないんじゃまともに闘える気がしねぇ!)
ヤムチャ化絶賛進行中。危ういところを貫木に助けられ、その場の勢いで斬たちは執行部を敵に回すことになります。
 そして真打ちの討条が姿を現し、三対二と数ではいまだ優勢ながら挟み撃ちの構図に追い込まれました。グラウンドの広さを活かして分散しろよ。




少年ジャンプ ワールドトリガー 斉木楠雄のψ難 ハヤテのごとく! 銀の匙
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